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zoom 5.0がリリース 暗号化強化やデータセンターの選択などセキュリティが向上

更新: 2022.02.10

Zoom Video Communications,Inc.は4月22日に最新のアップデートとなるZoom 5.0のリリースと、セキュリティ強化に対する発表を行いました。

Zoom 5.0へのアップデートは、暗号化に対する不安を取り除く重要な機能追加も含まれています。

この記事では、発表の概要とZoom 5.0の改善点について解説します。

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Zoomで発覚した脆弱性に関する問題について

今回のセキュリティ強化に対する発表の背景には、Zoomの問題点の改善のアピールという側面があります。

自宅からWebミーティングをすることで、急速にユーザーが増えたZoom。開発元であるZoom Video Communications,Inc.は1日に2億人以上のユーザーが利用していると発表しています。

その一方で、Zoomは専門家からセキュリティに関するリスクや脆弱性が指摘されたことでも話題に。

具体的には、以下のような問題点が指摘されました。

  • エンドツーエンドの暗号化の未実施
  • Zoom爆弾
  • Facebookへのデータの無断送信
  • PCの不正データ取得
  • PCのマイクやカメラへの不正アクセス

上記以外にも、中国のデータセンターを経由していることで、データを盗み見られる危険性を懸念する声もありました。

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Zoom 5.0のリリースを含むセキュリティの強化を発表

出典元:Zoom Hits Milestone on 90-day Security Plan, Releases Zoom 5.0 Nasdaq:ZM

Zoom Video Communications,Inc.は4月22日に、Zoom 5.0のリリースを含むセキュリティの強化が行われることを発表しました。

まず、発表の概要について解説します。

Zoom 5.0のリリースはセキュリティ強化のマイルストーン

4月1日に90日間新機能の開発を停止し、セキュリティ問題の解決に力を注ぐ計画であることを発表。

その後アップデートによって、マイクやカメラの乗っ取り、Facebookへの無許可でのデータ送信などの改善をZoomは行ってきました。

そして、今回のZoom 5.0へのアップデートによって、暗号化強化やデータセンターの選択が可能に。

Zoomのセキュリティ強化の取り組みにおいて、Zoom 5.0へのアップデートの発表は重要なマイルストーンになるでしょう。

Zoom 5.0は4月26日までにリリース予定

Zoom 5.0のリリースは4月26日までに行われる予定。Zoomの公式サイトのアップデートのリリースノートを見ても、次のリリースは4月26日とあります。

あくまでも予定ですので、OSごとに順次リリースされる可能性が高いです。

Zoom 5.0がリリースされれば、ダウンロードセンターからダウンロードが可能。

または、アプリのメニューの「アップデートの確認」からでもアップデートできます。

Zoom 5.0のアップデートによる改善点

Zoom 5.0によって、脆弱性やセキュリティリスクはどのように改善されたのでしょうか。

以下で、暗号化の強化などの改善点について解説します。

AES 256-bit GCM暗号化に対応

Zoom 5.0は、認証付き暗号化AES 256-bit GCMをサポート。Web会議の通信データを保護し、改ざんを防ぐ耐性が強化されます。

この暗号化を有効化するためには、通信するすべての人がZoom 5.0にアップデートしている必要があります。

そのため、システム全体で有効化が実施されるのは5月30日になるようです。

データセンターの選択が可能に

Zoom 5.0へのアップデートで、Webミーティングのホストはデータセンターの選択が可能になります。

これにより、中国のデータセンターが知らない間にルーティングされていたという不安が解消。中国の機関にデータを盗み見られる懸念の緩和が期待できるでしょう。

ただし、このルーティングのデータセンターを選択する機能は、有料プランのみ利用可能です。

その他のセキュリティ強化に関する発表について

4月22日に発表されたその他のセキュリティ強化に関する発表について、以下にまとめました。

  • セキュリティアイコンの導入
  • 参加者によるホストの名前の変更を不可に
  • 教育機関向けプランの画像共有はデフォルトではホストのみに
  • 待合室がデフォルトでオンに
  • 複雑なミーティングのパスワードが設定可能に
  • クラウドレコーディングの保存において複雑なパスワードが設定可能に
  • セキュアなアカウントの連絡先の共有
  • ダッシュボードの機能の強化
  • チャット通知で内容のスニペットの非表示に対応
  • ミーティングIDの表示を参加者メニューに移動
  • 同じZoomアカウントか組織に属していないチャンネルメンバーとのプライベートチャットが不可に

Zoom 5.0へのアップデートはセキュリティリスク改善への第一歩

Zoom 5.0へのアップデートの発表は、90日間のセキュリティ強化計画における第一歩とZoomのCEO エリック・ユアンは述べています。

今回の発表を皮切りに、Zoomのさらに安全で便利なツールへの進歩が期待できそうです。

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この記事を書いた人

Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、テックキャンプ ブログでの執筆・編集を担当。好きな食べ物は豆腐。

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