双方にとって良い信頼関係を築けるコミュニケーションには、話すためのスキルだけがあればいいという訳ではありません。
話すスキルのほかにも聞くスキルを持ち合わせていなければ、円滑なコミュニケーションは実現しにくいのです。
本記事ではそのような「聞き上手になるためのスキル」について紹介します。
コミュニケーション能力を向上したいと考えている方はぜひ参考にして下さい。
この記事の目次
円滑なコミュニケーションには聞き上手になることが重要
円滑なコミュニケーションを取るには、聞き上手になることが重要です。
利き手側の態度1つで良い信頼関係を築けるかどうかが決まるといっても過言ではありません。
そして、そのような聞き上手になるためには必要なスキルがあります。
そのスキルを知って身に付けることで、コミュニケーションが円滑になり、相手との信頼関係を結ぶことができるのです。
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ラポールを築く
ラポールとは相互に信頼している関係のことを指します。それが例え初対面であっても、相手は安心感や親近感を感じるのです。
ラポールを築くポイントとしては、相手の話を聞く際に必要な「話し方を合わせる」「表情を合わせる」「姿勢を合わせる」などの類似性の法則が重要となってきます。
コミュニケーションを取る相手と良い関係性を築くには、このラポールを築くことが重要なのです。
聞き上手になるために重要なスキル
ここでは、聞き上手になるために重要なスキルを紹介します。
上記で説明したラポールを築くためにも必要なスキルなので、ぜひ参考にして下さい。
傾聴力
傾聴力とは相手の話にしっかりと耳を傾けるというコミュニケーションの基本スキルです。
また、カウンセリングのテクニックとしても用いられています。ただ単に会話を理解するだけでなく、表情や仕草も意識しなくてはいけません。
そうすることで、一歩踏み込んだレベルで相手を理解でき、良好な関係の構築ができるのです。
以下の記事で傾聴力について詳しく解説しているので、ぜひ参考にして下さい。
「傾聴力」はコミュニケーションの基本!高めるメリットやトレーニング方法を紹介バックトラッキング
相手の発言をそのまま返すことで、相手は「話を聞いてくれている」と思えるのです。
例えば「嬉しいことがあってさ」と言われた際には、こちらも「嬉しいことがあったんだ」と返すことで相手の話に興味がある姿勢を見せられます。
その際、感情がなにも入っていないのにバックトラッキングをしたり、頻度が多すぎたりしないようにだけ注意しましょう。
ペーシング
ペーシングとは「相手の状態」「話し方」「呼吸」などのペースを合わせることで、急速に親近感や安心感などを相手に感じてもらえるスキルです。
相手の状態に合わせるのであれば「相手の感情の起伏」話し方に合わせるのであれば「話すスピードや声の大きさ」など。
呼吸に合わせるのであれば「同じ呼吸のリズム」になるよう意識します。
このようにペーシングを行うことで話し手と聞き手の間に一体感が生まれ、親近感や安心感から信頼関係を築くことができるのです。
ミラーリング
ミラーリングとは鏡のように相手と同じ動作をすることで、お互いの親密性を高めるスキルです。
ただし、ミラーリングをする際は少しタイミングをズラすくらいにしておきましょう。全く同じタイミングでマネをしていては相手が不審に思ってしまう可能性もあります。
また、ミラーリングに意識してしまうばっかりに話しの内容が入ってこなくなってしまっては本末転倒なので、あくまでも話を聞くうえでのテクニックということを意識しましょう。
キャリブレーション
キャリブレーションとは、相手の表情・顔色・姿勢など、言葉以外のサインを観察して状態を把握し、読み取るスキルです。
コミュニケーションを取る中で相手の反応がよくわかるようになり、相手が言葉にしない本心に気づくことができるため、適したアドバイスを送ることができます。
話さなくても相手の反応がわかるため、どういったコミュニケーションを取ることが最善なのかも判断できるのです。
さいごに
会話をする際の心構えとして、まずは相手を思いやり、親身になって話を聞くことが大切です。
そのうえで、上記で紹介した聞き上手になるためのスキルを実践すれば、より深いレベルで相手との信頼関係を築けるでしょう。
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