プログラミングを手軽に学んでみたいと思っていませんか?
プログラミング学習は、環境構築・文法学習・サーバー周りの知識など理解しなければならないことがたくさんあります。
初心者のうちは、まず「プログラミング」とはどういうものかを楽しみながら学ぶことが大切です。また子どもにプログラミングを習わせようと考えている方は、特に「プログラミングの楽しさ」を教えることが大切です。
近年、プログラミングを手軽にスマートフォンで学べるアプリが登場しています。
この記事では、「プログラミングの基礎を学ぶ」「子ども向け」などの観点から、手軽にスマホアプリでプログラミングを学べるサービスを紹介します。
この記事は現役エンジニアによって監修済みです。
この記事の目次
低学年向けアプリ
まずは低学年向けのアプリを紹介します。
プログラミング教育の必修化に向けて、子どもにプログラミングを習わせたいと考えている保護者の方も多いです。ですが、「子どもが本当に興味を持つだろうか」と思うこともあるでしょう。
そこでまずは、スマホにアプリをダウンロードして子どもに遊ばせてみることで、子どもが興味を示すかどうかを知ることができます。
codeSparkアカデミー: キッズコード/ FOOSとcodeSparkアカデミー
codeSparkアカデミーは、4歳から9歳の子どもを対象としたゲームアプリです。言語や文法ではなく、あくまでプログラミング的感覚を養うものなので、小さな子どもでも遊ぶことができます。
フーというゲーム内のキャラクターを、アクションコマンドで動かし、「ドーナツを取る」「階段を登る」などを行い、最終的にゴールまでたどり着ければクリアとなります。
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プログラミングゼミ
プログラミングゼミは、DeNAが開発した小学校低学年向けのプログラミング学習アプリです。
プログラミングゼミは、小学校の1年生から3年生向けに行ったプログラミングの授業を通して生まれた教材。現場の先生や実際に利用した子供たちの意見を取り入れて開発されています。
プログラミングゼミでは、「右を向く」「少し待つ」といった動作を表すブロックを組み合わせることで、行いたい動作をキャラクターに指示します。
このように、コードを書くのではなく、指示内容を表すブロックなど視覚的にものを用いてプログラムを組むことをビジュアルプログラミングと呼びます。プログラミング初心者にとっては英数字のコードではなく、視覚的なプログラミングを通してプログラムの基礎を学ぶことで、プログラミングに対する苦手意識を払拭することができるでしょう。
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高学年&中学生向けアプリ
次にやや難易度の高い、小学校高学年から中学生以上向けのアプリを紹介します。
Swift Playgrounds
Swift Playgroundsは、Appleが開発したプログラミング言語「Swift」を学べるプログラミングアプリです。2017年3月から、日本語版がリリースされました。
基本的なプログラミングの概念を体系的に学ぶことができる内容となっており、キャラクターを動かしながら宝石を集める課題に取り組む。宝石を集めたら次の課題へという具合で進めていくことができます。
小学校高学年から中学生向けとなっており、やや難易度は高いと言えるでしょう。
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- iOS対応
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codebelle
codebelleは、チャット形式で学習を進めるプログラミングアプリです。Swiftが学習できます。
codebelleはチャットで会話を進めるような感覚でスイスイと問題を解いていきます。ひとつのレッスンはおよそ3分で終了するので、空いた時間にサクッと勉強ができます。全くプログラミングについて知らない人でも楽しめるでしょう。
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- iOS対応
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大人(初心者向け)プログラミングアプリ
子どもにプログラミングを習わせる際に、自分もある程度プログラミングを理解しておこうという保護者の方も多いです。全くITやプログラミングのことがわからないという方におすすめのアプリを紹介します。
プログラミング基本中の基本入門 あなたの素質をチェック
そもそも自分はプログラミングに向いているのか、できるのか。そういった部分で迷っている方はこちらのアプリを使ってみることをおすすめします。
「プログラミング基本中の基本入門 あなたの素質をチェック」は、プログラミングの基本的な概念・代入・分岐・ループに関する問題が出されます。
これらの概念はどの言語を学ぶ場合でも必要になるものなので、一度試してみることで、「プログラミングの向き不向き」を知ることができるでしょう。
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Progate -楽しく学べるプログラミング学習アプリ
プログラミング学習サービス「Progate」のスマホアプリもリリースされています。
スマホアプリ版もWEB版と同様に可愛らしいキャラクターとの会話形式で学習が進められますので、初心者にとってわかりやすい内容になっています。学習を進めていくに連れレベルが上がっていくので、育成ゲームの感覚で学習を進めていくことができます。
Progateアプリではスライドで文法を理解して、演習画面で実際にコードを書いていきます。実際に文字を打つのではなく、選択式のコーディングを行っていくため、タイプミスなども気にせず、文法の本質的な理解を深めていくことができます。
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この記事では、主にスマートフォンを使って学習できるアプリを紹介しました。
子ども向けプログラミングサービスは他にも、PCやタブレットを使って学習できるものが多くあります。以下の記事では、楽しくプログラミングを学ぶことができるサービスについて解説しています。
関連記事:テクノロジア魔法学校無料体験版をやってみた!子どもが夢中でプログラミングが学習できる魅力とは
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プログラミングをアプリで学ぶメリット
プログラミングをアプリで学ぶメリットを解説します。
学習のハードルが下がる
アプリで学習することで、学習のハードルは大幅に下がります。
特にPCで学習するより、心理的なハードルが低いです。スマホアプリであれば、PCを立ち上げたり、テキストエディタを開く必要もありません。スマホゲームをする感覚で、アプリを開いて学習を始めることができます。
特に子どもの場合、飽きやすく集中力を維持するのも難しいため、遊び感覚で学習できる点は魅力的です。
PCの学習は、やる気が出ない日など億劫に感じるかもしれません。今日はやめておこう…という日が続いて、いつしか勉強そのものをやめてしまうのは非常にもったいないことです。
スマホアプリは肩肘張らず、遊び感覚で学習ができるメリットがあります。
いつでもスキマ時間に学べる
アプリはスキマ時間で学習できるというメリットもあります。
学校までの通学時間、会社までの通勤時間など、目的もなくスマホを見続けている方も多いのではないでしょうか。息抜きやリフレッシュとして適度にスマホを見るくらいであれば問題ありませんが、それが長時間になってしまっては時間の浪費になります。
アプリでプログラミングを学べば、その時間を学習時間にあてることができます。
短い時間かもしれませんが、積み重ねることで「プログラミング的思考」や「文法の知識」が自然と身につくでしょう。
小さな子どもでもわかりやすい
アプリは、可愛いイラストやゲーム形式で学習が進められるため、小さな子どもでもわかりやすいです。
プログラミングの概念や専門用語もわかりやすく解説してくれるので、お子さんが学ぶ時に使うのはもちろん、プログラミングに一切触れたことがない方や保護者の方が、まず始めてみるための手段としても最適です。
プログラミングをアプリで学ぶデメリット
一方、プログラミングをアプリで学ぶことにはデメリットも存在します。
基礎的な部分しか学習できない
アプリでの学習は、プログラミングの基本的な部分しか学ぶことができません。
例えばWEBサービスを作る場合、プログラミング言語の知識はもちろん、サーバーの知識やフレームワーク、WEBの知識など知るべきことは多岐にわたります。
ですがアプリでプログラミングを学ぶ場合、プログラミング言語の文法の「基礎」を学ぶに止まります。そこから先は、自ら環境構築などを行いPCで学習していく必要があります。
簡単すぎる場合がある
プログラミング学習アプリは、「楽しく学ぶこと」に重きを置いています。ゲームやパズルのような感覚で学習を進めていくことが多いため、人によっては「簡単すぎる」と感じることがあるでしょう。
プログラミング学習アプリには、WEBアプリケーションの作成などの技術を学べるものは現状ありません。もし簡単すぎると感じる方がいれば、PCでの学習にシフトしていくと良いでしょう。
アプリに慣れたらPCでプログラミング!
アプリでの学習に慣れ、プログラミングの楽しさや基本文法を学んだら、次はPCで実際にコードを書いてみましょう。
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なぜPCで学ぶべきなのか
アプリで慣れたら、PCでの開発に挑戦して見ましょう。
プログラミング言語の文法を覚えただけでは、プロダクトを作ることはできません。環境構築などを行い、PCのローカル環境で実際に手を動かしていくことで、開発のプロセスを学ぶことができます。
さらにスマホはスペースが少ないため、PCと比較しても学習効率・利便性の面で劣ります。他にも、PCで開発することで、「どこを編集して、どのような動きをしているか」の確認が1画面でできます。
スマホアプリで興味が湧いたらPCでプログラミングをすることをおすすめします。
PCは何を選べば良いのか
プログラミングを学ぶためにPCを買おうと考えている方もいるでしょう。
WindowsかMacかで悩むこともあると思います。
結論からいうと、Mac(Macbook)がおすすめです。
Macは、ハイスペックであると同時に、軽量、薄型でコンパクトです。
プログラミングの学習を始めると、自分のパソコンを持ち歩く機会が増えることもあります。プログラミングのセミナーやインターンに参加することもあるかもしれません。
プログラミングスクールに通う場合、持ち運び可能で高スペックなMacが適しています。
また操作が直感的でわかりやすく、初心者でも簡単に扱うことができます。
何の言語を学ぶべきなのか
次に、学ぶプログラミング言語を選定しましょう。
・Webアプリなどを作る言語
・スマホアプリを作る言語
・ゲームを開発する言語
などプログラミング言語によって、作ることができるものは変わってきます。
まずは自分が作りたいものを決めることが重要です。
作りたいものと言っても難易度の高いものではなく、例えばWEBアプリケーションを作る場合、「掲示板」や「ツイッター」のクローンで構いません。
実際に手を動かしながら作ってみることで、WEBアプリケーションがどのような仕組みで動いているのかを体得することができるでしょう。
プログラミングはどうやって学ぶのか
プログラミングを学ぶ方法は大きく分けてふたつ、「独学」と「スクールに通う」です。
独学で学ぶ
独学で学ぶ場合は、書籍やWEBサービスなどを通してアプリケーションの作成を行っていくことになります。
メリットとしてはかかる費用が少なくて済むことや、自分のペースで学習できることなどが挙げられます。
ですが全くの初心者の場合、懸念点もいくつかあります。
まずはエラーが出た時に、どのように対処すれば良いかわからないということです。周囲に聞ける人がおらず、調べてもわからないという時は、そのさきに進むことができないことも考えられます。
特にプログラミング をする前の段階「環境構築」で挫折してしまう人も多いです。
さらに、自分一人で学んでいくと、やる気がだんだんとなくなってくるかもしれません。モチベーションが低下し、次第にプログラミングの勉強から遠ざかってしまうかもしれません。
スクールに通う
初心者のレベルに合わせたテキストや明確なゴールの元に組まれたカリキュラムなど、すぐに質問できるメンターなど学ぶための環境が整っています。
わからないことがあれば講師(メンター)に質問できる点も、魅力的です。独学では何日もかかって解決しようとしていたエラーの原因を、すぐに突き止めてくれることで、スムーズに学習を進められるでしょう。
一部のスクールではキャリアアドバイザーによる就職サポートが受けられるため、本気でエンジニア転職を目指す人にとっての強い味方となるはずです。
さいごに
子ども&プログラミングの知識が全くない方に向けて、おすすめのプログラミングアプリを紹介しました。
アプリのメリットは子どもも大人も、気軽にゲーム感覚で学習できることです。
プログラミングを始めたばかりの段階で「つまらない」と感じてしまっては学習をやめてしまうかもしれません。ですが、ゲームで遊びながら学習することで「プログラミングは楽しい」と感じることができるでしょう。
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