キャリアアップや夢の実現のため、もっと勉強や自己研鑽の時間を確保したいと考えているのであれば、夜勤の仕事で昼の時間を有効活用するのがおすすめです。
しかし、「夜勤の仕事ってつらそう」「続けられるかわからない」と不安になっている方もおられるでしょう。
この記事では、夜勤に向いている人の特徴や昼間の時間を有効活用したい人におすすめの夜勤のある仕事を紹介します。
夜勤は何時から何時まで勤務?
夜勤とは、午後の10時から午前5時までの勤務のことを指し、正確には深夜労働と呼ばれます。
なお、実際の業務時間帯は企業によって異なり、午後の9時から深夜2時までのシフトや、午後11時から翌朝6時までのシフトなど様々です。
深夜労働の時間帯は、通常よりも賃金を25%割増することが労働基準法で定められています。
また、満18歳未満、妊婦の深夜労働は法律で禁止されています。
夜勤の仕事に向いている人の特徴
夜型の生活をしている人はなんとなく夜勤も向いているような気がしますが、実際に夜勤の仕事はどのようなタイプの人が向いているのでしょうか。
夜勤の仕事を続けながら生活リズムをキープできる人の特徴を紹介します。
夜中の方が作業がはかどる人
夜に勉強したり、仕事をしたりと夜中の方が作業がはかどる人は夜勤に向いています。
逆に、夕方くらいになると集中力が落ちてきて夜ご飯を食べた後はだんだんと眠くなる、という人にとって夜勤は辛いでしょう。
家族の理解がある人
夜勤をすると、多くの場合家族と生活リズムが合わず、一緒に住んでいるのに顔を合わせることが難しくなります。
家族が寝る頃に出勤して、家族が翌朝出かける頃には寝ている、という生活が続くうちに、一緒に過ごす時間が取れないことに家族がストレスを抱えてしまう可能性もあります。
つまり、夜勤を続けるためには家族の理解とサポートが不可欠というわけです。
いつでも眠ることが出来る
寝る時は部屋が真っ暗でないと寝られない、外の些細な騒音も気になってしまう、という人は夜勤は難しいでしょう。夜勤の翌朝は、明るくて外が騒がしい中に眠らないといけません。
明るさや騒がしさもだんだんと慣れてくるものですが、周囲の状況に左右されずに眠ることができることも、夜勤を続ける上で重要なポイントです。
収入を重視している
収入のためなら多少の無理ができる、という人も夜勤向けです。
上述した通り、深夜労働は昼間の勤務よりも割増の賃金を支払うことが法律で定められています。
同じ労働時間で効率的に稼ぐことができるのが夜勤、というわけです。
関連記事:正社員の給料は時給換算でいくら?最低賃金レベルなら転職も考えよう
おすすめの夜勤の仕事9選
夜勤の仕事をしたいが、深夜のコンビニのバイトでは生活が不安、女性でも安心してできる夜勤はないか…という方のために、おすすめの夜勤のある仕事を9つ紹介します。
警備員
警備員としての仕事は、工事現場などでその周辺を通る車や人を誘導する交通誘導警備、商業施設などの施設警備などがあります。
未経験でも研修を受ければすぐに始められる点、年齢制限がない点などがメリットです。
清掃作業員
マンションやビル、駅やホテル、病院などの清掃作業員。人が少ない夜間に清掃を行っている施設は多くあります。具体的な清掃内容は掃除する場所によって異なります。
年齢に関係ない点、特別なスキルが必要ない点、誰かとのコミュニケーションが最小限である点などがメリットです。
コールセンター
クレジットカード会社やホテル、グローバル企業など24時間でお客様対応をしている企業のコールセンターでの仕事です。
夜間は日中と比べて着電数が少ない上、時給が通常よりもアップする点がおすすめポイントです。ただし、海外からの問い合わせがある場合には英語で対応する必要があります。
工場勤務
24時間で稼働している工場での夜間勤務です。
夜は昼よりも従業員が少ないため、各従業員が自分の担当業務を一人で黙々と進められる点がメリットです。
その他、工場や機器の清掃を夜間にするケースもあります。
介護職
介護施設などでは、緊急時に備えて夜間でも一定数のスタッフが待機しています。呼び出しに応じて利用者のトイレや食事、薬などの介助などを行います。
必ずしも専門資格が必要ではないケースもあり、無資格でも始められますが、研修のため実際に夜間スタッフとして働くためには、一定期間日勤が必要です。
土木作業
交通量の少ない深夜に行われることが多い道路工事。水道管や線路の工事作業員は、体力は必要ですがその分給料も良いです。
もともと高めの基本給に加え、深夜の作業には深夜割増賃金もつきます。
トラック運転士
夜間の高速道路が空いている時間帯に運搬などを行うトラック運転士。渋滞のストレスがない、昼間に家族との時間を確保できる、給料がいいという理由から、あえて深夜ドライバーを選ぶ人もいます。
他の人との会話がない点も魅力ですが、居眠り運転をしないように注意する必要があります。
ホテルスタッフ
夜間のフロントやレストラン・バーの接客、その他施設の清掃などを行うホテルスタッフ。
ホテルという比較的人の出入りが制限される場所の勤務ということで、女性でもやりやすい夜勤の一つです。
具体的な仕事内容は配属される場所によって異なるため、得意な分野を活かして仕事をすることも可能です。
インフラエンジニア
インフラエンジニアはITインフラの設計構築やネットワークシステム監視、保守、運用を担うエンジニアのことを言います。
夜勤がメインになるのがネットワークシステムの監視業務です。ネットワークシステムは24時間365日体制で監視をしなければいけません。
障害発生時は復旧作業を実施し、関係者への連絡を担います。
交代制を取っている企業の場合は夜勤の担当が定期的に回ってきます。知識や経験が求められる仕事である一方、給与もよく、効率的に稼ぐことができます。
関連記事:インフラエンジニアの仕事内容や収入、必要な資格・スキルなどを解説
夜勤の仕事のメリット・デメリット
多くの人が働く日中ではなく、夜勤をすることでどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。
メリット①給料が高い
通常の賃金よりも割増されることが法律で定められている夜勤は、同じ時間数でも効率的に稼ぐことができます。
また、コールセンターやトラック運転士のように昼間よりも仕事量が少なかったり、早く終わらせることが出来ることもあり、日勤よりもストレスなく働くことができます。
メリット②電車、道路が空いている
朝や夕方のラッシュの時間帯に出勤・退勤する必要がなく、通勤にかかるストレスがないこともメリットです。
夜や早朝の空いている時間であれば、普段は混んでいる電車でも座って出勤することができます。
メリット③平日昼間を自由に使える
夜働くことで昼間の時間を自由に使えます。
仕事前に少し仮眠を取ったり、仕事が終わってから午前中は眠ることはあっても、数時間の自由時間を毎日確保することができます。
この時間を使って、資格取得のための勉強やダブルワークをする人も多くいます。
デメリット①体調を崩しやすい
人の身体はもともと夜に眠り、日中に活動するようになっています。
それが夜に働いて朝に寝る、という生活を続けていくうちに生活リズムが崩れ、風邪を引きやすい、疲れが取れづらいなど、体調を崩しやすくなってしまう可能性があります。
夜勤をしながら日中は別の仕事・用事がある、という人は食事面など健康には十分注意しましょう。
デメリット②生活リズムが崩れる
毎日夜勤の仕事であれば、夜働いて朝に寝る、というリズムを作ることができます。
しかし、仕事によっては夜勤の日と日勤の日が交互にあるものもあり、生活のリズムを作りづらいのがデメリットです。
デメリット③予定を合わせづらい
日勤で働いている友人などとの予定を合わせづらいデメリットもあります。
平日の仕事終わりに飲みに行ったりすることができないため、人付き合いが疎遠になったり、人間関係が同じく夜勤をしている人に限定されてしまう可能性もあります。
まとめ
給与面などでメリットのある夜勤ですが、毎日続けるために十分な睡眠と体調管理が重要です。
夜勤のある仕事には様々な職種があるので、あなたのスキルが活かせるものや無理なく続けられそうなものを探してみましょう。
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