マッキンゼー、楽天からランサーズ取締役へ。数々の事業を動かした曽根秀晶氏がテックキャンプ イナズマを受講した理由
更新: 2021.01.07
1週間の短期集中でプログラミングを学ぶコース「テックキャンプ イナズマ」。テックキャンプ イナズマは、経営などに携わるビジネスパーソンも多数受講しています。
※テックキャンプ イナズマスタイルは、GWや年末年始などの長期休暇で随時開催しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
今回、お話を聞いたのはランサーズ株式会社 取締役CSOの曽根 秀晶(そね ひであき)さん。
日本を代表するクラウドソーシングサービスを提供するランサーズは、東証マザーズへの上場が承認されたことで注目を集めている企業です。
そのランサーズの取締役CSOである曽根さんもテックキャンプ イナズマを受講した一人。
マッキンゼー、楽天、そしてランサーズで数々の事業に携わってきた曽根さんは、テックキャンプ イナズマを受講して「シンプルに世の中を見通す力が身についた」と語ります。
その真意とは?
※ランサーズは2019年11月13日に上場が承認され、2019年12月16日に上場予定。
曽根 秀晶
そね ひであき
ランサーズ株式会社 取締役CSO(最高戦略責任者)。東京大学大学院工学系研究科建築学専攻を卒業後、経営コンサルタントとしてマッキンゼー・アンド・カンパニーに入社し、20超のプロジェクトを経験。その後、楽天株式会社へ入社し、国内の営業・事業企画の経験を経たあと、海外M&A・全社戦略などを担当。現在、ランサーズ株式会社で取締役として経営戦略の立案、新規事業の推進などの統括を務めている。
この記事の目次
4年前にプログラミングを挫折。今回はテックキャンプ イナズマで挫折せずにやりきりたかった
—–エンジニアではなく取締役という立場でなぜ今、プログラミングを学ぼうと思われたのでしょうか?
私はIT業界で働いていて、プログラミングを学ぶ必要性を肌で感じていたからです。
じつは4年ほど前にテックキャンプの通常コース※を受講していたんですが、挫折してしまって。
※プログラミングの基礎を好きな期間、好きなタイミングで学べるコースです。
「仕事が忙しいから」と、自分に「プログラミングをやらなくてもいい」と理由をつけていたような気がします。
だから今回はムチを打って、プログラミングをせざるをえない環境に追い込もうと思いました。
—–そんな折、テックキャンプ イナズマを知ったんですね。
はい。News Picksの記事でテックキャンプ イナズマを知りました。
そのときに「そういえばプログラミングを学ばないまま4年経ってしまったな」と後悔の念が湧いたんです。
だから今回、テックキャンプ イナズマと出会ったのはいいチャンスだと思って申し込みました。
自分を追い込む環境をあえて作ることで、プログラミングをやりきる
—–テックキャンプ イナズマでプログラミングを1週間学ばれてどうでしたか?
ひたすらマシンのように集中してプログラミングを学んだ1週間でしたね。あっという間でした。
毎日1時間など分散的に学習するのではなく、1日10時間みっちり学習するスタイルが私には合っていました。そのほうが学習が習慣化されますし。短期間で学ぶことで知識が体系化するスピードも早まりました。
教材となるカリキュラムを自分のペースで学習していき、自分では解決に時間がかかりそうなことはその場にいるメンターに質問できる。そんなテックキャンプイナズマ式の学習スタイルはとてもよかったと思います。
—–とはいえ1日10時間、それを7日連続でプログラミング学習は簡単なことではないと思います。モチベーションはどう維持しましたか?
先に述べたように私はIT企業に勤めているので、サービスの裏側を知りたいという興味関心がモチベーション維持につながりました。
そのほかにも、じつは「学び」そのもののPDCAをいかに回せるかを受講を通してテストしていたのもあって、それが楽しかったですね。
生涯学び続ける力が重要。テックキャンプイナズマでは「学び方」自体を習得できた
—–学びのPDCA、というと?
自分なりの学び方を模索すると言えばいいでしょうか。
物事が激変する時代に、生涯学び続ける力って重要だと思うんです。そして自分の知識や経験をアップデートしていく必要性を強く感じていて。
テックキャンプ イナズマでは、プログラミングだけでなく「学び方」自体を習得できました。これは他の新しいことを学ぶときにも活きるスキルだなと感じます。
—–自分に合った学び方を見つけることができたんですね。そのほかに、受講して得られたことはありますか?
学びの構造化と、それを実践に移す重要性に気づけたのは大きな収穫でした。
プログラミングには、いろいろな概念が出てきますよね。用語もたくさんある。それを一読してわかったつもりになることと、使ってみること、理解すること、他人に説明できること。これってどれも「学び」なんですが、それぞれ構造のレベルが違うんです。
ただ読んで理解するだけじゃない、実際に手を動かすことの大切さに気づくことができました。
そばにいるメンターがすぐに疑問を解決してくれ、独学では難しい効率のよい学習ができた
—–実際にどのように学習を進めたのですか?
カリキュラムは2周しました。もちろんすぐには理解できず、わからないまま進めていいものか悩むこともありました。
そうしたらメンターの方が「わからなくても進めてみて、あとで復習することが大事だ」と教えてくれて、学習を進めることができました。
基礎的な概念は図にして理解しようとしたり、カリキュラムの2周目はコピペせずにコードを書いてみたり。
そうやって繰り返しているうちに、自分が理解できている部分と理解が不十分な部分がわかってよかったです。
—–オンラインでのプログラミング学習サービスもあるなか、テックキャンプ イナズマで実際に教室に通うことで得られたメリットはありましたか?
すぐ近くにメンターの方がいて、その場で質問できるのはとてもよかったです。単なるスペルミスひとつにおいても、独学だったら問題解決まで多くの時間を費やすことになっていたと思います。
でも、最初はメンターの方と一緒にエラーを処理していくことで、自分でエラー処理ができるようになるまでの時間が短くなりました。
経営者こそプログラミングを学ぶべき。プログラミングを通して身につけられる「先を見通す力」
—–曽根さんは現在、ランサーズ株式会社で経営戦略などを担当していらっしゃいます。曽根さんのような経営に携わる方がプログラミングを学ぶ意義とは何でしょうか?
経営者がプログラミングを学ぶ意義は2つあると思っています。
ひとつはプログラミングスキルを持っていることで仕事の生産性をあげられる点。
ITは、今やどの業界においても必須だと考えています。今は必要でなくても30年後はどうなるかわからない。そんなとき、テクノロジーに関するリテラシーを持っている人が生産性を上げる時代になっていくと思います。
2つめは、プログラミングを学ぶという体験そのものが、世の中を見通すための力になる点です。
世の中はどんどん複雑になっていきます。ITはどんどん発展していきます。それを「わからない」と諦めるのではなく、世の中を動かす仕組みをきちんと知ることが経営者にとって必要な力だと思います。
プログラミングは、複雑な事象を抽象化・構造化するための訓練としてよいツールだと考えています。
物事を抽象化・構造化して自分で考えるスキルこそ、世の中を見通すための力になる。プログラミングを単なる言語として学ぶのではなく、そうした力を身につけるきっかけとして学べば、また違った世界が見えるのではないでしょうか。
プログラミングを過度に怖がる必要はない
—–最後に、プログラミングを学びたいと考えている方にメッセージをお願いします。
1つ目は、学び続ける力は今後ますます重要ということ。
テックキャンプ イナズマで缶詰になってプログラミングを学ぶ経験は、大人になってからはあまりなくとても新鮮でした。そして、テックキャンプ イナズマで「自分の学びのスタイル」を見つけられたことは、大きな資産になったと思います。
2つ目は、プログラミングを過度に怖がる必要はないということです。
たとえば、Excelや英語など今まで学んだことは一定はプログラミングに応用できます。だから自分にはハードルが高いと思わず、プログラミングに挑戦してほしいです。
3つ目は、繰り返しになりますがプログラミングを学ぶことで物事を構造化してシンプルに世の中を見る力が身につくこと。
この力は、すべてのビジネスパーソンが持っていて損はない力だと思います。
—–曽根さん、貴重なお話をありがとうございました!
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