30代目前。3度の転職で人生の目標を失いかけていた営業マンが4度目の正直でスキルゼロからエンジニア転職に成功
更新: 2024.11.14
20代ですでに3度の転職。
主に営業職として数社を渡り歩く中、何度も「入社前のイメージと違う・・・」と営業職の理想と現実に直面。自分の仕事は誰の幸せに繋がっているのかと苦悩し続けてきた貝塚秀雄(かいづかひでお)さん。
そんな貝塚さんは30代を目前に、キャリアの180度転換を決意。全くの未経験からのエンジニア転職にチャレンジしました。
決して一筋縄ではいかなかった転職活動。その支えになったのは、転職保証付の即戦力エンジニア養成プログラム「TECH::EXPERT」のキャリアアドバイザーと同期の存在でした。
苦しみながらも、ついに実現したキャリアチェンジ。貝塚さんにご自身のキャリアとこれからについて、お話を聞いてみました。
▼卒業生の成長を知りたいという方は、以下の貝塚さんのポートフォリオサイトをぜひご覧ください。
▼貝塚さんの卒業後の活躍を伺ったインタビュー記事はこちら
この記事の目次
30代目前でキャリアを180度転換。営業マンがエンジニアに憧れた理由
――貝塚さんは数回の転職を経て、TECH::EXPERTを受講。エンジニア転職を実現されました。まず、前職の仕事内容をお教えください。
これまで3回転職しているのですが、基本は営業です。
1社目は個人の家を訪ねて、ケーブルテレビの営業をしていました。2社目は美容室をまとめたポータルサイトの営業で、「サイトに店舗を掲載しませんか?」と美容室を回っていました。
3社目はコンサルティングです。スイーツ専門サイトの運営企業に入社し、洋菓子屋さんのコンサルティングをしました。
なので、プログラミングは全くやったことが無かったです。趣味でHTMLとCSSをちょこっと触ったことはありましたが、本当にそれくらいで。
――3社で営業やコンサルティング経験を積んでから、全く未経験の「エンジニア」という仕事にチャレンジするのはかなり大胆なキャリアチェンジに思えますが・・・。
そうですよね(笑)
正直、かなり不安でしたよ。年齢的にも30代目前というタイミングで、TECH::EXPERTの受講を決めたので・・・。
――営業としてキャリアを続けていくことは、考えなかったのでしょうか?
学生時代から、クリエイティブな作業がとても好きだったんです。例えば動画を撮影して、編集ソフトで加工をするだとか。
Webデザインの会社でインターンをしていたこともあります。学生時代はインターンと飲食店のバイトに明け暮れて、全然授業は受けていませんでした(笑)
文章を書くのも好きで一時期はクラウドワークスやランサーズで案件を受注し、ライターとして活動していました。「初デート 服装」で検索すると、検索エンジンで上位表示されるような記事を書くというのをしばらくやっていました。
そうした志向の延長で「ものを作る仕事をしたいなあ」という気持ちを、大学卒業から今日までずっと持ち続けていたというのが本音です。ただ実際には、最初に入社した企業の配属は「営業」でした。そのままずるずると、転職しても営業職を続けてきました。
もちろん、営業という仕事にはやりがいもあります。例えば顧客の課題を分析し、自分で提案資料をまとめ、相手先に出向いて施策を提案。新たなプランを進めていくというのは、とても有意義な仕事ですよね。
ただ理想と現実にはギャップがあるのも、事実です。
「提案営業」「コンサルティング営業」と言いながらも実際には相手の事情を顧みず、既存商品をただ売り込むだけ・・・という働き方が、営業職の世界ではまかり通っていると思います。「この仕事は、一体誰の幸せのためにあるのだろう」と考え込むことも多かったです。
真の意味で自分で企画し、世のためになる働き方ができる仕事は何か。そう考えた時に、浮かんできた職種がエンジニアでした。
エンジニア転職を思い立ってからは、キャリアチェンジをしたいという気持ちがどんどん大きくなっていきました。今までのようにずるずると仕事を続け、後悔するというのはしたくなかったんです。
そうして前職を辞め、TECH::EXPERTの受講を決めました。
プログラミング言語は世界共通「スキルとしての分かりやすさが魅力だった」
――企画ができる仕事は他にも数多くあります。エンジニアに着目した理由を、もう少し詳しくお聞かせください。
エンジニアは、確実にもの作りに携われるのが魅力的な仕事です。
例えば、営業職であっても企画に携わるのは可能かもしれません。でも、それと同じくらいテレアポや外回りに忙殺されてしまう可能性も大きいです。ひたすらアポを取って、数字を追う。そういう働き方を、僕は望まないです。
だからこそ、ものづくりそのものが仕事な「エンジニア」への転職を決めました。
またプログラミングは「この言語を使って、こういうアプリケーションを作れます」と、自分の能力を他人に説明しやすいです。
プログラミング言語は世界共通ですから、ソースコードを見せれば外国人を相手に自己アピールすることだってできます。そうしたスキルとしての「分かりやすさ」も魅力です。
「やりたいなら、好きなようにしてみたら?」彼女に背中を押され、TECH::EXPERTへ
――仕事を辞めて、プログラミングスクールに通うという決断は重いものです。身の回りの人に反対されませんでしたか?
30代目前にして定職に就かない時期が生まれてしまうので、さすがに付き合っている彼女には相談しました。ですが「やりたいことがあるなら、好きなようにしてみれば?」と、反対は無かったですね。
また家族にも相談したのですが、同様でした(笑)
――貝塚さんの、受講前のプログラミングスキルはどれくらいでしたか?
ほぼ皆無でした。受講前にプログラミングの独学もしなかったので、全く知識がないまま受講がスタートしたという感じです。
――未経験からプログラミングを学んだ、率直な感想を教えてください。
楽しいです!
プログラミング言語を覚え、コードを書く。そして、思った通りにアプリケーションが動く。この「思った通りにアプリが動いた瞬間」には、他には代えがたい快感があります。本当に嬉しいんですよ。
あと個人的には、コードのエラーも好物です(笑)
プログラミングで表示されるエラーメッセージには、必ず「何が原因で、エラーが起きているのか」が英語で書いてあるんです。意味不明なエラーはそうそう発生するものではなくて、基本的には明確な原因があります。
逆に言えば、原因さえ突き止めて解決すれば必ずアプリは動くということです。エラーメッセージも、英語とは言っても大学受験レベルで十分です。それほど難しい英文はないです。
メッセージを読み解いて、一つ一つ原因を潰していく。エラーを探す「探偵」になった気分がします。この地味な作業が結構好きなんですよ。
――TECH::EXPERTでは最終課題で、既存サービスのクローンサイトを開発します。貝塚さんは何を作りましたか?
Amazonのクローンサイトを、チームで開発しました。まずは個人でカリキュラムを進め、その後、他の受講生と一緒にサービスを作りました。比較的、カリキュラムの進捗は早い方だったと思います。
※テックキャンプ エンジニア転職のチーム開発は80期(2020年6月20日開催)をもって終了となりました。今後も受講生にとって最適な学習スタイルの提供を目指していきます。
3度の転職失敗で痛感した、転職活動の難しさ。初めてのエンジニア転職の支えはキャリアアドバイザーだった
――キャリアアドバイザーや同期の受講生と、今後のキャリアについて話し合ったりはしましたか?
めちゃめちゃしましたよ!
特にキャリアアドバイザーさんには、数え切れないくらい相談に乗ってもらいました。
TECH::EXPERTの受講中、学習自体は順調でしたが「プログラミングを学んだあと、どうキャリアを描いていけばいいのだろう」と悩んでいて。
「こういう企業で活躍するエンジニアになりたい」というような将来像が明確でない状態で、受講をスタートしたのが正直なところで。だから、キャリアアドバイザーさんにはしつこく何度もキャリア相談をお願いしました。
話し合ううちに段々とキャリアプランが見え、最後にはしっかり自分の軸が、自分の言葉で説明できるようになりました。
▼TECH::EXPERTキャリアアドバイザーと受講生の対談記事もご覧ください
かつて日本一の柔道家を目指した男性、女性キャリアアドバイザーと毎日2時間の面談を重ねてエンジニア転職を実現 | TECH::NOTE
――企業選びの軸はどのようなものでしたか?
「企画設計から、開発に携わることができるか」を重視していました。また面接の雰囲気や、入社後どのような流れで実務に入っていけるのかという点も見ていました。
これまで複数回、職歴を重ねる中で「会社に入ってみたら、入社前のイメージと全然違う・・・」という思いをしたことが無かったわけではないので・・・。
今回は僕にとって初めてのエンジニア転職です。だからこそ、転職活動は慎重に進めましたね。
――今回入社された、株式会社シンカとはどのような会社でしょうか。
株式会社シンカは、おもてなし電話「シンカCTI」というサービスを開発しています。
飲食店などがお客様から電話を受ける時、相手のお名前や過去の問い合わせ内容、着信回数といった情報を瞬時に把握するのは非常に難しいですよね。
画像出典:株式会社シンカ コーポレートサイト
そうした課題を解決するのが、おもてなし電話「シンカCTI」です。シンカCTIでは電話がかかってきたら、手元のパソコンやタブレット、スマートフォンに紐付いたお客様情報を表示。「いつものやつお願いします」と言われたら画面で「いつものやつ」が何かを瞬時に把握し、スムーズに注文を受けられます。
「おもてなし」という言葉通り、このサービスはお客様が電話を通じて人のぬくもりを感じられるものです。
以前注文をくださったお客様から電話が来た時に「この間はありがとうございました!」と自然に言えるサービスって、本当に有意義だと思うんです。電話をかけた先に自分の存在がきちんと認識されていると、誰でもちょっと嬉しく感じるものですよね。
とても魅力的なサービスですし、おもてなし電話の存在は僕がシンカに入社を決めた理由の1つになりました。
自己分析ノートは3冊目に突入!人生が変わった10週間を振り返って
――TECH::EXPERTで学習し、転職活動を行った10週間強。この時間は、貝塚さんにとってどういうものだったと改めて感じますか?
自分自身と向き合った期間です。
何でエンジニアになりたいか、何で今までの職場を退職したのか、今後どういう人生を歩んでいきたいのか、などを本当にずっと考えていました。
それらを考えるためにノートに色々書き出していたのですが、最後にはそのノートが3冊目に突入したので(笑)
受講期間中は、本当に楽しかったですね。毎日が充実していました。あと純粋に転職先が決まったことにもホッとしています。仕事を180度変えるのは、並大抵のことではないと思ってます。ですが勇気を持ってチャレンジし、一定の成果を得られました。
そのことには手応えを感じてます。
――今回、未経験からのエンジニア転職に成功した最大の要因は何だったと思いますか?
TECH::EXPERTのキャリアアドバイザーさんに、本当にお世話になりました。正直、僕の転職活動は一筋縄にはいかなかったです。面接で失敗することも多かったですし、挫けそうになった時もあります。
でもそういう時にも必ずキャリアアドバイザーさんは相談に乗ってくれました。何回、面接練習をしていただいたか分かりません。
同期の存在も大きかったです。切磋琢磨し合える相手がいるというのは、本当に良い刺激になりました。
――TECH::EXPERTを受講検討中の方に、アドバイスをお願いします。
TECH::EXPERTのカリキュラムはオンラインでも閲覧できます。ですが、僕は絶対に教室学習をおすすめします!
※テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトをご確認ください。
周りの受講生が学習している様子を目にするだけで「自分もやらなきゃ」とモチベーションが高まります。学習は辛くなる時もあります。そういう時、休憩時間におしゃべりできる相手がいるのも良い気分転換になります。
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