「情熱を持って仕事をしてみたかった」製薬会社の”平凡な営業”からチームラボグループのエンジニアへ
更新: 2021.02.25
「夢や情熱を胸に、仕事に全力で打ち込みたい」と思いませんか?
全力で頑張りたいという気持ちはあるのに、なぜか仕事に身が入らない……。もしもそうした悩みを抱えているなら、原因はそもそもの職業選択にあるかもしれません。
平良 恵大(たいら・けいた)さんは、大学で生物学を学んだのち、製薬会社に就職。MRとして営業を勤めました。しかし「ものづくりへの思いを諦められない」「ただの営業ではなく、クリエイティブな働き方をしたい」「もっと夢や情熱を持った働き方をしたい」と転職を決意。
TECH::EXPERTを受講してプログラミング未経験から、チームラボグループのチームラボエンジニアリングに転職しました。
平良さんにプログラミング未経験からのエンジニア転職について、お話を聞きました。
この記事の目次
生物学を学んで「多面的なものの見方」が身についた
—–TECH::EXPERTの受講を決めるまで、どのようなキャリアを歩んできたのか。大学卒業からのキャリアを教えてください。
大学卒業後は、新卒で製薬会社に入社しました。
そこでMRとして1年半勤め、営業をしてました。エンジニアになるために退職し、TECH::EXPERTに入りました。
—–MR業界に足を踏み入れたきっかけはなんでしたか?
学生時代は、生物学を専攻していたので、その知識や経験が、活かせると思ったからです。特に生物学を学んだことで身についた「関連付け」という考え方は、自分の武器だと思ってます。
—–「関連付け」とは具体的にどういうことですか?
物事を単体で捉えず、対象を縦軸と横軸で捉えるということです。
たとえば生物は、体の細胞同士が協力し合いながら、臓器の中で働いています。ある細胞がまた別の細胞と協力しあい、その細胞もまた別の細胞と協力し合っているわけです。この一連のプロセスは、1つの細胞だけを見ていても理解できるものではないです。
だからこそ「1つの細胞」だけを見るのではなく、まずは全体を見る。そして、分析する際には多面的なものの見方を心がけるようになりました。
—– 多面的なものの見方は、生物学だけでなく様々な分野で役に立ちそうですね。
「作られたものを提供するだけ」は嫌だ。夢や情熱を持った働き方をしたい
—– 転職を決意した理由はなんでしたか?
ものづくりをしたいという思いを諦めきれなかったことです。ものづくりに対する欲求は、学生時代から持ち続けてます。ですが実際の僕は、製薬会社のMRだったので「作られたものを提供するだけ」の立場でした。
営業の立場では、どんなに頑張ってもできることは「ものの価値を高めること」まで。それだと僕には物足りなかったです。自分のアイデアをどんどん具現化するような働き方をしたいと思ったんです。
—– 「自分のアイデアを具現化するような働き方」にそれほど強く憧れるようになった理由は何でしょう。
もともと「工夫すること」が好きなんです。
例えば、僕は学生時代に山岳部に入ってました。山は大好きなのですが、唯一不満があったのは食事のレパートリーが限られてしまうことでした。山では長期保存が効かないので、生肉を持っていくことってできないんです。
生肉がないと、作れる料理ってそれだけ減ってしまいますよね。
—– 確かに。
僕は生物を学んでいたので、食品化学の知識もありました。「何とかして山で肉料理を食べたい」と思って、食品の保存方法を変えることを試みたんです。
最終的には、生肉に麹菌をコーティングすることで、長期保存と柔らかさのキープを実現しました。本来なら山では食べられないものを、工夫によって食べられるようにした。この経験は、自分にとってとても貴重なものでした。
僕はこういった工夫やトライ&エラーに、喜びを感じる人間です。ですが、前職ではあまりそれができなかったです。だからこそ、転職を決意しました。もっと夢や情熱を持った働き方を、したかったんです。
エンジニア転職を決意した理由
—– TECH::EXPERTは何で知りましたか?
未経験からでもものづくりができる職種がエンジニアだと知り、スクールの情報をたくさん調べていた時期があって。
その頃に、インターネット検索で知りました。
—– TECH::EXPERTの受講前に、プログラミングの経験はありましたか?
プロゲートを少しかじった程度で、全く経験は無かったです。
—– TECH::EXPERTの受講を決めた、最大の要因はなんでしたか?
どのスクールよりも早く、しかも最短10週間でエンジニアになれるところです。
僕はプログラミング未経験者です。
今からエンジニアになっても、大学時代から情報系の勉強をしていた同世代より6年という大きなディスアドバンテージがある状況です。
この状況から同世代にキャッチアップするためには、やはりスピード感を意識して、効率良く学習することが大切だと思ってました。
—– TECH::EXPERTでは具体的に何を学びましたか?
HTML・CSS・ JavaScriptとRuby on Rails を用いたWEBアプリーケーション作成を学びました。個人的にはパソコンの中で生命体を作っているような感覚があり、面白かったです。
また個人開発に加えてチーム開発があったので、一つのモノをみんなで作る醍醐味やアジャイル開発の現場感を知りました。
※テックキャンプ エンジニア転職のチーム開発は80期(2020年6月20日開催)をもって終了となりました。今後も受講生にとって最適な学習スタイルの提供を目指していきます。
—– TECH::EXPERTのカリキュラムと転職活動を、並行して短期間でこなすのはハードかと思います。自己分析で迷いが生じたり、学習目的を見失いそうになるときはありませんでしたか?
無かったです。
実はTECH::EXPERTの受講前から、エンジニア志望で転職活動を進めていました。もっとも受講前には、思うようには内定はいただけませんでしたが……。
—– 受講前から、転職活動を既に進めていたんですね。
はい。受講前から転職活動をしたことで、事前に自分の軸を明確にしておくことができました。そのことは受講においても、大きなプラスでしたね。
—– 学習でつまったり、どうしても疲れてしまったりしたときはどう乗り越えていましたか?
息抜きが大事です。一度立ち止まって、好きなことをしたり、寝たりしました。
すると頭の中がスッキリするので、学習を再開すると、集中力が高い状態が維持できます。効率の良いインプットや、意外な見落としによるミスの発見に繋がりました。
疲れた状態で2〜3時間考えても抜け出せなかったエラーが、翌日スッキリした状態でトライしてみるとあっけなく解決できたなんてことも多々ありました。
製薬会社の”ただの営業”から、チームラボグループのエンジニアに転身
—– 転職活動にあたって、業界選び・企業選びの軸はどう定めていましたか?
固定概念に囚われずイノベーティブなことをしている環境を重視しました。また様々なポジションで働ける環境も希望していました。
—– 転職先の詳細を教えてください。
チームラボグループの、チームラボエンジニアリングです。同社では、WEBアプリケーションの受託開発に携わります。
どのプロジェクトにアサインされるか決まる前に、フロント・サーバー・インフラの教育課題が準備されていることに大きな魅力を感じました。
フルスタックに活躍できるエンジニアになるための、教育が整っている点は入社の決め手になりました。
—– 平良さんは今、IT業界の魅力とはどういうものだと考えていますか?
ロマンに溢れた業界であることですかね。ここ数年のIT業界の成長は凄まじいです。ITは、今の私たちの生活には必要不可欠なものだと思います
今後、AIやIoT、VRといった注目されている技術もいつかは私たちの生活に、より身近になり、近未来映画のような世界が実現するかもしれません。
そういった「人類の文明の発展」に携われるかもしれないことが、ITの魅力です。
—– 未経験からエンジニアを目指す方に、アドバイスをお願いします。
学習は質も大事ですが、それ以上に量をこなすことも大切です。質を意識しすぎて、手を動かす前に考え込むのは時間の無駄です。まずはコードを書いたり、調べたりととりあえず手を動かすことをおすすめします。
量をこなして経験値を積むことで、問題が発生した時に解決方法を複数考えつくことができうようになります。そして、一番良い選択肢を自然と選べるようにもなります。
量をこなす中で、行き詰ることもあるとは思います。僕自身、カリキュラムを進める中で全く解決策がわからないエラーに直面することもありました。
そうしたエラーにも、貪欲に食らいつくことが大事です。僕の場合、まずは自分で仮説を立てて解決策を探しました。
答えを見れば一瞬で解決することでも、まずは答えを探ることがエンジニアになるためには大事だと思います!
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