近年、当たり前のように皆が使用している「Facebook」や「ツイッター」などのソーシャルネットワークについてあなたはどこまでご存じでしょうか。
今ではVR機能と一緒に利用できるソーシャルネットワークサービスが増えてきています。
社会的にもVRビジネスについては期待が大きく、VR元年と呼ばれる2016年は、VRビジネスへの投資やVRコンテンツについての記事が多く見受けられます。
その中でも今回は「VRソーシャルネットワークサービス」について絞りまとめました。
近年のソーシャルネットワークとVRのつながりについて解説します!
この記事の目次
『VRソーシャル・ネットワーク』とは?
VR(バーチャルリアリティ)とソーシャルネットワークサービス
2016年前半、「Oculus Rift」「PlayStation VR」「HTC Vive」などのVR体験のできるヘッドマウントディスプレイが発売されました。
様々なヘッドマウントディスプレイ発売と同時にVRゲームやVRコンテンツが多く公開され、世界でVRブームが起こりました。建築、不動産、医療、教育、ゲーム、ソーシャルネットワークなど色々な分野にVRが応用されています。
VRとは何かについては以下の記事にまとめていますので、分野ごとに詳しく知りたい方はぜひ御覧ください。
VRソーシャル・ネットワークとは?
TwitterやFacebookなどは「ソーシャルネットワークサービス」に含まれます。
VRソーシャル=VRソーシャルネットワークとは、バーチャル・リアリティ上で他人との繋がりを作り出せるサービスのことです。
「Oculus Connect 3」で発表された「ソーシャルSNS」
2016年10月5日から10月6日にかけてサンノゼにてVRに関するイベント「Oculus Connect 3」が行われました。
本イベントではVRに関するハードウェアやコンテンツの発表があり、多くの新しいプロダクトが公開されました。「VRゲーム」や「VRコンテンツ」が発表される中Facebook社のMark Zuckerberg氏はVRのソーシャルSNSのプロトタイプを披露しました。
http://Oculus Connect 3 | Oculus
Facebook社が投資するVRとは?
「Oculus Connect 3」で発表された「Facebook」のVR版のプロトタイプです。
実際に別の場所に話し相手がいますがヘッドマウントディスプレイを通じて仮想空間内で会話が行われていて、音声データから口の動きを生成し、実際に喋っているような演出もあります。
また、別の仮想世界へ移動したり、仮想世界の中で写真撮影や「Facebook」への投稿等も行うことができます。
このようにFacebook社は、遠距離でも目の前に実在しない人と、よりリアルなコミュニュケーションを取ることができることできる仮想世界でのソーシャルネットワークに挑戦しています。
海外のベンチャーのVRSNS
Facebook社以外でもVRソーシャルを開発している企業は多くあります。今回はその一部を海外と日本にまとめて紹介していきます。
「AltspaceVR」
出典:Altspace VR
「パズル」「クイズ」「迷路」「アートギャラリー」「プレゼンテーション」を仮想上のアバターでリアルタイムに行うことができるサービスです。「Oculus Rift」「HTC Vive」に対応しており、またPC版では2Dに対応していることも特徴的です。
会社概要
2013年創業、2015年に本プロダクトをリリースしました。AltspaceVRは合計1570万ドルの出資をうけ、現在は20名以上の社員がいます。
「vTime」
出典:Altspace VR
自分のアバターを制作し、3人のユーザーと色々な場所でミーティングや会話を楽しむことができます。「宇宙」「深海」「川」「テレビ番組」「カフェ」など色々な場所が用意されており、ユーザーは仮想世界で簡単に場所を選択して移動ができるようになっています。iosやOculusやgearVRに対応しています。
会社概要
2013年11月5日に創設された会社で、VRについての業務を行っています。
日本のベンチャーのVRSNS
「cluster」
出典:cluster
仮想空間にてイベントやライブ、カンファレンスを開催できるVRアプリです。同時に1000人以上が接続することが可能となっており、2017年5月には正式版がリリースされる予定で、ViveとOculus Riftに対応しています。数千人規模のVRコンテンツは「cluster」だけです。
会社概要
運営会社はクラスター株式会社です。VCや個人投資家から、総額約5,000万円の資金調達が行われ現在の社員数は6人で活動しています。
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VR市場の今後
現在の市場
市場調査会社TrendForceの発表した報告では仮想現実の世界のビジネス規模は約67億ドルと言われています。
PSVRの発表から、ゲーム産業のVRへの期待はとても高まっています。今後VRコンテンツへの投資がどんどん行われていくと考えられます。
今後の市場規模
出典:TRENDFORCE
映画の市場が364億ドルに対してVRだけで2020年には約700億ドル規模の市場になると期待されています。
IDCは年率成長率181.3%という報告を出しています。
まとめ
VRは今までのディスプレイを置き換えると言われるほど、期待されている最先端技術です。
その中でも、ソーシャルネットワークという分野では、仮想世界で自分自身がアバターになり、「ゲーム」や「会議」を行える時代がすでに始まっています。また、今後VRの技術がAR(拡張現実)への応用などにも期待されています。
今後は実際に人に会う前に仮想世界で会うなどという事例も報告されるのではないでしょうか。いままでのソーシャルネットワークが仮想世界へと移行していく未来もさほど遠くないのかもしれません。
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