あなたは自分のキャリアプランについて考えたことはありますか?
「他の皆はどうやって決めているんだろう」
「どうやったらキャリアアップすることができるのだろう」
そう悩んだことはありませんか?
社会人になったら誰もが悩むのに誰も教えてくれないものです。
この記事ではキャリアプランの描き方を皆の転職事情からご紹介しています。
あなたの今後の進路のご参考となれば幸いです。
気になるみんなの転職理由
厚生労働省の調査「新規学卒者の離職状況」によると、新卒入社の3人に1人以上が、3年以内に離職していることになります。年齢別の統計を見ると若い人ほど転職する割合が高いようです。では一体どんな理由で転職しているのでしょうか?
転職理由には、「前職の退職理由」と「応募先企業の志望理由」の2つの要素が含まれています。
どちらの場合もあなたが「仕事に対してどんなことを求めるのか」ということを示しています。
言いたい事は同じでも、「希望が満たされなかったから退職した」と話すのと、「希望が満たせるように応募先企業・職種を志望した」と話すのとでは後者の方が圧倒的にいいイメージを受けますね。
つまり、「転職理由」とは退職理由としてはネガティブだったとしても、「あなたがこれから仕事で何をしたいのか」という言い方に変換する事でポジティブな「志望理由」になるのです。
下記で男女別の転職理由のランキングを紹介していきながら、昨今の転職事情を見ていきたいと思います。
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男性の転職理由ランキング
出典:みんなの本音の転職理由は?面接でハズさない転職理由の伝え方
男性の場合は、5位「専門知識・技術力を習得したい」や8位「市場価値を上げたい」のように、スキルアップ・キャリアアップが転職の動機として多いことがわかります。
女性の転職理由ランキング
出典:みんなの本音の転職理由は?面接でハズさない転職理由の伝え方
女性の場合は、2位「残業が多い/休日が少ない」、4位「給与に不満がある」、5位「雇用形態を変えたい」、8位「女性が働きにくい環境であることが不満」、9位「土日祝日に休みたい」10位「不規則な勤務が不満」のように、
条件面の不満や働き方に対する現状を変えたいという意識が転職につながっていると感じられます。まだまだ女性の方がワークライフバランスに関して積極的にならざるを得ない環境があるという事でもあるでしょう。
転職理由から考えるキャリアプラン
上記の結果の通り、女性・男性ともに一位は「他にやりたい仕事がある」です。
5位までは順番こそ違えど男女共に内容はほぼ同じで、特にこの上位の理由は3つに大別できます。
➀キャリアチェンジ
➁現職への不満や不安
➂キャリアアップ
では、キャリアプランとはどういうものでしょう?
ビジネス用語集では、
キャリアプラン
キャリアプラン(career plan)とは、自分が今後どのような職について仕事をしていきたいかの目標を持ちその実現のために計画を立てる事をいいます。 どのような仕事をし、どのような人生を歩むかを決めるのは自分自身です。 自分が就きたい仕事やどのような業務に関わりたいかなど、将来のを見据えて計画を立て実現に向けて努力し実行することはとても大切なことです。 経験やスキルからキャリアプランを立てるということは、これまでの自分に対しての自己分析をする事に他なりません。 自分を見据えることは大変難しくもありますが、それによって冷静に判断し見直すことの出来る重要な手掛かりとなります。就職や転職などの際に職を選ぶ場合の大切な目安のひとつになることでしょう。
出典:転職.jp
と定義されています。
①キャリアチェンジと③キャリアアップはまさにこのキャリアプランを立て、将来に向けて転職を考える事で計画を実行に移し目標を実現していくことになります。
キャリアアップのための転職
キャリアアップのための転職を考えた場合、特に具体性と一貫性に関して明確にしておく必要があります。
これまでのキャリアとこれからのキャリアがどのように繋っているのかということが一貫性ですが、これには「幅を広げるもの」と、「深めるもの」の二通りあります。
「幅を広げる」とは、様々なスキルを身につけてできる仕事の幅を広げ、貴重な人材となりキャリアアップに繋げるということです。
高年収な仕事に就きたいと思えば、多くの複雑なスキルを必要とします。役職が上がればそれだけ、多くの知識が必要になります。
この時大事なのは、これから就きたいと思っている仕事に必要となる能力を把握し、それらの能力を身につける為にどういう経験を積むかということになります。
「深める」とは、ある特定のスキルについて、一般よりも深い知識、卓越した技術を持つことを指します。スキルを深め人と違う能力を持つことで、貴重な人材としてその専門性が価値となりキャリアアップに繋がります。
この時大事なのは、スキルを深める為に、どのような仕事をどのように行ってきたかということになります。
キャリアアップとは
辞書をそのまま引用すると、
キャリアアップ
〔和 career+up〕
①より高い専門的知識や能力を身につけること。経歴を高くすること。
②高い地位や高給職への転職。出典:三省堂大辞林 第三版
と書かれています。
キャリアアップと聞くと、転職をイメージする人も多いですがキャリアアップとは転職だけに限りません。
社内での出世、部署移動といったものもキャリアアップの一つの形です。社内外でキャリアアップするとは具体的にどういう事かというと、年収アップ・役職アップ・安定性アップなどがあります。
また、キャリアアップと混同されがちなものとしてスキルアップがあります。
スキルアップは技術や能力をアップさせることを言いますが、それによって結果としてキャリアアップに繋がる事があるため間違えやすいようです。
転職を意識し始めると、専門職などへのキャリアアップのために資格取得などのスキルアップを始める方が多いですね。
将来性のない会社とは
将来性のない会社の特徴
・3期以上の連続赤字
・経営者が大きな目標を掲げられない
・給与や賞与が少なくなる
・退職する従業員が目立つ
・休日が少ない
・昇給額が小さい
・人件費を安くすることで利益を出している
出典:将来性のない会社に入ってしまったら…
自分の会社にも当てはまる・・・と思ったあなたは転職を考え始めるタイミングかもしれません。大手企業でも軒並み倒産や合併が当たり前の時代にサラリーマンにとって、
倒産するかもしれない企業で働き続ける事ほどリスクの高いものはありません。
将来性がないかもしれないと感じた、上記のような危険な兆候のある会社には見切りをつけて転職するという方も少なくありません。
年収を上げるには
通常、個人の年収は年次や半期毎の定期昇給や役職が変わることで上がります。「職務給」というカタチで会社によってある程度の基準給与が定められているのが一般的です。
それ以外だと成果型の給与体系を採用している会社や職種もあります。主に営業職などで成績の出来高によってインセンティブが増減するシステムを採用しているところもあります。
企業によっては会社の業績に応じて、昇給率や賞与水準が変動することもありますし、決算賞与を出す企業もあります。
このような給与体系の中で年収をあげる方法は大きく二つと言えるでしょう。
➀ノルマ以上の成績を出してインセンティブを増やす
➁出世する
ある時代の一部の日本企業では個人の能力があまり関係なく、年次や役職に応じた待遇を受けることができたという過去もあります。
上司が退職するとそのポストを埋めるために役職が繰り上がり、昇級に応じて年収も上がるというしくみです。
終身雇用という制度もこ手伝い、勤続年数が長ければ長いほどそのチャンスも巡って来やすくなるといった状況だったようです。
しかし終身雇用制度も伝説と化し、社内での登用以外にも管理職以上の転職による中途採用やヘッドハンティングなどが一般化した今では個人としての能力と価値をあげ続ける必要があります。
下記のサイトでは具体的に4つの能力をあげています。
これらのどれか1つでも身につけている人は、年収が高く、重要なポストを任される可能性も高いです。
・営業力: 新しい案件を受注する
・プロジェクト管理能力: 業務運営を円滑に遂行するための管理を完璧に行う
・専門性: 周囲が有していない特別な知識やスキルがある
・問題解決能力・リーダーシップ: 発生する問題をリーダーシップを発揮して解決に導くことができる
出典:年収を上げたい20代のビジネスパーソンは個人のスキル向上が必要
転職するたびに年収が下がる人と上がる人の差はこういった能力の向上からくると言えるのではないでしょうか。
同じ転職するなら右肩上がりにしていきたいという方は、ぜひ上記の中から自分自身に合った能力を伸ばして転職の際に生かす事を考えてみてください。
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転職人気企業ランキングTOP10
2017/4/17のAERAdot.の記事では、下記のような見解が発表されています。
「転職バブル」と言われるほど、活況な転職市場。人手不足により、売り手市場となっているが多くの転職希望者はワーク・ライフ・バランス(WLB)を重視しているという。
出典:人気トップはグーグル 転職は「働き方改革」進める企業に注目
記事本文中でも紹介されているDODAがビジネスパーソン5000人に聞いた「DODA転職人気企業ランキング2016」でもこのような結果が出ています。
1位の「Google」5位の「Apple Japan」といった多様な働き方を公表している外資系IT企業が人気を集めているようです。
日本企業でも、本社に託児所やフィットネスクラブなどを充実させている「楽天」が6位、「WLB(ワーク・ライフ・バランス)を実現できそう」という理由で「資生堂」が8位となっています。
企業側もより優秀な人材を集めるため、残業の少なさや休暇の取りやすさなどのPRに力を入れているようで、一生で述べた女性の転職理由ともマッチする企業に人気が集中していると言えます。
この統計によると、男性はサラリーマンのうち30代に入ると転職を経験する人が50%の割合まで増加しています。女性の場合は30代で約80%の人が転職を経験していることになります。
出典:厚生労働省「平成 26 年版 労働経済の分析」(151 頁)第 3-(1)-2 図
上記の統計から分かることは正社員として雇用されている人のうち、男性よりも女性の方が転職する割合が圧倒的に多いです。また、男女ともに約半数の人が1度は転職を経験しています。
次に上記の様な約半数の人々が実際に転職活動する際、企業が応募者の採用をする際に年代問わず重視するポイントを絞るとこの4つになります。
➀ポテンシャル(基礎学力や素養、職務遂行能力)
➁スタンス(仕事に対する価値観や考え方)
➂ポータブルスキル(業界問わず生かせる仕事の強み)
➃テクニカルスキル(専門性が高く特定の領域で発揮される技術)
年代別に比べると、
20代新卒採用では「ポテンシャル」と「スタンス」、
20代中途採用では、「ポテンシャル」「スタンス」に加えて「ポータブルスキル」、
30代ではより「ポータブルスキル」が重視され、且つ企業や職種によっては「テクニカルスキル」も評価のポイントとなります。
40代では「ポータブルスキル」は当然、更に「テクニカルスキル」が評価の重要なポイントとなります。ピラミッドの上に行けばいくほど、求人の選択肢の幅はより狭くなるのです。
若い時は仕事に対する姿勢や「自分は仕事で何を成し遂げたいのか」というWILL(やりたいこと)が重視され、年代が上がるに連れ「何を成し遂げたいか」に加えて「具体的に仕事で何ができるか」、「何を任せられるか」というCAN(できること)がより重視されます。
出典:【年代別】20代・30代・40代で押さえておきたい転職活動のポイント
※自分の強みとなるポータブルスキルを知りくなったら「一般社団法人人材サービス産業協議会」が提供している「ポータブルスキル セルフチェック」で確認することができます。
20代前半の転職〜第二新卒の需要〜
社会人1~3年目20代前半の人たちによく使われる言葉で「第二新卒」というものがありますが、実はこの言葉に法的な定義はありません。
特に転職市場においては「新卒で入社して3年未満の求職者」を指すことが多いようですが、辞書などの解釈もさまざまで、
年齢としては4年制大学卒業から考えると25~26歳ぐらいまでになりますが、第二新卒を募集している企業によっても定義が異なります。
その中でも採用する企業側で共通している解釈は、短期間でも社会に出た経験があるという事になるようです。「新卒」と前職での経験を求められる「社会人」との中間との認識で良いでしょう。
20代転職者の面接の際、「ポテンシャル」「スタンス」に加えて多少の「ポータブルスキル」が重視されます。
特に20代前半に対しては、高い専門性を即戦力で活かしてほしいというよりも今後の成長に期待を込めて採用する企業が多いのです。
このことを踏まえてまず20代の転職者がするべきなのは、現在の仕事に対する姿勢(スタンス)を言語化し、自分なりに工夫している事や強みを把握する事です。
20代後半の転職
20代後半の転職は20代前半に比べればより「ポータブルスキル」の割合が増し、30代の転職者よりは「ポテンシャル」「スタンス」を重視されます。
やり直しやスキルアップの機会もまだまだある年齢のため転職前にしっかり準備する事でキャリアアップに繋げられますが、ジョブチェンジかキャリアアップかで転職方法は異なります。
ジョブチェンジの場合、今までの経験やスキルは直接転用できないケースが多いため一から仕事を覚えるための教育コストがかかります。そのため条件面では現在よりも下がる可能性も大いにあります。
キャリアアップの場合、職種や業界の平均給与を調べ自分の価値を知った上で準備する必要があります。具体的には第2章の『キャリアアップのための転職』を参考にしていただければ幸いです。
30代の転職
30代の転職では上述の画像のように、20代に比べて「ポータブルスキル」と同時に「テクニカルスキル」なども重視されます。
社会人としてもプライベートでもライフステージにおいて様々な変化がある年代となり、今後の変化を計画的に考えた上で企業選びをしていく事になります。
転職者が企業へ求める条件も企業が転職者に求める条件も複雑化し、30代前半と30代後半でも求められる経験やスキルは異なります。
30代前半で期待されるのは、主に即戦力です。同業もしくは近しい職種で転職する際は、これまでで培ったノウハウを活かし入社後すぐにでも活躍してくれそうな人が望まれます。
社員の平均年齢が若い職場では、管理職候補としての素地を求められる場合もあります。
30代後半になると、殆どの企業で「管理職候補」としての能力を期待されます。転職者自身がマネジメント職に意欲があることはもちろん、
前職でのマネジメント経験がやプロジェクト責任者を務めた経験があるかなど実績を求められます。
この年代が転職を検討する際はプレイヤーとしての実績だけでなく、メンバーやプロジェクトを束ねる経験を積んでおくことは必至です。
40代の転職
40代の転職では30代よりも「ポータブルスキル」が求められる上に「テクニカルスキル」がより重視されます。
「40代で転職して仕事を変えたい人が押さえておくべき転職の心得。希望年収の決め方や在職中or退職後に転職するか等ノウハウを紹介します」にもあるように、
未経験職種への転職は条件面などが厳しいと考えた方がよく、管理職以上で前職のスキルや実績を活かせる企業であれば転職に成功しやすいと言えます。
女性の転職
「転職のタイミングと時期」によると、20代前半だと経験が浅いために年収アップに繋がる要素が少なく、逆に30歳を過ぎてしまうと結婚・出産が近いと思われ採用されにくなったり、求人自体も減ってしまうのが現実です。
つまり、4,5年経験を積んだ27~28歳頃に、今まで積んだ経験やスキルを最大限に活かして転職をするのがベストなタイミングだと言えるそうです。
転職しやすいタイミング・年齢
上述からもわかる様に女性であれば、実は20代後半頃から転職を考え出すのが適切であると言えます。
また、20代であれば未経験職種にチャレンジすることも可能です。
経験が豊富であるほど優遇される転職市場において、年齢が上がってしまうと未経験職種へ転職するというのはどんどん厳しくなってしまいます。
しかし、20代であれば今後の伸びしろを考えて未経験でも可という仕事は十分見つかるでしょう。
今の仕事をしていて、転職して職種を変えたいと思っているなら20代のうちに転職をしたほうが良いということになります。
結婚・出産で考える
多くの女性が仕事と結婚・出産について一度は考える機会があるでしょう。
「とらばーゆ」の調査では、既婚の30代女性の64%が結婚・出産の前後に転職をしているとあります。
その中でも結婚してから妊娠・出産前に転職する割合がもっとも高いそうです。
では妊娠したあと出産までのいつの時点で転職しているのでしょう?
ベストな転職のタイミングは、出産予定日の1年以上前と言われています。
日本では労働基準法に、出産前6週間(双子以上妊娠の場合は14週間)は妊娠中の女性が申請した場合、会社側は必ず産休を与えなければならないと定められています。
また、出産後8週間に関しては、本人から申し出なくても必ず休暇を取得することができます。
これはいわゆる育休とは違いますので、注意が必要です。
育児休業(いくじきゅうぎょう)とは、子を養育する労働者が法律に基づいて取得できる休業のことである。
育児休業は、子が1歳に達するまでの間に取得することができる(第5条1項)。女性労働者の産後休業期間(出産日の翌日から8週間)は育児休業の期間に含まない。
出典:ウィキペディア
とあるように、上記の期間は育児休暇ではありません。
事業主は、労働者からの育児休業申出があったときは、当該育児休業申出を拒むことができない(第6条)。ただし、労使協定に定めることにより、以下の労働者については、育児休業を認めないことができる(施行規則第7条)。
- 当該事業主に引き続き雇用された期間が1年に満たない労働者
- 育児休業申し出があった日から起算して、1年以内に雇用関係が終了することが明らかな労働者
- 1週間の所定労働日数が2日以下の労働者
出典:ウィキペディア
転職後の育児休暇制度は企業によって異なりますので、情報収集を行った上で計画的に転職活動と妊娠活動を行いましょう。
女性の転職27歳伝説とその理由
「女性が転職するタイミングは27歳前後がベスト。その理由とは?」や「27歳女性の仕事事情、転職事情。将来に向けて今やるべきことは?」にもあるように、27歳という年齢は女性にとって転職を考えるターニングポイントになることは間違いないようです。
では、実際に27歳の女性が転職活動する際どう見られるかというと、「社会経験があるため常識や基礎が身についている」「結婚の予定が近くない、または結婚しても仕事を続ける」といったところでしょうか。
人事の世界では、20代後半の女性が一番良く働きコミュニケーション能力が高いというのは通説だそうです。
女性は脳の言語野の発達が男性よりも早く、コミュニケーション能力が高くなる傾向にあるため同時に企業の人材としての価値も高まるのでしょう。
また、社会への貢献も期待されているため、女性の雇用促進を促す助成金制度もあります。
転職に有利な時期がある
何を持って有利とするかにもよりますが、ここでは「求人数が多く、ライバルが少ない」ことを有利な時期として紹介します。
出典:失敗しない転職時期を見極めるには?知っておきたいポイントまとめ
一年を通してみる転職市場
求人数がもっとも多いのは10月・2月
転職者の数は多い順に2月・10月・6月・9月・1月
上記を踏まえて企業側のニーズと転職希望者側のニーズを総合すると、
経験者が転職しやすい時期は9月・10月
未経験が転職しやすい時期は7月・8月
転職活動のパターンとして「4月入社を目指して1月、2月に動く人」「1月入社を目指して9月、10月に動く人」が目立ちます。
また、「ボーナスをもらってから辞める」「ボーナスを貰えなかったので辞める」ボーナス退社組が6月に転職するパターンもあります。
通常、企業側の年間採用計画は年度の替わる4月からの1年単位で計画を立てるため、欠員等がでなければ新卒と中途採用の4月入社のみで済むような採用計画になっています。しかし、急な欠員・プロジェクトの立ち上げのために即戦力になる人材を採用する場合もあります。
4月入社に向けた1月・2月や9月・10月の転職相場は、スキルや経験に自信のある方にとっては求人件数が非常に多い時期ですので有利な時期と言えます。
経験の浅い方や新しい仕事にチャレンジする人には向いていないため、求人件数が多く、ライバルが少ない7月・8月を狙いましょう。
ただし、あくまで採用される可能性が一番高くなるというだけであり、求める企業に巡り合えるとは限りません。中途採用の市場はどうしても欠員等の理由での突発的な求人となってしまうので、良い企業と巡り合えるかはタイミング次第です。
急に転職を決意しても思った通りにはいきません。早めに情報収集をはじめて、余裕を持って自分に合った企業探しをしましょう。
転職前に準備しておくべき4つの事
転職活動を始めて実際に動いてみると、思っていたよりもやることが多いことに気づきます。
準備期間をいかに効率よく過ごせるかが転職成功の鍵となりますので、転職を少しでも意識したら頭に入れておいて損はありません。
1. 転職の目的と将来像を考える
2. 転職計画を立てる(スケジューリング)
3. 自己分析やキャリアの振り返りを行う
4. 情報収集
出典:転職のプロが教える安心して転職に臨むための準備のすべて
転職までのスケジュール
一般的に、転職には2~3カ月かかると言われています。
DODAが提供している「今から始める転職活動のスケジュール 3カ月集中・転職カレンダー」を使うと入社したい日から逆算して、いつ何をしたら良いか自分の転職までのスケジュールを教えてくれます。
流れとしては、
STEP1 事前準備 (1~2週間)
STEP2 応募 (1~2週間)
STEP3 面接 (1~2週間×応募社数)
STEP4 内定 (1週間)
STEP5 退職・引き継ぎ (4週間)
入社
といった感じです。
特に大事なのが、STEP5 退職・引き継ぎ (4週間)です。
一般には退職1カ月前を目安に直属の上司に伝えますが、法的には最短2週間での退社も可能です。
各社の就業規則でルールが決まっている期間にもそれなり理由があり、引き継ぎなどで迷惑をかけることになると円満に退社できなくなってしまうので、転職活動を始めた早い段階で確認しておくべきです。
後任者が決まったら、引き継ぎを行います。引き継ぎがうまくいかず転職先の入社日をずらす様なことがあると、内定を取り消される可能性もあり得ますのでしっかり最後まで気を引き締めてやりましょう。
まとめ
社会人になったその瞬間から同じような疑問を持ちながらも、とにかく目の前の仕事を必死にこなしている人は多いのではないでしょうか。
その中でも先のことをしっかり考えて計画的に行動し、適切なタイミングでキャリアを積み上げていく人とそうでない人の差は年齢とともに開いていくように感じます。
この記事があなたのキャリアプランを考えるきっかけになれば幸いです。
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