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ネットいじめ体験アプリ「チャットログ」とは?ネットの言葉による暴力の実態

更新: 2019.07.23

ネットいじめが年々拡大する中、その実態を追体験できる「ネットいじめ体験アプリ」が注目されています。今回は、ネットいじめやLINEいじめの実態とその対策、そしてネットいじめ体験アプリ「チャットログ」を紹介します。

ネットいじめの実態

インターネットは便利な反面、ウェブ上では匿名の相手や知らない相手とのコミュニケーションの機会も多いです。対面ではないため、相手との人間関係や物理的な力関係が軽視されやすく、面白半分でいじめを行う人や、いじめ行為に加勢する人も少なくありません。

そうして問題視されているのが、ネットいじめです。代表的なネットいじめには以下のようなパターンがあります。

SNSいじめ

LINEやtwitter、facebookと行ったSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を悪用。オンラインで相手を無視したり、悪口や誹謗中傷を書きこんだり、相手が拡散されたくない個人情報を無断で公開するのがSNSいじめです。

SNSは一対一の関係に止まらず、顔の見えない不特定多数のユーザーがいじめ行為に加担しやすい構造があります。そのためいじめ被害者にとっては、単に一人からいじめをされるのではなく、たくさんの人から同時に攻撃を受けるような形になります。

被害が深刻化しやすい上、不特定多数に渡った個人情報を回収・削除することが難しく半永久的に個人情報がウェブ上に残ってしまうという問題があります。

なりすまし

SNSやブログなどでいじめのターゲットになりすまし、誹謗中傷や「荒らし」行為を実施。なりすました相手の名誉を毀損。相手の人間関係や社会的信頼を破壊しようとする行為です。

オンラインでのなりすまし行為は、相手の素性が確認できないことから、なりすましの判明に時間がかかります。またなりすまされた当人がインターネットに疎い場合、該当の荒らし行為に気づかないこともあります。

そうしたケースではなりすましが長期化します。

動画サイトへの投稿

本人の個人情報に関する動画や、盗撮映像を無断でYouTubeなどに投稿するものです。またいじめられている最中の映像を投稿。不特定多数のユーザーに、ターゲットの惨めな姿を見せつけようとする目的のものもあります。

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子供のネットいじめは「学校裏サイト」と「LINE」が主流

学校裏サイトとは

学校裏サイトとは、学校公式サイト以外の非公式サイト全般を指します。学校の非公式サイトも、匿名掲示板の特定の学校に関するスレッドまで幅広いサイトが「学校裏サイト」に該当します。

学校裏サイトは度々、子供のネットいじめの温床になっているとして指摘され、2010年(平成22年)時点ですでに全国の約70%の都道府県が、ネットパトロールなどの対策を実施。

文部科学省調査で、最盛期に全国で3万8000件以上存在したとされる学校裏サイトは、2018年6月現在で20941件に減少してます。(参考:学校裏サイトチェッカー

LINEいじめの実態

学校裏サイトが地道なネットパトロールによって、徐々に存在感が薄れる中、教員や保護者の間で問題視されているのが「LINEいじめ」。

LINEで特定の子どもだけグループから外す。特定の子供のLINEの書き込みだけ、グループで無視をする。LINEで、その子が嫌がるような書き込みをしたり、画像を共有する。こうした行為が、主なLINEいじめに該当します。

学校裏サイトは匿名掲示板のスレッドなどの形で展開されるため、書き込みが、教育委員会の大人らの目にも止まりやすいという特徴があります。学校裏サイトを利用したいじめは、陰湿ではあるものの、発覚しやすいものでもあるのです。

一方でLINEいじめは、クローズドなLINEグループの中で、第三者の目に届きづらい形で行われます。そのため保護者や教員が気づかないうちに、LINEいじめがエスカレート。問題が大きくなりやすいという問題があります。

このようなクローズドな場でのいじめ問題を解消するためのアプリも開発されています。「STOPit」というアプリです。

「STOPit」については以下の記事で詳しく紹介します。

参照:アメリカ発のいじめ対策アプリ「STOPit」がSNS社会のいじめ解消に役立つ

大人のネットいじめも存在

ネットいじめは、子どもだけの間で起きていることではありません。

大人の間でも、インターネットを介したいじめは発生しています。

特に若年層にその傾向は強く、アメリカ「ピュー・リサーチ・センター」が2014年に行った調査では、18歳から29歳のネットユーザーの65%が「ネット上でなんらかのいじめを受けたことがある」と回答しています。

大人の40%はインターネット上で何らかのいやがらせを経験

29歳以上のユーザーを含めた調査結果でも、大人の40%はネットで嫌がらせを受けたことがあるということが明らかになっています。

では日本はどうでしょうか。

インターネットリサーチ「簡単アンケート」で全国の30代男女300名を対象に行われたアンケートでは、14%の男性が「ネットいじめを受けたことがある」と回答。女性は3%が「ある」と回答しています。

調査対象を30代に絞っていることから、18歳〜29歳の若年層を含めたアンケートよりもネットいじめを受けたことがある人のパーセンテージはやや低めになっていると考えられます。

法務省の発表では2014年、ネットいじめによる人権侵害は957件発生。前年の671件を大きく上回りました。全国の法務局に届け出ていないケースも含めると、実数はより大きいと考えられます。

日本の大人の間でも、ネットいじめは拡大傾向にあると言えるでしょう。

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いじめ体験アプリ「チャットログ」とは

チャットログは、陰惨なLINEいじめを追体験できるWebサービス。「HonoKa」「レイ」は「あきな」を些細なことから責め立て、「どうするの?」「明奈のせいで、ぅちらまでバカだって思われてるんですけど。」と追い詰めていきます。

最終的に別の友人らもグループに参加。あきなを「さっさと死ねよ」と煽り、あきなは「今からとびます」と自殺します。

チャットログはジョークサイトとしての一面も持ち、最後には「ブラクラ」と呼ばれるホラー演出も行われます。ホラーが苦手な方は、閲覧をお勧めしません。

一方でジョークサイトやブラクラを苦手としない方であれば、現代のリアルなLINEいじめを知ることができるサービスとして閲覧の価値があります。チャットログは優れたいじめ防止啓発サイトと言えるでしょう。

ネットいじめへの対応策

一切反応しない

ネットいじめに遭ったら、一番最初にすべきことは「一切反応しない」ことです。LINEなどのコミュニケーションツールで、友達から外す。通知を切る。フォローを外す。ブロックする。

こうした手段で、自身のソーシャルメディアアカウントやスマートフォン上から相手を削除。誹謗中傷や心ない発言が、自分に届かない環境を作りましょう。

ネットいじめの中でも、最も解決が困難なのは、LINEいじめのようにクローズドな環境で行われるものです。まずはクローズドなネットいじめから自分の身を守りましょう。

あなたにブロックされた人がとる行動は、次のいずれかでしょう。

1.学校裏サイトなど、匿名サイトでいじめを開始する

2.リアルな場でいじめを行う

3.いじめ自体をやめる

「3.いじめ自体をやめる」が一番理想的な形ですが、それ以外の選択肢もクローズドなネットいじめよりも発覚しやすく、いざという時に公的な手段に訴えることもしやすいものです。

ネット相談を利用する

長野県は2010年から2015年までの人口10万人あたりの未成年の自殺率が、平均4.12人。全国で最も高い水準で、未成年の自殺が問題視されています。

これらの問題への対策として、長野県教育委員会が導入したのがLINEを活用したいじめ相談。長野県が2017年9月10~23日にかけて、LINEで中高生のいじめ相談を受け付けたところ、2週間で1579件のアクセスがあり、547件の相談が実際に行われました。

長野県の2016年の電話相談実績は、259件。LINEのいじめ相談は、わずか2週間で前年度実績を大きく上回ったことになります。LINEによるコミュニケーションのハードルの低さが、実証された形になります。

こうしたネット相談は、徐々に広がりを見せています。

「いじめに悩んでいるけれど、家族や周りの人には相談しづらい」という人は、信頼できる第三者に相談することでその後の活路が見えてくることがあります。そうした相談の窓口として、ネット相談を活用してみましょう。

いじめの証拠を残す

ネットいじめの立証や対策、捜査には証拠も大事です。

実際にSNSいじめやなりすましなどが起きていても、後から書きこみが削除されるなどして、証拠が消えてしまうと「具体的にどのようないじめが起きていたのか」を第三者が検証できないからです。

LINEいじめやメールによる誹謗中傷などが起きた場合には、随時ログやスクリーンショットを保存。いじめの証拠を集めて、いざという時に第三者に提出できるように保管しましょう。

まとめ

LINEいじめをはじめとするネットいじめは、学校裏サイト全盛期とは異なり、その発覚のし辛さからより深刻な社会問題になりつつあります。

チャットログはそうした現代のネットいじめを、リアルに体験できるいじめ防止啓発サービスです。

もしネットいじめの被害に遭っている方は、速やかに加害者をブロックするなどして距離を置きつつ、信頼できる第三者に相談。その上で、いじめの証拠をスクリーンショットなどで残しましょう、

 

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この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。

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