パンのオーダーメイドサービスで資金調達に成功!「今までプログラミングを学ばなかったことを後悔」
更新: 2021.01.07
Makuakeで会員募集中のパンのオーダーメイドサービス「パンフォーユー」代表の矢野健太さんは、テックキャンプ イナズマコースの卒業生です。プログラミングの知識を得たことで変わったことは何か、話を聞きました。
※テックキャンプ イナズマスタイルは、GWや年末年始などの長期休暇で随時開催しています。最新情報は公式サイトをご確認ください。
矢野 健太
やの けんた
京都大学経済学部卒業後、新卒で電通入社。中部支社で交通広告を担当。その後、教育系ベンチャー、地元群馬県のNPOにて事務局長を経て、2017年1月に株式会社パンフォーユー設立。テックキャンプ イナズマコース※受講生。(※1週間の超短期集中コースです)
この記事の目次
「自分でモノをつくれないこと」が歯がゆく、プログラミングを始めた
――なぜプログラミングを学ぼうと思われたのでしょうか?
今までの職歴の中で「自分でモノをつくれないこと」に歯がゆさを感じ、自分でサービスを作れるようになりたいと思いました。
テックキャンプ受講前の段階で、既に事業アイデアはあり、作りたいサービスの具体像も固まりつつありました。
既存のCMSを活用しながらであれば、開発を外注することなく、自分でもある程度のところまではつくれると思い、この機会に一気にプログラミングを体系的に勉強しようと思いました。
――受講前の段階で、プログラミングの知識はどの程度ありましたか?
HTMLとCSSを多少、知っている程度でした。
――テックキャンプの受講を決めた、最大の要因は何でしたか?
僕が受講したテックキャンプ イナズマは、教室に一週間カンヅメ状態になり、プログラミングを学ぶという受講スタイルでした。
短期間に、集中的にプログラミングを学べる点に魅力を感じました。
またコードを書くことももちろんながら、「いかにサービスを形にするか」を学べる点が良かったです。
カリキュラム修了後は、脳内がアップデートされた
――カリキュラムの感想を教えてください。
「Webサービスがどのように動いているか」を全体を見渡しながら学ぶことができました。
受講終了後も立ち上げたサービスのシステムを検討したり、開発を外部に依頼する際に、知識がとても役立っています。
カリキュラム修了後は大幅に脳内がアップデートされ、プログラミングのみならず”脳内開発”された気がします。
――メンターの対応はいかがでしたか?
疑問が浮かんだ際には、すぐに回答してくれました。
また、すぐには答えが出ない難しい問題が発生した際にも、解決策を一緒に考えてくれてとても助かりました。
今現在新たにサービスを開発中なのですが、出来ることならもう一度あの空間に戻って、いろいろ教わりたいです。
パンのオーダーメイドサービスを開発。Makuakeで会員募集中!
パンのオーダーメイドサービス「パンフォーユー」のトップ画面
――作ったオリジナルアプリや成果があれば教えてください。
現在はECのCMSをつかって「パンフォーユー」というサービスを運営しています。
テックキャンプを受講していた当時は、習得したスキルを元に「パンフォーユー」のプロトタイプを部分的に作成していました。
今現在はサイトリニューアルに向けてCMS提供会社に協力してもらいながら、新たなサイトを制作中です。
宣伝になってしまいますが、今、Makuakeでサービスの会員を公募中です。(~2017年9月15日・18:00まで)
目標金額は3日で達成しましたが、クラウドファンディングは最終日まで継続します。
――「パンフォーユー」のサービス内容を詳しくお聞かせください
一言で言うと「パンのオーダーメイドサービス」です。
小麦粉やバター、パンの中に入れるチョコやチーズ、くるみといった具材を自由にカスタムできます。
注文すると焼き上げたパンが冷凍された状態で、注文いただいた方のお家に届きます。
矢野さんが運営を手掛けるサービス「パンフォーユー」の画面。小麦粉や具材をカスタムしたパンをオーダーできます。
――「パンフォーユー」の設立に至った経緯は、どのようなものだったのでしょう?
前職では群馬県桐生市のNPOで事務局長をしていたのですが、あるパンメーカーさんから懇意にしてもらい、寄付を頂きながら、事業を展開していました。
ある日、パンメーカーさんに寄付のお礼に伺ったところ、先方から「矢野君はなんでNPOで働いているんだい?」と質問を受けたんです。
僕は広告代理店で働いていた経験もあり、パンメーカーさんの側から「EC事業を拡大していくにあたり、力を貸してほしい」と話をいただく機会もありました。
パンメーカーさんとやり取りを続けていくうちに「パンフォーユー」の核となる「パンのオーダーメイドをECで行う」という事業アイデアが浮かんできました。
パンメーカーさんにアイデアを伝えたところ「そのアイデアは面白そうだから、もう少し企画を詳しく練ってみてくれないか」と返答を受け、半年かけてプランを練り上げました。
そうして最終的に出資を受け、株式会社の設立に至ったという流れです。
――「パンフォーユー」ではどういったプログラミング言語を使用していますか?
外部の方にお願いし、開発を進めている新サイトではPHPを主に使用しています。
外部に開発を依頼する際に、テックキャンプで得た知識が役に立っています。
データベースとフロントエンドの関係性が一通り理解できたことで、やり取りがスムーズに進むようになりました。
いまの段階では僕自身がPHPをコーディングしているわけではないですが、将来的には自分でPHPを書いてみたいという気持ちもありますね。
エンジニアとのコミュニケーションに、プログラミングの知識が役に立つ
――プログラミングを勉強してみたご感想をお願いします。
本当に学んでよかったです。
今まで本格的に学ばなかったことを後悔したくらいです。
もっともっとコードを書いて、自分で一からサービスをつくれるようになりたいというのが率直な感想です。
――プログラミングの知識を得る前と後で、サービスの企画を手掛けるうえで、一番大きく変わったことは何ですか?
エンジニアや制作会社に開発を依頼する際に「出来ることと、出来ないこと」の判断が正確にできるようになったことが、とても大きいです。
例えば「一万パターンのパンのオーダーを処理したい」という際に「一万パターンのパンの情報をバックエンドから引っ張ってくる」のか「全データをフロントエンドで処理する」かは、処理の手順が大違いです。
知識が身に付き、エンジニアと話をした時に「この部分の話をしているのだな」とピンとくるようになったことは事業をする上で大きいです。
――受講で身につけたスキルを、今後どう使っていきたいですか?
もっと自分でコードを書いてサービスをつくりたいです。
そのうち優秀なエンジニアにも加わってもらうかもしれませんが、僕自身、エンジニアとしっかり議論などができるようにどんどんコードを書いて、Try & Error を繰り返していきたいです。
――テックキャンプ受講検討中の方へ、メッセージをお願いします。
もしもテックキャンプを受講していなかったら、「パンフォーユー」のサービスをつくる時もコードを修正するときも、開発を外注するしかなく、サービス開始までのスピード感が出なかったと思います。
まだまだ僕自身、プログラミングスキルは発展途上ですが、今まではプログラミングを独学しては挫折し、結局は手付かずという状態でした。
テックキャンプを通じ、集中してプログラミングに向き合うことによって、「プログラミングの学び方」を身につけることができます。
独学で挫折してしまう人にはおすすめです。
また「こういうサービスを作りたい」という目標をしっかりと掲げた上で、学習すると良いと思います。
僕の場合は、具体的な形に落とし込むことは出来ていなかったものの、ある程度は事業のアイデアが頭にある状態でテックキャンプを受講しました。
目的意識を明確にすることで、受講に対するモチベーションが大きく上がると思います。
――矢野さん、ありがとうございました!
リニューアルしたテックキャンプでは、1ヵ月の受講期間が過ぎた後も、月額制で継続的な学習が可能です。
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