Googleは2020年11月11日、Googleフォトにおける高画質写真や動画の無料・無制限ストレージサービスを来年5月で終了すると発表しました。
この記事では、Googleフォトの無料・無制限ストレージサービス終了の概要と、今後の使い方について解説します。
この記事の目次
Googleフォトのストレージサービスが来年5月に変更 無制限終了へ
Googleフォトとは
出典:Googleフォト
Googleフォトは、写真や動画データをオンラインで管理できるストレージサービスです。Googleアカウントがあれば利用可能。
写真や動画のアップロードサイズを「高品質」に設定することで、1,600万画素の写真や1,080pの動画を容量無制限で保存できます。
アップロードされたデータはGoogleアカウントで管理を行い、iPhoneなどのスマートフォンやタブレット、パソコンなど様々な端末から利用・共有でき便利です。
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Googleが2021年5月での無料・無制限サービス終了を発表
出典:Google
Googleは、2020年11日11日のブログ記事にて、Googleフォトの無制限の無料ストレージサービスを終了すると発表しました。
無料・無制限での提供が終了する2021年6月1日以降にアップロードした写真・動画データは、Googleアカウントユーザーに無料で提供されている15GBのストレージ容量に含まれるようになります。
ストレージ容量が不足する場合には、Googleが提供するストレージサブスクリプションサービスであるGoogle Oneの利用などが必要になります。
Google Oneは5つのプラン(公式サイト参照)から選択して利用できるサービスで、加入者にはGoogleストアにおける割引などの特典が適用されます。
今後Googleフォトを使う上で知っておきたいポイント
今回の変更を受けて、Googleフォトを使用する上で知っておきたいポイントを解説します。
終了期限までに高画質でアップロードしたデータは影響を受けない
無料サービスが終了する2021年6月1日より前に高画質でアップロードされたデータは、今回の変更の影響を受けず、15GBの容量ストレージに含まれません。
一方で、現在と同じく、撮影した際のオリジナル画質でアップロードした画像は容量にカウントされます。
Googleフォトユーザーは、来年の期限が来る前に写真・動画データをできる限りアップロードしておくのがおすすめです。
また、バックアップの際の品質は、フォトアプリの設定から「バックアップと同期」で確認できます。
Pixelのスマートフォンユーザーは変更後も無料で利用可能
Pixelのスマートフォンを使用している場合は、2021年6月の変更後も、無料で高画質データの無制限アップロードが可能。
Pixelユーザーは今回の変更の影響を受けないので安心です。
無料ストレージの残り容量目安が表示されるように
Googleは、ユーザーが写真・動画をバックアップする頻度等に基づいて、無料ストレージがどれくらいもつかを推定して表示する機能を追加しています。
無料ストレージの制限である15GBに近づくと、メールやアプリ内で通知される仕組みです。
その他の注意したいポイント
注意するべきポイントを紹介します。
2年以上使用していないサービスのデータが削除される
Gmail・Googleドライブ・Googleフォトのサービスのうち、2年間以上使われていないものは、データを削除されるようになります。
2年間のカウントはそれぞれのサービスで独立しており、Googleフォトのデータが削除されてもGmailとGoogleドライブのデータは影響を受けません。
「いつの間にか削除されていた」という事態に陥らないよう、定期的に各サービスを見直す必要があるでしょう。
Google フォトを含め様々なファイルがストレージ容量にカウントされるように
来年6月以降は、無料アカウント用の15GBのストレージ容量にカウントされるファイルが増加。カウントされる対象は以下になります。
- Googleドキュメント
- スプレッドシート
- スライド
- フォーム
- 図形描画
- Jamboard
どれも容量的には小さいファイルですが、15GBの制限をより意識する必要がありそうです。
Googleフォトのサービス変更前に対応を
幸い移行までに期間があるので、データのアップロードなどできる対応をしておきましょう。
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