企業で働くことを希望する多くの人が正社員を目指しているのではないでしょうか。将来的にキャリアアップを狙っている人や安定した給料など魅力の多い正社員ですが、一言に正社員と言っても就職する企業によって内容は様々です。
正社員として雇用されることによるメリットやデメリットは事前に知っておいて損はないでしょう。
今回は正社員という働き方について詳しく解説していきます。
この記事のまとめ
◎正社員と他の雇用形態との違いは雇用期限が決められていないこと
◎賃金が高くなりやすい
◎福利厚生や社内研修などが適用される
◎社会保険に入れる
◎定年まで安定的に雇用されやすい
◎クレジットカードやローンの審査に通りやすい
◎転職に有利になりやすい
正社員とは
雇用期限が決められていない
正社員とは「企業と正社員として契約している」労働者のことを指します。
企業と正規雇用契約をしている正社員と他の雇用形態との違いは、雇用期限が決められていないということが一般的な違いになっています。正規で雇用していることから正規社員と呼ばれることもあります。
正社員という単語はパート・アルバイトや契約社員、準社員などと区別をつけるために使われている単語で法律上で明確な定義があるわけではありません。
パート・アルバイトとは異なり、基本的にフルタイムで働き、労働基準法36条(36協定)に基づき残業することも義務になっています。
また、正社員の場合、パート・アルバイトなどと比較すると会社側から雇用の契約を切ることは難しくなっているのも特徴です。
正社員になるメリット
他の雇用形態より賃金が高くなりやすい
正社員の賃金は、パート・アルバイトや契約社員よりも高くなる場合が多いです。
フルタイムで働いているパートタイマーと比べると大きく差はないかもしれません。しかし、基本給が高かったり、インセンティブやボーナスがあったりなど、各種手当・賞与を受けることができます。
こういった点からも正社員は賃金が高くなりやすいです。
パート・アルバイトや契約社員と比べて給料を安定して受け取ることができるのも正社員の特徴です。長期的に働くことで年収も増えていく傾向があり、他の雇用形態の労働者と比べて有利なポイントになっています。
フリーランスで請負業をしている方などはより高い賃金を受け取ることができますが、収入の波があり、仕事をしなければ賃金も少なくなってしまいます。
正社員の場合、毎月安定した給料が保証されている会社も多いので、安心して働くことができるのも特徴です。
出世できる可能性がある
長期で働くことが前提になっている正社員は出世する機会が多いのも特徴です。
キャリアアップに繋がるような重要な仕事を任されることもあり、プロジェクトを完遂することによって役職がつき、役員報酬を貰えるようになることもあります。
パート・アルバイトや契約社員などの雇用形態の場合、キャリアアップに繋がるような重要な仕事を任されることは少なく、正社員の業務をサポートような仕事が多いので出世のキッカケとなる機会も少ないのが現状です。
難しい仕事や重要なプロジェクトをすることで評価され特別な手当をつけてもらうことができるのは正社員ならではの特徴と言えるでしょう。
将来的にキャリアアップしたい方や責任感のある仕事をどんどんこなしていきたい方にとって正社員は理想的な雇用形態になっています。
社会保険に入れたり福利厚生が受けられる
正社員として企業に雇用されると社会保険に入ることができます。
社会保険は医療費の自己負担額が3割になり安定した医療を受けることができます。
また厚生年金に加入することもでき、国民年金と比較して将来的に貰える年金額も高くなるメリットがあります。
その他にも会社で設けられている福利厚生を利用できるのも正社員ならではのメリットになっています。会社によってはパート・アルバイトなども福利厚生を受けることができる場合もありますが、基本的には福利厚生の一部のみ受けられるようになっています。
正社員の場合、会社でも受けている福利厚生のほとんどを利用することができます。有給休暇が使えたり、育児休暇などを利用できるので他の雇用形態と比べて安定感のある生活ができるようになっています。
会社によっては家賃の一部負担や家族持ちの正社員に対して働きやすい待遇を受けることもできるようになっていたり、資格の取得費用を負担してくれたり、社員旅行や社員専用の食堂など充実した福利厚生を受けることもできます。
クレジットカードやローンの審査に通りやすい
会社に正規で雇用されている正社員はクレジットカードの審査や住宅ローンなどの審査に通りやすいというメリットがあります。
銀行からの借り入れなども受けやすくなり車のローンなどもスムーズに行うことができます。
個人事業主やパート・アルバイトなどの場合、個人の信用度が低いのでクレジットカードの審査に落ちてしまうこともありますが、正社員の場合は会社に保証されているので信用度が高くなっています。
社会的信用度が高い正社員はクレジットカードやローンの審査だけでなく、子供を私立幼稚園などに通わせる際の面接時にも効果を発揮します。
公立の施設よりも高額な費用がかかる私立では世帯主の職業で判断されることも多いです。こういった状況の場合も正社員の信用度は高い傾向にあります。
転職の際に有利になりやすい
正社員として会社に就職していた方は、転職の際に他の雇用形態と比べて高く評価される傾向にあります。
これはパート・アルバイトなどで雇用されるよりも正社員として就職する方が難易度が高いためです。
正社員の採用面接を受ける際も、パート・アルバイトの人よりも正社員の人の方が信用や評価が高く採用率も高くなります。
特に同じような職種に転職を希望する方で、その仕事に役立つ資格などを保有している場合、会社側からしても非常に価値の高い人材になることができます。
責任を伴う業務を任されることの多い正社員という立場を経験している人材の方が企業側から見た時に仕事をスムーズに進めることができるように感じるのは当然です。
1人の労働者としてはパート・アルバイトも正社員も変わりませんが、社会的な信用度は正社員の方が高いので転職の際もメリットが多いのが現状です。
正社員になるデメリット
転勤になることがある
雇用契約の内容によりますが、正社員は転勤になる可能性があります。社員育成や適材適所への人材配置のため、社員に転勤を命じる企業もあります。
特に正社員は転勤となることが多いです。場合によっては単身赴任などで家族と離れた生活をしなければならない場合もあります。
会社の就業規則の中に転職の旨が書いてあった場合、正社員の方は基本的に断ることはできません。転勤を断ってしまうとキャリアアップができなくなることもあるので、転勤したくない方は就職する際に就業規則を確認するようにしましょう。
生まれたばかりの子供がいるにも関わらず、転勤で子供の成長を見ることができないのはとても残念です。
その他にも新築の住居を購入したにも関わらず転勤によってアパート住まいになってしまうなど、ストレスが溜まるような生活を強いられることもあります。
残業など勤務時間が長くなることがある
正社員の場合、業務が終わらなければ残業しなければならないことも多いです。
所定労働時間をオーバーすることもあり、繁忙期などは休日を返上して働かなければならないこともあります。
ほとんどの会社では残業代を手当として給料に反映されますが、中には給料が残業時間に見合わない会社もありサービス残業となってしまうケースもあります。
長時間労働によって体調を崩してしまうこともあるので、過剰な労働には注意しなければいけません。
パート・アルバイトでは残業を強いられても断ることができますが、正社員の場合は残業も1つの義務になっているため、働かなければいけません。
また自分の仕事が終わったとしても上司や先輩の仕事を手伝わなければならない状況になることもあり、帰宅時間を自分でコントロールしづらい傾向にあります。
プライベートを充実させたい人にとっては大きなデメリットと言えるでしょう。
仕事の責任が重い
正社員は出世のチャンスもありますが、その分、キャリアアップに関わる重大な責任の伴う仕事を任されることが多いです。
会社にとって重要なプロジェクトを成功させることができればキャリアアップに繋げることができますが、失敗した時のリスクを考えると、精神的な負担も大きくなります。
プロジェクトを失敗させてしまい会社にとって大きな損害を与えてしまった場合、減給になってしまったり上司から責められたりして精神的にダメージを受けることも少なくありません。
やりがいのある仕事を任されるのは本来良いことですが、責任感の強い人は「絶対にプロジェクトを成功させなければいけない」という気持ちから残業をしすぎて体調を崩したり精神的に追い詰められてしまったりすることもあります。
パート・アルバイトなど他の雇用形態と比べてプライベートよりも仕事への比重が重くなりやすくなっています。
正社員採用をしている仕事を探す方法
就職サイトや転職エージェントを利用する
沢山の求人情報を集めるのであれば、就職サイトを利用するのがおすすめです。給与や勤務地、休日など気になる条件を入力することで、希望に近い求人情報を検索することができます。
より自分の好みにあった就職先を見つけたいなら転職エージェントを利用するのも良いでしょう。
あなたとエージェントが面談を行い、性格や経験などから適した求人情報を紹介してくれます。また履歴書や職務経歴書の書き方なども指導してもらえることが多いので、転職も成功しやすくなるでしょう。
求人情報を検索する際は就職サイトによって掲載されている求人情報が異なるので、複数の就職サイトを確認することもポイントです。
転職エージェントを利用する場合は、働き方や希望する職場の環境などを明確にすることが大切です。どのような職場に就職したいのかをしっかりと伝えることでエージェントも就職先を見つけやすくなります。
就職サイトで希望の職場を検索する際は視野を広くしてみることをおすすめします。自分が希望する勤務地の周辺にも魅力的な会社が求人情報を出しているかもしれません。
希望にぴったり合う職場を探しつつ、その他の求人情報にも目を通すようにするのも1つの有効な手段と言えます。
雑誌やフリーペーパーで探すことも出来る
正社員の求人情報は求人雑誌や各地域で配布されるフリーペーパーなどでも探すことができます。
ただ雑誌やフリーペーパーでは求人情報が古いことも多く、既に募集を締め切っていることもあるので、就職サイトや転職サイトの方が新鮮な情報を見つけやすいでしょう。
求人雑誌やフリーペーパーの良いところはインターネット上には出回っていないローカルな求人情報を見つけることができるところです。
基本的には就職サイトなどインターネット上の情報を確認しつつ求人雑誌やフリーペーパーなどを活用するのがおすすめです。
求人雑誌やフリーペーパーの求人に応募する際はほとんどの場合、電話で会社に問い合わせることになります。その際は会社の就業規則や福利厚生などを事前に確認しておくこと良いでしょう。
紹介による採用
仕事で関係を持った人の紹介によって就職先が見つかることもあります。
直接、仕事で関わった人なら自分の要望も伝えやすく希望に合った会社に正社員として入社できる機会もあるでしょう。
また、あなたの働きを評価してヘッドハンティングされることもあります。この場合、パート・アルバイトであっても正社員として迎え入れてもらえることもあります。
雇用条件などを相談した上で働くかどうかを決められる事が多く、希望に沿った条件で働ける可能性が高いのも特徴です。
就職先を紹介してもらう際のポイントは、紹介者の人間性をしっかりと確かめることです。親密な関係の人なら、あなたにとって最適な会社を紹介してくれることも多いでしょうが、そこまで親しくない人の場合はあなたにとって不利な条件の職場を紹介される場合もあります。
長期で働いていくことが前提の正社員だからこそ、就職する前に福利厚生や就業規則は事前に確認しておくようにしましょう。
パート・アルバイトとは?
パート・アルバイトとは、時給や日給で働く非正規雇用の労働者のことです。正社員の補助的な業務を行うことが多く、学生や主婦など限られた時間しか働くことができない人でも働けるのが特徴です。
パート・アルバイトとして働くメリット
パート・アルバイトは厳密な雇用契約書などがあるわけではなく正社員と比べて自由な働き方ができます。
自分のスケジュールに合わせて仕事をすることができるので本業が別にある人や主婦の方にとっても働きやすい雇用形態になっています。
正社員と比べて豊富な求人があり、自分の希望にあった職場を選びやすいのも特徴です。出勤日数も柔軟で、決まった曜日のみ出勤するパターンや1週間毎にシフトを提出して希望の曜日のみ働くことができる職場など多様な働き方が選択できます。
また、パート・アルバイトで会社に勤務している人でも労働者として優秀であれば正社員として採用してもらえる場合もあります。
どうしても働きたい職場があるものの正社員の募集をしていない時はパート・アルバイトから働き始めるのも良いでしょう。
パート・アルバイトの場合、正社員のように責任を伴うような仕事を任されることもないので、精神的な負担は軽くなっています。プライベートをより充実させたい人におすすめの働き方になっています。
パート・アルバイトとして働くデメリット
パート・アルバイトは正社員に比べて自由度の高い働き方をができる反面、給料が少ない傾向にあります。
基本的には月給制ではなく時給、または日給制になっているので固定の給料が保証されているわけではありません。
多くのパート・アルバイトがフルタイムで働けるわけではなく残業を希望してもできないことも多いので、沢山お金を稼ぎたいという方にはデメリットになってしまいます。
また責任を伴うような仕事を担当する機会は正社員に比べて非常に少ないので昇進することも少ないです。
キャリアアップを真剣に狙っている人はパート・アルバイトではなく正社員にならないとかなりの機会損失になってしまうでしょう。
福利厚生の面でも、正社員はほとんど全ての福利厚生や手当が受けられるのに対してパート・アルバイトが受けられる手当が非常に少ないです。
基本的に福利厚生は正社員のために作られているので、同じような手当を求めるなら正社員を目指す必要があります。
パート・アルバイトには明確な契約期間があるわけではないので会社が不要と判断された場合、仕事を辞めなければならないこともあります。
自由度は高いですが正社員とは違い、雇用を保証されるわけではないことを認識しておくことが大切です。
契約社員・準社員とは?
働く期間が定められている労働者のことです。
1年毎に契約を更新するのが一般的で契約社員と準社員に明確な違いはなく会社によっては同じ意味合いで扱われています。
正社員とパート・アルバイトの中間のポジションの雇用形態と言えます。
契約社員・準社員として働くメリット
契約社員や準社員は正社員と比べて定時に退社しやすい働き方になっています。
基本的に責任が問われるような業務を任されることはなく、正社員のように残業しなければならないという義務もありません。
時間のコントロールがしやすいので正社員と比べてプライベートを充実させることができます。仕事もプライベートも程よいバランスで働きたい人にとっては理想のポジションと言えるでしょう。
また契約社員や準社員は、パート・アルバイトと比べて給料が高い傾向にあります。正社員と同じレベルの給料は期待できませんが、フルタイムで勤務することができる職場も多いので、より安定した収入を得ることができます。
基本的には契約期間が決まっていることが多い契約社員や準社員ですが、仕事で会社の売上に貢献するような成果を残すことができれば、正社員として本採用されることもあります。
キャリアアップを目指したい方は積極的に仕事をこなすことで正社員になり安定した給料と手当を受けることもできます。
契約社員・準社員として働くデメリット
契約社員や準社員は有期雇用契約のため契約期間が更新されなければ、その時点で契約が終了し会社を辞めなければいけません。
正社員と比べて自由度の高い反面、契約終了のリスクがあるので安心感は少ないと言えます。
また給与面でも正社員と比較すると低くなります。残業をすることも少なく手当がつくような仕事を任されることも少ない傾向にあります。
福利厚生の面でも正社員よりも受けられる待遇が少ない場合が多く、パート・アルバイトと同じように最低限の待遇になっている職場が多いです。
プライベートを充実させることができるのはメリットですが、安定や保証に関してはリスクがある雇用形態と言えます。
派遣社員とは?
派遣社員は企業と雇用契約を結ぶのではなく派遣会社と契約し、企業に配属され業務を行います。労働者と企業の間に派遣会社が入っている最大の特徴になっています。
派遣社員として働くメリット
派遣社員は正社員と比べて残業が少ないためプライベートを重視したい方に向いています。
また企業と直接契約しているわけではないため、自由度も高い場合が多いです。
また転勤などもなく、自分が希望する場所で働くことができるのはメリットと言えるでしょう。契約期間が短い会社を自ら選択し複数の仕事を経験して自身のスキルアップに繋げていくことも可能です。
パート・アルバイトに比べて派遣社員の方が給料が高いのも特徴になっており、条件によっては正社員よりも高い給料になることもあります。
契約社員や準社員と同じようなポジションで働くことができ、仕事とプライベートのバランスが取りやすい雇用形態になっています。
派遣社員として働くデメリット
柔軟な働き方がしやすい派遣社員ですが、特徴的な雇用形態ならではのデメリットもあります。
派遣社員は契約期間が予め決まっており、契約が更新されなければ働くことができなくなってしまいます。
契約社員や準社員にも共通することですが、1つの会社で長期的に働きたい人は派遣社員を選択しない方が良いでしょう。
また契約更新の際は会社から勤務態度や成果を評価されますので、仕事に力が入っていない人や勤務態度が良くない方は契約を更新されにくいです。常に気を引き締めて仕事に挑む必要があります。
就業規則は派遣される職場によって異なるので、毎回、就業規則を熟知しなければいけません。派遣先によって労働条件に大きな差があるのも事実です。
派遣会社を通しているので、正社員と同じような福利厚生を受けることができないのもデメリットと言えます。基本的に派遣社員には保証のようなものは何もないので、セルフマネジメントや契約更新できなかった際のリスクも計算して行動する必要があります。
正社員になるには
契約社員から正社員になるには
契約社員から正社員になるには、まず現在勤めている会社に正社員登用制度があるかを確認してみると良いでしょう。
その会社に契約社員から正社員になった人がいることが確認できれば参考にすることもできます。
正社員登用制度がある場合、仕事で成果を残す事が正社員になる近道となることも多いです。また企業によっては定期的な採用試験が設けられているところもあります。
正社員になる基準は会社によって様々ですが、まずは目の前の仕事をしっかりこなす事が重要です。真面目に仕事をこなして会社にとって必要価値の高い人材になることができれば正社員として採用される可能性は高くなります。
ただし正社員登用制度がない場合、契約社員から正社員になることは難しい場合もあるので、改めて求人情報を見直して転職を考えるのもキャリアアップに繋がる1つの有効な手段になります。
派遣社員から正社員になるには
派遣社員から正社員を目指す場合も契約社員に共通するポイントが複数あります。
まずは正社員登用制度はあるか、その制度を使って正社員になった派遣社員がいるかどうか確認することが大切です。
また「紹介予定派遣」という制度を利用することも可能です。「紹介予定派遣」とは、派遣先で最長6か月勤務した後、本人、派遣会社、派遣先企業で合意となれば正社員になれる制度です。この制度を利用すれば派遣社員からでも正社員を目指すことができます。
もちろん、仕事で成果を残すことや、円滑なコミュニケーションがとれることなど労働者として高いスキルを持っている人の方が有利になります。
派遣先企業に「正社員にしたい」と思わせる人材になることを目指しましょう。
会社によって求められている人物像は異なります。正社員として働きたい会社がどのような人材を求めているのかを的確に捕らえて、理想の社員になるために行動を積み重ねることが重要です。
未経験から正社員になるには
未経験(フリーターなど)から正社員になる場合は、基本的に「未経験歓迎」としている求人に応募することをおすすめします。職種によっては自身の経験やキャリアに関わらず正社員として採用してくれる会社もあります。
しかし、当然ながら企業としてはできる限り即戦力となる人材を求めており、実務に必要なスキルや経験を持っている人材を積極的に採用する傾向にあります。
正社員として採用されるためには企業にとって価値の高い人物であることが採用の前提条件になります。
未経験の人で少しでも面接で有利になりたい場合は、仕事で役に立つ資格を取得したり、事前に知識を学んでおくことも重要です。
面接を受ける会社にとって自分の強みになるポイントを見つけてアピールすることも効果的です。この時、個人的な視点ではなく会社の視点に立って強みを考えてみましょう。
パート・アルバイトなどで過去に似たような職種を体験している人は面接の際に有利になることもあるので、履歴書に記載するようにしましょう。
また面接時の態度も個人の評価に影響します。未経験の人が面接に訪れた場合、元気に挨拶できる人と小さな声で聞き取りづらい人なら前者の方が面接官への印象は良いはずです。
会社にとって「この人なら将来的に会社に貢献してくれるかもしれない」と思ってもらえるような人物になることがポイントです。
転職保証付きのスクールに通うのがおすすめ
未経験から正社員を目指す場合は、就職する職種に関わるスキルや経験が身につくスクールに通うことをおすすめします。
できれば、スキルを身につける授業だけでなく、転職保証までついたスクールが望ましいです。
専属のアドバイザーと相談しながら、あなたに適した転職プランを見つけることもできます。
業務に必要なスキルを身につけることもでき、面接時の受け答えやアピールポイントなどの対策を事前に行うこともできるので、正社員採用となる可能性を高くすることができます。
例えば、東京都渋谷区にあるテックキャンプ エンジニア転職は、未経験からでもプログラミングが学べるスクールです。
更にエンジニア・プログラマーに特化した転職保障も付いています。転職できなかった場合、受講費用を全額返金してくれる安心のサービスが付いているのも魅力です。
未経験からの正社員採用を目指すのであれば、転職保証付きのスクールに通うことも1つの手段として検討してみてください。
受講開始前の無料相談も行っているので気軽に問い合わせてみると良いでしょう。
さいごに
正社員という雇用形態について詳しく解説しました。
福利厚生や安定した給料がある分、責任のある仕事や残業を強いられたり、時には転勤をしなければならない場合もあります。
仕事の比重が重くなる分、キャリアアップを目指すことができたり、各種手当てを受けることができるのも特徴になっています。
住宅ローンやクレジットカードの審査の際に個人事業主やパート・アルバイトよりも信用度が高くなることもメリットになっています。
派遣社員や契約社員として雇用されている場合でも企業によっては正社員登用制度によって本採用されることもあるので、仕事を通して会社にとって価値の高い人材になることも重要です。
未経験から正社員を目指す方は是非、スクールに通って基礎知識から対策方法まで学んでみてください。
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