あなたは毎朝決まった時間に電車に乗って仕事に行くのは憂鬱だ、空いている時間で仕事をしてお金を稼げたらいいのに、と思ったことはありませんか?
「仕事がある方が休日に他の仕事をすることは体力的に大変だし、空いている時間で仕事をしたい方は自分のペースで自由に仕事をしたい」
そんな都合のいい日雇いのバイトも簡単に見つけるのは大変ですし、できれば空いている時間に自宅やカフェで自分のペースで仕事をしたいですよね。
そんなニーズが増え最近では在宅ワークが流行っています。
今回は在宅ワークに関してご紹介します。出典:photo AC
この記事の目次
1.在宅ワークの現状
出典:photoAC
1-1 そもそも在宅ワークとは?
在宅ワークとは、自宅やカフェなど通常の会社員と異なり、特定の作業場所を持たず、自分の好きな時間に好きな場所で仕事をする個人事業主のことを言います。
在宅ワークは特定の企業に雇用されているわけではないので、労働時間や仕事の進め方に明確なルールが存在しません。いつ仕事を行うか、どこで仕事を行うのか自由である一方、仕事自体の管理は全て自分で行わなければなりません。仕事の成功も失敗も全て自己責任となります。
このように、良い面だけがフォーカスされがちな在宅ワークですが、もちろん悪い面も存在します。
在宅ワークを実施したいという方は、いい面も悪い面もしっかりと理解してから実施するようにしてください。
1-2 在宅ワークの歴史
在宅ワークの歴史は古く、始まりは江戸時代からと言われています。
江戸時代の在宅ワークは、生活の厳しい人が少しでも収入を得るために、家で傘張りなどの内職を始めました。これが在宅ワークの起源です。
在宅ワークはパソコンの普及により、一気に広がりました。
パソコンが普及したことで、データ入力の仕事や、テープ起こしや翻訳などのコミュニケーションを比較的取ることが少なくとも完遂できる在宅での仕事が増え始めました。
また、中にはパソコンを使い、アフィリエイトサイトの運営を行い、在宅ワーク一本で生計を立てる人が出始めました。
在宅ワークは、面倒な人間関係がなく、仕事の量を自分で決めることができるため、自分のペースで仕事をしたい人を中心に利用されています。
1-3 在宅ワークのマーケット規模
出典:総務省
総務省が発表する在宅ワーク(別称クラウドソーシング)のニーズは年々増えており、2017年の今年はおよそ1470億円の規模になると言われています。
これはカラオケ業界とだいたい同じ大きさでです。身近にあるカラオケを思い浮かべると在宅ワークの市場の大きさを感じることができるでしょう。
1-4 在宅ワークで稼ぐ人の特徴
在宅ワークで稼ぐ人の特徴として、ルールをしっかりと守れる人が多いことが挙げられます。
在宅ワークは家で仕事を行うため、職場ではなかったような様々な誘惑に駆られます。
在宅ワークをしっかりこなすためには、このような誘惑に負けず、やるべきことをしっかりこなせるように普段よりも自分を律する必要があります。
また、最近では在宅ワークをクラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングサービスを利用して見つける人が増えています。クラウドワークスやランサーズでは、その人が今までどんな仕事をやってきて、どのようなレベルでこなせているのかレビューサイトのように評価が記録されるようになっています。
仕事の納品後に依頼主が仕事の評価をする仕組みなので、しっかりと仕事をこなさなければ良い評価が積み重ならず、徐々に仕事をもらえないようになってしまいます。
在宅ワークの依頼主は、当然ながら信頼できる人に仕事をお願いしたいと考えています。依頼主の信頼を勝ち取り、常に仕事を受注できるようにしっかりと仕事をこなし、良い評価をもらえるように心がけることが大切です。良い評価が溜まれば、さらに仕事を受注しやすくなるでしょう。
評価が高ければ、仕事の単価も上がっていくので、最初は多少報酬が安くてもいいので、どんどん仕事を受注して信頼と実績を積み上げることを優先するとよいでしょう。
2.自宅で仕事をすることのメリットとデメリット
出典:photoAC
在宅で仕事をすることは一見いいことだらけのように思えますが、在宅ワークにもデメリットが存在します。
そんなメリットとデメリットを紹介いたします。
メリット
・自分の好きな時間に好きな場所で働ける
在宅ワークの良さを思い浮かべた時に真っ先に思い浮かぶことは好きな時間に好きな場所で働くことができるということではないでしょうか。
通勤電車に乗って嫌な思いをする必要もなく、休憩も好きな時間に取ることができます。自分が好きな環境で、好きな時間に仕事をしたいというような方には在宅ワークは最適です。
スケジュール管理がしっかりとできれば、時間を効率的に使うことができます。
慣れてくれば子育てや家事や趣味など他の事と同時並行で仕事を進めることもできるようになります。
・やりたい仕事だけを選んで行うことができる
一概に言えるわけではありませんが、在宅ワークは自分がやりたい仕事だけ選んですることができます。
サラリーマンとして働いていると、不本意な人事により本来やりたくなかった仕事を与えられることがあります。
在宅ワークなら、自分がやりたくない仕事はきっぱりと断ることができ、自分が本当にやりたい仕事だけ選ぶことができます。
・嫌な人間付き合いがない
サラリーマンであれば、職場にどうしても相性の悪い同僚や上司が一人や二人はいることでしょう。
サラリーマンであれば簡単にその環境から逃れることはできません。在宅ワークの場合、自分で仕事を選ぶことができるので、依頼主を選ぶこともできます。依頼主と相性が悪くなければ、基本的に人間関係に悩まされることがありません。
人間関係やストレスの大きな原因になりうるため、人間関係で悩まされることがなくなれば、大幅なストレス削減になるでしょう。
・自分の努力次第でいくらでも報酬があげられる
在宅ワークは時給制ではなく、こなした仕事の量によって報酬が支払われることが多いです。
そのため仕事を効率的に行い、数多くこなすことで一般的なサラリーマンよりも稼ぐことができます。自分の努力が報酬に直接的にかんけいしてくるため、頑張ろうというモチベーションが沸きやすいと考えられます。
デメリット
・全てが自己責任である
在宅ワークは全てが自己責任となるため、自己管理がとても重要です。仕事を取ってくるのも自分ですし、受注した仕事は基本的には誰の助けも借りず、自分で納品しなければいけません。
仕事への気持ちがのらない時でも、体調が悪い時でもサポートしてくれる人は誰もいません。しっかりとした気持ちがなければ、仕事がなあなあになってしまいがちです。
・収入が不安定になりやすい
在宅ワークに限らず、普通のフリーランス・個人事業主でも同じことが言えますが、収入が不安定になりやすいことがデメリットの一つです。仕事の量や単価が安定し続けるということがあまりないので、今月の収入と来月の収入が全然違うということが当たり前に起こり得ます。
しっかりと軌道に乗るまでは、収入面で不安を抱えてしまう日々が続く続けなければならないことがあります。
・仕事とプライベートの境がつきにくくなる
自宅で自分が好きなペースで仕事を進めることから、自分のスケジュール管理がしっかりできない場合には、仕事とプライベートの時間がごちゃまぜになってしまって、仕事が思うように進められないことがあります。
在宅ワークは、監視してくれる人がすぐそばにいないため、気を抜くと他のことに気が行ってしまい仕事の効率が落ちてしまいます。
3.在宅ワークの種類
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一言で在宅ワークといっても様々な種類があります。
様々な種類があるので一概には言えませんが、在宅ワークは大きく分けると4つのカテゴリーに分けられます。
①手作業系内職
手作業内職系の仕事は、造花づくりや袋詰めなどスキルが不要で単純作業のものが多いお仕事です。年齢・性別・学歴などに関わらず誰でも簡単に自宅でできるもので、スキルや資格もほぼいらず最も始めはじめやすいお仕事です。
②アンケートサイト・ポイントサイト・懸賞サイト
登録したサイトのアンケートに応えたり、指定のアクションをする事で報酬やポイントがもらえる仕組みのお仕事です。スキルが不要で、指示された通りに作業を行えば良いので難しいこともなく誰でもできるので、自宅でのお仕事初心者にオススメのお仕事です。
また、隙間時間、スマホでのお仕事も可能なので、家でのちょっとした空き時間でやれるお仕事です。
③文章系のお仕事
文章を書いたり、文章の編集を行ったり、文字起こしをしたりする仕事です。最初はスキルがそれほどなくても始められ、スキルアップとともに難しい仕事が任されます。
慣れるまで時間がかかりますが、慣れてしまえば楽しく作業することができ、評価が高くなれば、給与も上がりやすい傾向にあります。
④専門知識を必要とするもの
専門知識を必要とする在宅ワークです。在宅ワークというよりもフリーランスとして活躍が求められるお仕事です。
特殊なスキルが求められるため、報酬も高い傾向にあります。お仕事の依頼はこれまでの経験値や実績で評価されやすいです。
現在は下記のようなお仕事のニーズが高まっています。
・webサイト制作
・webサイトデザイン
・スマホアプリの開発
・イラストレーター
・在宅秘書
・CADエンジニア
・DTPデザイナー
・パタンナー
3-1 自宅でできる高収入の在宅ワーク
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自宅でできる高収入の仕事に共通することは高い専門性が求められるということです。
その中でも今流行りの高収入在宅ワークを3つご紹介します。
・エンジニア
今世界的にエンジニア不足です。
日本においても同様で、どの企業も優秀なエンジニアを求めています。
日本においては企業で働くエンジニアの給与はまだ高くありませんが世界的にはエンジニアの給与が1000万円を超えることも珍しくありません。
最近では企業で働くよりもフリーランスエンジニアとして独立し、複数の企業のエンジニアリングを行なって稼ぐ方もいます。
一つの仕事で数十万円稼げるなんてこともあります。
企業側はエンジニア不足のため常に外注できるエンジニアを探しています。
エンジニアであれば仕事に困るということはないでしょう。
しかし、実績や能力が求められるので、しっかりとスキルを磨いてから独立しないと仕事を捌ききれなくなってしまい、パンクしてしまいますので、自分の能力とのバランスをうまく取ることをお勧めします。
プログラミングスキルを高め、在宅ワークを行いたい方はプログラミングスクールを受講するのも一つの手段でしょう。
以下は、プログラミングスクールについたまとめている記事です。ぜひご覧ください。
子どもから大人まで!最新プログラミングスクール17校徹底比較
・ネットショップの経営
amazonをはじめとして、ネットで買い物をする人が増えてきました。
実は在宅ワーク実践者の中でも、初心者からネットショップを始めて成功している人は多数います。
しかし、知識がない状態で勢いだけで初めてネットショップはうまくいきません。初心者からネットショップを始めた方は皆さん、運営ノウハウや集客、サイトづくりのことを勉強されています。
簡単に始められやすい分、参入障壁が低く、競合が増えやすい傾向にあります。
そこから抜け出すためには継続的な学習と努力が必要ですが、うまくいくと自分のペースで仕事することができ、収益もかなりあげられるようになります。
・デザイン
昨今はどんな商品やサービスであってもデザイン性が求められる時代になってきました。デザインは専門性がとても求められる職種で誰でもすぐにできるようなものではありません。
デザインが世の中に求められている一方で、デザイナーの給料は他と比べても高くない傾向にあります。
労働の割に給与が見合わず、フリーランスとして活躍するデザイナーが増えています。
デザインの依頼はとても多く、フリーランスとしても十分に生計を立てることができるでしょう。
しかし、デザインの依頼もエンジニアの仕事と同様で、実績や評価が求められる仕事ですので、その点はシビアになったほうがいいかもしれません。
4.在宅ワークの見つけ方
出典:photoAC
在宅ワークの探し方で一般的なものは、インターネットを活用して求人情報を探すことです。
今は在宅ワークを専門に取り扱っているサイトが増え、簡単に在宅ワークを探すことができるようになりました。
この章では、在宅ワークを取り扱っているサイトをご紹介いたします。
4-1 クラウドワークス
クラウドワークスは在宅ワークを紹介する企業の中で最も有名なサービスの一つです。
クラウドワークスには、豊富や種類の仕事があり、エンジニアやデザイナー、ライティング、データ入力、翻訳など、様々な仕事を紹介しています。
プロフェッショナルな人材や空いた時間を使って稼ぎたい在宅ワーカー、主婦・シニアの方まで、時間や場所に縛られず、誰でもインターネットを使ってお仕事することが可能です。
4-2 ランサーズ
ランサーズはクラウドワークスと並ぶ、日本最大級とクラウドソーシングサービスの一つです。
ホームページなどのWeb制作、ロゴ作成などのデザイン、アプリ開発、システム開発・運用、ライティング、単純作業など141カテゴリから仕事を選ぶことができます。
4-3 シュフティ
シュフティは、最近どんどん増えているクラウドソーシングの中でも、2007年にスタートした、信頼と実績のあるサイトです。
データ入力やテープ起こしなどのパソコン在宅ワークの案件が多いようです。
先にお見積りを提出してから契約する「プロジェクト型」と、仕事を納品して契約が成立する「タスク型」があります。
5.最後に
在宅ワークは自分の裁量で仕事を進めることができるという大きなメリットがある一方で、全て自分で責任を負わなければいけないというデメリットも存在します。
また在宅ワークだけで稼ごうとすると、それなりの努力や根気が必要になります。
まずは在宅ワークの仕事を徐々に初めて実績を積んでから在宅ワーク専門になると良いでしょう。
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