プログラミングは誰にでもできる。自衛官からエンジニアへの転職劇
更新: 2024.07.29
空前のITブームの影響でその市場価値を急激に高めているエンジニア。
今回は僅か3ヶ月でプロのエンジニアへの転職を成功させた元自衛官、渡辺さんに転職成功の秘訣を伺いました。
渡辺 典幸(わたなべ のりゆき)
株式会社フロムスクラッチ エンジニア、27歳。東京大学工学部航空宇宙工学科卒。大学卒業後に自衛隊に就職。陸上自衛隊で小隊長を務めていた。陸上自衛隊時代は北海道の駐屯地で勤務に当たっていた。TECH::EXPERTを受講して、エンジニアに転職。
この記事の目次
人の為になる仕事であることと、モノ作りが職業選びの軸
── 自衛隊とエンジニア、2つの職業の間にはあまり関係性が無いように思うのですが転職のキッカケはどのような物だったのでしょう?
もともと私の中で「人の為になる仕事がしたい」、「モノ作りがしたい」という思いがあり、それらを両立できる職業として自衛隊を選びました。
しかし3年弱務めている間に、自衛隊で経験できる「モノ作り(装備開発等々)」は自分の思い描いていた「モノ作り」の理想像とは違う方向にあることを感じ、自衛隊を辞める決意をしました。
── 昔から人の為になる仕事がしたいと思われていたのですか?
今の様な仕事観を持ったのは一度目の就職活動を始めたタイミングです。ちょうどその時に東日本大震災が起きました。
私の実家が福島だったこともあり、大きな衝撃を受けました。
それまではあまり自分の将来について深く考えることは無かったのですが、震災以降は「人の為になる仕事をしなければならない」と強く思うようになり、何となくで生きていてはいけないと感じるようになりました。
── エンジニアになろうと思ったのは何故ですか?
理由は2つあります。1つめの理由はエンジニアが人の為になり、モノ作りをする仕事だと思った事です。
エンジニアは自衛官の様に直接人を助ける仕事では無いかもしれませんが、市場価値が非常に高く多くの人に求められている仕事なので必ず沢山の人の為になる仕事が出来ると思いました。
2つめの理由は、勉強すれば転職する事が可能な仕事だと思ったことです。
今も当時もエンジニアになる為に学習する事のハードルはそんなに高くないと思っていて、大学に入って卒業するだけの勉強が出来たのだから、エンジニアに未経験からだってなれるだろうと思っていました。
妥協して手に入れた内定に感じた違和感。安定を捨て転職活動再開へ
──自衛隊退職後はどの様に転職活動をされていたのですか?
自衛隊退職後、完全に未経験からエンジニアになろうと就職活動をしていたのですが、自分が思っていた以上に難航しました。
第一志望の会社では採用してもらえず、いくらかの妥協をする様になった頃にSES系の企業で幾つか内定を貰う事が出来ました。
──その会社にそのまま入社しなかったのはなぜですか?
より厳しい環境に自分を追い込まなければいけない思ったからです。内定を貰った時は入社後の研修でプログラミングのスキルを身に付けようと考えていましたが、TECH::EXPERT の存在を知り、お金を貰いながらの研修より敢えて大金を自腹で払った方が必死で勉強するのではないかと思いました。
結果として、TECH::EXPERT受講中は内定も無い状態だったので、必死で学習することが出来ました。
諦めなければ、誰でもエンジニアにはなれる
──TECH::EXPERTではどの様に学習されていたのですか?
受講中はまさに「プログラミング漬け」でした。全くの未経験の状態からプログラミングを基礎から学習し、時には一緒に受けている同期の人や、メンター(講師)の方に質問をしながら学習を続けていました。
──ハードな毎日だったと思いますが、辛いという事は無かったのですか?
最初の1ヶ月間くらいは正直に言えば不安も大きかったです。しかし自分で調べて問題を解決できる力が付いてくるうちに、カリキュラムで教わる以上のことを自分からどんどん吸収できるようになりました。
自身の成長や、できることが増えていくのを実感できるのはとても楽しかったです。TECH::EXPERTでは分からない事はそのままにせず、すぐに聞いて解決出来るのでプログラミングに対する苦手意識を作ること無く3ヶ月間過ごす事が出来ました。
──即戦力級のエンジニアになれるだけの実力を付けるに当たって何が成功要因だったのでしょうか?
3ヶ月間常に新しいことを学び続けた事だと思います。新しい手法や概念を学ぶ時にはいくらかの躓きがありますが、調べても調べても分からない時にもそこに留まり続けず、メンターの方々に質問することですぐに次のステップへ進めるという環境は非常にありがたいものでした。
今だからこそ改めて自信を持って言えますが、諦めなければエンジニアには誰でもなれます。プログラミングは分からない事があってもインターネット上に答えがあります。
この状況下で本気でエンジニアになろうとしてなれる人と、なれない人に差があるとしたらそれは途中で諦めたかどうかだと思います。
スキルを身に付けると短期間でも見える世界が変わる
──TECH::EXPERTを受講した後と前で変化はありましたか?
受講前に就職活動をしていた時と比べて、視野が圧倒的に開けたと思いました。
受講前に第一志望群に入れていて手の届かなかった企業様から、今度は逆にオファーを貰って面接をするような機会も増えました。
一度目の就職活動が難航した時に生まれた、自分は駄目なんじゃないか、という心の障壁をスキルを見つけることで乗り越えることが出来たと感じています。
──プログラミング以外に転職成功の要因となった物はありますか?
TECH:: EXPERTのキャリアアドバイザーさんの存在です。一度目の転職活動をした際も大手のキャリアアドバイザーさんにアドバイスは貰っていましたが、その時よりもずっと細かく自分の就職活動についてケアして頂けました。
TECH::EXPERTでは職務経歴書や自己PRの書き方の様な基本的な事から、実際に面接をした企業様からの面接内容のフィードバックを元にした面接トレーニング等様々な場面で力になって頂きました。
企業の紹介の際にも、自分の希望やレベルを知った上で次々と企業を紹介してくださるので、ミスマッチなどの無駄がありませんし、希望すると実際に企業の方が来てくださって説明をしていだけるなど、学習を続けながらも効率的に就職活動ができたと思います。
── 今後の渡辺さんのビジョンをお聞かせ下さい
私が就職したのは、フロムスクラッチというマーケティングオートメーションのソフトウェアを開発している企業で、情報を効率的に利用することで世界を変えようとしています。
そうしてより良く変化した先の世界の訪来を少しでも早く、また広く(できれば古巣の自衛隊にも影響を及ぼせるくらいに)するために貢献できるようなエンジニアであり続けたいと考えています。
── 渡辺さん、貴重なお話ありがとうございました!
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