社会人として働いていると、学生時代とはまた別のコミュニケーション能力が必要となります。
社内の人との打ち合わせや、社外の人との取引などでは、ビジネス向けのコミュニケーション能力が求められるのです。
また、様々な年代の方と交流することも増えるため、友達とするような会話で全てを乗り切るのは難しいでしょう。
少し特殊なビジネスコミュニケーションですが、そのスキルを身につける機会は、日常生活で行う会話の中にあります。
この記事では、その機会を見つけ、スキルアップに利用する方法を解説します。
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この記事の目次
普段の会話から意識を変えてみよう
生活していると、このような人たちと会話することが少なからずあるものです。
あまり意識せずとも問題なくコミュニケーションは取れるかもしれません。
しかし、少し意識を変えるだけで、コミュニケーション能力アップのチャンスになります。
では、どのような点を意識すればいいのでしょうか。確認していきましょう。
相手の話をよく聞く
コミュニケーションの基本は、まず相手の話をよく聞くことです。
日常の会話であれば、空返事でもある程度成立させられるでしょう。ただ、それではコミュニケーション能力の向上にはつながりません。
相手の話をしっかり聞き、どう答えると最適かどうか考えながら会話を進めてみましょう。
普段からこのような癖をつけておくと、ビジネスにおける重要な会話をしている時にも応用できます。
相手のいいところを探してみる
どんな相手であれば話をしっかり聞きたくなるか、考えてみてください。
おそらく、あなたにとって興味のある相手であれば話を聞きたくなるでしょう。
そのためには、相手のいい部分を見つけてあげて「興味・好意・好奇心・尊敬」といった前向きな感情を抱くことが大切です。
あなたが前向きな感情を抱ける相手であれば、自然に会話が弾むもの。
ごく小さなことでも構いません。その人のいい部分が何かを考えて、興味を持つことを目指してみましょう。
盛り上がった話題は覚えておく
会話を順調に進めるためには、話題も重要です。
相手のタイプにもよりますが、盛り上がりやすい話題とそうでない話題があります。
話題に困ってうまく会話ができないと感じる人は、過去の会話の中で盛り上がった話題がないかを振り返ってみてください。
その時と同じ話題をふれば、盛り上がる可能性は比較的高いでしょう。
コミュニケーションが得意な人は、このような盛り上がる確率の高い「鉄板ネタ」を持っているものです。
日常の会話の中で盛り上がった話題については覚えておき、いつでも引き出せるようにしておけると、話題に困ることも減るでしょう。
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相手の好きなものを知っておく
そうならないためには、相手の好きなものを知っておくと効果的です。
誰しも、好きなことについて語るときはいくらでも話題が出てくるもの。
例えば、趣味でゴルフをやっている人と話すなら、
・「最近ゴルフの調子はいかがですか」
・「私も何かスポーツを始めたいのですが、ゴルフは初心者でもできますか」
・「周りにゴルフをしている人が増えているのですが、やっぱり楽しいものですか」
など。それほど難しくない質問ですが、これだけで十分です。あなたが無理に話題を考えなくても、相手の方からどんどん話を進めてくれるでしょう。
円滑なコミュニケーションをとりたいなら、知っておくべきことは会話の技術だけではありません。
相手の趣味嗜好についても知っておくと、今より一段階上のコミュニケーション能力が身につきます。
会話の機会を増やして自信をつける
良質なコミュニケーションをとるには、自分の気持ちだけでなく、相手の気持ちも考えながら会話することが求められます。
しかし、他人の考えていることを全て理解するのはまず不可能。
「何が相手の失礼に当たるかわからない」と考えすぎることで、コミュニケーションに自信を失ってしまいがちです。
この自信の有無がコミュニケーションに大きく影響します。
コミュニケーションが得意な人は、たくさんの会話を経験する中で、スキルに自信を持っていることが多いです。
もちろん成功することだけでなく、失敗することもあったでしょう。
それでも「こうすれば失敗せずに済んだ」と対策を考えることで、少しずつスキルと自信を磨いてきたはずです。
それほど重要ではない雑談でも構いません。とにかく回数を重ねることが、コミュニケーションに必要な自信を大きくさせていきます。
練習の機会を作ってみよう
いきなり全てできるようになるかというと、難しいでしょう。
ビジネスでのコミュニケーションの中で少しずる実践しても構いません。
しかし、まずは失敗しても問題にならなそうな場で練習するのがおすすめです。そのような機会を作ってみましょう。
家族との会話を利用しよう
家族との会話であれば、多少不自然になっても問題にはなりにくいはず。
あるいは、事前に「会社でのコミュニケーションをうまくする練習がしたい」と伝えれば、理解してもらえることでしょう。
友人・恋人を誘ってみよう
一人暮らしの方は、家族と会話する機会は限られていると思われます。
そのような場合は、友人や恋人を誘ってみてください。遊んだり食事したりする中で、会話の方法を意識してみましょう。
話しやすい相手であれば、会社の同僚などでも問題ありません。
人が交流する場に足を運んでみよう
自信は会話の回数を増やすことで身についていきます。
家族や友人との会話で練習を積んだのであれば、今度は初対面の人たちが交流する場に足を運んでみてください。
ビジネスの場では、初対面の相手と話すことも珍しくありません。
より実践的なコミュニケーション能力を身につけるためにも、交流が生まれる場に行って経験を積みましょう。
その例を以下で紹介します。
ビジネス交流会
平日の夜や休日には、各地でビジネス向けの交流会が開催されています。
名刺交換をして、ビジネスチャンスにつながるマッチング図る会です。
このような交流会では、ビジネスコミュニケーションが確実に求められます。実践経験を積むには最適の場です。
スキルアップのセミナー
いきなり交流会に参加するのが難しいと感じる方は、コミュニケーション能力の向上を目指すセミナーに参加してみるのがいいでしょう。
セミナーの内容自体も参考になりますし、参加者同士でのワークショップが設けられていることが多く、実践の場にもなります。
立ち飲みバー
ビジネスの場ではありませんが、初対面の人と話すことへの苦手意識を解消するなら、立ち飲みバーに行くのもおすすめです。
立ち飲みバーは一人で来ているお客さんが多く、その場で一緒になった他のお客さんとの交流を求めている人もいます。
そのようなお客さんがいれば、会話もしやすいでしょう。
バーならお酒を飲みながら話すことになると思うので、普段より緊張感が薄れることも会話しやすさの要因になります。
お酒が苦手ではない方なら、このような方法でコミュニケーションの自信をつけることも可能です。
本を読むのもおすすめ
そのような本を2〜3冊読んでみて、書いてあることを実践してみるのいいでしょう。
ただ、注意点は本を読んだだけで満足しないこと。
知識は実際に試して初めて意味を持ちます。コミュニケーションについては特にです。
コミュニケーションのコツを本で学んだのならば、本記事のような方法で、普段の会話の中から実践してみてください。
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