「一般職からマネジメント職へキャリアアップしたい」このような悩みを抱えるメンバーポジションのあなたへ向けて。
この記事では、マネジメント職になるためにやるべき3つのステップを解説します。
マネジメント職を目指して、今からできる準備を行なっていきましょう!
この記事もオススメ
この記事の目次
ステップ1:マネジメント職になるために、3つの業務スキルを身につける
マネジメント職にしかできない重要な仕事とは「プロジェクトやチームメンバーの管理」です。その仕事を円滑に遂行するためには、身につけるべき3つの業務スキルがあります。
ここでは、業務スキルの内容と身につけ方を見ていきましょう。
プロジェクトの進捗管理
マネジメント職は、プロジェクトを完遂に導いたり、チームメンバーに成果をあげさせたりする責任があります。その成功のためには、まずは「プロジェクトの進捗管理能力」が不可欠です。
具体的には、プロジェクトの日程やチームのスケジュール管理などです。
自分が所属するプロジェクトやチームのマネジメント職の人が、どのような進捗管理を行っているか観察し、一歩先を読んだ業務を心がけることが習得への近道です。
また、進捗管理を行うには、統率力や実行力が必要になっています。以下の本を読んで概要を把握し、理解を深めるのがオススメです。
プロジェクトの品質管理
プロジェクトを推進することと同様のレベルで、マネジメント職は「プロジェクトの品質を保持すること」が求められます。
品質管理を行なうためには、プロジェクトの詳細な作業工程をすべて把握することはもちろん、プロジェクトに関連する人々からの意見に対して、的確な返答をすることも求められます。
品質管理スキルを向上させるためには、体系的な基礎知識を身につけることが役立ちます。そこでオススメしたいのは、品質管理検定(QC検定)を取得することです。
チームメンバーの育成
マネジメント職のあなたひとりが優秀なだけでは、プロジェクトが上手くいきません。なぜなら、プロジェクトとはチームメンバーと力を合わせて取り組むものだからです。
しかし、いつも有能なチームメンバーたちが揃うとは限りません。
だからこそ、「チームメンバーの育成」能力はマネジメント職には必要な要素なのです。
自分自身の手でチームメンバーの能力の質を向上させることができれば、最高のチームづくりを実現できます。
その結果、プロジェクトも成功をおさめるに違いありません。
チームメンバーの育成で重要なのは、互いの間で円滑な意思ができるコミュニケーション能力を、各個人が備えていること。
そうすれば、各工程ごとに担当が分けられて進んでいくプロジェクトにおいて、情報や認識の断絶が起こる可能性がグッと下がります。作業時間の短縮や直し作業の軽減が見込めるので、効率的にプロジェクトを回せるでしょう。
プロジェクトの一環として、チームメンバーを招集した勉強会を行ってみましょう。プロジェクトに関連する知識を身に着けながら、互いに教え合うことでコミュニケーションが活発に行われます。
ステップ2:マネジメント職になるために、いまのチームで主体的に行動する
組織の中でマネジメント職につくためには、いまの環境で主体的に行動して、「業務成果」や「チームメンバーからの信頼」、「上司からの高評価」を得ることが求められます。
そのために、常に以下の3つの仕事に向き合う姿勢を心がけて実行していきましょう。
リーダーシップをとる
リーダーシップがとれることは、マネジメント職において必要不可欠な要素です。
自ら率先して仕事に取り組み、メンバーがぶつかった問題に対し、共に考え、共に行動し、問題解決に取り組むことができてこそ、リーダーシップが発揮されると言えます。
また、リーダーシップがとれる人というのは、重要な意思決定ができ、メンバーを導ける人のことです。メンバーを迷わせることなく、正しい方向性に向かわせる判断力が求められます。
なるべく多くのメンバーから業務の話を聞いたり、目的やデータに基づいた意思決定をどんどん行っていきましょう。
日々スキルアップに取組む
なんとなく毎日の仕事をこなしているだけでは、マネジメント職に就くことは難しいです。
日々、「いまの業務をより良くするには」や「上手く行かなかった原因はなにか」といったことを思案し、仮説に基づいた改善案を実行するといったPDCAを回す人がチームを導く存在としてふさわしいと言えます。
キャリアアップを考えているからこそ、向上心を持って仕事に取り組めますし、チームメンバーもそんなあなたに付いて来てくれるというわけです。
仕事や自分のポジションに対して貪欲になりましょう。
最上志向を持って努力を欠かさないことが大切。そのためには資格取得やセミナー参加などを行うこともひとつの手段です。
目標にむかって推進する
明確な目標に向かってガンガン仕事を推進させていく人は、まわりをやる気にさせ巻き込んでいく力があります。そういった人はマネジメント職に最適です。
また、仕事の質や量をあげるためには、なによりもまず、推進させていくことが重要。向上心をもって、つねに前へ前へと突き進んでいきましょう。
業務を推進させるには、自分ボールを長い時間抱えすぎないことが大切。完璧を目指すのではなく、すばやく要点をうち返していくことを業務で心がけるとよいでしょう。
ステップ3:マネジメント職になるために、将来のキャリアプランを伝える
マネジメント職につきたいと思って、自分で様々なことに積極的に取り組んでいくことは大切です。
けれど、目的をチームのメンバーや上司に伝えず行うだけでは不十分。「自分が将来どうしたいか」「そのために、いまなにを心がけているか」を明確にして、主張していきましょう。
あなたが思いを口に出すことで、共に働くチームメンバーが理解や共感を示してサポートしてくれます。そして、どんどんあなたのことチームメンバーは頼ってくるようになるでしょう。
その結果、自分のもとへマネジメント職になるために必要な業務やポジションが訪れるようになるのです。
自社内だけでなく転職も視野に入れてみる
現在働いている企業でキャリアアップが見込めないのであれば、転職も視野に入れてみましょう。
リーダー・マネジメント職やそれに準ずる職種での求人が見つかるはず。そこに応募すればマネジメントをする立場へキャリアアップできる可能性が生まれます。
注意点としては、マネジメント職の採用条件に、そのような立場での経験が求められること。少なからずリーダーとして仕事をした経験がないと採用されないこともあります。
小さなことでも構わないので、リーダーとしてプロジェクトを動かした経験がないか、あなたのキャリアを振り返ってみてください。
その中で学び得たことがあれば、アピールポイントになるでしょう。
おわりに
マネジメント職は責任ある大変な仕事です。だからこそ、自分で考えて行動する主体性が重要。誰かからの指示を待つのは今日でやめにしましょう。
また、進むべき方向が分からなくなったときは、「いまの自分からマネジメント職になるためにはどうすればいいか」と自らに問いかけ、自分で答えを模索していくことも重要。
日々の仕事を活用して、マネジメント職という自分の新しい可能性に挑戦していきましょう!
マネジメント職となり、実際にチームを持つことになったのなら、こちらの記事を参照してください。
マネジメントを実践する方法を解説しています。
チームの業務効率化を図るポイントを解説【マネジメント担当者必見】はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。