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『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』開催
2018年8月24日〜10月1日の期間で、東京・六本木にある国立新美術館にて『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』が開催されます。
『週刊少年ジャンプ』、『ウルトラジャンプ』で連載されていた大人気漫画『ジョジョの奇妙な冒険』が、今年で連載30周年を迎えたということで開催される展覧会です。
作者の荒木飛呂彦(あらきひろひこ)さん書き下ろしの完全新作原画・イラストが展示されます。
30年もの間、ファンから支持され続け、日本のみならず世界中の人々を熱狂させ続けている『ジョジョ』。その人気から、原画展には多数のファンが来場すると予想できます。
11月には大阪での開催も予定されており、各地より『ジョジョ』ファンが殺到することでしょう。
『ジョジョサピエンス』とは
出典:JOJOSAPIENS
『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』の開催を記念して解説された特設サイトです。『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』の公式サイトよりアクセスできます。
『ジョジョサピエンス』が指導した目的は、アンケートに答えたジョジョファンの答えを元に「究極のジョジョ人間・ジョジョサピエンス」を作り出すこと。
いきなり「究極のジョジョ人間・ジョジョサピエンス」と言われても、いまいちピンとこないことでしょう。
ここからは『ジョジョサピエンス』を実際に利用した画像を使いながら、説明しようと思います。
究極のジョジョ人間について
究極のジョジョ人間『ジョジョサピエンス』の詳細については謎に包まれています。2018年7月時点で公開されている情報は断片的です。
公式サイトによると、『ジョジョサピエンス』を作り出す目的は、30年にわたる冒険は、ファンの人格・人生にどのような影響=波紋を及ぼしたのか?これを調査することにあるようです。
つまり『ジョジョサピエンス』は、究極のジョジョファンのこと。無数のジョジョファンの統計を1つにまとめた姿ということでしょう。
すでに荒木飛呂彦さんによる、スタンド『ジョジョサピエンス』のオリジナルイラストも公開されています。
「スタンド」とは、人間の持つ特殊能力が形になった存在で、多くの場合、能力も持つ人間の側に立っています。その姿は「スタンド」を使える人間にしか見えません。
出典:JOJOSAPIENS
ファンのアンケートによって生み出される『ジョジョサピエンス』は、荒木飛呂彦さんによって作り上げられた、このスタンドを操る人間となるのです。。
アンケートによって『ジョジョサピエンス』が進化する様子は、サイト上で確認できるとのこと。最終的な『ジョジョサピエンス』の姿は、2018年8月14日に発表となる予定です。
ジョジョサピエンス完成
2018年8月14日、ジョジョファンたちのデータを集結したジョジョサピエンスがついに完成しました。
その姿がこちら。
出典:JOJOSAPIENS
華麗なる佇まい…左手にはワイングラス…奇抜すぎるファッション…
ジョジョファンたちの顔データや性別、身長をなどを反映すると、このような人間が出来上がるということです。
見た目だけでなく、ジョジョサピエンスのプロフィールにも、ファンのデータが反映されています。
究極のジョジョサピエンス プロフィール
年齢 | 24.9歳 |
身長 | 165.0cm |
体重 | 58.7kg |
体脂肪 | 19.6% |
今までに付き合った人数 | 2.9人 |
好きな食べ物 | ラーメン,肉,カレー |
IQ(知能指数) | 112.5 |
年収 | 353.3万円 |
50m走 | 8.26秒 |
やってみたい髪型 | 空条徐倫(くうじょうじょりん) |
身長や体重、IQ(知能指数)、年収あたりが、かなりリアルな数字をしています。
優れた力を持つスーパーマンではなく、あくまで一般人。しかし、スタンドによって超人的な能力を備えてしまったような『ジョジョ4部』以降の世界観にマッチした人間と言えるでしょう。
やってみたい髪型は『ジョジョ6部』の主人公「空条徐倫」ということで、ジョジョサピエンスの髪型も徐倫のような三つ編みのお団子ヘアーなのも見逃せない点です。
出典:JOJOSAPIENS
自分のデータを入力し『究極のジョジョ人間・ジョジョサピエンス』を作る
追記:アンケート期間は終了しています。
『究極のジョジョ人間・ジョジョサピエンス』は、42個の質問に答えた大量の『ジョジョサピエンス』ユーザーの回答次第で姿が変わります。
サイトユーザー全体の回答の平均が、『ジョジョサピエンス』の姿を決定づけるようです。一人の回答による影響はごくわずかでしょう。
しかし、小さな力が協力することで1つのものを生み出すというのは、非常に斬新な取り組みです。
まずはあなた自身のプロフィールを入力。説明にもあるように「嘘はつかずに」答えるようにしてください。嘘をついているかは、あなたの汗を舐めればすぐにバレてしまいます。
その後、質問に答えていきます。
出典:JOJOSAPIENS
究極の二択を迫る、『ジョジョ』らしい質問もあります。
サクサクと答えられるアンケートかと思いきや、それは大間違い。かなり考えさせられる質問ばかりです。
出典:JOJOSAPIENS
1番好きな「部」、作中でもっとも盛り上がった名勝負(ベストバウト)、1番真似したいキャラクターの髪型を答えるなど、ファン歓喜の質問も満載。
出典:JOJOSAPIENS
出典:JOJOSAPIENS
出典:JOJOSAPIENS
『ジョジョ』を読んでいないと答えるのは難しいかもしれませんが、わからない部分は空欄でも問題ないとのこと。
答えられる部分のみを答えてみましょう。
「あなたのフェチを1つ教えてください」という、別の意味で答えにくい質問もありました。
出典:JOJOSAPIENS
ビッグデータを活用
『ジョジョサピエンス』は、「ビッグデータ」を活用して作られます。「ビッグデータ」とは、人々の行動や趣向などを大量に蓄積したデータのことです。
「ビッグデータ」を活用する企業は急増中です。自社のサービスを使うユーザーがどのように行動するのかを把握し、そのデータからユーザーのニーズなどを導き出すことができます。
『ジョジョサピエンス』では、私たちユーザーがアンケートに答えた結果がビックデータとして「究極のジョジョ人間」に反映されるという仕組みです。
私たちのデータが商業利用されるとうわけではないようですが、ビックデータを利用した斬新な試みと言えるでしょう。
実際にビッグデータを使っている有名な企業の例としては、セブンイレブンを展開するセブン&アイ・ホールディングスがあります。
日本全国にあるセブンイレブンの顧客データを蓄積。その日の曜日や天気、時間帯などによる商品売上の変化から、仕入れる商品を決めています。まさにビッグデータを使ったビジネスの事例です。
ビッグデータとディープラーニングは相性が良い
蓄積したビッグデータはAI(人工知能)によって処理されます。
AI(人工知能)には「ディープラーニング(深層学習)」という要素が含まれているのをご存知でしょうか。
簡単に説明すると、ディープラーニングは「人間が物事を学習する能力をコンピュータに再現した機能」です。AI(人工知能)はディープラーニングによってビッグデータの中からデータの関連性を探し出し、自ら物事を推測・判断できるように進化していきます。
ビッグデータとディープラーニングは非常に相性が良く、AI(人工知能)による推測や判断の精度を高めるために活用されます。
『ジョジョサピエンス』でディープラーニングが使われるかは不明
『ジョジョサピエンス』にもディープラーニングが活用されるかどうかは、現状は不明です。
「ジョジョサピエンスはスタンドを操れる」ということは明らかになっていますが、それがディープラーニングやAI(人工知能)に関連しているのか、今のところ判断を下すことはできません。
『ジョジョの奇妙な冒険』とは
そもそも『ジョジョの奇妙な冒険』について知らない方のために、簡単に紹介もします。
集英社が刊行する『週刊少年ジャンプ』で掲載されていた大人気少年漫画です。2005年より『ウルトラジャンプ』に移り、現在も連載が続いています。
劇画タッチなおどろおどろしい絵柄と、「〜じゃあないか!?」「〜だッ!」といった独特の台詞回しが特徴的で、根強いファンを獲得してきました。
登場キャラクターたちは、「波紋」という特殊なエネルギーを生み出す呼吸法を使ったり、「スタンド(幽波紋)」と呼ばれる特殊能力が具現化した人物像を駆使して、立ちはだかる敵と戦います。
ストーリーは第1話から概ねひと続きであるものの、第1部〜第8部に分割されており、各部ごとに主人公となるキャラクターが変わります(第7部は第6部までとは独立したストーリーになっており、キャラクターや時代背景などが一変するなど例外もあり)。
タイトルにある『ジョジョ』というのは、各部の主人公の名前に2つの「ジョ」が入ることから名付けられたあだ名です(部によっては『ジョジョ』の法則に当てはまらない名前の主人公もいます)。
多くの人々に影響を与えた『ジョジョ』
『ジョジョの奇妙な冒険』は『ジョジョ』という名称で愛され、多くの人々に影響を与えてきました。
現在の少年漫画では当たり前となっている「能力バトル」の元祖が『ジョジョ』とする意見もあり、後続の漫画家たちに影響を与えた作品とも言われています。
また、キャラクターやスタンドたちが魅せる特殊な立ち姿、通称「ジョジョ立ち」を真似る人々もいます。作品を読んだことはないという人でも「ジョジョ立ち」を知っている、真似したことがあるという人は多いのではないでしょうか。
Twitterなどでも、自分なりの華麗な「ジョジョ立ち」を披露しているユーザーがいます。有名人まで『ジョジョ立ち』披露しているようです。
【THE MUSIC DAY】ディーン様は“ジョジョ立ち”がお気に入り「”ジョジョラー”としてやっていきたい」https://t.co/bP1KSPG92F#ディーンフジオカ #DEANFUJIOKA #日テレ #musicday #ジョジョラー #ジョジョ立ち @DeanFujioka @musicday_ntv pic.twitter.com/YVXuv7cqeV
— ORICON NEWS(オリコンニュース) (@oricon) 2018年7月7日
ダルライザーとジョジョ立ち出来たので我が人生に一遍の悔いなしの極み ありがとうございました0(:3 )〜 pic.twitter.com/9qp8YDhSNm
— みやざき (@mymy_32) 2018年7月8日
漫画家、ファン、そしてファンでない人にも、『ジョジョ』が与えた影響は大きいのです。
荒木飛呂彦とは
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの原作者です。約30年にわたって『ジョジョ』を連載しています。
漫画家デビューは1980年で当時描いた作品は『武装ポーカー』という作品。その7年後に『ジョジョの奇妙な冒険』の連載がスタートしました。
メディアへの露出を控える漫画家が多い中で、荒木飛呂彦さんはインタビューなどを通じ、多方面のメディアへ進出しています。
漫画の他にも、漫画の描き方の書籍を出すなど、後進の漫画家たちにとっても影響を与えつている存在です。
第5部『黄金の風』が2018年10月よりスタート
【ジョジョSS】第5部アニメ放送記念カウントダウンCP開始ッ!!10月1日(月)3:59まで毎日ログインでダイヤ1個もらえるッ! 公式HP→https://t.co/C9ZgbstArJ #jojo_ss #アニメ第5部放送記念CP pic.twitter.com/QUicBRxJqk
— ジョジョSS公式ツイッター (@jojoss_app) 2018年7月9日
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの中でもトップクラスに人気の高い、第5部『黄金の風』が2018年10月よりアニメ放送スタートとなります。
主人公の『ジョルノ・ジョバーナ』がイタリアを舞台に巻き起すマフィア同士の抗争は、片時も目を離せないシーンの連続です。
ファン待望の部のアニメ化ということもあり、ツイッターでも話題となっています。
夏は『荒木飛呂彦原画展 JOJO 冒険の波紋』の開催、秋からは第5部『黄金の風』のアニメ化。2018年下半期は、『ジョジョ』ブームが再来することでしょう。
アニメや漫画文化とテクノロジーの融合
『ジョジョサピエンス』のように、アニメや漫画の企画に最新のテクノロジーが使われているという事例は急激に増えています。
- VR(仮想現実)で、目の前に本物のキャラクターがいるような体験ができるアニメ
- プロジェクションマッピングを使い、コマがアニメのように動く漫画
など。
日本はアニメや漫画の文化の最先端を走る国。様々な技術を使ってアニメや漫画をさらに進化させようと、業界では施策が取られています。
『ジョジョサピエンス』は、そんな漫画とテクノロジーの融合を簡単に感じられる取り組みです。
ジョジョファンの方も、そうでない方も、アンケートに答えてみてはいかがでしょうか。
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