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技術を身につければいつだって再スタートを切れる!8年間フリーターだった僕がエンジニア転職に成功するまで

更新: 2021.04.19

エンジニア転職を希望されている方、現在の仕事に満足していない方は少なくはないでしょう。

本日は8年間やりたいことを見出せずにフリーターとして生きる中で、プログラミングに出会い人生を変えることができた苦瓜憲介さんに「技術を身につければいつだって再スタートを切れる!」と、思わず元気が出るお話を伺いました。

<プロフィール 苦瓜 憲介さん>

1985年生まれ神奈川県出身。近畿大学を卒業後はやりたいことが見つからず、8年間フリーターとして過ごす。
そんな中、あるITサービスとの出会いより、ITの可能性に魅力を感じ自分もIT業界に携わりたいと思うようになる。IT技術の習得を志向するようになり、デザインスクールと2つのプログラミング教育スクールに通うも挫折。

その後、テックキャンプ受講を通じ、ようやくプログラミング習得に成功。卒業後、転職に成功し、現在は大阪市内の教育関係のWEBシステムなどを手がけている会社にエンジニアとして勤務中。

8年間のフリーター生活。内8ヶ月は、無職。失業保険で生活していた。

──前職はどのようなことをされていたのですか

経済学部の大学を卒業した後、就職活動に失敗したので2〜3ヶ月間はバンドをしていました。すぐに解散してしまい、やりたいことも見つからずその後2〜3年はカフェの店員のアルバイトをして生活。

25歳の終わりから半年間、非正規社員としてホテルマンをしていましたが、契約が切れた後は就職する気にもなれず、無職の時期がありました。

情けないことに、8ヶ月間は国の失業保険で暮らしていました。何にもしなくても月12万円もらうことができたのです。

最後の方は就職活動もして、内定を頂いた会社もあったのですが、行くことができませんでした。

当時は、社会に出ることに対して漠然とした恐怖感があり、自分から動き出すことができませんでした。8年間無気力状態で暮らしていました。

──その後、プログラミングを学びたいと思ったのですよね?そのキッカケはなんですか?

そんな生活をしている中で転機が訪れました。

当時mixiが流行っていて、自分が初めて買ったベースの教科書の先生をmixiコミュニティで発見したんですね。

連絡してみたら、「レッスンやってるから受けてみなよ」と言われました。遠方に住んでいる先生だったのですが、そのレッスンはskypeで受けることができました。

その際に「ネットさえあれば遠くの人とも繋がれんだな。何でもできるじゃん!ネットすごいな!」と思い、IT業界に興味を持ち始めました。

IT業界で働くために、プログラミングを学んでみようと、久しぶりに前向きなモチベーションが湧きました。

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何度もスクールに通い、毎度挫折した。「俺だめ人間だ、プログラミングも向いてない。」

──転職される前はどのようにプログラミングを学習されましたか

最初は、東京のPHPが学べるスクールに通いました。平日はホテルのアルバイトとして働き、週末に大阪から12時間かけて高速バスで通っていました。

交通費もかかるし、高速バスは身体的に疲れますが、やっと見つけた自分の進みたい道。ただひたすらに勉強をしました。

しかし、このスクールのカリキュラムは、初心者にとって難しいカリキュラムでした。初めてのプログラミング学習挑戦は、挫折に終わりました。

その次は、自宅付近で開講していたC言語の講座を「次こそスキルを身につけてエンジニア転職してやる」と決意し、受講しました。それは週2回の講義形式の講座でした。

講義形式は質問してしまうと全体の学習を止めてしまうために質問がしづらく、満足いく学習ができませんでした。

どうにか自分を高めようと試行錯誤したのですが、最後までモチベーションを維持させることができず、再び挫折してしまいました。

自分は2つもプログラミングスクールに通ったのに、なんのスキルも身につけることができませんでした。

「自分はダメ人間だ、プログラミングに向いていないのだ」と思い、何度も諦めようと思ったのですが諦めることはできませんでした。次がラストチャンスだと心に言い聞かせ、すがる思いで最後にテックキャンプを受講しました。

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3度目の挑戦で掴んだエンジニア職

──テックキャンプでは、プログラミングスキルを身につけることができましたか?

テックキャンプは、とにかく実践形式で手を動かしてサービスをつくりながら学ぶことができ、とても良かったです。

自習形式でカリキュラムを進め、わからないときは疑問点をすぐにエンジニアメンターに質問し、解決して進めていくスタイルが自分にはとても合っていました。

なによりも良かったのは、卒業した後も一緒に頑張れる最高の仲間ができたことです。同時期に受講していた人と連絡を取り合い、卒業後もモチベーションを保つことができました。このメンバーは一生の宝物です。

──卒業後はどうされたのですか?

テックキャンプ卒業後、ここで習得したプログラミングスキルを活かし、エンジニアとして転職し正社員で働きたいという気持ちが芽生えました。

その後、転職活動をはじめたところ、1ヶ月で念願のエンジニアとして就職することができました。

すべてのキッカケは自分のやりたいことを口にしたこと

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──現在フリーターで転職を考えている方にメッセージをください

1つ目に、行動を起こすことの大切さについてです。

私は、30歳になって色々な危機感を感じるまで動けませんでした。私の場合、親が病気にかかったことでした。別に現状維持でも問題はないかもしれません。今はそこそこのお金で暮らしていけるから。

ただ、生きていれば歳をとります。家族は病気になるかもしれないし、結婚を考えるかもしれないし、子供ができるかもしれない。その時に、お金の問題でいろいろなことを諦めてしまうのは、あまり幸せなことではないと思いました。

まずはアクションを起こして自分とその環境を変えようとしてください。

 

2つ目に、自分のやりたいことを口にすることの大切さについてです。

私はエンジニア転職を叶えるために、職業訓練校に行ったり東京の就職講座に応募したり、とにかくできる限りの方法を試しました。

その中で、常に「私はプログラマーになりたい」と出会った人すべてに、はっきりと言うことを意識していました。そうすることによって、色々な情報が入ってくるようになりました。

面接が大変苦手なので、それに対してのコツを教えてもらえたり、高校の先輩がたまたまITベンチャーでエンジニアをやっていて、アドバイスもらえたり。

その結果、いろいろな偶然が重なってようやく就職することができ、スタートラインに立つことができました。

いつ、どこで、なにがキッカケになるかわかりません。やりたいことを周りに発信し、続けることによって、僕がチャンスを手にし、人生を変えることができたということは紛れもない事実です。

 

――苦瓜さん貴重なお話ありがとうございました。

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