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ITエンジニア志望のあなたにオススメの資格6選

更新: 2023.12.25

あなたは、転職・就職・キャリアアップのために、エンジニアの資格を取得しようと考えたことがあるのではないでしょうか。

資格は、エンジニアとしての経験以外に、客観的にスキルを証明する手段としても役に立ちます。

エンジニアの資格取得を推進している企業も多く、難易度の高い資格は、高額な報奨金や資格手当が支給されることもあります。

エンジニアとして資格を取得することで、専門分野へのスキルの証明につながり、就職・転職に有利になります。また、フリーランスエンジニアの方は、継続的な案件の受注・単価アップにも期待できます。

この記事では、すでにエンジニアとして働いている方、就職・転職でエンジニアとして働くことを考えている方に、オススメしたい資格をご紹介します。

1.エンジニアにとっての資格取得

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エンジニアにとって、実務経験以外にスキルアップするための手段として資格の取得も重要です。

難易度の高い資格を取得していれば、より高度な専門分野の仕事を任されることもありますし、その結果として単価・報酬アップにもつながります。

今後エンジニアとしてキャリアアップしていくためにも、資格を取得することは自信やモチベーション維持にもつながりますので、この機会にぜひ取得しておきましょう。

1-1 エンジニアを取り巻く状況

ITの技術革新により、今やコンピューターネットワークやサーバーがなくては、仕事が成り立たなくなってきています。

企業のシステム投資により、エンジニアの必要性は今後さらに高まることが予想され、比例して需要も多くなる見込みです。

我が国の人口減少に伴って、2019年をピークにIT関連産業への入職者は退職者を下回り、産業人口は減少に向かう と予想される。

(中略)2015年時点で約17万人のIT人材が不足しているという結果になった。

(中略)今後IT人材の供給力 が低下するにもかかわらず、ITニーズの拡大によってIT市場は今後も拡大を続けることが見込まれるため、IT人材不足は今後ますます深刻化し、 2030年には、(中位シナリオの場合で)約59万人程度まで人材の不足規模が拡大するとの推計結果が得られた。

出典:経済産業省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果

とあります。

 

出典:経済産業省 IT人材の最新動向と将来推計に関する調査結果

そのため、将来的にエンジニアは不足すると言われていますが、エンジニアの職に就けば安泰というわけではありません。

今後も、エンジニアとして働き続けていくためには、時代にあったスキルを身につける必要があります。

1-2 資格取得が有利になる理由

採用する会社の視点で考えれば、求められる人材として大切なのが「実務経験」「コミュニケーション能力」などが挙げられます。

そして、エンジニアのスキルや、能力をアピールする手段として資格があります。

面接でその人の技術レベルを見抜くことが難しいITエンジニア。そうした際に強い味方になってくれるのが、資格です。

出典:キャリコネ

大手転職サイト「キャリコネ」にもあるように、いくら実務経験が長くても、それが実力につながるかは分かりません。資格を取得していれば、必要としているスキルを対外的に判断できる材料になりますので、有利になることもあります。

1-3 就職/転職にも資格取得は有効な手段!

資格を取得しても、実務では役に立たないという意見もありますが、先述したように実務経験以外の能力を図る手段として、資格取得は有効な手段といえるでしょう。

とくに難易度の高い資格を取得しておけば、やる気・向上心や多大な時間を勉強に費やしているので、計画力や実行力もあると見られることもあり、評価につながります。

資格の勉強をすることは、プログラミングで必要な知識以外にも、設計・運用を円滑に進めたり、経営戦略・情報戦略を立案し、信頼性のあるシステムを構築するなど、より高度なスキルを身につけることも可能です。

また、幅広い知識を持って多角的な視野で見ることができれば、設計・開発時の問題を早期に発見できたり、より有効な手段を立案することも可能となります。

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2.オススメの資格6選

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エンジニアの資格は大きく分けて、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が定める「国家資格」と、

OracleやMicrosoftなどの企業が、自社製品に精通していることを証明する「ベンダー資格」があります。

IPAが定める試験区分一覧
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出典:IPA

ベンダー試験には代表的な資格として、「Oracle Master」「Java SE 8」「CCNA」「MCSD」などがあります。

ここでは就職・転職・キャリアアップに役に立つオススメの資格を紹介します。比較的難易度の低い資格から、難易度が高い資格までご紹介します。

2-1 基本情報技術者

「基本情報技術者」は、世界的に認知度の高い国家資格です。

IPAによると、基本情報技術者の資格を取得すると、以下のような人材であると評価されます。

高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者

引用:IPA

エンジニアは、プログラミングの知識以外にもシステムの設計・運用や、担当業務によってITのさまざまな知識が求められ、担当業務に応じて必要な知識・技能を要求されます。

その知識を活用できることを証明する手段として、基本情報技術者の資格は有利といえます。

エンジニアとして、仕事に経験がある方でも職場によっては知識にかたよりがあったりしますので、ITの知識を補う手段としても、基本情報技術者の資格は役立つでしょう

基本情報技術者の資格取得を推奨している企業も多く、取得しておいて損はない資格といえるでしょう。

◆試験日

4月:第3日曜日実施予定

10月:第3日曜日実施予定

◆受験費用:公式サイト参照

2-2 応用情報技術者

「応用情報技術者」は、エンジニアとしてスキルアップを図るのに最適な国家資格です。

高度IT人材となるために必要な応用的知識・技能をもち、高度IT人材としての方向性を確立した者

引用:IPA

ITの知識はもちろんのこと、経営戦略やチームリーダーとして、プロジェクトの管理(予算・工程・品質)の知識も得ることができます。

つまり、応用情報技術者の資格を取得しておけば、ITの幅広い知識を有するだけではなく、プロジェクトを推進するための企画・戦略・立案ができる人材として、認められるようになる資格といえるでしょう。

主に数年の経験を積んだエンジニアが対象となり、幅広い専門的な知識が求めらるため、難易度も高いですが、独学でも取得は十分に可能です。

◆試験日

4月:第3日曜日実施予定

10月:第3日曜日実施予定

◆受験費用:公式サイト参照

2-3 ORACLE MASTER Oracle Database 11g

「ORACLE MASTER」は顧客が直面している問題に対する現実解を提供します。最新製品 Oracle Database 11gについて体系だった知識を有し、顧客の抱える課題を解決することを目的としています。

参考:Oracle

ORACLE MASTER Oracle Database 11g」は、Oracleのデータベースに精通している技術者として、認定されるための資格であり世界共通の資格です。

資格はランクごとに難易度が異なり「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」の順に難易度が上がります。

Oracleのデータベースは、国内でも大きなシェアを誇っています。

Oracleのデータベースは、国内でも大きなシェアを誇っています。

オラクルが2014年7月~12月期の国内リレーショナル・データベース管理ソフトウェア市場において約半数となる49.9%のトップシェアを獲得したことを発表します。オラクルは1993年以来、22年連続で国内首位を堅持しています。さらにオラクルは、前年同期比8.0%の成長率を達成し、市場全体の成長率を3ポイント上回りました。

 

オラクルはまた、IDCによると、国内インテグレーテッドプラットフォーム市場 でもNo.1のシェア48.6%を獲得しました。

 

出典:ORACLE

公的機関や大企業のサーバーではオラクル製のデータベースが使われていることが多く、今後も需要の拡大が見込まれます。

そのため、継続的な案件の受注につながることにも期待できます。

取得しておけば、Oracleのデータベースに精通していることが認められるため「データベースエンジニア」としてキャリアアップしたい方にも、オススメの資格といえます。

◆試験日

オンライン試験:随時

◆受験費用

公式サイト参照

2-4 Java SE 8 Programmer

「Java SE 8(Java認定プログラマ)」は、Oracleが認定しているJavaの認定資格です。

「Java SE 8」に対応した新しい認定資格試験を順次開始します。

「Java SE 8」は、冗長的なコードの削減、コレクションやアノテーションの改善、並列処理プログラミング・モデルの簡素化、

最新のマルチコア・プロセッサの効率的な活用により、企業システムやクラウド・サービス、スマート・デバイスなどで活用されるアプリケーション開発を加速させます。

この資格を取得することで、業界標準に準拠した高度なスキルを証明します。

引用:Oracle

難易度ごとに「Bronze」「Silver」「Gold」「Platinum」が存在します。

Javaを扱ったプログラミングの能力を図る資格で知名度が高く、Javaの認定資格を取得することを目的としているスクールがあるほどです。

Javaは大規模なサーバー構築からアプリケーション開発まで、さまざまな職場で活躍しており、プラットフォームに依存しない言語ですので、今後も需要が高まることが期待されます。

◆試験日

オンライン試験:随時

◆受験費用

公式サイト参照

2-5 ネットワークスペシャリスト

「ネットワークスペシャリスト」は、高度なIT分野の知識が必要となる資格です。

高度IT人材として確立した専門分野をもち、ネットワークに関係する固有技術を活用し、

最適な情報システム基盤の企画・要件定義・開発・運用・保守において中心的な役割を果たすとともに、

固有技術の専門家として、情報システムの企画・要件定義・開発・運用・保守への技術支援を行う者

引用:IPA

大規模なシステムのネットワーク構築・運用・保守など、幅広く活躍したい方にも最適なベンダー資格です

プログラミング以外にもネットワークの高度な知識を取得できるため、取得すればITの幅広い知識を有しているとみなされます。

そのため評価されることも多く、ネットワークスペシャリストの資格を取得すれば、企業によっては毎月高額な資格手当てが支給されることもあります。

その分、難易度は高いですが、独学でも取得可能です。「ネットワークエンジニア」として、キャリアアップを考えている方にオススメの資格です。

◆試験日:10月 第3日曜日予定

◆受験費用:公式サイト参照

2-6 情報セキュリティスペシャリスト

「情報セキュリティスペシャリスト」は、今増えている企業の情報漏洩(ろうえい)や、ウイルスによる被害を未然に防ぐ情報セキュリティのスペシャリストとして、活躍が期待できる資格です。

サイバーセキュリティに関する専門的な知識・技能を活用して企業や組織における安全な情報システムの企画・設計・開発・運用を支援し,

また,サイバーセキュリティ対策の調査・分析・評価を行い,その結果に基づき必要な指導・助言を行う者

引用:IPA

取得すれば、セキュリティ面からの情報システムの企画・開発・運用を任されることもあり、大規模なシステムを運用する公的機関や、大企業への就職・転職も有利になる資格と言えるでしょう。

難易度は高いですが、取得しておいて損はない資格と言えます。

◆試験日:

4月 第3日曜日予定

10月 第3日曜日予定

◆受験費用:公式サイト参照

3.さいごに

資格は「必ず取得しなければいけない」ということではありません。

しかし、今後もエンジニアとして働くことを考えているなら、資格は取得しておいたほうが有利になることは間違いありません。

経験も大事ですが、知識の証明として資格取得は有効であり、実務以外の幅広い知識を得ることも可能です。

フリーランスエンジニアにとっては、仕事を受注するときにスキルの証明にもつながります。ぜひ、資格取得に興味を持たれた方は、一度チャレンジしてみることをオススメします。

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