次期macOSとなる「macOS Catalina」のリリースが決定しました。
この記事では、macOS Catalinaのベータ版や新機能について解説します。
この記事の目次
macOS Catalinaが2019年秋にリリース予定
出典元:macOS Catalina – Apple(日本)
AppleがMacの最新OSとなる「macOS Catalina」を発表しました。リリースは2019年秋となる予定です。
注目ポイントは「Sidecar」「iTunesの廃止」
今回のOSアップデートの注目ポイントは、SidecarとiTunesの廃止です。
SidecarはiPadをサブディスプレイとして使えるなど、Macの機能の拡張に役立つ注目の機能。
iTunesはApple Music・Apple Podcast・Apple TVの3つのアプリケーションに分割されます。
iPad向けアプリがmacOSに簡単に移植可能に
Appleによる新しいAPIとデベロッパ向けのツールの提供によって、iPad向けアプリのmacOSへのアプリの移植がより簡単になります。
iOSアプリをmacOSで動かせるようにするプロジェクトは「Catalyst」と呼ばれ注目されてきました。今回のmacOS Catalinaのベータ版の公開に合わせて、デベロッパツールはすでに公開されています。開発者の方には、ぜひ試していただきたいです。
参考Webサイト:Bring Your iPad App to Mac – Apple Developer
Jira Cloud・Twitter・Asphalt 9・DC Universe・Triplt・Fender Playが追加予定と発表されています。
MacとiPadのアプリケーション間でドラッグ&ドロップといった直感的な操作も可能になるとあり、期待が膨らみます。
macOS Catalinaのbeta版は6月からインストール可能に
macOS Catalinaのbeta版は2019年7月にリリース予定とされていましたが、6月24日に前倒しでリリースされました。
下記のデベロッパ向けのサイトからすでにインストール可能です。
参考サイト:macOS – Apple Developer
これはあくまでもbeta版。バグ・互換性・性能面で問題はある前提で使いましょう。バックアップをとって復元可能な状態にしてからインストールすることをおすすめします。
macOS Catalina BetaをインストールしたらiCloud Driveが死んでFinderは落ちるわデスクトップは表示されないわiCloudのサインアウトはできないわ大変なことになった(〇ω〇)
でも、ターミナルからiCloudのサインアウトしてもっかいサインインしたら復活した
— 𝚌𝚊𝚗𝚐𝚘𝚡𝚒𝚗𝚊👨💻 (@Shitimi_613) 2019年6月25日
macOS Catalina(カタリナ)のおもな新機能
出典元:macOS Catalina – Apple(日本)
macOS Catalinaで搭載される新機能について紹介します。
SidecarでiPadがMacを拡張
Sidecarによって、お手持ちのiPadをサブディスプレイや入力デバイスとして利用可能。ワイヤレスで接続できますので、外出先でも気軽にサブディスプレイが使えるようになります。
Apple Pencilを使って入力できるのは大きなポイント。ペンタブやサブディスプレイとしてシームレスに使えるのは、Macの使いやすさをさらに向上させそうです。
DAW・画像制作・動画制作でパラメータを別表示させたり、フィジカルなコントローラーライクに使ったりといったさまざまなアプローチができるでしょう。
この機能はクリエイティブアプリケーションで概ね使用できるとあります。
次期OSのCatalina(カタリナ)のSidecar(サイドカー)が素晴らしい✨
別途専用アプリや接続機器を購入することなく、Sidecarでbluetooth接続するだけで、iPadのサブディスプレイ化ができます。
*CatalinaとiOS13はまだ一般公開されていません。開発者登録している方のみ利用可能です🙂✨ pic.twitter.com/nvn1CIrcGp
— 楽しくアプリ開発🎉 文字数カウントメモ開発者 TAKASHI (@cloverkizuna) 2019年6月29日
iTunesが廃止され3つのアプリケーションに分割
出典元:macOS Catalina – Apple(日本)
iTunesが廃止され、Apple Music・Apple Podcast・Apple TVの3つに置き換わります。
以下で3つのアプリケーションについて解説します。
Apple Music
iTunesの愛用者が気になるのは、やはりApple Musicでしょう。自分のライブラリ内の楽曲はこのApple Musicに整理されてそのまま視聴が可能です。また、iTunes Storeで音楽は引き続き購入できます。
サブスクリプションサービスとして利用できる5000万曲以上と、自分のライブラリにある音楽がシームレスに楽しめるようなアプリケーションになるのでしょう。
Apple TV
映画やこの秋に登場予定のストリーミングサービス「Apple TV+」などを楽しむためのプラットフォームとなるアプリケーションです。
4K2やDolby Atmos3に対応した映画がMacで見られるようになります。
参考Webサイト:TV – Apple(日本)
Apple Podcast
名前の通りPodcastが楽しめるアプリケーションです。最近ではSpotifyもPodcastに力を入れています。そのことからも、Podcastがユーザーにとって重要なコンテンツであることがよくわかります。
Apple Podcastに分かれることでPodcastの使いやすさや機能が向上すれば、ユーザーのニーズを満たす可能性が高いでしょう。
音声コントロールでMacのすべてを操作できる
Siri音声認識テクノロジーによって、音声コントロールによるアクセシビリティが向上。音声だけでもMacのすべての操作が可能になりました。操作だけではなく音声認識でプライバシーも保護されます。
スクリーンタイムが使用可能
macOS Catalinaで、iOSにすでに搭載されていたスクリーンタイムがMacでも使用可能になります。
スクリーンタイムは、アプリケーションやWebサイトでどのように自分が時間を使っているかわかる機能です。iPhoneでは、スマホの使いすぎを改善に役立てている方も多いでしょう。
Macの場合には、自分の時間の使い方を「見える化」する上でとても役立ちそうです。iCloudでスクリーンタイムの設定を同期することで、iPhone・iPad・Macの情報を集計できます。子どものデバイスをどのように使っているのかの管理もスムーズに行えるでしょう。
macOS Catalinaの対応モデルについて
macOS Mojaveでは2011年以前のモデルがアップデートの対象外となり、買い換えたという方もいらっしゃるでしょう。
macOS Catalinaのアップデートの対応モデルの詳細については以下の記事で解説していますので、合わせてご覧ください。
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