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【VRの未来】視線追跡型次世代VRヘッドセットFOVEとは?

更新: 2020.03.06

FOVEとは

出典:FOVE公式ウェブサイト

FOVEは日本発のVRHMD開発の会社で今年初めにFOVE 0を出荷し、日本と韓国のネットカフェにも展開しています。
このFOVEが開発したHMD「FOVE 0」の特徴は視線追跡機能です。現時点で視線追跡機能を備えたHMDはFOVE 0だけです。

この視線追跡機能とはどんなものなのか、どんなことができるのかを解説していきます。

視線追跡とは

出典:FOVE公式ウェブサイト

視線追跡機能とは、ユーザがどこを見ているかを認識する機能です。
VRの分野だけでなく医療や福祉、マーケティングなどで利用されていた技術でした。
FOVEはその技術をVRHMDに取り込みFOVE 0を造りました。

視線追跡によってVRにどんな発展が起こるのか説明していきます。

視線追跡でできること

出典:FOVE公式ウェブサイト

PCへの負荷の軽減

普段人は視線の先にある物にしか注意が向いていません。テレビを見ていればテレビの横にある置物には注意は向かずピントもあっていません。

HMDの視界の映像は常に高画質を保っています。しかしユーザが注意を向けているのは見ているものだけです。視線追跡によってユーザがどこを見ているかがわかれば、その見ている物の周辺だけ高画質に描画し、他の部分の画質を下げることによって描画の負荷を下げることができます。

この技術をフォービエイテッドレンダリングと言います。フォービエイテッドレンダリングでPCにかかる負荷が6分の1になると言われています。

現状、VRを体験するためには高スペックなPCが必要ですが、フォービエイテッドレンダリングによる負荷の軽減で求められるスペックが低くなることもあり得ます。そうなればVR体験に求められるPCの値段はやすくなり一般家庭でも体験しやすくなります。

また、今まででは負荷が高くVRでは体験できなかったような映像を体験できるようにもなります。

自宅でVRを体験してみたいと思ったことはありませんか?
以下の記事ではプログラミング初心者でも簡単に自分でVRを作り、ヘッドマウントディスプレイでVR体験をするまでの手順を解説しています。・【自宅で仮想空間を楽しみたい方必見】UnityでVR作成

自然なインタラクション

視線追跡を用いればキャラクターと自然なコミュニケーションを取ることができます。

恋愛ゲームを例に挙げて見ましょう。これまでの恋愛ゲームは女の子のキャラクターの発言はテキストで表示されて、ユーザは選択肢の中から女の子への返事を選びストーリーが分岐していきます。

恋愛ゲームに視線追跡を取り入れると、女の子とアイコンタクトを取りながらコミュニケーションを取ったりすることができます。女の子の目を見つめ続けると恥ずかしがったり、胸ばかり見てると嫌われたり視線から得られる情報でより現実に近い自然なインタラクションを楽しむことができます。

FOVE VR Headset: Human Connection in a Virtual World

FOVE以外の視線追跡

FOVE以外にも視線追跡機能を打ち出している企業はあります。

中国のスタートアップ企業7invensumが5月に発表したHTC Vive用の視線追跡デバイス「aGlass」は、FOVE 0とは違い既存のHMDであるHTC Viveに後付けするデバイスです。

スウェーデンの視線追跡技術を持った大手企業のTobiiもVive用の視線追跡システム「VR4」を発表しています。

OculusもThe Eye Tribeという視線追跡技術を持った企業を買収しています。Oculus Riftに対応した視線追跡デバイスは発表されていませんが、各社が視線追跡に今後の動きに注目です。

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この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。

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