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Google for Jobs(しごと探し)が日本でリリース!使い方を解説

更新: 2019.01.24

2017年6月にアメリカで発表され、世界中で実装されていったGoogleの求人検索機能「Google for Jobs(Googleしごと検索)」。こちらが日本でも正式にリリースされました。

この記事ではGoogle for Jobsの使い方や特徴、求人業界への影響などについて解説します。

2019年1月23日より「Google for Jobs」実装

日本版のテストが幾度か行われていた「Google for Jobs」ですが、2019年1月23日より正式に実装されました。Google Chromeで「渋谷 正社員」などと調べると、Google for Jobsの検索結果も表示されます。

Google for Jobsは、就職・転職を考えて検索するユーザー向けに、求人情報を探しやすくなるよう開発されたシステムです。「Indeed」や「エン転職」といった求人サイトから情報を読み取り、ユーザーに合わせて表示させています。

求人への応募はGoogle for Jobsから直接できません。各サイトにアクセスして応募します。

Google for Jobsの表示順位

Google for JobsはGoogle Chromでの検索はもちろん、シークレットモードで検索しても表示されます。
firefoxなどブラウザを変えても同様です。

求人に関連したワードで検索した場合、検索結果の順番は、

  1. リスティング広告(Googleの検索
  2. Google for Jobs
  3. オーガニック検索(自然検索)

という形で表示されます。ただ、ワードによっては、

  1. リスティング広告
  2. オーガニック検索
  3. Google for Jobs
  4. オーガニック検索

の順番で表示されることもあります。どのような基準で検索結果に差が出るかは現状としては不明です。

検索結果の見分け方としては

リスティング広告→「広告」という表記がある

Google for Jobs→「求人」を書かれた青枠内

オーガニック検索→それ以外の検索結果

この基準で判別できます。

スマートフォンでの表示

スマートフォンのGoogleアプリから検索した場合でも、Google for Jobsの検索結果が表示されます。

iPhoneをお使いの方は、Safariで検索することもあるでしょう。SafariでもGoogle for Jobsの検索結果が表示されることが確認できました。

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Google for Jobsの特徴

Google for Jobsにはどのような特徴があるのか、これまでの求人サイトとの違いは何かを見ていきましょう。

求人の検索が楽になる

インターネットで求人広告を探す場合、先ほど触れた「Indeed」や「エン転職」といった求人サイトを使うのが一般的でした。
そのため、

Googleで検索→求人サイトにアクセスして探す

というステップを踏む必要がありました。

しかしGoogle for Jobsが実装されたことで、Googleから直接求人を探せるようになったのです。踏むべきステップが少なくなりました。求人を探すのも楽になるでしょう。

また、Googleはユーザーの検索傾向を分析して検索結果に反映しています。Google for Jobsも同様で、あなたの生活圏内や趣向などを分析した上で求人を表示しています。この点も求人の探しやすくなる要因です。

様々な条件での絞り込み

Googleがユーザーの検索傾向を分析しているとはいえ、その結果が必ずしも希望のものになるとは限りません。その場合、Google for Jobsの絞り込み機能が便利です。

Google for Jobsの検索結果をクリックすると、詳細画面に移ります。画面上部に絞り込み可能があり、

職種のカテゴリ

募集中の地域

求人の投稿日

契約形態

該当する企業名

などの条件で設定が可能です。よりあなたの希望にマッチした求人が見つかりやすくなるでしょう。

地域に関しては、最寄駅だけでなく現在お住まいの場所から「周囲◯km以内」という探し方も可能です。

求人情報の保存

気に入った求人があれば、求人を保存することもできます。

画面右上の方にある「保存」ボタンを押すと、保存済みのフォルダに求人が追加されます。

これで、一度見た求人を探すために何度も検索しなおしたりせずに済みます。求人情報を比較するときにも便利でしょう。

アラート企業

特定の企業や職種の求人情報が更新されたことを知らせるアラート機能もあります。

知りたいワードで検索し、その検索結果のページで画面左下にある「この検索に関するメール通知アラートをオンします」を設定することで通知の受取りが可能です。

新しい求人情報を知りたいときに役立つでしょう。

「エンジニア」「プログラマー」の求人を調べてみる

実際にGoogle for Jobsを使ってみます。

例えば、「エンジニア 渋谷」と調べてみましょう。

リスティング広告と、関連する企業を示した地図の下にGoogle for Jobsの検索結果が表示されました。

続いて、「プログラマー 渋谷」と検索してみましょう。

リスティング広告とオーガニック広告は表示されましたが、Google for Jobsの検索結果は表示されませんでした。

2019年1月24日の時点では、ワードによってGoogle for Jobsが表示されない場合もあるようです。なぜ表示されないのかといった仕組みは不明ですが、この点は、今後改善されていくのではないかと想定できます。

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Google for Jobsが採用に与える影響

ここからは、求人を出す企業や求人サイト運営側のための情報になります。

ユーザーのデータを使って求人情報を表示させるGoogle for Jobs。求人と求職者のマッチング率も高くなるでしょう。

今後は既存の求人サイトだけでなく、Google for Jobsを活用した採用活動が行われることも考えられます。

Google for Jobsで上位表示させるために、お金を必要としていないという点も重視しなければなりません。一般的に、求人サイト内の検索結果で上位表示させるにはその分の広告費が必要でした。広告に費用が割けない企業では上位表示が難しかったことでしょう。

その点、Google for Jobsはユーザーに沿った求人を優先的に表示させるため、ユーザーにマッチした求人だとGoogleが判断すれば上位表示される可能性があります。

まだ実装したばかりで、今後Google for Jobsがどのように活用されるのか不明瞭な部分はあります。ただ、ネット求人業界に大きく影響することは間違いないでしょう。

Google for Jobsに求人を表示させるには

Google for Jobsの実装は、求人を探すユーザーにこそ便利なものですが、求人情報を出す側としてはデメリットもあるでしょう。

  • 検索順位が後ろの方になり、自社の求人が注目されにくくなる
  • Google for Jobsに自社の求人が表示されていない

などが考えられます。

基本的に、Google for Jobsには求人サイトの求人情報が自動的に掲載されるような仕組みが取られています。ロボットがサイトをクロールし、情報を読み取るのです。

Googleの公式ブログでは、

サイト管理者が構造化データをご用意いただくだけで、自動的に求人の情報をクロールし、検索結果に表示されるようになります。

引用:Google Japan Blog

と記載されています。構造化データがない場合、運営者は用意しておくべきでしょう。

さいごに

Google for Jobsは今後も検索結果の精度を上げて、ユーザーにマッチした求人を紹介できるようになっていくことでしょう。

この先、就職や転職を考えている方は、Google for Jobsで求人探しをしてみてはいかがでしょうか。

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新卒でベンチャー企業の営業に就職。残業がほぼない会社だったため、仕事が終わったら趣味のブログを書く毎日を送っていました。3年ほど勤めて退職し、ブログをきっかけにテックキャンプ ブログでライターデビュー。好きなものはマンガ、テニス、イラスト、サメです。

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