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【初心者向け】ハードウェアの構成・種類・具体例を解説!

更新: 2021.06.21

ハードウェアとは?パソコンの概要やソフトウェアとの違いも解説」では、ハードウェアとは何かという概要を解説しました。

ハードウェア=パソコン本体のことだと捉えている人も多いですが、ざっくり言うと間違いではありません。

しかし、実際はパソコンに付属するキーボードやマウス、ディスプレイなどもハードウェアに含まれます。

そこで本記事では、ハードウェアの構成について解説します。

また、実際に搭載されているハードウェアの種類や具体例も解説しますので、構成や種類を覚えながらパソコンにおけるハードウェアの役割をより理解できるでしょう。

パソコンのハードウェアの5つの構成

パソコンは以下の5つのハードウェアから構成されています。

  • 中央処理装置(CPU)
  • 主記憶装置
  • 補助記憶装置
  • 入力装置
  • 出力装置

それぞれの機能について紹介します。

中央処理装置(CPU)

中央処理装置(CPU)は、コンピューターの制御や演算処理に用いる装置のことで、プロセッサとも呼ばれます。

例えると、人間の脳でありコンピューターの中枢といえる存在です。

パソコンのユーザーが、ウェブブラウザーや動画編集用のソフトウェアなどを使う際、CPUが起動や処理を担います。

ちなみに、一度に大量のソフトウェアが作動していると、たまに処理速度が遅くなります。

これはCPUの性能によるものであり、高性能なCPUを搭載したり、CPUアクセラレータという機器を追加することで、処理能力を上げられるでしょう。

主記憶装置

主記憶装置は、主メモリやメインメモリと呼ばれる装置です。

CPUと補助記憶装置の中間に位置し、データの受け渡しを行います。例えると、机や作業デスクに該当します。

机が広ければ広いほど、本を広げたり道具を置けますから、仕事や勉強が捗るでしょう。

これと同じように、主記憶装置の容量が大きいほど一度に大量のデータを処理できるため、パソコンの性能が向上します。

補助記憶装置

補助記憶装置は、ハードディスクやリムーバブルディスクに該当する装置です。

補助記憶装置を用いることで、パソコンの記憶容量を増やし、より多くのデータを保存できます。例えると、本棚といったところでしょう。

代表的な補助記憶装置は、HDD、SSD、USBメモリ、フロッピーディスクなどです。種類によって記憶容量や読み書きのスピードが異なります。

入力装置

入力装置は、コンピューターの外部からデータを取り込む際に用いる装置で、本体に指令や動作を与えます。

例えば、ローマ字や数字、記号などの文字を入力するキーボード、画面上のポインターを動かして決定や判断を下すマウスやタッチパネルなどが代表的です。

出力装置

出力装置は、コンピューターの内部で処理されたデータを、人間に認識できる形で外部に送り出す装置のことです。

例えば、

  • キーボードで入力した文字やパソコンに取り込んだデータを表示するディスプレイ
  • 文書や写真を紙に出力するプリンター
  • 音源を出力するスピーカーやイヤホン

などが代表的です。

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おもなハードウェアの種類と具体例

おもなハードウェアの種類と具体例は以下の通りです。

  • CPU
  • メモリ
  • マザーボード
  • HDD・SSD
  • ディスプレイ
  • プリンター
  • マウス
  • キーボード

CPU

CPU(Central Processing Unit)は、前述した中央処理装置のことで、人間の脳に相当する機器です。

主に演算処理や制御を担当し、まさにコンピューターの中枢を担っています。CPUの性能がよければ演算・制御の処理能力は高く、値段も跳ね上がります。

ちなみに、CPUを製造する代表的なメーカーは、「Core」シリーズのIntelや「Ryzen」シリーズのAMDなどです。

メモリ

メモリは、パソコンの主記憶装置に該当する機器です。メモリを大きく分けると、RAM(Random Access Memory)とROM(Read Only Memory)の2種類に分類できます。

RAMは読み書きの両方に対応し、パソコンの電源を落とすとデータは失われます。ROMは読み出し専用で、電源を落としてもデータは失われません。

マザーボード

マザーボードは電子回路基板のことで、パソコンのベースとなる基盤です。メインボードやシステムボード、またはMBと略称で呼ぶこともあります。

CPU、主メモリ、バッテリーなどの主要な装置は、マザーボードに装着されています。

したがって、パソコンの性能はマザーボードによって左右されるといっても過言ではありません。

ちなみに、自作でパソコンを作る際は、マザーボードに必要な部品を組み合わせることで機能を追加できます。

HDD・SSD

ハードディスクドライブ(HDD)は、パソコンの補助記憶装置の1つです。パソコンで作成した文書や画像、インストールしたソフトウェアのデータなどはHDDに保存されます。

記憶容量が大きいため、高画質の写真や動画などのサイズの大きいデータを保存するのに便利です。

ソリッドステートドライブ(SSD)も同じく、パソコンの補助記憶装置の1つで、HDDと役割はあまり変わりません。

違いとしては、HDDよりも読み書きが高速であること、比較すると記憶容量が小さいことなどが挙げられます。HDDと同じ容量の場合、SSDの方が価格が高くなることが多いです。

ディスプレイ

パソコンの出力装置の1つで、コンピューターから出力された文字や数値などの情報を表示するのに用いるモニターのことです。

ノートパソコンは本体にディスプレイが備わっていますが、デスクトップパソコンの場合は、別途用意しなければなりません。

各メーカーによって、解像度や用途が異なるさまざまなディスプレイがあります。

また、複数人が画面を閲覧する場合は、プロジェクターをディスプレイの代用として用いることもあります。

プリンター

パソコンの出力装置の1つで、コンピューターからの文字や画像などの情報を紙に印字して出力する機器です。

プリンターにはさまざまな種類がありますが、印字して出力するだけでなく、書類や写真を複写するコピー機能や、電気信号に変えて情報を相手に転送するファクシミリ(FAX)機能などが付属した複合機タイプが主流です。

最近では、3次元の物体を出力できる3Dプリンターも登場しています。

マウス

パソコンの入力装置の1つで、モニターに表示されるマウスポイントを操作するのに用いる機器です。

マウスという名前は、その名の通り形がネズミに似ていることから名付けられました。

パソコンに直接接続して使う有線タイプや、無線によるワイヤレスマウスなど、種類はさまざまです。

最近では、Bluetoothに接続して使うタイプや、指だけで操作できるトラックボールなども登場しています。

キーボード

パソコンの入力装置の1つで、コンピューターに文字や数値を入力するのに用いる機器です。

ノートパソコンは本体と一体化していますが、デスクトップパソコンや2in1パソコンなどは必要に応じて用意する必要があります。

また、キーボードのサイズや形状、キー配列などは各メーカーでさまざまです。

パソコンの仕組みがわかるとITリテラシーの向上につながる

パソコンにおける、ハードウェアの構成や主な種類について解説しました。

ベースとなるハードウェアについて理解を深めると、IT知識を学ぶベースを作れます。また、ソフトウェアとハードウェアの混同もなくなります。

ベースとなる知識があるとITリテラシーの効率的な向上につながりますので、ハードウェアとは何かをしっかり理解しておきましょう。

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この記事を書いた人

ダイスケ@
元ITエンジニアの会社員です。得意ジャンルは、ビジネス, スポーツ, エンタメ系。個人ブログでSEOライティングも行っています。

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