あなたは難関試験に合格、晴れて社会人デビューしても理想の働き方とのギャップから、
「公務員から民間企業へ転職したい!」と考えていませんか?
親からの期待や安定した職業ということもあり、なかなか転職に踏み切れない!という声もよく耳にします。
そんな中でも勇気を出して転職して成功している人も数多くいます。
ただ、方法を間違えると不利な転職活動になってしまうケースもあります。転職失敗例をはじめ、公務員からの転職に役立つ情報をご紹介します。
この記事の目次
公務員の転職事情
あなたの周りでは、公務員の同僚や先輩で民間企業に転職して活躍している人はいませんか?
ここでは、公務員の転職率、民間企業への転職した際の収入、公務員と民間企業の福利厚生の差をご紹介します。
国家公務員の離職率
国家公務員の離職率はここ5年間で平均6%程度です。一般企業の離職率は平成27年度は15%ですので、公務員の離職率は低いものといえるでしょう。
公務員は安定した職業で、とても人気が高いです。サラリーマンは会社の業績により給料、賞与は変わりますが、公務員は基本的には毎年少しずつ増えていきます。
公務員の転職する年齢によって年収が下がるかは変わりますが、民間企業への転職直後は年収が下がることも覚悟しておいたほうが良いでしょう。
出典 :白書等データベースシステム、厚生労働省
待遇は悪くなるのか?
福利厚生
「民間企業に転職したい!」と考えている方でも、福利厚生のことを考えると躊躇してしまう方も多いでしょう。
特に近年はワークライフバランスが重要視されており、規定等も時代に合わせて改定しながら、民間企業の手本となる福利厚生を実施しているのが、公務員の現状です。
有給休暇
有給休暇も民間であれば、入社後半年を経過した時点で10日間が付与され、その後1年経過するごとに1日加算され最大20日となっています。これに対して公務員では、一律年間20日が付与されます。
その他制度
女性にも配慮され、妊娠出産休暇や出産支援休暇など女性はもちろん、配偶者や家族が出産サポートできるための休暇制度や、育児や介護と仕事の両立を目指すための各種休暇制度、慶弔休暇なども設けられています。
場合によっては、住居手当のほか職員住宅も整えられ、安い家賃で入居が可能です。民間企業は業績で左右されることが多く、このような福利厚生が保証されている企業は少ないでしょう。
民間企業へ転職する際は福利厚生面では待遇が悪くなる可能性も考慮しておきましょう。
公務員から民間企業への転職理由
公務員の民間企業への転職理由として、仕事内容・人間関係・環境が挙げられるでしょう。
公務員特有の文化・環境が早くこの職場から抜け出したい!と思う方もいるのではないでしょうか?詳しくみてみましょう。
公務員はルーティンワーク
お役所仕事と言われるようにのんびりとルーティンワークををこなす仕事も多いです。
安定している職業な反面、日々の仕事がつまらない。頑張りによって給与に反映されないなど、ストレスを抱えながら公務員を続けている人も多いでしょう。
公務員は人間関係が閉鎖的?
民間企業に比べ、人間関係が閉鎖的な職場が多いです。今までのやり方を踏襲する文化の中、新しい意見を持っている若手は、陰口の対象になりやすいです。
人間関係にストレスを抱えている人は多いですが、公務員は2-3年でローテーションで業務/環境が変化することも多いので、人間関係でストレスを感じていても、ローテーションを待つといった方も多いようです。
女性の公務員への転職は結婚?
女性の場合、結婚を機に寿退社しようと考えている方も沢山います。ただ、共働きもオーソドックスに受け入れられている中で、女性の公務員の仕事は家庭を持つ上で魅力的なことは多いです。
例えば、公務員は休日休みなことはもちろんのこと、残業もほとんどない(全てないわけではありません)ので、育休や介護休暇もきちんと取れます。子供ができ、育児休暇を取っても職場復帰しやすいので、家庭を大事にしたい方にはおすすめでしょう。
公務員から民間企業への転職ベストタイミングは?
転職は勇気のいる決断です。公務員で転職する割合が少ないので、間違った転職活動をしてしまう方も少なくはありません。
現在の転職したい理由などを明確にして、より良い転職活動をしてほしいと思います。
ここでは転職する上で、後悔しない転職活動をご紹介します。
公務員から民間企業への転職は後悔する?
公務員に不満を抱きながら、民間企業へ転職しようとすると、転職に失敗する恐れもあります。民間企業への転職を視野に入れている方に考えて欲しいのは、「民間企業に対して過度な期待を抱いていないか」ということです。
民間企業に入れば、企業全体で目標に向かって一丸となり、前向きにバリバリと仕事に取り組める、といった認識を持っている方が多いですが、華やかなことだらけではありません。
民間企業でもルーティンワークはありますし、人間関係で悩むこともあります。民間企業だからできる、あるいは公務員だからできないという認識は必ずしも正しくありません。
ですので、「今の職場ではあなたがやりたいことを本当にできないのか?」ということを考えてみてください。
もしかしたらあなたの考え方や行動を変える事でできるようになるかもしれません。転職をせず現状の仕事で働き方を変えることも、この機会に考えてみてはいかがでしょうか。
身内からの反対
公務員になった理由として、「親が公務員だから。親に薦められたから。」という方も多いのではないでしょうか。
転職を相談しても、「公務員試験を受けて就職したのだから、やめるなんてもったいない!」と言われ転職を反対されるケースもよく聞く話です。
周りの同期はまだ1人も辞めていない、終身雇用を臨んで公務員になった。という周りの目がある中、いざ転職となると、勇気を踏み出すことが出来ない方も多いのではないでしょうか。
親や公務員の同期は、「公務員=安定」と思い込んでいる人が多いですが、それは正しい情報でしょうか。
他の民間企業はどのような働き方があるのか、どのようなキャリアプランがあるのか、このあたりは自分でも調べることはできると思います。
親の反対があれども、転職・退職といったキャリアに関する進路は、自分自身の意思で決めなければなりません。今ある価値観や働き方、常識を払拭して今後のキャリアを考えてみてはいかがでしょうか?
公務員の転職は20代がおすすめ?
30代になってからの公務員から民間企業への転職は難しいようです。
理由としては、民間企業でも活躍できる専門的スキルが身についていないケースが多いからです。20代ですと、第二新卒枠で転職することができますので、様々な職種へのキャリアチェンジが可能でしょう。
公務員が合わない。と思った方は早めの転職活動も視野に入れましょう。
公務員から民間企業への転職支援サービス3選
自分だけで考えていても、埒が明かないことも多いかと思います。ここではおすすめの転職支援をご紹介いたします。まずは行動あるのみです!いろいろなものを調べてみましょう。
テックキャンプ エンジニア転職
未経験からエンジニアを目指すことが出来るテックキャンプ エンジニア転職では、1日10時間、週6日間を10週間学習し、エンジニアを目指します。
かなりハードなプログラムですが、企業もエンジニア不足で困っていますので、本気で学習する人であれば就職先の窓口は広いでしょう。
世の中の変化が激しいこの世の中、自分の意志次第でエンジニアになることも可能といえるでしょう。
民間企業への転職=営業や事務職をイメージする方が多いと思いますが、エンジニアに転職したケースもございますのでご紹介します。
僅か3ヶ月でプロのエンジニアへの転職を成功させた元陸上自衛隊の渡邊さんの場合ですと、「人の為になる仕事がしたい」「モノ作りがしたい」という思いがあり、両立できる職業として自衛隊を選びました。
自衛隊のモノづくりというと、装備開発等々。「モノ作り」の理想像とは違う方向にあると感じ、自衛隊をやめ、市場価値が非常に高く多くの人に求められている仕事で、人のためになる仕事ができるエンジニアを目指します。
転職成功例:プログラミングは誰でも出来る。自衛官からエンジニアへの転職劇
公務員プラス
こちらのサイトは転職経験者の体験談が沢山掲載されています。
転職するかしないか、ま転職するにしても民間企業に行くのか、それとももう一度公務員になるのかを考える上では、転職経験者の体験談が参考になります。
例えば以下のサイトでは、「公務員から民間企業へ」、「公務員から別の公務員職へ」、「公務員からの独立・起業へ」など、ケース別の実体験が詳細かつ分かりやすくまとめられています。
自分と似たケースの体験談はもとより、まったく畑違いの職種へドラスティックな転職を遂げた人や、独立・起業した人の話などを読むことで、「自分にもこんなことができるかも」と視野が広がるかもしれません。
また、辞めたことを後悔している人の体験談もあるため、ネガティブな要素も加味して考えることができます。実体験を読んで転職の具体的なイメージを膨らませ、転職するかしないか、するとしたらどんな転職をするのかをよく考えてみましょう。
公務員プラス
UZUZ
就職して1社目の企業をすぐに辞めて、既卒・第二新卒といった人材はどうしても立場が弱くなりがちですので、誰かのサポートが必要です。UZUZでは、求職者1人1人にキャリアアドバイザーがつき、併走して就職活動をサポートしてもらえます。
UZUZ
まとめ
公務員のみなさんは公務員試験を突破した優秀な人材です。民間企業で求められる「利益を追求する」という感覚を身に着ければ、必ず活躍できるはずです。
どんな仕事に就くか、どんなキャリア、働き方をするのかを決めるのは、あなた自身です。周りの意見に流されずに、納得のいく決断ができる職業選択をしましょう。
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