RubyはWebアプリケーション開発でPHPと並び主要な言語です。
世界規模でも、Ruby on Railsなどの便利なフレームワークの登場・Rubyの馴染みやすい文法などにより、今最も流行っていると言っても過言ではないプログラミング言語です。
今回は、そんなRubyのインストール方法を未経験者向けに解説します。
この記事ではコマンドの意味まで説明しているので、きっちり理解した上での環境構築が可能になります。
この記事を参考にすることで内容を理解した上でrubyの環境構築ができ、開発を始めることが出来ます。
事前知識
この記事はターミナルの使い方を理解している人向けです。ターミナルの使い方に不安がある人は、ターミナルの使い方で確認してください。
この記事の目次
Homebrewのインストール方法
Homebrewとは
HomebrewとはMac OS上で使うことが出来るパッケージ管理システムです。
これを使い、ファイルのまとまりであるパッケージを簡単にインストール(アンインストール)又は作成することができます。
今回はHomebrewを使用して、Rubyをインストールします。
Homebrewについて、詳しく知りたい方はhomebrew詳細が分かりやすくまとめてくれています。
Homebrewのインストール方法
上記のサイトはhomebrewの公式サイトの日本語ページです。上記のリンクの一番上にあるをコマンドをターミナルに打ってください。
パスを通し方
Homebrewのインストールを完了したあとにしなければならないことがあります。それは「パスを通す」ということです。
パスを通すとは、これから打つHomebrewのコマンドをどのディレクトリからでも呼び出せるようにすることです。
下記のコマンドをホームをカレントディレクトリにして実行してください。
echo ‘export PATH=/usr/local/bin:$PATH’ >> ~/.bash_profile
このコマンドは .bash_profile というファイルに export PATH=/usr/local/bin:$PATH というコードを追記するコマンドです。
.bash_profile に変更が加わったので、このファイルを読み込む処理をしなければなりません。
下記のコマンドをで .bash_profileを読み込んでください。
source ~/.bash_profile
最後にHomebrewがインストールされているかを確認しましょう。
brew doctor
こちらのコマンドを打ち込んだあとに
Your system is ready brew.
と表示されたら、homebrewは正常に動いています。
rbenvとruby-buildのインストール方法
先ほどインストールしたHomebrewを使ってrubyを楽にインストールするためのパッケージをインストールします。
rbenvとは
rbenvパッケージを使用し、インストールしたrubyのバージョンを簡単に切り替えることが可能になります。
ruby-buildとは
ruby-buildパッケージを使用し、rubyをインストールするときの面倒な作業が一つのコマンドでできるようになります。
以下のコマンドでrbnevとruby-buildをインストールしてみましょう。
brew install rbenv ruby-build
パスを通し方
次にhomebrew同様、rbenvもどこからでも呼び出せるようにしたいのでパスを通します。
以下のコマンドを実行してください。
echo ‘eval “$(rbenv init -)”‘ >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
readlineのインストール
readlineとは
このパッケージをインストールすることにより、ターミナル上でrubyのコマンドを打つことの出来るirbで日本語を使えるようにします。
irbについて詳しく知りたい方は、irbとはを参照ください
以下のコマンドを実行してください。
brew install readline
今までと同じようにreadlineの方もパスを通します。
brew link readline –force
Ruby 2.3.1(2016/9/1 現在最新)をインストール
RUBY_CONFIGURE_OPTS=“–with-readline-dir=$(brew –prefix readline)”
rubyのインストールをする前に上記のコマンドを実行してください。
これでreadlineを通してrubyをインストールすることになります。
以上でrubyをインストールする事前準備は終わりました。
いよいよ下記のコマンドでrubyをインストールします。
注意:実行に時間のかかる処理です。
rbenv install 2.3.1
インストールしたrubyを使用する方法
念のためにrbenvを以下のコマンドで再読み込みしましょう。
rbenv rehash
そして、ご自身のパソコン内のすべての開発環境で先ほどインストールした最新のrubyのバージョンを使用出来るようにしましょう。
rbenv global 2.3.1
さて、最後に確認として
ruby -v
を入力してましょう。2.3.1と表示されていれば正常にrubyの最新バージョンをインストールすることができています。
さいごに
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