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Google検索の鼻歌検索の使い方!他にも鼻歌検索できるおすすめアプリを紹介

更新: 2021.05.07

「メロディーは分かるけど曲名が分からない…」
こんな時みなさんはどうやって楽曲を検索しますか?

今回はGoogle検索の新たな機能「鼻歌検索」についてピックアップ。Googleの鼻歌検索機能はハミング音声から直接オリジナル曲をマッチングできるよう開発されたため、精度が高いと話題です。

この記事ではGoogleの鼻歌検索の概要や鼻歌検索の方法、実際に筆者である私がハミングで検索してみた結果をレポートします。

また、Google鼻歌検索の他にも、ハミングで楽曲が検索できるアプリも5つ紹介しています。

Google検索の新機能「鼻歌検索」

2020年10月、モバイル版GoogleアプリとGoogleアシスタントで提供がスタートした「鼻歌検索(Hum to Search)」

現時点でiOSは英語のみ対応、Androidでは20以上の言語で利用できるようになっています。

原曲だけでなくカバーなども検索可能

Googleの鼻歌検索ではオリジナル曲だけでなく、カバー曲などハミングから抽出したメロディーが一致した候補曲が検索できます。例えば往年のヒットソングをハミングすると、オリジナル曲だけでなく近年のアーティストが歌うカバーバージョンがヒットすることも。

音楽をより広く深く楽しみたい人におすすめしたい検索機能です。

メロディーがあれば検索可能

Google アプリやGoogle アシスタントで「この曲何?(OK Google この曲何?)」と話しかけると「曲を演奏するか、歌うか、ハミングしてください」と表示されます。

またハミングだけでなく口笛でも検索可能。つまりメロディーがあれば検索可能ですが、声があったほうが精度が増すのだそう。

10~12秒程度の「鼻歌」が必要

現時点では、Googleの鼻歌検索では10~12秒程度ハミングする必要があります。Googleによると、今後はより短時間のハミングでも検索できるよう開発中とのこと。筆者も今回初めて鼻歌検索を実際に試してみましたが、8秒程度のハミングでも検索できました。

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Googleの鼻歌検索のやり方

ではさっそくGoogle鼻歌検索をやってみましょう。

今回はPixel 3のスクショ画像とあわせて使用方法を紹介していきます。

Google アシスタントを起動して「この曲何」と話しかける

ホーム画面のGoogle検索窓右側にあるアイコンをタップします(上記画像の赤枠部分参照)。するとGoogle アシスタントが起動し「はい、どんなご用でしょう?」と表示されますので「この曲何」と話しかけます。「OK Google この曲は何?」と話しかけてもOKです。

Google アプリから鼻歌検索する場合は、マイクアイコンをタップして「この曲何」と話しかけましょう。

10~12秒程度鼻歌を歌う

鼻歌検索が起動したら、10~12秒程度、マイクに向かって鼻歌を歌います。あまりにも短いと一致しない可能性があるため、最短でも10秒程度は歌えるようにするとよいでしょう。

候補曲を聴いてみる

ハミングした後、候補曲が表示されます。候補曲はおすすめ度の高い順から表示されますので、実際に聴いてみて自分が検索したかった曲かどうかチェックしてみましょう。

Google鼻歌検索ができない時の対処法

上記の方法を試してもGoogle鼻歌検索ができない場合、Googleアシスタントが有効になっていない可能性があります。

Googleアシスタントが有効になっているかどうかは、ホームボタンを長押しして確認できます。長押しして「はい、どんなご用でしょう?」というメッセージが表示されれば、Googleアシスタントが有効な状態です。

Googleの鼻歌検索を使ってみた

Googleの鼻歌検索は、ほかのメロディー検索アプリなどとは精度が違うといわれています。

そこで今回はGoogleの鼻歌検索の精度を知るため、筆者である私が実際に使ってみました。

ラジオで気になっていた曲をハミングしてみた

筆者はラジオを聴くのが趣味ですが、ラジオを聴いていると「この曲好きだな」と思っても曲名が分からない現象がよく起こります。今回は筆者が毎週聴いているラジオ番組のオープニング曲の曲名を、Googleの鼻歌検索で実際に調べてみることにしました。

その結果、候補として3つの曲が表示。1番上のものでもおすすめ度12%と低い数値だっため合っているかどうか不安でしたが、実際に調べてみると毎週ラジオで聴いている曲そのものだったので感動しました。

ちなみにThe Ordinary Boysの「Boys Will Be Boys」という曲でした。

クラシック音楽も検索可能

歌詞がある曲は比較的ハミングしやすく、Googleのハミング検索でヒットする可能性も高いようです。一方クラシック音楽などハミングするのが比較的難しい曲の検索精度はどうなのでしょうか。

今回は誰もが耳にしたことがあるであろう以下3曲のクラシック音楽を実際にハミング。

  • ラ・カンパネラ
  • 英雄ポロネーズ
  • 幻想即興曲

検索結果がヒットするかどうかを試してみました。

まずはラ・カンパネラから。ハミングしやすい部分のみを抽出して(こちらの動画開始部分から10秒程度を参照)マイクに向かって鼻歌で歌いました。すると無事ヒットしました。

英雄ポロネーズもハミングしやすい部分(こちらの動画開始部分から10秒程度を参照)を鼻歌。

すると無事ヒット。第1候補としてヒットしたのが歌バージョンだったので驚きました。

最後に幻想即興曲をハミング(こちらの動画開始部分から10秒程度を参照)してみたところ、残念ながらヒットせず。

幻想即興曲のような複雑なメロディーのクラシックをハミング検索するのは難しいかもしれません。一方、幻想即興曲の中でも、中盤のこちらのメロディー部分だと比較的ハミングしやすいため、ヒットする可能性も。みなさんぜひ試してみてください。

ラップの検索も可能だが難しい傾向

続いて、ハミングが難しいラップ部分を鼻歌で歌って検索してみました。J-POPとK-POPのそれぞれ1曲ずつハミングしてみましたが、1曲はヒットし、もう1曲はヒットせず。

それぞれハミングしてみたのは以下動画開始部分から10秒程度です。

1曲目はヒットせず、2曲目はヒットしました。おそらく2曲目はある程度音程がついているため合致しやすかったのだと思われます。実際におすすめ度も54%と高い数値でした。

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Google鼻歌検索の精度が高い理由

実際にGoogleの鼻歌検索を使ってみると、予想以上に精度が高く驚きました。

この精度の高さの理由の1つに、Google AIチームによる楽曲認識の基盤技術があります。

従来の「この曲何?」との違い

そもそもGoogleには、Pixel 2以降で使える「Now Playing(この曲何)」という楽曲検索機能がありました。今回リリースされた鼻歌検索は、この楽曲認識技術をハミングに対応するよう改造したもの。

この改造により、オリジナル曲の音源がなくても、ハミングからメロディーが抽出できれば曲を認識できるように。ハミング音声とオリジナル曲音声とのペアでニュートラルネットワークを鍛え、マッチングを実現しています。

Google鼻歌検索の他にも!便利な鼻歌検索アプリおすすめ5選

Google鼻歌検索の他にも、ハミングで楽曲が検索できるアプリを5つ紹介していきます。

友人同士で使ってみて、マッチング度を測ってみるのも楽しいですよ。

SoundHound

出典:App Store

世界で3億ダウンロード超のミュージックアプリです。楽曲名が分からない場合はハミングで楽曲を探せます。

カラオケのように歌詞が表示されるLiveLyrics®が搭載されているため、好きな曲を流しながら一緒に歌うこともでき、自宅でカラオケ気分を味わえます。検索して出てきた楽曲をApple MusicやSpotifyのプレイリストに曲を追加可能。Apple Watchアプリもあります。

AWA

出典:App Store

世界最大規模の80,000曲を配信するミュージックアプリ。マルチデバイス(スマホ・PC・ウェアラブル端末・など)対応のアプリです。

「音を聴かせて検索」でハミングによる楽曲検索が可能。無料プランでも広告なしで楽しめます(フル尺再生は有料プランで)。取扱ジャンルも豊富で、邦楽はもちろん、洋楽・インディーズの曲も。

OTO-Mii

出典:App Store

「鼻歌で検索した曲を歌ってみたい」という人におすすめのアプリ。「聴かせて音楽検索」という機能によって、ハミングから楽曲を検索できます。

歌詞を曲に合わせて自動で表示させる機能や、歌詞を自動で少し早めのタイミングで読み上げられる機能など、歌詞に関する機能が充実。270万件を超える歌詞データベースから、お気に入りの歌詞をマイリストに登録できます。

KKBOX

出典:App Store

5,000万曲が聴き放題のミュージックアプリ。音声検索ではハミングによる検索が可能です。

マルチデバイス対応(スマホアプリ、タブレット、パソコン・ウェアラブル端末)なのであらゆるシーンで音楽を楽しめます。音楽を聴きながら友人などとチャットできるユニークな機能も。

歌っちゃお検索

出典:App Store

YAMAHAの楽曲検索アプリです。J-POP・演歌・クラシック・洋楽などをメインに構成されたデータベースから、鼻歌を歌ったりピアノを演奏したりして楽曲を検索できます。

ヤマハの歌声検索技術は、歌い込むほどに精度が増していくように開発されています。そのためある程度メロディーを長めに記憶している楽曲を検索する際に使えるでしょう。

鼻歌検索アプリの選び方

今回紹介しただけでも5種類ある鼻歌検索アプリ。


ここでは鼻歌検索アプリの選び方について紹介しましょう。

精度で選ぶ

鼻歌検索アプリ選びでまず重視したいのが検索精度です。鼻歌で検索した結果、目当ての楽曲がヒットしないと残念ですよね。

各アプリのレビューを見てみると、鼻歌検索の精度についての感想も寄せられていますので参考にしてみましょう。

機能で選ぶ

鼻歌で楽曲検索できるだけでなく、より音楽が楽しめるような機能が搭載されているアプリを選ぶのもおすすめです。例えば友人や恋人と共有の楽曲を聴きながらチャットできる機能や、世界中で検索されている曲がマップのように表示される機能など。

また鼻歌検索した結果表示された楽曲・アーティストを忘れないため、検索履歴登録機能が備わっているアプリも便利でしょう。

ジャンルの豊富さで選ぶ

取扱楽曲やジャンルの種類が多いアプリなら、豊富なデータベースから鼻歌検索を行えます。また特に好きなジャンルの楽曲が豊富に取り揃えられているかも大切でしょう。このようなアプリなら、あなたがほしい音楽情報が得られる可能性も高まります。

対応デバイスで選ぶ

iOS対応かAndroid対応かはもちろん、スマホだけでなくパソコン・タブレットに対応しているアプリがあります。CarPlayやAndroid Auto対応であればドライブ中に楽曲を楽しめたり、ウェアラブル端末対応であればランニングやウォーキング中に気になった楽曲をその場で検索したりすることも可能。

あなたが音楽を楽しみたいシーンで使用しやすいアプリであるかどうかをチェックしてみましょう。

「この曲何?」と思ったらやってみたい鼻歌検索

Googleの鼻歌検索は実際にやってみると楽しく、また希望の楽曲がヒットした時は素直に感激してしまいます。

単純な楽曲検索だけでなく「Googleの鼻歌検索でおすすめ度100%を目指すゲーム」をやってみるのも面白いかもしれませんね。

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フリーランスのWebライターです。小学生の娘と一緒にプログラミングを学習中です。テックキャンプブログではITの最先端を学びつつ記事を書いています。

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