従業員1800人以上の物流企業執行役員、51歳の夏はプログラミング漬け、アプリ開発を目指す
更新: 2021.01.07
セイノースーパーエクスプレスのEXPRESS部で執行役員部長を務める山之内大志(やまのうち・だいし)さんは、超短期集中で未経験からプログラミングを学ぶテックキャンプ イナズマ(以下、イナズマと表記)を受講しました。
※テックキャンプ イナズマスタイルは、GWや年末年始などの長期休暇で随時開催しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
業務への活用をゴールに設定していましたが、プログラミングの楽しさと学ぶことの大切さを改めて実感し、イナズマ受講終了後も自主的に学習を継続しています。
今回は、山之内さんにイナズマ受講の感想や、非エンジニアがプログラミングを学ぶメリットについてお話を伺いました。
山之内 大志
やまのうち だいし
鹿児島県出身。セイノースーパーエクスプレス(旧西武運輸 鹿児島空港営業所)に入社し、東京貨物センター、鹿児島貨物センターで国内航空貨物業務に従事。九州地方を統括しているエリアで人事、経理、輸送品質、安全指導を担当。その後、本社で営業に従事したのち、現在は国内航空事業所170店の収支管理と、全社の輸送品質、運行便を担当。EXPRESS部 執行役員部長を務める。
この記事の目次
佐山さんのイナズマでのプログラミング学習のニュースで受けた大きな衝撃
—– 山之内さんは、どのようなきっかけでイナズマを知りましたか?
ニューズピックス(NewsPicks)に掲載された佐山さんの記事がきっかけです。佐山さんほどの方が、プログラミングを学んだということに大きな衝撃を受けました。
—– 佐山さんの記事に衝撃を受けて、すぐに受講を申し込んだのですか?
イナズマが7日間の短期集中でプログラミングを学ぶコースであると知り、これはなかなかできない経験だと関心を持ちました。
そして、物流業界の性質上、1週間まるまる休みを取るのは難しいのですが、お盆の期間ならばなんとか時間が取れると判断してすぐに申し込みました。
自信がへし折られる悔しい思いもしましたが、プログラミングに対する苦手意識がなくなり、アプリを作るという目標も見つかりました。
プログラミング学習を継続できるベースもできたので、決断は間違っていなかったと思っています。
イナズマ受講は「よい意味で打ちのめされた」
—– 今までにプログラミングの経験はありましたか?
プログラミングの独学の経験はありませんでしたが、PCは人よりも得意という自信はありました。
Windows 95やPC-9800の時代からPCを触っていて、所長という役職をいただくまでは積極的にITを活用して業務効率化や経費削減に取り組んでいましたので。
—– ITの黎明期からPCを触っていたのですね!そのような経験はイナズマを受講する上で役立ちましたか?
イナズマの受講によって、私の自信はよい意味で打ちのめされました(笑)
まず、受講前の事前学習を行った際に半分もわからず、「これはマズい…」と焦りを感じました。受講を開始した際のタイピングのテストも思うように打てず遅い(笑)
まわりは私よりも若い方ばかりで、苦もなくタイピングができていました。
受講開始の段階で、20年以上前の感覚で、パソコンが得意なつもりでいただけであることを思い知らされました。
夢中で必死にカリキュラムを追いかけるうちに終わった1週間
—– イナズマを受講した感想について教えて下さい。
「1日10時間×7日間」のプログラミング学習は、正直に言うと途中で飽きてしまうのではないかと不安を感じていました。
しかし、実際にはあっという間。夢中で必死にカリキュラム追いかけているうちに終わってしまったというような印象です。
—– 黙々とプログラミングに取り組むうちに終わってしまったという感覚でしょうか?
そうですね。最終日に2周目に入って、プログラミングに対する理解が深まってきたことが実感できてさらに面白くなってきました。
それをより自分の力に変えるために、イナズマの復習期間を利用して学習を続けているところです。
※イナズマには23日間(教室利用・オンライン質問可)の復習期間が設けられています。
「わからないことがわからない」状態でも質問ができる安心感
—– イナズマのメンターの印象はどうでしたか?
イナズマのメンターは、PCの画面を見せて「これがわからない」でもOK。「わからないことがわからない」状態でも質問できたので、とても安心感がありました。
そして、ただ解決するだけでは力が身に付かないこともメンターの方は知っているので、私が理解を深められるように逆に質問をされることもありました。
—– メンターの質問に答えるために言語化することで、山之内さんも不明点を整理しながら学習を進められたのですね。
はい。イナズマのカリキュラムは理解できないまま進むことがないので、確実にスキルが身に付くと感じました。
すぐに質問ができるメンターがそばにいるのはやはり心強いです。
教える立場の人間が「教えてもらう」という新鮮な体験が刺激に
—– イナズマを受講してよかったと感じたことはなんですか?
プログラミングを学べたことが一番ですが、今までの経験や知識がまったく通用しないことを、人から教えてもらうということもとても新鮮でよかったです。
—– 教えてもらうという慣れない状況はつらくなかったですか?
いえ、つらいと感じることはなく、集中して学習に取り組めました。はじめにPCが得意だという自信をへし折られたことが結果としてよかったと思います。
「できないままでは引き下がれない」という気持ちがモチベーションにつながりました。
プログラムやシステムに対する拒否反応がなくなった
—– 今回イナズマを受講して、エンジニア以外がプログラミングを学ぶことにはどのようなメリットがあると思いましたか?
プログラムやシステムに対する拒否反応がなくなることが、エンジニア以外の方がプログラミングを学習するメリットだと思います。
他の業務の経験や知識が理解するベースになるので、会社の仕事であれば経理や人事といった専門外の業務でも調べればある程度対応できます。
しかし、プログラミングは違います。私にとってプログラミングは経験や知識が役立てられない分野。
どのプログラミング言語を学べばよいのかわからず、どの程度の時間を学習にかけるのが適切なのかも想像がつかない未知のモノだと感じていました。
—– プログラミングについての基礎知識がなければ、学習をはじめるハードルは高いですよね…。
そうですね。それが今回イナズマを受講したことで、まったく異質なものだと思っていたそれぞれのプログラミング言語が基本は同じなのだとわかり、プログラミング自体も得体の知れないモノではなくなりました。
これからは、プログラミングを楽しみながら学んでいけるのではないかと思っています。
正直、20年前にプログラミングについてイナズマのように学べる機会がほしかったです。私の人生はまったく違っていたかも知れません(笑)
プログラミングのスキルがあれば現場と開発の双方の目線を持った提案ができる
—– これまでも機会があればプログラミングを学びたいという気持ちはありましたか?
プログラミングを学び、仕事に役立てたいという気持ちは以前からありました。
現在の物流業界はユーザーのニーズを満たすために、さまざまな仕組みを取り入れており同業他社とのコラボが不可欠。しかし、システム上で管理がうまくいかないケースが見られるのが現状です。
セイノースーパーエクスプレスのシステム開発は、自社の情報システム部とグループ会社によって行われています。
今までは、プログラミングの知識がないので、開発者側が「できない」と言えば、「そうなのか」とうなずくしかありませんでした。
—– 現場の経験が豊富な山之内さんがプログラミングを学ぶことで、双方の意図を汲んだ提案を行いたいと考えたのでしょうか?
はい。プログラミングを学ぶことで、開発側と現場側の双方がより仕事がしやすい環境づくりに役立てたいと思っていました。
イナズマを受講したことでプログラミングによるモノづくりの概要は理解できたので、今後はただうなずくだけではなくアドバイスや現実的な提案もできるのではないかと思っています。
イナズマをベースに自主的にプログラミング学習を継続
—– 現在はどのくらいのペースでプログラミングを学習していますか?
仕事帰りにテックキャンプ 池袋校で2時間程度学習しています。出勤前や昼の休憩時間も取り組んでいますが、まったく時間が足りないです。
—– すごい!空いた時間はプログラミングに費やしているという状態ですね。山之内さんは、イナズマをきっかけにプログラミングを楽しんでいるように見えます。
そうですね。まだまだ、1つ1つを確認しながら進んでいる状況ですが、頭の中で考えていたものが実際にプログラムとして動くのは楽しいです。
イナズマを受講した7日間の存在は大きく、私のプログラミング学習のベースとなっています。
—– 学習の継続によって何か達成したい目標はありますか?
はい。仕事にプログラミングの知識を生かすだけでなく、業務報告に活用できるTwitterライクなツールを作りたいという目標があります。
今まで未知のモノだったプログラミングについて理解できただけでなく、モノづくりの面白さを感じられたこともイナズマ受講の成果です。
アプリができあがったとしても新しく違うものを作りたくなると思うので、今後もプログラミングは続けていくと思います。
プログラミングは学ぶことの大切を改めて実感できるチャンス
—– まだプログラミングを学んだことがない方に向けてメッセージをお願いします!
私と同年代の人たちにとっては、プログラミングはスキルアップにつながるだけでなく、学ぶことの大切さを思い出すよい機会になります。
年齢やキャリアを重ねると日常生活の中で、積極的に学ぶという姿勢を忘れやすいです。プログラミングにチャレンジして学習を継続することで、いくつになっても学ぶことが大切だということが改めて実感できます。
—– 山之内さん、本日はお忙しい中インタビューのご対応ありがとうございました!
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