転職エージェントとの面談はどんな流れで進んでいくのか、初めての人は不安に思うことでしょう。
本記事では、一般的な転職エージェントとの面談の流れを解説。また、転職エージェントとの面談で気をつけるポイントやテクニックも紹介します。
ぜひ転職エージェントとの面談に不安がある方は参考にして下さい。
以下の記事では、転職エージェントとの面談までに準備することや、適切な服装などについて詳しく紹介しています。ぜひ合わせてご覧下さい。
転職エージェントとの面談に必要な準備とは?服装や持ち物などを解説一般的な転職エージェントとの面談の流れ
ここでは、転職エージェントとの面談の流れを解説します。
一通り目を通しておけば、当日も落ち着いて面談に挑めるでしょう。何より大切なのは、リラックスすることです。
- 自己紹介
- 転職活動の現状やプロフィールの確認
- 求人情報の絞り込み
- 求人情報の提案
- 今後の動き方の相談
自己紹介
面談は、転職エージェントと求職者の自己紹介から始まります。事前に準備した履歴書・職務経歴書を元に、簡単な自己紹介ができるように準備しましょう。
転職エージェントからは、転職における自分のスタンスや、これからどのようなサポートを行うのか、一通りの説明があります。
転職活動の現状やプロフィールの確認
自己紹介の後は、あなたの転職活動の現状やプロフィールの確認が行われます。
例えば、直接応募でのエントリー状況や選考の進み具合、他社エージェントへの登録状況など。フォーマットが用意されていて、そこに書き込む場合もあるでしょう。
あなたがどのように転職活動を進めていて、どのような状況で困っているのか、どのような求人に応募しているのかを知ることで、サポート内容や紹介する求人を最適化できます。
他社エージェントへの登録状況も隠さず伝えましょう。むしろ伝えた方が「他社エージェントよりも良いサポートをしよう」と思ってもらえる可能性もあります。
求人情報の絞り込み
あなたの希望する業界・職種などを踏まえながら、紹介する求人情報の絞り込みが行われます。
履歴書、職務経歴書であなたのスキルが把握できたり、先のステップで転職活動の現状が把握できれば、ある程度絞り込みができます。
この段階で絞り込みができれば、的外れな求人が紹介されることを避けられるでしょう。
求人情報の提案
ここまでのステップの要素を踏まえて、実際に求人情報が提案されます。
大手総合系転職エージェントの場合は50〜100以上の求人が紹介されることもありますが、通常は10〜30社ほどに絞られるでしょう。
紹介された求人に応募しなくてもOK
この段階で提案された求人に、必ずしも応募する必要はありません。むしろこのピンと来る求人がなければ、その旨を伝えた方がいいです。
その際に、具体的にどのような部分が引っかかっているのか伝え、「追加で紹介できるものがあれば、またご連絡ください」と言えばいいでしょう。
初回で紹介される求人は長期的に募集している(=人気が低い)ケースもあるため、急いで決めないほうが無難です。
面談日当日は求人が紹介されないことも
転職エージェントによっては、面談日当日は求人紹介は行わず、後日面談内容に沿った求人を紹介するケースもあります。
当日紹介がなかったからといって、そこまで焦る必要はありません。
今後の動き方の相談
あなたの転職希望時期を確認し、そこから逆算した大まかなスケジュール(応募〜内定〜退職〜入社)を立てます。
また、現在の仕事の状況を確認し、面接にはどのくらい時間を充てられるのか、連絡手段は電話でもOKか、連絡可能な時間帯はいつか、などの確認もあります。
転職エージェントとの面談で気をつけるポイント
転職エージェントとの面談では、まず自分の現状を正直に伝えるのが大切です。
この他にも注意点があるため、ここで3点解説しましょう。
- 基本的には包み隠さず本音で話す
- エージェントの話をすべて鵜呑みにしない
- キャンセルや遅刻の連絡は早めに
基本的には包み隠さず本音で話す
転職理由や希望条件は建前ではなく、本音で話しましょう。ただし、ただの前職の愚痴や、「楽がしたい」といった転職への意欲が疑われるような発言はNGです。
他社エージェントを利用している旨を伝える際も、そこで感じる不平不満を伝えるのは避けましょう。あくまでも、「他社エージェントも利用している事実」を伝える程度で良いです。
エージェントが「この人のサポートをしたい」と前向きに考えられるようにしましょう。
長く続ける意欲はあると伝える
転職エージェントには、自分の状況を基本的に包み隠さず伝えます。
ただし、たとえスキルを身に付けることが目的であっても、長く続けるつもりがあるという意欲は見せたほうが良いです。
なぜなら、すぐに辞める人材を紹介した場合、エージェント側は企業に対して罰金を支払うケースがあるためです。
「すぐに辞めてしまうかも」と判断された場合、求人を紹介してくれない可能性もあります。
エージェントの話をすべて鵜呑みにしない
転職エージェントは転職成功報酬として企業からお金をもらいます。
そのため、無理にでも転職させようとしてくる人も中にはいます。その結果、労働環境が劣悪な企業に入社してしまうケースもあるのです。
それを避けるためには、転職エージェントから得た情報を、自分で精査することが大切です。特に労働条件に譲れない部分があれば、企業の口コミサイトなども自らチェックした方が良いでしょう。
キャンセルや遅刻の連絡は早めに
転職エージェントも人です。転職希望者と信頼できる人間関係を構築できないと、良い求人を紹介しようという意欲が削がれてしまいます。
ですから、もしキャンセルやリスケ、遅刻の可能性が出た場合は早めに連絡し、万が一予定を忘れたとしても、お詫びの連絡を必ず入れましょう。
エージェントも、転職希望者の現職が忙しいのは充分わかっていますので、誠意を持って対応すれば、理解が得られるはずです。
よりよい転職を実現するためのテクニック
転職エージェントを利用して、より良い転職を実現するためのテクニックを6つ解説しましょう。
- 複数の転職エージェントに登録する
- 合わない転職エージェントはすぐにやめる
- 転職する際の軸をしっかりと持っておく
- 連絡はマメに返す
- 転職エージェントの立場を考える
- 本命の転職エージェントでは短期間勝負
複数の転職エージェントに登録する
転職エージェントにも様々なタイプの人がいます。
幅広い人脈や業界の内部情報を持つ人もいれば、経験が浅く、情報が限られているケースも。
中には、無理にでも「早く転職させてしまおう」とする人さえいます。複数のエージェントに会うことで、信頼できるエージェントと出会えるでしょう。
合わない転職エージェントはすぐにやめる
もし面談時に「この転職エージェントとは合わないかも」と思えば、他の転職エージェントも利用するのがおすすめです。
例えば「レスポンスが遅い」「得られる情報に信ぴょう性がない」「提供される求人に納得できない」などは、転職活動に悪影響を及ぼします。
合わないエージェントとのやりとりで神経をすり減らすよりも、より信頼できるエージェントに出会い、転職をスムーズに進めた方が良いです。
転職する際の軸をしっかりと持っておく
あなたの「転職の軸」がしっかりしないと、転職エージェントも紹介すべき求人が明確にできません。
例えば、転職上で「譲れない条件」があれば、それに当てはまらない求人はそもそも紹介されません。
そのような転職の軸を事前に持っておくと、転職エージェントもサポートがしやすく、あなたも理想的な転職実現に近づけます。
転職の軸を定めるためには、以下の記事も参考にしてください。
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連絡はマメに返す
転職エージェントとの連絡は、スピーディーでスムーズな対応を心がけましょう。
エージェントも複数のクライアントを抱えています。その中でレスポンスの遅い人がいれば、対応が後回しになってしまうことも。
連絡をまめに返すと、その分転職に対する意欲を表すことができます。エージェントも「この人のサポートしたい」という気持ちになりやすいでしょう。
面談後のお礼メールは必要か
転職エージェントとの面談後は、お礼メールをした方がいいのか迷う人もいるでしょう。
結論としてはお礼メールは不要ですが、送ると好印象は与えられます。ただ、転職活動に充てられる時間も限られていますので、無理のない範囲で構いません。
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転職エージェントの立場を考える
転職エージェントは、あなたと応募する企業とのパイプ役です。例えばあなたが企業との面談を頻繁にリスケやキャンセルをすると、転職エージェントの顔が立たなくなります。
また、転職エージェントも複数のクライアントを抱えています。連絡を不必要に急かしたり、希望条件に執拗なこだわりを持っていたりすると、「面倒なクライアント」と思われる可能性も。
オファーを断る際も、「大変恐縮ですが…」などの一言を添えるだけでも、印象が変わります。
本命の転職エージェントでは短期間勝負
転職エージェントにおいては、クライアントの優先事項の中に「初回登録日」があります。これは、「初回登録日が新しい人ほど早期に転職が決まる人が多い」というデータがあるためです。
ですから、本命のエージェントがあれば、短期勝負で動くことをおすすめします。
面談日初日から転職への強い意欲を示し、スピーディーなレスポンスを心がけ、早め早めに動いていきましょう。
さいごに
転職エージェントとの面談前は、履歴書・職務経歴書を準備し、転職理由や自分のスキルの棚卸し、転職で実現させたいことを明確にしておきましょう。
面談日当日はリラックスし、現状を正直に説明した方が、エージェント側もサポートがしやすいです。
転職エージェントも「人」です。「この人のサポートしたい」と思われるよう、誠意を持って面談に挑みましょう。
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