「仕事を頑張れない」
「上司や周りから仕事を頑張れないのは甘えだと言われる」
このようなお悩みはありませんか?
筆者自身も頑張れないのは「甘え」だと言われ、深刻すぎるほど悩んだ経験があります。
仕事の結果も出せず、上司に注意され、自分が思い描いたように働けずに悩んでしまうことは珍しいことではありません。
今回は、仕事を頑張れない20の原因と15の対策をご紹介して、最後に仕事が頑張れない人でもストレスなく働ける仕事5選をお伝えします。
もし、今「仕事、頑張れていないな…」と思っているなら、この記事を見ることで正しく対処できるようになります。
この記事の目次
仕事を頑張れない20の原因
仕事が頑張れない原因は、大きく分けて以下の3つの問題から起こる可能性が高いです。
- 肉体的な問題
- 精神的な問題
- 周りの環境の問題
このような原因を放っておくと、どんどん追い込まれて心身の健康を損なう可能性もあります。
意欲的に仕事ができないと思ったら、まずは原因を探すところから始めてみましょう。
それでは、それぞれの問題を順に説明していきます。
肉体的な問題
仕事が頑張れない原因の1つ目に、肉体的な問題があげられます。
具体的には以下のような問題があります。
- 仕事量が多く休憩もろくにとれない
- 残業が多く、睡眠時間がとれない
- 職場が遠く通勤だけで疲れる
- ノルマが多すぎるためプレッシャーを感じる
上記のような問題を抱えていると、頑張ろうという気力はあっても、体力的に負担が大きく、すぐに限界がきてしまいます。
仕事量や残業が多いことや通勤時間が長いなど長時間労働や睡眠不足により、疲労は蓄積していきます。
そして、蓄積した疲労はネガティブな気持ちを生み、身体をむしばむように徐々に仕事が頑張れなくなっていきます。
仕事を意欲的に頑張れるのは、健康あってこそだといえます。
睡眠時間を圧迫させている職場環境では、高いパフォーマンスを発揮することは難しいでしょう。
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精神的な問題
仕事が頑張れない原因の2つ目は、精神的な問題です。
具体的には以下のような問題があります。
- 仕事を通して実現したい目標がない
- ミスが起きると「自分が悪い」と自分を責めてしまう
- 仕事が自分に合っていないと感じる
- 同僚と仕事に対する温度差がある
- 新しいことにチャレンジできない
- ルーティンワークが多く飽きている
よくあるシーンとして、以下のようなこともあるのではないでしょうか。
- 同僚は結果を出し続けてモチベーションも高いのに、自分は仕事に対して冷め始めている
- ルーティンワークばかりで、仕事をつまらないと感じる瞬間がほとんど
これらの問題は、自分の精神面が悪化するだけではなく、徐々に周りからの評価も悪くなってしまいます。
でも、精神的な原因があるときこそ「なぜ自分がそう思うようになってしまったのか分からない」と悩む人も多いはずです。
周りの環境に問題
仕事が頑張れない原因の3つ目は、周りの環境があげられます。
周りの環境に影響されてしまい、頑張る意欲を失ってしまうのです。
頑張れなくなる環境として、以下のようなことが考えられます。
- 達成すべき目標がわからない
- 給料が少なくモチベーションを保てない
- いくら仕事を頑張っても評価されない
- 仕事中に暇な時間が多い
- 会社の雰囲気が悪い
- 同僚と話が合わない
- 上司とソリが合わない
- プライベートがうまくいっていない
- ハラスメントを受けている
上記のように、原因は自分の中だけではなく、自身を取り巻く環境の中にもある可能性があります。
むしろ、自分を取り巻く環境に問題があるケースがほとんどかもしれません。
例えば、以下のようなことがある環境は要注意です。
- どんなに頑張っても評価されず、給与アップもできない職場
- 上司のマネジメント不足で、達成すべき目標が分からなくなる
- 上司が仕事の目的を伝えないために、何のための仕事か分からなくなる
- 明確な理由もなく理不尽に怒られる
責任感の強い人は、仕事を頑張れないのは自分が悪いと悩んでしまいがちです。
自責で考えることも重要ですが「頑張る意欲が湧かないのは、本当に自分に問題があるのか?」と冷静に原因をを見定めることが大切です。
仕事を頑張れない人の5つの特徴
日々、様々な問題に直面し続けるとどのようなことが起こってしまうのでしょうか。
ここでは、仕事を頑張れない人に起こりがちな以下5つの特徴を紹介していきます。
- 仕事のやる気が出ない
- 仕事にやりがいを感じない
- 仕事のことを考えると苦痛でつらい
- 無気力で何もしたくない
- 抑うつ状態(適応障害)になっている
もし、一つでも当てはまっていたら、気付いたらもうモチベーションを上げることができなくなるくらい「仕事頑張りたくないな…」と思ってしまう危険があるため、要注意です。
いつも仕事のやる気が出ない
仕事を頑張れない人の1つ目の特徴は「いつも仕事のやる気が出ない」です。
本来であれば、自分の仕事に対して主体的に取り組める状態がいいですよね。
ですが、職場環境や身の回りの環境の原因で心身が疲弊していくと徐々に、仕事へ取り組む気力がなくなってしまいます。
仕事にやりがいを感じない
仕事を頑張れない人の2つ目の特徴は「仕事にやりがいを感じない」です。
毎日同じ作業の繰り返しや自分の仕事がどんな役割を果たしているのか分からない仕事をしているときなどに、やりがいを感じられなくなることがあります。
一般的であれば、1ヶ月のほとんどの時間を使っている仕事でやりがいを感じることができなければ、仕事を頑張れないと思うのは仕方ありません。
仕事のことを考えると苦痛でつらい
仕事を頑張れない人の3つ目の特徴は「仕事のことを考えると苦痛でつらい」です。
例えば、サザエさん症候群とよく言われますが「月曜日からまた仕事をしなければならないという現実に直面して憂鬱になる」などが当てはまるでしょう。
このように感じてしまうのは、職場や仕事そのものに対して嫌だと思う状態になっている場合が多いため、心身の疲弊が懸念されます。
無気力で何もしたくない
仕事を頑張れない人の4つ目の特徴は「無気力で何もしたくない」です。
上記で説明した「仕事のことを考えると苦痛でつらい」と似ているような特徴です。
こちらは、より深刻であるといえます。仕事関係なく全てに対して無気力になってしまっている状態なので、早急に心身の休息が必要といえそうです。
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抑うつ状態(適応障害)になっている
仕事を頑張りたくない人の5つ目の特徴は、「抑うつ状態(適応障害)になっている」です。
現在の社会では、誰もが多くのストレスにさらされていますので、誰もが ”うつ” と無関係とはいえません。しかし、その中でも特に次のような特徴をもつ人はうつ病になりやすいといわれています。
- まじめで仕事熱心
- 完全主義で几帳面
- 仕事や家事を人任せにできない
- 人にどう見られているか非常に気になる
少しでも当てはまる人で、仕事を頑張りたくないなと感じているのであれば一度病院で検査を受けて診断することをオススメします。
仕事を頑張れないのは「甘え」ではない
「みんな頑張っているのに、自分だけ甘えているのかも…」
そう自分を責めながら、誰にも相談できず、ひとりで悩んだことはありませんか?
筆者自身も頑張れないのは「甘え」だと言われ、深刻すぎるほど悩んだ経験があります。
その頃の経験があるからこそ、お伝えできますが、仕事を頑張れないと思っている人は、実は「頑張りすぎている」だけかもしれません。
「頑張っても、結果がなかなか出ない」
「自分の成長を感じられない」
「自分の存在価値を感じられない」
このようなことを思ったことがあり「自分が甘えているからそうなのだ」と考えている人へ。
もし、甘えだと考えているのであれば、それは誤りである可能性が高いです。
周りの影響が大きい
いくら自分が頑張ったとしても、世の中にはどうしようもできないことがあることを知りましょう。
「給料が少なくモチベーションを保てない」
「いくら仕事を頑張っても評価されない」
一般的に会社に勤める人は、自分以外の人から評価をしてもらい、最終的に給与面などで優遇されます。
極端なことを言えばどれだけ頑張ったとしても、その頑張りが相手に伝わらない限り評価されることはありません。
もし、頑張りを伝えたい相手が、あまり優秀な方ではなかったり、公正に評価してくれない人だった場合、頑張りを十分に評価できる周辺の環境ではないと言えます。
そのため、あなたが評価されない理由もあなたの「甘え」ではなく、「周りの環境が原因」である可能性の方が高いでしょう。
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仕事が頑張れないときの15の対策方法
様々な対策方法をご紹介しますので、是非参考にしてみてください。
- 身体のケア編
- メンタルケア編
- 趣味編
- 自分探し編
身体のケア編
1つ目は、身体のケア編です。日々忙しく頑張りすぎている人は、十分な睡眠が取れてなかったり栄養バランスが偏った食事をしていたりする傾向にありがちです。以下のようなことを試してみましょう。
- 十分な睡眠をとる
- 栄養バランスの良い食事をする
- お風呂や温泉などに入って体を温める
- 定期的に運動をする
最初は週1回でも良いので、栄養バランスの良い食事をしたり、お風呂に浸かったり、運動するなど身体のケアをしてみてはいかがでしょうか?
メンタルケア編
2つ目は、メンタルのケアです。身体と同じくらい大事なメンタルの部分ですが、普段はなかなか目に見えないため、気付いたら手遅れになってたなんてことも少なくありません。
そのため、日頃から以下のようなことを試していくことをオススメします。
- リラックスできる音楽を聴く
- 自分へのご褒美を作ってみる
- メンタルを整えるために通院する
- 信頼できる人や友人に相談する
趣味編
3つ目は、趣味です。あなたは、何か没頭できる趣味はありますか。
- 今までできずにいた自分のやりたかったことをする
- 趣味に没頭する
- 興味のある仕事を副業で探してみる
上記のように、自分がやりたいと感じる趣味を持つことが、新しく頑張る力を作ってくれます。
思いつかなければ、少しでも楽しそう、面白そうだと思うものからチャレンジしてみましょう。
その中に、没頭できる趣味が眠っているはずです。もし、なければこの機会にぜひ作ってみることをオススメします。
自分探し編
最後は、自分探しです。自分探しというと世界中を旅しながら、自分は何をしたいのか探すことのように思われるかもしれませんが、ニュアンスは似ています。
具体的には、以下のようなことを指していて、自分が一番スッキリさせたい事柄を選んで取り組んでみましょう。
- 今までの生活や仕事のやり方を見直す
- これからやりたいことを書き出す
- 目標を具体的にタスクに落とす
- 自分の武器となる新しいスキルを身に付ける
今までのやり方やこれからやりたいことを紙に書き出すことは、頭の中がスッキリしますし、すべきことが明確になるため非常にオススメの方法です。
また、新しいスキルを身に付けることも新しい知見を得たり景色が見えるようになったりするため、仕事を頑張れない自分を変えたいと思っている人にとって、よい起爆剤になります。
限界を感じて手遅れになる前にすべきこと
ぼんやりとこんなことを思うことがありませんか?
仕事を頑張れず悩んでいた当時の筆者も今の状態が永遠と続くんじゃないかと思ってました。
でも、たった3つのことを意識するだけで、すごく気持ちが楽になり、目の前のモヤモヤが晴れたような気分になりました。
「頑張らない勇気」を持つことが重要
今まで「もっと頑張らなきゃ」と思いながら、日々頑張ってきたあなたには今すぐ実行することは難しいかもしれませんが「頑張らない勇気」を持つことが非常に重要です。
今まで「この仕事は重要だ」と思って仕事に向き合い、取り組んできたはずです。だから責任感を強く持って、頑張ってきたのだと思います。
しかし、あなたが重要だと思っていたことのなかには「全然重要ではない仕事」も含まれているかもしれません。
気楽に仕事に取り組んだとしても普段と何も変わらないことも多くあります。
仕事を頑張れない時こそ、仕事をあまり頑張らないで余裕を持つために「頑張らない勇気」を持つことも重要です。
改めて自分と向き合う時間を作る
仕事に対して余裕が持てるようになったら、次は「自分と向き合う時間を作ること」も重要です。
「自分は、本当は何をしたかったのだろう」
「将来どのようなことをしたいのだろう」
「自分が一番大事にしている価値観、生き方とはなんだろう」
そんなことを自分自身で改めて認識することが重要です。
自分のことを振り返る時間を作り、向き合うだけで今まで気付いてこなかった本当の価値観や生き方に気付けるようになります。
1日30分でも良いので、自分自身と向き合う時間を作ってみましょう。
思い切って、転職を考えてみる
今の仕事を頑張れない、頑張りたくないと思うならいっそのこと転職を考えることも重要です。
新しい環境に身を置くことで、周りの環境や仕事の取り組み方が一新されるため、短期間で今の現状を変えることができます。
今は仕事を頑張れないと思っているかもしれませんが、環境を変えるだけで人は大きく変わることができ、新しい一歩を踏み出すきっかけになります。
今、思い悩んで、しんどいと思いながら仕事に取り組んでいるなら、一度転職を検討しても良いかもしれません。
【仕事頑張れないなら】ストレスなく働ける仕事5選
「周りの人のように成果を出せるイメージができないので、一生このままかと思うと不安」
このような悩みを解決できるように、ストレスなく働けるおすすめの仕事を選びました。
以下の基準で選んだ仕事になりますので、転職を検討している場合は参考にしてみてください。
- ノルマや成果を求められない
- 残業が少ない
- 精神的プレッシャーが少ない
- 大きな責任がない
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事務職
事務職は基本的にデスクワークで体力的にキツくありません。マニュアルに沿って行っていけばこなせる内容が多く、急な残業も発生しにくいです。無理なノルマを課せられるようなこともほぼありません。
また、事務職の仕事は専門的知識をあまり必要としないため、どの業界に転職しても力を発揮させやすいです。そのため、平均年収が高い業界に転職することで収入を上げることも可能です。
警備員
警備員の仕事は基本的にマニュアルに沿ったルーチンワークです。
ビルなどの警備を行う警備員。建物に不審者が侵入しないように監視したり、建物内を巡回して何かトラブルが発生していないか確認したりします。また受付窓口で鍵の貸し出しや遺失物の対応を行うこともあります。
ノルマや成果を求められることはなく、警備の時間が決まっているため、残業もほぼないと言えます。
ITエンジニア
Webサイトやアプリの機能の開発を担当するITエンジニア。パソコンとインターネット環境があれば、どこででも仕事をすることが可能です。
基本コミュニケーションはテキストで行われることが多く、論理的な人が比較的多いため理不尽に怒られるということも少ないです。
日々の通勤や対面でのコミュニケーションにストレスを感じやすい人にはオススメの仕事と言えます。
Webデザイナー
Webサイトのデザインを担当するWebデザイナー。ITエンジニア同様、パソコンやインターネット環境があれば家でもカフェでも仕事をすることが可能なため、自由な働き方をしたい人にとってはオススメの仕事と言えます。
いきなりフリーランスになるのは難しいかもしれませんが、企業のWebデザイナーとして経験を積み、フリーランスとして独立すれば在宅で仕事を受注することも可能です。
Webライター
Webライターとは、Webサイトの記事執筆を担当する仕事です。フリーランスのWebライターであれば、時間や場所に縛られず働くことができます。人と直接関わることもそこまで多くなく、黙々と自宅で仕事をすることも可能です。
毎日の通勤にストレスを感じる人にとってはおすすめの働き方でしょう。
まとめ
改めて、仕事が頑張れない状態になったときの重要なポイントをお伝えします。
- 原因をよく見極めることが大事
- 頑張れないのは甘えだと思わない
- 原因に沿った対処法を選んで取り組むことが大切
- 「頑張らない勇気」を持つことが重要
- 限界を感じたなら転職を検討することも視野に入れる
対処法を間違ってしまえば、心身の健康を損なう可能性があるため注意が必要です。
心身の健康を損なってまで頑張るべき仕事はありません。
仕事を頑張れない原因を知り、転職も視野に入れながら、取り組めることから改善してみてください。
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