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新規事業はなぜ失敗するのか?新規事業の成功確率をあげる方法を大解説!

更新: 2019.07.29

あなたは「新規事業のプロジェクトにアサインされたが成功させられるか不安だ。起業をしたいがどのようにやればいいか分からない」と考えたことはありませんか?
「新規事業」は一見キラキラとしたワードに思えますが、実際は苦難の道です。

今回は、新規事業がなぜ失敗をしてしまうのか。どういった事業の立ち上げ方をすれば成功確率をあげられるか。

成功確率をあげるスキルとはなんなのかを解説します。

新規事業はなぜ失敗するのか

大手企業などでもこぞって新規のビジネス立ち上げを図るようになりました。

ただ、新規事業やスタートアップの成功確率は極めて低く、米国の起業家養成型ベンチャーキャピタル「Yコンビネータ」のポール・グレアム氏によると、スタートアップの93パーセントが失敗するとのことです。

ニーズを汲み取らず発進してしまう

新規事業が失敗する理由には様々ありますが、最終的には「ユーザーや市場のニーズを満たせなかったから」という理由に行き着きます。

一見、「ニーズを満たすなどビジネスの基本ではないか」と思われるかもしれません。しかし、この基本ができずに失敗する新規事業がほとんどなのです。ではなぜそういったことが起こるのでしょうか。

自分ができること視点で起ち上げてしまう

大手企業での新規事業立ち上げを考えてみましょう。大手企業の場合、既存事業があるため、基本的には既存事業の強みやリソースを活かしての事業立案がなされます。

しかし、その場合は「いかにユーザーのニーズに応えるか」ではなく、「いかに強みや社内のリソースを有効活用するか」といった手段と目的の逆転が往々にして発生します。

そうして、自社の強みを十分活かした、けれどユーザーのニーズには応えないサービスができあがります。

失敗が許されない状況自体が失敗の理由となる

大手企業の新規事業が失敗する理由には、組織的風土も大きく影響します。大手企業で新規事業立ち上げを行う場合、既存事業とは切り離された形でプロジェクト的にスタートする場合が多いです。

新規事業のメンバーは周りからすると何をやっているのかが分かりづらく、また、すぐに収益があがるわけではないので、「彼らは一体何をやっているのだ。売上も立てないで」といった雰囲気が醸成されやすいです。

こういった雰囲気のなかでは失敗がしにくく、短期的な収益化が求められるので、失敗と修正の繰り返しを前提として事業拡大を図っていくことが難しいです。

後述しますが、ユーザーのニーズを満たすには、粗削りで良いのでサービスをユーザーに試してもらい、ユーザーからのフィードバックをもとに修正改善をするといった流れを短いスパンで行っていくことが有効です。

大手企業での事業立ち上げはそういった失敗、修正の繰り返しがしにくいと言えます。

新規事業の立ち上げ方

新規事業はユーザーのニーズが重要

何度も述べましたが、サービスはユーザーに求められるかが全てです。ニーズを汲み取れず失敗した代表的な例としてはセグウェイがあげられるでしょう。

セグウェイは、発明家のディーン・ケーメンが発明した電動二輪スクーターです。当初は、ケーメンは「1週間に1万台のペースで売れる」と口にしていましたが、結局発売から5年で累計2.4万台ほどしか販売できませんでした。

これはひとえにニーズがなかったからです。いくら商品が革新的で、高機能なものだとしても、それを実際に求める人がいなければ収益をあげることができないのです。

新規事業はタイミングとスピードが重要

新規事業はタイミングとスピードが肝心となります。米国のスタートアップ企業200社以上の成功と失敗の要因を探った調査では、アイデア、チーム、ビジネスモデル、資金、タイミングといった5つの要素のうち、タイミングが一番影響が大きいといった調査結果が導かれました。

分析結果

・タイミング        42%
・チームの実行力    32%
・アイデア        28%
・ビジネスモデル    24%
・資金            14%

また、事業の立ち上げにおいてはスピードも肝心となります。Paypalの創業者であり、投資家としても絶大な影響力をもつピーター・ティールは「ビジネスモデルは競争を勝ち抜くか、独占するしかビジネスモデルは成立せず、競争は負け犬がするものである」と述べています。

新しい市場を開拓するような新規事業は、いちはやく市場を独占するためのスピード感が必要です。上記を踏まえると、スピード感をもって市場を独占する。

また、タイミングを逃さずにサービスを市場に出すといったことは、新規事業の成功確率を上げる大きな要因となります。

新規事業は試行錯誤が重要

ではどのようにしたらタイミングを逃さずスピード感をもって、そしてユーザーからのニーズがあるような新規事業の立ち上げを行えるのでしょうか。

一言で言うと、スピードのある試行錯誤が必要となります。ユーザーの反応が分かるようなものを実際に提供し、その反応を踏まえて修正し、それを再び試すと言ったことを短いスパンで繰り返す必要があります。

では、その繰り返しはどのように行っていくのが良いのでしょうか。

新規事業の成功にはプロトタイプが必要である

プロトタイプとは

低コストで素早く実際のサービスを提供し、そこから修正点を学んでサービス改善を行う。その一連の流れを高速で繰り返す必要があると前述しました。

その際に、重要な役割を担うのがプロトタイプです。辞書を引くとプロトタイプは

「デモンストレーション目的や新技術・新機構の検証、試験、量産前での問題点の洗い出しのために設計・仮組み・製造された原型機・原型回路・コンピュータプログラムのことを指す。」出典:Wikipedia

とあります。元々は、製品を大量生産する際に必要な試作機のことを指していましたが、いまでは様々な業界で、様々な意味合いで使われています。

なぜプロトタイプが重要なのか

では、なぜプロトタイプが新規事業立ち上げの際に重要なのでしょうか。それは、プロトタイプがユーザーの反応を試すのに一番いいからです。

もちろん、新商品の感想や満足度を得るために、口頭で商品を説明をした上で感想を聞いたり、アンケートをとったりといったことはできます。

しかし、本当のユーザーとしての感想や満足度を得るためには、実際に製品やサービスを体験してもらわないと分かりません。

全ての機能が備わった完成品でじゃなくとも、プロトタイプを用いて、一番提供したい価値を体感してもらうことで、ユーザーは自分自身がそれに対して価値を感じるのか感じないのか判断ができます。

失敗する新規事業はこの行程を飛ばして、いきなり完成品を作ろうとするので、実際にサービスが完成した後に「ユーザーは特に求めていなかった・・・」という、これまでの全ての労力が無駄になるような結果となるのです。

どのようにプロトタイプを作るのか

では、そのプロトタイプはどのように作るのでしょうか。最近だとプロトタイプが簡単に作れるようなサービスも出てきており、そういったサービスを活用することも大いに有効です。

例えば、Prott(https://prottapp.com/ja/ ) などは、無料でかつ簡単にプロトタイプを作り上げることができるのでおすすめです。

しかし、プロトタイプを作るのであればやはり自分自身がプログラミングで実際に作ってしまうのが一番です。

自分自身がプログラミングをすると、製品化する際にプロトタイプを土台にできるため、開発が早い、自分自身が思い描く製品が作れる、顧客のフィードバックを製品に素早く反映できるといったメリットがあります。

ただ、大手企業でプロジェクト的に新規事業がスタートする際は、必ずしもプログラミングができるメンバーがアサインされる訳ではありません。

その際はアサインされたメンバーはプログラミングを学びつつ、プロトタイプが作れるような外部サービスを検討しても良いかもしれません。

新規事業立案の際に必要なスキル

新規事業にオススメのスキル新規事業立案のためにはプログラミングができると良いと述べましたが、新規事業立案の際にはどういったスキルがあれば良いでしょうか。

プログラミングスキル

プログラミングスキルはやはり新規事業を立ち上げる上でとても有用なスキルになります。

いまや、どのような事業においてもWebの活用は必須になっているので、事業内容問わず、プログラミングができれば強い武器となるでしょう。

例えば、Wantedlyの創業者の仲暁子さんは創業前にRuby on Railsを独学で身につけたことで有名です。ま

た、Zaimの創業者は閑歳孝子さんは、自身の仕事をしながらプライベートの時間でプログラミングを学び、その間にZaimの開発を進めたそうです。

創業者や新規事業担当者自身がプログラミングできる利点として、何より大きいのは自分自身が創り出したいサービスや、顧客の要望をすぐさまカタチにできる点でしょう。

前述したように、事業の立案にはスピード感が必要です。高速で事業の立ち上げをするためにも自分自身でプログラミングができることは大きなアドバンテージとなります。

営業力

事業を立ち上げる上では、営業力も欠かせないものとなります。ただし、ここでいう営業力は、何か商品を売り抜ける力というより、顧客から課題やニーズを引き出す力と言えます。

新規事業の立ち上げには、ユーザーのニーズをきちんと汲み取り、商品に生かすことが必要です。

ですので、ユーザーのニーズを正しく把握することや、そもそもユーザーに会いに行ける力が新規事業の立ち上げでは必要となります。

Webマーケティング力

立ち上げる事業やサービスの方向性がある程度固まったあとは、それを世間一般に認知してもらい、使ってもらう必要があります。

その際にはWebマーケティングの知識が最低限必要となります。どういった媒体にどのような広告を出すのか、また、広告を出した結果どのような属性が一番反応をするのか、どういった打ち出しが一番刺さるのかといった情報は、サービスの改善にも役立つ情報です。

Webマーケティングの専任がいるにこしたことはないですが、新規事業の立ち上げやそもそも起業をする場合は、どのような役回りでもこういったスキル知識は最低限持っておくべきでしょう。

失敗してもめげない心

新規事業の立ち上げや起業には、こういった心持ちが一番大事なのかもしれません。失敗する新規事業の特徴で述べましたが、完璧な計画が最初にあり、失敗→改善を前提としてない新規事業は結局ユーザーのニーズを汲み取れず、大失敗に終わります。

まずはプロトタイプでユーザーのニーズを知り、それをサービス改善に活かしていくことが一番の近道なのです。

プロトタイプを提供した時点では完成品でないのでユーザーから酷評されるかもしれません。ただし、それは良いサービスをつくるための必要行程なのだと楽天的に捉えられる力が事業をつくる際には肝心になってくるでしょう。

まとめ

新規事業がなぜ失敗してしまうのか、新規事業の成功確率をあげるには、といった観点で解説をしてきました。

新規事業を成功させるためには、まずは顧客のニーズをきちんと把握することが重要です。

そのためには、プロトタイプを作成し、実際のサービスを体験してもらうことが何よりです。

この記事を踏まえて、机上の空論で終わらず、実際にユーザーに試してもらうことで新規事業や起業の成功確率をあげていただければ幸いです。

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