ここ最近、iPhoneやiPadなどのApple製品の人気から、パソコンもWindowsからMacへと買い替える方が増えています。
こうしてMacのシェア率が上昇していると、Macのセキュリティ対策を万全に整え、ウィルス対策をする必要があると感じませんか?しかし、Macはデフォルトでもウィルスに強く「特別なセキュリティ対策は不要だ」という意見もあります。
一体どこまでのセキュリティ対策を行えばよいのか、正直迷うところではないでしょうか。
今回はMacをウィルスから守るセキュリティ対策とセキュリティソフトについてご紹介していきます。
この記事の目次
Macのウィルス対策は必要か?
Windowsに比べ、Macのウィルス対策の重要性は論じられる機会が少ないです。
その理由は、何故なのでしょうか。
Macにもセキュリティの環境設定が必要
Macのウィルス対策の重要性が見過ごされてきたのは、Windowsのような圧倒的なシェア率がなかったからと言えます。
実際に今でもWindowsが約91%、Macが約6.3%(2017年3月現在)というシェア率です。
しかし以前に比べてMacの利用者が増加したことも手伝い、Macでもいくつかのウィルス被害が報告されています。安全にMacを使用するためにも、ウィルス対策はやはり重要です。
Macのウィルス感染による被害例
Macのウィルス感染による被害例を紹介します。
Macが正常に操作できなくなる
何の前触れもなく、突然パソコンのページが閉じられてしまったり、クリックしても何の反応も示さなくなってしまったりするように、macが正常に操作できなくなることがあります。
そのようなときは、ウィルスに感染しているかもしれないと疑いましょう。
また、パソコン操作がやたらと遅くなってきたときも要注意です。
その他「ウィルスに感染しています」という偽のメッセージが表示されるときには、それをクリックすることで感染する場合があるので、不審なメッセージには要注意です。
不正ログイン・SNSアカウントの乗っ取り
不正にログインしたような形跡が見られたり、SNSの自分のアカウントを通して見覚えのない投稿がしてあったりする場合は、乗っ取られています。
これもウィルスに感染し、個人情報が流出したことによっておこる現象の一つです。
フィッシング
スパムウェアなどのウィルスによって、Webサイトの閲覧履歴やID,パスワードなどに入力した情報、保存されている個人情報やその他の情報が第三者に流出してしまう場合があります。
そこからクレジットカードや銀行の暗証番号などの個人情報が盗まれてしまい、フィッシング詐欺に遭ってしまった例が実際に起きています。
送信した覚えのないメールが送られている
これはウィルスに感染したことに気が付かずに、ウィルスを自分自身がばらまいてしまっている例です。
自分のメールアドレスと名前を勝手に使用されており、身に覚えのないメールが知人に送られてしまいます。ウィルス送付に気づかないでいると、どんどん拡散してしまいます。
この記事もオススメ
Mac購入後に最低限行うウィルス対策
上記のような被害を防ぐため、Macを購入してから必ず行いたいウィルス対策についてご紹介していきます。
OSを常に最新のものにアップデートする
MacのOSを常に最新の状態にしましょう。攻撃者はOSの脆弱性を逆手に取り、コンピュータウィルスを作成したり、コンピュータに侵入したりします。
そうした脆弱性を修正するために行われているのが、OSアップデートです。アップデートは常に最新の状態にすることを心がけましょう。具体的には、Mac App Storeの「自動アップデート」を有効にしておくことをおすすめします。
ブラウザを最新の状態にする
OSと同様に、ブラウザも常に最新の状態にしておきましょう。OSと同じく、Webブラウザにも脆弱性があるケースがあります。
Macで利用できるブラウザにはSafari、Google Chrome、Mozilla Firefoxなどがあります。最低限、普段使っているブラウザのバージョンは最新版に保ちましょう。
こちらの記事では、OSとは何かについて徹底解説しています。あわせてご覧ください。『【PC・スマホ初心者必見】「OS」とは何か?基本を解説!』
ファイアウォールの設定をする
ファイアウォールには許可されていない外からの不正アクセスを防ぐ効果があります。もともとMacはファイアウォールの機能を内蔵しています。必ず設定を有効化しておきましょう。
FileVault2を有効化する
FileVaultの設定をオンにしておきましょう。
FileVault2を有効にしておくと、ハードディスク内の情報が暗号化されることになります。自分以外は起動ディスクへのアクセスができなくなり、パソコン内のデータが守ることができます。
Macのおすすめ無料セキュリティソフト
最低限行うセキュリティ設定を実行したら、さらに万全を期すためにセキュリティソフトも入れておきましょう。おすすめ無料セキュリティソフトをご紹介していきます
AVGアンチウィルスMac
「AVGアンチウィルスMac」 はウィルスやスパイウェアを常時リアルタイムで検索しています。またMacを感染元とした、Windowsや他のモバイルデバイス(iOS / Android)へのウィルスの感染拡大を防ぐこともできます。
アップデートは自動でされます。そのため、常に安全な状態でMacを利用できる点も特徴です。無料セキュリティソフトとしては非常に動作が軽いことも魅力で、強くおすすめです。
アバスト mac
出典:アバスト
ウィルス、スパイウェア、トロイの木馬などのマルウェアをリアルタイムでブロックする上、既に感染し、潜んでいるマルウェアも見つけ出すのがアバストです。世界186カ国で使用されており、4億以上のPC、モバイル機器がアバストによって保護されています。
利用料金が無料な上、ウィルス検知率も高いです。
Bitdefender Antivirus for Mac
出典:Bitdefender
Bitdefenderはウィルス検知率に定評のある、セキュリティソフトとして極めて高い知名度を誇るソフトです。
有料版と無料版があり、無料版の機能はウィルスの有無を調べるスキャンが主です。
Macのおすすめ有料セキュリティソフト
有料セキュリティソフトは、無料版よりもさらに磐石なセキュリティ対策が施されます。徹底的にウィルス対策をし、安全にMacを使いたい方は導入するのがおすすめです。
ウィルスバスタークラウド
出典:ウイルスバスタークラウド
トレンドマイクロのウィルスバスタークラウドは動作の軽さが売りのソフトです。
ウィルスの検出数も優れていると評判です。フィッシング詐欺サイトなどの危険サイトの検知性能がついており、頼もしいソフトです。
サポートがイラスト付きで分かりやすいので、初心者におすすめです。
ノートン
出典:Norton
アメリカ製のソフトです。動作がやや重いという点がありますが、ウィルス対策エンジンに加えて、クリーニング機能やデータ管理機能がついていて便利です。
eset
キャノンのセキュリティソフトで、多層防御機能により、様々なサイバー攻撃に対応します。動作が軽く、スキャンしていることを感じさせないとの評判です。
困ったときには、キャノンのWebフォームからの問い合わせも可能で、懇切丁寧なサポートも人気の理由でしょう
英国では、「ウィルス検出率100%AWARD」を多数受賞。日本でも、セキュリティソフトに関する調査において、3年連続総合満足度No.1です。
マカフィー アンチウィルスプラス
出典:マカフィー
マカフィーには何種類かのソフトがありますが、ウィルス対策には「マカフィーアンチウィルスプラス」がよいです。
マカフィーの最大の特徴は他のソフトにはない「脆弱性スキャナー」機能がついていることです。
しかし、難点は動作は軽いのですが、ウィルス検知率が98%と他のソフトよりも若干低くなることです。
未知のウィルスに対しては発見できる確率が低いとも考えられます。
6.おわりに
あなたに適切なセキュリティ設定やセキュリティソフトは見つかりましたか?
今やmacにもセキュリティ管理としてウィルス対策は欠かせないものとなっています。
今は安全な状態で使用していると思っていても、いつ何時、ウィルスに感染するか分かりません。被害に遭ってからでは遅いので、常時安全な状態であるかを確認しながら使用しましょう!
こちらの記事では、Macの設定やアプリについて解説しています。『初めてでも使える!mac初心者のためのおすすめ設定・アプリガイド』
また、こちらではITリテラシーを身につけるメリットや資格についてまとめています。『【ITリテラシー】知らないと危険!向上に役立つおすすめ資格6選』
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。