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「AIを駆使する農家がきっかけ」メガバンクを辞めてITエンジニアへ転職した坂根隼人さんインタビュー

更新: 2024.11.14

TECH::EXPERT(テックエキスパート)は「テックキャンプ エンジニア転職」という名称に変わりました。インタビューの一部は取材時の旧名称を残しています。また、テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトでご確認ください。

安定や高収入というイメージがあり、憧れる方も多いメガバンクへの就職。坂根隼人さんは新卒でメガバンクに入社し、法人営業を担当されて順調にキャリアを積み重ねてきました。

坂根隼人さんは、そのメガバンクからITエンジニアへの転職を考えたきっかけは「AIを駆使する農家」だったと語ります。そこからITエンジニアとして「モノを作る」側を目指し、TECH::EXPERT(テック エキスパート)の受講を決意。

坂根隼人さんは、ストイックな姿勢でプログラミング学習に取り組み、未経験から10週間でハイエンドなRPAを企業に提供する株式会社ジグザへの転職を実現しました。

今回は、自分のチャレンジが未来を変えるITエンジニアへのキャリアチェンジを実現した坂根隼人さん(24歳)にお話を伺いました。

メガバンク営業からITエンジニアを目指したきっかけはAIを駆使する農家

―― 以前はどのような仕事をしていましたか?

大学を卒業して、新卒で銀行に入社しました。いわゆる、メガバンクですね。そこで、1年半くらい中小企業向けの法人営業を行っていました。

―― メガバンクであれば、安定や高収入も期待できるのではないでしょうか?

そうですね。収入面や労働環境はとても恵まれていました。

―― 何か転職をしようと思う不満があったのですか?

いえ、特に大きな不満はありませんでした。営業を行う中で出会った中小企業の社長の方のお話には、とても刺激を受けました。

ただ、そのような方々の未来への上限のない可能性のあるお話と対照的に、自分のこれからのキャリアがある程度予想できしまうことに迷いは感じていました。

―― それでアイディアやスキルで未来が広がるITエンジニアを目指そうと思ったのですか?

テクノロジーにもともと興味はありましたが、ガジェットやアプリなどをいわゆる「モノを使う」側としてです。自分がプログラミングを行って「モノを作る」側になるという視点は頭にありませんでした。

―― ITエンジニアを志す何か大きなきっかけがあったのでしょうか?

はい。きゅうり農家の方のニュースです。

―― え、「きゅうり農家」ですか?

きゅうり農家の方が、AIの画像認識を利用してきゅうりの仕分けを行う機械を導入したというニュースを見ました。

農家とAIという組み合わせもインパクトがありますが、何よりも驚いたのはその方がシステムや機械自体を自作したことです。自分にとって、ITに対する見方のコペルニクス的転回になりました。そこで、自分でも「モノづくりができるのではないか」とはじめて思いましたね。

※参考Webサイト:開発費2万円、AIでキュウリを仕分ける農家:日経ビジネス電子版

―― 「モノを作る」側になるためにITエンジニアへの転職を決意したのですね。

はい。自分がチャレンジすれば想像を超える結果が得られる可能性がある世界に飛び込もうと思いました。

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「わずか3カ月で人生を変えられる」ことがTECH::EXPERTを選んだ理由

―― なぜ、TECH::EXPERTに通おうと考えたのですか?

ドットインストールやProgateで独学でプログラミングをはじめましたが、目標となるゴールやそこまでの過程が上手くつかめませんでした。モノづくりの喜びが感じられませんでしたね。

転職や仕事につながる明確なビジョンを持つために、プログラミングスクールの受講を決めました。

―― さまざまなプログラミングスクールがある中で、TECH::EXPERTを選んだ決め手は何でしょうか?

短期集中のコースがあったことが決め手です。学びやすい環境など、他の基準もありましたが、短期間でプロフェッショナルなスキルが身に付けられることに魅力を感じました。

―― 費用面などは考慮されましたか?

気軽に決められる金額ではないので、もちろん考えました。ただ、「わずか3カ月で人生を変えられる」と考えれば、妥当な金額に感じました。これまでの仕事とは、まったく異なるITエンジニアへのキャリアチェンジを実現するわけですから。

転職ができた今となっては、むしろ安いかもしれないと考えています。

―― 無料キャリアカウンセリングは利用されましたか?

はい。特に受講に迷いはありませんでしたが、インターネットなどで得た情報や抱いているイメージとギャップがないか確認しようと思いました。自分に対する投資ですので、きっちりと最終確認を行った形です。

―― 実際に受講してみてギャップはありましたか?

念を入れてギャップを埋める最終確認も行いましたので、特にありませんでした。

ただ、良い意味でギャップはありましたね。それは、同期の人となかよくなれたことです。受講前はITエンジニアを目指す方は、黙々とPCと向き合うといいうイメージがありました。

同じようにプログラミング学習を行っているので、その存在が刺激やモチベーションになりました。

―― 一緒に学ぶ仲間の存在は大きいですよね。

そうですね。プログラミング学習でみんな詰まるポイントは似ているので、お互いにフォローしました。教え合うことで、学習効率も高まったと思います。

―― 逆に気になったことはありますか?

質問にはすぐに答えてもらえたので問題ありませんでしたが、思ったよりも自分で走っていく力が必要だなと思いました。TECH::EXPERTのカリキュラムは、自分で進めていきますので。

結果として、問題解決のための調べる力がついたのでよかったです。ただ、はじめの頃は少し驚きました。

話し合いと「利益」の再確認でチームは1つに

―― プログラミング学習がきついと感じたり、悩んだりしたことはありませんでしたか?

プログラミング学習自体は大丈夫でした。強いて言えば、チーム開発の際に、それぞれの考えがありますので同じ目標を定めることが難しかったです。

―― 坂根さんのチームはどのような方法で解決しましたか?

ITエンジニアへの転職を実現するという目標はみんな同じなので、徹底的に話し合いました。限られた期間の中、私は最大限の結果を出したかったので、それによって得られる結果を丁寧に説明しました。

―― チームを牽引する存在に坂根さんがなったのですね!そのようなマネジメントのスキルは、前職の経験が生かされていますか?

いえ、違います。人を動かす方法は、恐怖と利益の2種類と言われています。それを思い出して、チーム開発のクオリティが上がれば「理想とするITエンジニアの姿に近づける」「チーム開発の結果が就職・転職に直結する」などの利益を明確にしました。

考え方だけでなく、私自身がプログラミング学習を行う上で、どのような行動を心掛けているのかも伝えたことがよかったのではないかと思っています。何より、やはり同じ志があるので、わかってもらえたのではないでしょうか。

そもそも、同じチームで開発を行う仲間なのに、恐怖で動かそうとするのは違いますよね(笑)

※テックキャンプ エンジニア転職のチーム開発は80期(2020年6月20日開催)をもって終了となりました。今後も受講生にとって最適な学習スタイルの提供を目指していきます。

早起きと運動で効率的に進めたプログラミング学習

―― 坂根さんはプログラミングを学ぶ上でどのようなことを行っていたのですか?

朝早く起きることを徹底しました。朝が遅くなると、1日がダラケてしまいますので。朝は5時過ぎには起きて、夜は11時過ぎに寝るようにしていました。

―― 学習をやりとげる上で、その他に意識したことや取り組みがあれば教えてください。

あとは、ジムに週2回程度に通って、体を動かすようにしていました。プログラミングは頭を使う作業なので、運動はリフレッシュになります。

―― 体を動かすと、頭もすっきりするので作業効率のアップが期待できますね。

そうですね。最近ではランニングマシーンで映像が見れるのですが、そこでランニングをしながらプログラミングの動画で勉強を並行して行うこともありました(笑)実際にやってみると、時間を忘れてランニングにも学習にも集中できるのでおすすめです。

―― それはストイックですね!現在はどのような学習に取り組んでいますか?

プライベートの時間は、Ruby on Railsの基礎の復習と、PythonでAIの学習をしています。私がプログラミングを仕事にしたいと思ったきっかけですので、AIに興味があります。

未経験でもジグザからアツいオファーを受けて転職先を決定

―― どちらの企業に転職しましたか?

転職先は、株式会社ジグザです。お客様に合わせたハイエンドなRPAの提供を中心に事業を展開しています。

参考Webサイト:ziggxa inc

―― 転職活動はどのように進めましたか?

TECH::EXPERTの転職サポートと合わせて、転職エージェントなども利用しました。未経験の業界で納得できる転職を行いたいと考えた場合に、比較できる選択肢を増やすことはとても大切です。

入社したジグザは、TECH::EXPERTで行われた説明会で知り、そこから選考に進みました。

―― 「給与がよい」「事業が魅力的」など、 企業を選んだ際の基準は何ですか?

AIを利用したサービスの開発と、業務効率化を実現するRPAに取り組んでいる事業内容に魅力を感じました。確実さが求められる銀行では業務や手続きが複雑になることが多くなってしまいます。そのため、業務の自動化や効率化には以前から興味を持っていました。

また、未経験の私に対して、オファーがいただけたこともとてもうれしかったです。

―― 現在はどのような業務に携わっていますか?

RPAのアプリケーションの機能の実装を行っています。業務では、TECH::EXPERTで学んだRuby on Railsを使っています。基本的な使い方は変わらないので、実務に直結するスキルが学べたことを実感しています。

ジグザはわからないことは聞けばどんどん教えてもらえるので、ITエンジニアとして成長できる環境です。

―― 未経験からエンジニアへの転職を目指す方にアドバイスをお願いします。

受講前の自分に対してアドバイスをするのであれば、「不安は知らないから感じる」と言いたいです。得体の知れないモノだから恐いという「未知への不安」ですよね。

まずは、恐がらずに飛び込んでみることをおすすめします。どうしようかと迷っている時間がもったいないです。プログラミング学習に対して、アクションを起こしましょう。

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この記事を書いた人

Kimura Hiroto
音楽・ITをはじめとするさまざまなジャンルのライティングを行っています。ITエンジニアの経験を生かし、テックキャンプ ブログでの執筆・編集を担当。好きな食べ物は豆腐。

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