男性
ジャケット+Yシャツ+スラックス(ノーネクタイ)+革靴
就職活動が本格化すると、まずスタートするのが説明会でしょう。多数の企業が参画する合同企業説明会も開催されます。
「【就活のスタートに】就職説明会とは?参加するメリットや参加方法を解説」の記事でも説明しましたが、就職説明会にはさまざまなメリットがあります。就活を始めたばかりの学生であれば、参加して得られるものも多いでしょう。
この記事では、具体的に就職説明会に参加する際のコツや基本的なマナーを解説していきます。
この記事の目次
就職説明会に参加するときのコツ
就職説明会に参加する際は以下のような点を押さえましょう。
事前に回る企業をピックアップ
特に大規模な就職説明会に参加するなら、事前に会場マップをチェックしておきましょう。
1社ごとの説明会は30分程度で終わるので、効率的に回れば10社ほどの説明を一気に聞くことも可能です。
しかしスケジュールの詰め込みすぎはおすすめしません。回る時間には余裕を持たせましょう。個別に話を聞く機会があれば積極的に参加する必要があるからです。
企業の基本情報を予習
志望企業が絞れていれば、あらかじめ事業内容や会社の戦略などをチェックしておきましょう。
基本情報を押さえた上で説明を聞けるため、エントリーシートや面接対策のヒントとなる情報を得やすくなります。
また、的確な質問もできるでしょう。質問したい項目をメモしておくのがおすすめです。
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動きやすい体制を整える
多くの企業や参加者が集まる合同企業説明会。体調管理をしっかりと行い、万全の態勢で臨みましょう。
広い会場内を歩き回ることになるため、女性であればヒールの高いパンプスは避け、男性であれば足に馴染んだ革靴を履いていきましょう。
また、事前に食事もしっかりとっておきましょう。
知らない企業・業界も見る
志望企業を絞っていたとしても、合同企業説明会では視野を広く持って臨むのがおすすめ。
事前にスケジュールを立てるときも「そのとき気になった企業のブースに立ち寄る時間」を設けておくとよいでしょう。
実際に話を聞く中で、自分の興味がわく企業や職種に出会える可能性もあります。先入観を捨てて新しい業界も見てみましょう。
自分に合った説明会を選ぶ
説明会は開催時期によって得られる情報が異なります。また、業界や学部・学科に特化した説明会が行われることも。
就職活動のスタート時期は全業界対象の説明会に参加し、それ以降は業界別セミナーなど、ある程度分野が絞られた説明会に参加するとよいでしょう。
また、6月以降はその場で選考が受けられる説明会も開催されます。「なかなか内定が出ない」と悩んでいる場合は、そのような説明会に参加してその場で次のステップに進む機会を得ることも可能です。
就職説明会で注意すべきポイント
就職説明会は選考の場でもあります。以下のポイントを押さえて参加しましょう。
説明会は選考の1つ
参加者が多い合同企業説明会であっても、各ブースの人事担当者は学生のことをしっかり見ています。なので、説明会も選考の1つであることを忘れずに、服装や話を聞く態度などに気をつけましょう。服装に関しては後ほど詳述します。
説明会はメモを取りながら聞き、事前に考えておいた質問をしましょう。質問をすることで就職への意欲をアピールできます。
エントリーシート・面接のヒントを得る
ただ説明を聞くだけでなく、その中でエントリーシートや面接対策に使えるポイントを押さえましょう。
あらかじめ基本情報を把握しておくと、このようなポイントに集中できます。また質問に使えそうな材料も一緒にメモすると役立ちます。
就職説明会で押さえるべき基本マナー
これから初めて就職説明会に参加する方は、以下の基本マナーを押さえてください。
服装マナー
まずは説明会で迷いがちな服装についてです。企業説明会では服装を指定される場合と、服装について言及されない場合があります。
「自由な服装」or指定なし=スーツが無難
服装を指定される場合によくある表現が「自由な服装」です。基本的に「自由な服装」あるいは服装指定がない場合は、スーツで参加するのが無難です。
リクナビが行ったアンケートでも、個別の会社説明会にスーツで参加した人は93.3%、合同企業説明会でも87.0%でした。
スーツで参加するメリットは「迷う必要がないこと」。
服を新調すると費用もかさむので、「服装指定なし」の場合はリクルートスーツにしましょう。
「私服でお越しください」=オフィスカジュアル
一方で「私服でお越しください」と指定されるケースもあります。この場合は私服推奨なのですが、いわゆる“オフィスカジュアル”で参加しましょう。例えば以下のような組み合わせです。
女性
ジャケット+ブラウス+パンツorスカート+パンプス
一方以下のようなアイテムは避けましょう。
- ミニスカート
- ロングスカート
- デニム
- スニーカー
必要最低限な持ち物
説明会に最低限必要な持ち物は以下の6つです。
- 筆記用具
- メモ帳
- スケジュール帳
- クリアファイル
- ハンカチ・ティッシュ
- 会社の資料
筆記用具
シャープペンシルや鉛筆はメモを取るのに必要です。企業側が配布するアンケートに回答する際も使います。
メモ帳
説明会の内容は志望動機や自己PRを考える上で重要なヒントになります。メモに書き留めておきましょう。
スケジュール帳
説明会の場で選考スケジュールが公開される場合もあります。スケジュール帳に書き込み、自分の就活スケジュールと照らし合わせましょう。
クリアファイル
企業から会社案内資料が配布されます。なかには選考に重要な書類が配られることもあるため、綺麗に保管するためにクリアファイルを持参しましょう。
ハンカチ・ティッシュ
会場内を歩き回ると意外と汗ばむもの。説明会が始まる前に額の汗を拭くためのハンカチやティッシュは持ち歩いておきましょう。
会社の資料
事前に会社から配布された資料があれば持参しましょう。その資料に補足するように説明会の内容をメモするのも便利ですし、直前の予習にも役立ちます。
あると便利なもの
このほか以下のようなものがあると便利です。
-
- 飲み物
- 薬・絆創膏
- 鏡やブラシ、ヘアゴムなど
- 予備のストッキング
- 履歴書
会場内が乾燥していたり、企業ブース間を移動していたりすると意外と喉が渇くもの。飲み物を持参してこまめに水分補給できると良いでしょう。
また急な体調不良に備えて頭痛薬などの薬を準備しておくと安心です。女性の場合はパンプスで靴擦れを起こすこともあるため、絆創膏があると便利でしょう。
鏡やブラシ、ヘアゴムは身だしなみを整える必要最低限のものを。女性の場合はストッキングが伝線した場合の予備を持ち歩くと安心でしょう。
また企業説明会の中には説明会後に履歴書を求められる場合もあります。記入済みのもの持っておくと安心でしょう。コンビニで印刷できる履歴書作成アプリなどもあります。
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その他のマナー
このほかの説明会マナーを6点紹介します。
会場に入るとき
説明会の会場に到着するのは、開始の10分前を目安にしましょう。遅刻は避けるべきですが、到着が早すぎると準備ができていないため迷惑になることもあります。コートやマフラーなどは会場に入る前に外し、身だしなみを整えましょう。
説明開始まで
受付では挨拶とともに大学名や名前を伝えます。資料を受け取った場合はきちんとお礼も言いましょう。
積極性を伝えるためには、やはり前方に着席するのがおすすめです。
着席後は足や腕を組んだりはせず、資料に目を通すなどしておきましょう。またスマートフォンも必要以上に触れず、説明会が始まる前に電源を切ります。
説明を聞くとき
説明してくれる人のほうを向き、頷きながら話を聞くようにしましょう。
志望動機や自己PRのヒントとなる点はメモをとります。
時間が経つうちに足を組んだり背もたれに寄りかかったりしがちになるため気をつけましょう。
質問するとき
質問をする際はまず大学名と名前を言い、説明をしてもらった感謝も伝えるといいでしょう。例えば以下のような流れです。
「〇〇大学の△△です。□□についてご説明いただきありがとうございます。●●について伺いたいのですが、…」
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キャンセルするとき
予約制の説明会に参加できなくなった場合はキャンセル手続きをする必要があります。申し込みをしたサイトなどで行いましょう。基本的にマイページからキャンセルできるようになっています。
ただしサイトなどから申し込んでいない場合や、サイトからのキャンセル手続き期間外である場合は、以下のような内容でキャンセルの旨をメールで送りましょう。
件名:◯月◯日開催の会社説明会キャンセルのお願い
株式会社 ◯◯◯
人事部 採用ご担当者様
大変お世話になっております。
◯◯大学◯◯学部の◯◯と申します。
現在◯月◯日開催の説明会を予約しておりますが、諸般の事情から予約をキャンセルさせていただきたく、ご連絡差し上げました。
ご多忙の中、ご席をご用意していただいたにも関わらず、大変申し訳ございません。
ご了承のほど、何卒よろしくお願いいたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◯◯◯◯
◯◯大学◯◯学部◯◯学科◯◯専攻 ◯◯年
携帯:xxx-xxxx-xxxx
メール:xxxxx@xxxxxxxxxx
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
一方、説明会当日のキャンセルは基本的に電話で連絡します。
急な体調不良や公共交通機関の遅延など、止むを得ない理由で参加できないこともあるでしょう。そのような場合も可能な限り早い段階で企業へ連絡を入れます。その際は以下のことを伝えましょう。
- 急に参加できなくなったことへのお詫び
- 事前にキャンセル連絡を入れられなかったことへのお詫び
また説明会の担当者の連絡先がわかるのであれば、電話と合わせてメールで以上の点を伝えると良いでしょう。
遅刻したとき
避けるべき事態ではありますが、説明会に止むを得ず遅刻するケースも考えられます。そのような場合はできるだけ早い段階で企業へ電話連絡しましょう。
電話で遅刻の連絡を入れる際は、以下の例文を参考にしてください。
「本日〇時開催の説明会を予約しております、◯◯大学の◯◯と申します。
大変申し訳ございませんが現在電車が遅延しておりまして、説明会への到着が遅れます。貴社への到着はおそらく◯◯時頃になるかと思いますが、その時間帯からも説明会に参加することは可能でしょうか?」
このように遅れた時間からでも説明会に参加可能かどうかを企業に尋ねる形にしましょう。もし参加可能であった場合は、到着した後に丁寧にお詫びとお礼の言葉を述べましょう。
説明会に参加して就活を有利に進めるには
せっかく説明会に参加するのであれば、就活に有利になるようにしたいもの。ここでは就職説明会を有効活用するポイントを3つ挙げます。
事前の予習を入念に
説明会は企業の人から直接会社について聞ける絶好の機会。志望動機や自己PRのヒントを得るには、事前の予習が不可欠です。
企業のホームページを確認するのはもちろん、業界研究によって得た競合の動向や、業界全体のトレンドなども把握しておきましょう。このような入念な予習がいい質問をするきっかけになり、企業側に好印象も与えられるでしょう。
質問は“みんなが助かるもの”を
「説明会でどのような質問をしたらいいかわからない」あるいは「たくさんの質問が思い浮かびどれを質問したらいいのか迷う」といった場合は、「みんなが聞いて助かるもの」をベースに考えましょう。
また複数の企業ブースを回るのであれば、他の学生がした「いい質問」をメモしておき、それを参考に他の企業ブースで質問してみてもいいでしょう。
独りよがりな質問は避けよう
一方で以下のような質問を説明会でするのは避けましょう。
- 自分のみ参考になるもの(「〇〇学部でも応募できますか?」など)
- 一度に複数の質問を盛り込む
- 給与や残業時間など込み入った内容
このような質問は印象が悪くなる可能性もあります。
社員と接点を持つ
大抵の場合、説明会が終わった後も担当者が質問を受け付けてくれます。1対1で話を聞ける貴重な機会ですので、なるべく接点を持つようにしましょう。
この際はある程度個人的な質問をしてもOKです。ただし企業側のことも考え、「企業も話したいであろうこと」に焦点を当てて質問することが大切です。
就職説明会は事前準備がカギ
就職説明会を有効活用するためには、事前の予習が不可欠です。企業のホームページはもちろん、業界全体の動向もリサーチし、説明会で良い質問ができるように準備しましょう。説明会の質問の例は以下の記事も参考にしてください。
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