- 大規模なシステム開発
- Android用のアプリ
- Webアプリケーション
- IoT
- ブロックチェーン・ソフトの開発
- 人工知能ソフト開発
- VR/ARソフトの開発
さまざまな企業で大規模なシステムやAndroidアプリ開発に使われているプログラミング言語のJava。
新しいプログラミング言語が増えていく中でも、Javaは確固たる人気を誇り、未だに言語別の求人数はトップとなっています。
なぜこれほどまでにJavaの求人募集案件があるのでしょうか。本記事では、Javaの求人がなぜ多いのか、その理由についてを解説。
また、エンジニア未経験の筆者が実際にJavaの求人に応募した時感じた、押さえておきたいポイントについても紹介します。
この記事の目次
日本国内でのJavaの求人割合は約31%で1位
2019年6月にレバテック株式会社が運営する「レバテックキャリア」では新規求人案件割合のランキングを発表。
そのデータによると、Javaは1位の31.10%、次いでPHPの14.96%、Rubyの8.24%といった結果になりました。
2019年現在、200種類以上あると言われているプログラミング言語のうち、2位のPHPと1位のJavaの求人数を比べると2倍以上の差があります。
これだけでもJavaの求人案件がどれほど多いのかが一目瞭然となっています。
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最も需要の高いプログラミング言語ランキングで1位
Coding Dojoによると、2019年の「最も需要の高いプログラミング言語ランキング」においてJavaは1位を獲得したとあります。
Indeedに掲載されている求人情報数は65,986とあり、PythonやJavaScriptなどの他の人気言語よりも上。
Javaは日本だけでなく、世界的に見ても需要の高い言語なのです。
2007年頃でもJavaの求人数は1位
人材紹介会社の「ワークポート」が2007年、2008年に取り扱った求人件数でもJava言語は1位という結果となっています。
次いでCが2位、C++が3位となっており、2019年で2位だったPHPは4位でした。
この結果からもわかるように、プログラミング言語の求人数ランキングの入れ替えが当たり前に行われる中、Javaは10年以上前から人気を博し、1位を獲得しています。
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Javaの求人が多い理由
上述した結果から見てもわかるように、なぜJavaの求人数はそれほどまでに多いのでしょうか。その理由について考えられることを以下で解説していきたいと思います。
汎用性が高い
Javaは汎用性が高い言語です。具体的には以下のようなことができます。
など、さまざまなことができるため、Javaを学習しておくことでたいていのことに対応できるといった考えが企業側としてもあるでしょう。
Java言語で開発されているシステムを使う企業が多いため
Javaが注目され始めた時代、企業向けのシステムを開発する際には多くの会社でJavaを使った開発が行われました。
そのシステムを今現在でも使っている企業が多数存在し、求人募集の際の言語にJavaを指定する企業が未だに多いといったことが考えられます。
企業としてもJavaを使った既存のシステムがあるため、新しい言語を使ったシステムにぐに変えられないのです。
Javaを使った育成ノウハウができあがっている
もちろん学習は必要ですが、プログラミング言語は1つでもなにかしらの言語を習得できれば、他の言語の習得もしやすいと言われています。
ですので、まずはそのできあがったカリキュラムや育成ノウハウでJavaを習得させるといった企業が多いと考えられるのです。
資産が多いため
他に求人が多い理由として考えられるのは、公開されているソースコード、開発のための資料、開発済みのソフトウェアなど、資産が豊富にあることです。
日本語で解説された参考記事や書籍などが多いので学習のしやすさにもつながります。
そのような資産が多いことから、企業はJavaをシステム開発のプログラミング言語として選択する割合が高いと考えられるでしょう。
未経験からJavaエンジニアを目指すメリット
Javaエンジニアを目指すメリットはさまざまあります。まずは求人数多いことで職に困ることが少なく転職しやすいことが挙げられるでしょう。
また「あらゆる分野の開発に対応できる」「資産が多いので学習しやすい」などのメリットもあります。
メリットに関しては以下の記事で詳しく説明しているので、ぜひ合わせてご覧下さい。
Javaプログラマーの仕事内容や年収などを解説。未経験からでも就職可能か未経験からJava求人に応募する際のポイント
プログラミング未経験の方や少しだけ触れたことのある方へ向けて、Java求人に応募する際の押さえておくべきポイントについて紹介します。
実際に筆者が転職活動をしてきた中で気になった注意すべきポイントを紹介するので、ぜひ参考にして下さい。
自分のやりたい業務なのかを確認する
Javaを使っているからといってどの企業も同じ形態のサービスを提供している訳ではありません。
企業によっては大規模なシステム開発をしていたりゲームのアプリケーションを作っていたりします。
募集要項をしっかりと確認して、自分のやりたい業務なのかをしっかりと判断しましょう。
研修の有無
入社して研修もなく、すぐに客先へと常駐する会社もあります。
もしもあなたがスキルを身につけるために研修期間を欲しているのであれば、充分な研修期間があるかどうかも1つの判断基準として考えておきましょう。
勤務形態を確認する
Javaで未経験OKの求人に応募する際は、勤務形態も確認しましょう。
エンジニアとして働く際の勤務形態はおもに以下の3つです。
- 客先常駐
- 受託開発
- 自社開発
Javaの求人案件は、自社開発も行っているけれど客先に常駐するSES業態を取っている企業も多いです。
客先常駐がどうしても不安だという方はしっかりと調べたうえで自社開発のみの求人に応募しましょう。
「実務未経験」の案件も多いので独学で学習しておくべき
転職サイトで求人を探していると「実務未経験者可」といった求人も多く見られます。
この「実務未経験者可」というのは一般的に「独学である程度の技術や知識は持っている状態だが、実際にエンジニアとして企業で働いた経験がない人」を指します。
応募したいと思った企業が「実務未経験者可」の条件を出している場合もあるので、エンジニアを目指すと決めたのであれば、独学で学習しておくと応募できる企業の幅も広がります。
さいごに
Javaは本記事で紹介したように人気があり求人数が多い言語です。
ですが転職で会社を探す際に「人気の言語だから」「求人数が多いから」といって選ぶのはあまりおすすめできません。
できれば、自分が興味を持っている業務につけるかどうかをしっかりと考えたうえで求人に応募しましょう。
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