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あなたは、ゲーム開発エンジンのUnity5を使ったことはありますか?
気にはなっていたけど、まだ使ったことがないというあなたにUnityの最新バージョン「Unity5」の基本的な知識とインストール方法や使い方、これまでのUnityと何が違うのかについておすすめサイトを紹介しながら解説していきます。
この記事の目次
1.はじめに
Unity5入門の際に使えるおすすめのサイトや書籍を紹介してきます。その前に簡単にUnityについて説明します。
1-1.Unityとは?
出典:GigaziNE
Unityは簡単に3Dゲームやアプリを作成することができる、ゲームの統合開発環境です。
本来ゲーム制作には非常に高度なプログラミング知識をはじめ、キャラクターの動きを制御する機能、数学や物理学などの様々な分野の専門的知識が必要になります。
ゲーム制作の際、ゲームエンジンを使うことで開発を効率化することができます。
ゲームエンジンの一つであるUnityには、ゲーム制作に役立つ様々な機能が実装されています。
専門知識や高度なプログラミング技術が無くとも、ゲーム開発をスタートできる環境が整っています。
1-2.Unityでのプログラミングを知ろう
実を言うと、Unityではプログラミングをしなくても簡単なゲームならすぐに作成することが可能です。
Unityは充実したコンポーネントを提供して、自分でプログラムを書かなくていいようにしているからです。
1-3.ゲームエンジンとは
例えば何かゲームを作る時、「重力」や「反射」、「光」などを0からプログラミングするのは手間がかかり、効率が悪いです。
さらにこれらのプログラミングはとても高度な数的処理が必要とされます。
そのような処理を自動で行ってくれるツールがあれば楽ですよね。
これらの処理を自動化し、開発者がゲームのオリジナルな部分に注力できるようにしたものが「ゲームエンジン」です。
Unity5の他にもUnrealEngine4など多くのゲームエンジンがあります。
1-4.コンポーネントとは
コンポーネントとは、特定の機能を持ち、単体で完結するプログラミング部品です。他のプログラムから呼び出されたり、連結されたりして使用されます。
例えば、Unityでゲーム内に坂を作ります。そこにボールを置きます。そして簡単なコンポーネントの設定をすれば、ボールは坂の上を転がっていくようにすることができます。
本来ならプログラミングで物理演算をしなければいけないところを、Unityではプログラミングなしで簡単に設定することができるのです。
では、どういった時にプログラミングが必要となってくるのでしょうか。
それは、「ある事象が発生したらこの処理をする」といった動きを追加する時です。
具体的には、以下のような時に必要となってきます。
- ・スペースキーを押したらジャンプする
- ・敵にぶつかったらHP(体力)が減る
- ・HPが全てなくなったらゲームオーバーにする
このように、部分的にプログラミングをしていくイメージとなります。
ゲームエンジンであるUnityの機能を活用していくことで、複雑なプログラムを記述することなくゲームを作ることが可能となっています。
1-5.スクリプト言語について
UnityではC#, JavaScript(型付)を使用することが出来ます。
C#(シーシャープ)
Microsoft社がJavaなどをベースに独自に開発した言語です。
非常に洗練された言語で、初心者の方でも比較的簡単に取り組めるものとなっています。Unityで1番使用されている言語であり、Unity使用者の8割がC#を使っているとも言われています。
▼ゲーム制作に興味があるものの、プログラミングスキルに不安がある方におすすめの書籍です!
Unity開発を通じ、C#でのプログラミングを基礎から体系的に学べる一冊です。C#はUnityエンジニアにとって必須のスキルです。Unityを本格的に使いこなしたい方にとっては、必携の書籍です。
JavaScript
出典:udemy
Javaと名前が似ているのですが、それとは異なる言語です。
JavaScriptはブラウザに組み込まれている唯一のプログラミング言語であり、動的なサイトを構築することができます。
ただし、ブラウザなどに用意されているJavaScriptの文法とUnityで使用するJavaScriptの文法は微妙に異なっています。このことから、Unityで使用するJavaScriptはUnityScriptという別名でも呼ばれています。
1-6.Unityをインストールしよう
Unityのインストールを分かりやすく解説しています。簡単な操作も覚えられるのでこちらのサイトを参考にしましょう。

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2.Unityの基本操作を覚えよう
Unityの基本操作を覚えるのに、最適なウェブサイトをご紹介します。
2-1.TECH::NOTE
対象:Unityをインストールしたばかりの方
目的:簡単な操作を理解する
上記と同じ記事です。簡単な操作や画面の見方についても書いてあるのでゲームを作り始める前に一度目を通しておきましょう。
2-2.Unityマニュアル(公式)
対象:初心者
目的:最新のデータを得る
Unityの公式サイトです。さまざまなサービスの使用方法を学べるように構成されています。必要に応じて、最初から最後までじっくり読んだり、リファレンスとして使用することができ、常に最新の情報を提供しているので困ったら公式サイトを見るようにしましょう。
3.Unityの使い方おすすめサイト5選
では早速Unityの使い方が載っているおすすめサイトを厳選して5つ紹介します。
3-1.ドットインストール
出典: ITまとめ盛りだくさん
対象:入門
目的:Unityの使い方を覚える
作るもの:ボールゲーム
プログラミングレッスンの人気サイト「ドットインストール」のチュートリアルです。3分動画で分かりやすく必要な知識や使い方が解説されています。
1本の動画が長くても3分台で作られているで飽きずに続けることができます。動画学習サービスは他にもたくさんありますが、このドットインストールでは1本の動画が長くても3分台で作られているので、途中で飽きずに進めることができます。
また、更新も頻繁に行われるので常に新しい技術に触れることができます。実際にプロダクトを作りながらUnityの使い方を覚えるには最適です。Unity初心者の方はまずこちらから始めてみましょう。
3-2.Unity入門OpenBook
対象:初心者
目的:ゲームの基礎を学ぶ
作るもの:ブロック崩し、立体迷路
Unityでゲームを作成しているエンジニアの方々がまとめた、入門サイトです。
ブロック崩しゲームの開発を通じ、Unityによるゲーム開発の基礎を身に付けられます。
プログラミング知識があると分かりやすいです。画像とテキストで操作の手順が分かりやすく解説されています。
3-3.はじめてのUnity
対象:初心者〜中級者
目的: Unityの使い方を覚える
作るもの:シューティングゲーム
はじめてのUnityとなっていますが、レベルはやや高めです。特に2Dシューティングのチュートリアルはかなり濃い内容となっており、これを完成させればUnityに関する知識は一通りついたと言えるでしょう。
3-4.Unity3D で FPS 作ってみるチュートリアル
出典:Unity3D で FPS 作ってみるチュートリアルその1
対象:初心者
目的:ゲームを作る
作るもの:FPSゲーム
Unityを使ってFPSゲームを作ります。いよいよゲームらしくなってくるので楽しみながらゲームを作ることができます。
プレイヤーの視点がゲームに組み込まれるため難しそうなイメージがあるかもしれませんが、実際にはUnityを用いるとすぐに実装することができます。Unityの便利さを改めて実感することができるでしょう。
3-5.[超初心者向け]Unityチュートリアル「はじめてのUnity」のブロック崩しと同等をC#で
対象:初心者
目的:C#でブロック崩しを作る
作るもの:ブロック崩し
ゲームの基礎であるブロック崩しを作ります。「超初心者向け」という題名の通り、とても丁寧に解説してあります。
4.VR開発にチャレンジしてみよう!
Unityの操作になれてきたら、VRアプリケーションの開発にチャレンジしてみましょう!
「VR開発」というと、とても敷居の高いことのように感じるかもしれませんが、Unityがあれば決して難しくはありません。
厳選したチュートリアルサイトを、二つご紹介します。
4-1.VRを始めよう!サンプルアセットと学習用チュートリアル – Unity Blog
VR開発の初心者向けに用意された、Unity公式のチュートリアルです。
チュートリアルに従って開発をすると4つのサンプルゲーム、そしてそれらを選択するメニュー画面までを一通り作成することができます。
解説が充実しているので、サンプルを改変し、オリジナルのゲームを作ることもできるようになるでしょう。
とりあえずVRのサンプルに触れ、開発を始めてみたい方に最適のチュートリアルです。
4-2.【Unity】Google Cardboardで始めるVR開発入門 – おもちゃラボ
Unityを使い、視線の先にキノコを植えるVRアプリケーションを作ってみようという、初心者向けのチュートリアルです。
Google Cardboard向けに解説がされているため、HTC ViveやOculus Riftといった高価なデバイスが無くても気軽に開発をはじめられるでしょう。
開発のはじめの一歩に、ぴったりのサイトです。
4-3.フレームシンセシス VR開発メモ
VR開発の様々なデバイスでのノウハウが詰まったサイトです。
各デバイスごとの設定やコントローラーの値の取得など、実践的な開発を行う際に必要になる情報が網羅されています。
5.その他オススメサイト・ブログ紹介
5-1.C#によるプログラミング入門
対象:初心者〜中級者
目的:C#の基本を学ぶ
Unityのスクリプト言語として多数を占めているC#の基礎を初心者向けに広い範囲で紹介しています。ゲーム開発中にC#がわからくなった時に参照してみるといいでしょう。またUnityに限らずプログラミングの入門としてC#の勉強をする際にも役立つでしょう。
5-2.テラシュールブログ
対象:中級者以上
目的:見識を深める
Unityのやや発展的な使い方を紹介しています。実践的な実装などブログ形式で更新されており、空いた時間に見るなどして定期的に見ることででUnityに関する見識を深めることができます。
5-3.TAKOYAKI (山神廉弥のブログ)
対象:中級者以上
目的:見識を深める
Unityの実践的な使い方をブログ形式で紹介しています。こちらはテックキャンプ プログラミング教養のメンターが書いてるブログです。Unityでできる表現とその表現を作るためのコードが載っています。デザインも綺麗なので是非一度目を通してみましょう。
6.おすすめ書籍
Unity開発の基本を、書籍を通じて学びたい方に向け、入門書を2冊ご紹介します。
対象:入門〜初心者
Unity 5のインターフェースに完全対応し、網羅的に機能が解説されている一冊です。
きれいなレイアウトと分かりやすい解説で、ページに合わせて進めていくだけで、Unityを使ったゲーム作りの基礎を確実に学習することができます。
サンプルゲームのプロジェクト一式をWebからダウンロード可能な点も便利です。
スクリプトは、JavaScriptとC#の二つで書かれています。
対象:入門〜初心者
ソシムから出版されている「Unity5 3D/2Dゲーム開発実践入門」です。Unityの基本的な使い方やプログラミングの基礎を実際にUnityで作業しながら体系的に学べるようにまとめてあるオススメの一冊です。スクリプト言語はC#だけを使っています。
実際の現場やUnityのコミュニティでは上述の通りほとんどがにC#が使われているので、実践的に書かれていますし、チュートリアルの完成度が非常に高いです。
こちらの本では4つのチュートリアルを通してUnityについて学んでいくのですが、ゲーム内容がしっかりしていることはもちろんのこと、用意された3Dモデルや2D絵の完成度が高く、作っていてとても楽しいです。
また、Uinty5以降の新機能の多くが解説されています。
7.まとめ
いかがでしたか?今回ご紹介したサイトや書籍を活用すればUnity初心者は脱したと言えるでしょう。
UnityではVRゲームの対応も進んでいるのでVR開発の入門としてUnityを使うこともおすすめです。間違いなく、今後Unity5を使った開発が求められる機会がたくさん訪れます。
Unity開発者としてのあなたのキャリアに少しでもお役に立ててください。