「プログラミングを楽しみながらゲーム感覚で学びたい」
「子どもや初心者にピッタリの学習ツールを探している」
そんな方におすすめのプログラミング学習ツールがHour of Codeです。
この記事では、Hour of Codeとは何か、その概要を解説します。また、具体的な始め方やおすすめポイントなども紹介。
プログラミング学習の第一歩として、ぜひ利用してみてください。
この記事もオススメ
この記事の目次
Hour of Codeとは
出典:Hour of Code
世界中で利用されているHour of Code。まずは、Hour of Codeとは何なのかを紹介します。
Hour of Codeは世界中で使われているプログラミング学習ツール
Hour of Codeは、世界中の180ヵ国以上で1億人が利用しているプログラミング学習サイト。
プログラミング学習を推進しているアメリカの非営利団体・Code.orgが運営しています。
Hour of Codeの発起人は、Microsoftの創業者であるビル・ゲイツ、Facebook創業者であるマーク・ザッカーバーグなど。
Hour of Codeでは、「すべての人々がプログラミングをできるようにする」という目的のもと、誰でも無料(一部有料アクティビティも有)で学習可能な様々なプログラミングツールを公開しています。
各学習ツールは、パソコンやタブレットなどを使って自宅で利用可能です。
課題クリア方式でプログラミングを身につける
Hour of Codeのアクティビティの特徴は、「どのようにすれば目的が達成できるか」というテーマを自分なりに克服していく課題クリア方式です。
有名なプログラミング学習ツールであるScratchやViscuitなどの「自分で好きにコーディングを楽しむ」ツールとは、異なる特徴を持っています。
なにかの学習を始める際に、環境を整えても「何から始めたらよいかが分からない」と悩んでしまう方もいると思います。
Hour of Codeでは、解決するべき課題が明らかになっているため、迷わずに学習に取り組めます。
Hour of Codeでプログラミングを学習するメリット
ここでは、Hour of Codeで学習するべき理由と特徴を順番に紹介していきます。
対象年齢や学ぶプログラミング言語に応じたアクティビティを選べる
様々なアクティビティが用意されているHour of Code。その対象年齢は4歳~108歳と、まさに老若男女誰もが楽しめるツールとなっています。子どもや初心者にも優しい作りと言えるでしょう。
多種多様なアクティビティが選べる一覧ページでは、各アクティビティに「学習推奨年齢」と「学べるプログラミング言語」が記載。
学習者のレベルに合わせて選択できるほか、「Javascript(ジャバスクリプト)を学びたい」「Python(パイソン)ってどんな感じかな」と、好みや目的ごとに教材を選ぶことができます。
人気キャラのゲームを遊びながらプログラミングを学習
アクティビティの中には、アナと雪の女王、スター・ウォーズ、アングリーバードなど、子どもから大人まで馴染みのある人気キャラクターが登場するものも。
好きなキャラクターを動かしながらプログラミングを学べるので、子どもでも気軽に学習をスタートできます。
また、プログラミングの難しい専門用語も登場しないので、「プログラミングは難しいもの」というイメージを抱くことなく学べます。特に子どもにとっては、最初の教材に最適と言えるでしょう。
アクティビティクリア後に作成したコードが見られる
各アクティビティの内容をクリアすると、自分が操作した内容がコードとして表示されます。
例えば、実際にJavascriptなどでコードを書いた場合のイメージをビジュアルで見ることができます。
考え方や構造をゲーム感覚で楽しんだ後に、プログラミングコードを視覚的に理解できる点もHour of Codeの特徴と言えます。
パソコン・タブレット・スマートフォンに対応
Hour of Codeは、SafariやChromeといったブラウザがインストールされたパソコンのほか、 iPadなどのタブレット、スマートフォンにも対応。気分や状況に応じて、好きな場所で好きな方法で学習することができます。
ただ、スマートフォンは視認性や操作性が他ツールに比べて少々劣るので、できる限り大きなディスプレイで学ぶのがおすすめ。より学習効率が上がるでしょう。
料金は無料で利用できる
Hour of Codeは無料で利用できます。一部アクティビティでは、オプションとして課金制度のあるものもありますが、基本的に無料で遊ぶことが可能。
「プログラミングってどんなものかな?」「続くか分からないし、まずは手軽に試してみたい」という方にピッタリなツールです。
オフライン版をダウンロードすることも可能
Hour of Codeはオフラインにも対応しています。
車での移動中などWi-Fiが使えない状況が想定される場合は、あらかじめアクティビティをダウンロードしておくことで、ネットワーク環境がない場所でも学習が行なえます。
Hour of Codeで遊べる代表的な人気アクティビティ
まずは好きなキャラクターが登場するものから選ぶと、学びやすいでしょう。
マインクラフト(Minecraft) の Hour of Code
パソコンや家庭用ゲーム機で大人気のMinecraftの、Hour of Code版を体験できます。
Hour of Code版では、2種類のコンテンツを楽しめます。
1つは、ゾンビや動物などの動きをプログラムしながらマインクラフトを作成する「Minecraftデザイナー」。もう1つは、主人公を動かしてマインクラフト内を冒険する「Minecraftアドベンチャー」です。
Mincraftデザイナーのチュートリアル動画では、Minecraftの開発スタッフが登場。制作を担当したコンテンツの紹介などをしてくれます。制作の裏側を覗くことで、より深く楽しめるでしょう。
スター・ウォーズ:コードを書いて銀河をつくろう
大ヒット映画「スター・ウォーズ」のキャラクター・BB-8を操作するコンテンツです。
チュートリアル動画には、映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」のスタッフが登場するなど、ファンならぜひ見ておきたい内容になっています。
アクティビティ自体は、最初は簡単な動きをプログラムして、徐々に複雑な指令をこなしていきます。コースを最後までクリアしていくと、それまでに学んだ内容を全て盛り込んで自由にステージを作れます。
アナとエルサとコードを書く
ディズニー映画「アナと雪の女王」に登場するアナとエルサを操作して、様々に動かすことができます。
まずは線を描いてみることからスタート。
その後、雪の結晶などの複雑な図形を少しずつ描いていきます。
回数を指定するループ処理や入れ子構造などを、楽しみながら深く学べるコンテンツです。
古典的な迷路(アングリーバードなど)
昔ながらの迷路を解いていくアクティビティで、アングリーバードなどの人気キャラクターをプログラムで動かすことができます。
逃げる豚を捕まえたり迷路から抜け出したりと、様々な課題クリアを目指します。
このコンテンツでは、条件付きで迷路を脱出するループ処理を学べます。
Hour of Codeの始め方
ここでは、Hour of Codeで実際に学習する際の手順について解説します。
サイトにアクセスし言語を変更
Hour of Codeを利用するには、公式サイトにアクセス。
次に画面中央にある「試す」ボタンを選択することで画面が遷移し、日本語で学習できる様々なアクティビティが画面に表示されます。
「あれ?日本語で表示されないな」という場合は、画面の右上にある言語選択バーから「日本語」に切り替えましょう。これでコンテンツを日本語で楽しむことができます。
アクティビティを選択
各種アクティビティが表示される画面に入ったら、興味のあるものを選択してみましょう。
アクティビティのイメージをクリックすることで、コンテンツの詳細が表示されます。
情報は、対象となる学習レベル、学べる学習内容・言語、アクティビティを利用できる環境、学習にかかる所要時間、対応言語など。学習したいものが決まったら、「学習を始める」をクリックしてスタートしましょう。
チュートリアル動画を見て実際に遊ぶ
アクティビティを選択すると、チュートリアルがスタートします。コンテンツの実際のプレイ動画などを通して、概要などを分かりやすく理解することができます。
また、動画の上にある「動画の代わりにノートを見る」タブをクリックすることで、文字による説明を見ることが可能です。
これらのチュートリアルは、学習を開始した後も自由に見直せます。
サインイン・ログインしておくとクリア状況が記録される
Hour of Codeは、アカウントを作成してログインした状態で使用しましょう。
自分がこれまでにクリアしたアクティビティなどの情報が蓄積され、見返すことができます。
アカウント作成時には、アカウントの種類を先生・生徒から選べます。これは学校などの教材利用に対応しているため。家庭で学習ツールとして使う場合は生徒アカウントで良いでしょう。
答えが分からなければ回答まとめサイトを見よう
初心者にも優しい作りになっているHour of Codeですが、「何度もやってみたけれど正しくできない」「問題ごとの答えを知りたい」というときには場合もあるでしょう。
そのような場合は、各アクティビティの回答を集めたまとめサイトを利用するのがおすすめ。正しい方法を一通り理解した後に再度実践してみることで、知識が定着します。
Cord.org提供のアクティビティから試してみよう
「アクティビティが沢山あって、どれをやればいいか迷ってしまう」という方は、運営元のCord.orgが提供するアクティビティから始めてみましょう。
見分け方は簡単で、各アクティビティのイメージ画像中に、黒い四角で囲われたCODEのロゴがあるものが該当します。より理解しやすいコンテンツが揃っているので、まずはここから学習するのがおすすめです。
中には、外部のコード学習プログラムへリンクするアクティビティもあります。学習に慣れ、初心者向けのアクティビティで物足りなくなってきたら、挑戦してみるのも良いでしょう。
Hour of Codeは最初のプログラミング学習に最適
無料で使えるだけでなく様々な媒体にも対応しているので、他の学習ツールよりも気軽に始められるでしょう。
「プログラミングに興味があるけれど、まずはどんなものか触ってみたい」という方は、ぜひ一度Hour of Codeを試してみてください。
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。