近年話題になっているVR(バーチャル・リアリティ)。気になって入るけれど、まだ未体験という方も多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、VRを体験できるイベントやスポットをまとめました。あわせて知っておきたいVRの歴史や今後、学ぶ方法についてもご紹介していますので、参考にしてみてくださいね。出典:pixabay
この記事の目次
VRを体験するならイベントへ
これまで飛躍的に進化を遂げてきたVR技術。
まずどのようなものかを体験してみるには、VRイベントへ行ってみるのがおすすめです。
どのようなイベントが行われているのか、ご紹介していきます。
イベントは全国で行われている
VRを体験できるイベントは、全国各地で行われています。
そのひとつが、2016年の夏に開催された「お台場みんなの夢大陸2016」内の、「お台場夢体験! presented by PlayStation®VR」という体験ブース。
このブースでは、VR技術を使って、フジテレビの人気番組に参加しているような体験ができるというイベントが行われていました。
また2016年12月、ラフォーレ原宿では「貞子 vs 伽椰子」のブルーレイ&DVD発売を記念したイベント、「Hybrid Mind Market presents 貞子 vs 伽椰子 VR」が行われていました。
映画の登場キャラクターである貞子や伽椰子、俊雄に襲われる恐怖を体験できるという、映画ファンにはたまらないイベントでした。
VRを使ったイベントは、いろいろな商品やサービスなどのプロモーションとしても行われることが多いので、イベント情報をこまめにチェックしておくと良いでしょう。
PlayStation®VRを体験する
出典:SONY
現在、予定販売数に達してしまい、販売停止となっているPlayStation®VR。
しかし、体験会や予約販売は不定期ですが行われています。
公式HP内のPlayStation®VR 体験会のページや、予約販売の案内ページで情報が公開されていますので、気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
イベント情報をチェックしよう
出典:PR TIMES
PlayStation®VR以外にも、VR体験イベントは全国各地で、毎日のように行われています。
2017年3月には、福岡市内の商業施設ソラリアプラザで、「Gear VR」を体験できる期間限定のエンターテインメントパーク「Galaxy Studio」がオープンしていました。
出典:PR TIMES
2016年には4都市で7回開催されたこのイベント。
残念ながら3月28日で終了してしまいましたが、また次回の開催を期待したいところです。
こうしたイベントの情報は、VRに関する情報をメインに扱っているメディア「VR Inside」のイベントカレンダーや、「Mogura VR」のイベントカレンダーでチェックすることができます。
定期的に確認してみて、気になるイベントがあったら参加してみると良いでしょう。
さまざまなタイプのHMDを体験できる機会にもなりますよ。
VRを楽しめるスポット
VRを体験できるのは、イベントだけではありません。
常設施設にもVR体験ができるスポットがありますので、VRを知りたい方はぜひ訪れてみると良いでしょう。
SunShine City「SKY CIRCUS」
出典:SKY CIRCUS
池袋のSunShine Cityにある「SKY CIRCUSサンシャイン60展望台」では、「HTC Vive」を使ったVR体験ができます。
体験できるコンテンツは、「TOKYO弾丸フライト」と「スウィングコースター」の2つ。
それぞれ専用のマシンに乗り込んで、本格的にVRを楽しめるアトラクションになっています。
1回400〜600円と、手頃な価格で体験できるのも魅力です。
東京ジョイポリス「ZERO LATENCY VR」
出典:東京ジョイポリス
お台場にある東京ジョイポリスでは、オーストラリアのZERO LATENCY社が開発した「ZERO LATENCY VR」を体験することができます。
プレイヤーが能動的に動くことができる世界初の「フリーローム」で6人同時プレイができるこのアトラクション。
複数の友達と一緒に遊べるので、VRにあまり関心がない人でも楽しめるのではないでしょうか。
事前予約制となっていますので、公式HPから予約の上で行ってみてください。
ドスパラVRパラダイス
パソコン販売を行っているドスパラ秋葉原本店5Fには、「HTC Vive」を使ったVR体験ができる「ドスパラVRパラダイス」が設置されています。
体験できるゲームタイトルは、「乖離性ミリオンアーサーVR」など全部で5つ。
予約制となっていますので、体験してみたい方はまず公式HPをチェックしてみてください。
VR PARK TOKYO
渋谷にあるゲームセンター「アドアーズ渋谷店」の4Fには、VR体験ができるアトラクションが常設されている「VR PARK TOKYO」があります。
落下型アトラクションの「ジャングルバンジーVR」や、協力型ガンシューティングVRアトラクション「ゴーストアタッカーズVR」など、現在体験できるアトラクションは7種類。
当日入場もできますが、事前予約の方が料金が少しお得なので、行くなら事前予約がおすすめです。
予約に関しては、公式HPを確認してみてください。
VRの歴史
VRを体験する前に、まずはVRがどのように進化してきたのかを知っておくと良いでしょう。
その進化の歴史について、アメリカのシラキュース大学で作成されたインフォグラフィックを見ながら辿ってみます。
VRのはじまりとこれまで
出典:This Infographic Outlines The Evolution of Virtual Reality – UploadVR
VRの始まりは、1930年代にエドウィン・リンク氏によって開発されたフライトシミュレータだと言われています。
当初は遊具として使われていたものですが、徐々に飛行士の訓練用に用いられるようになったそうです。
出典:This Infographic Outlines The Evolution of Virtual Reality – UploadVR
1960年代には、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)の原型ともなる「Telesphere Mask」が登場しています。
出典:This Infographic Outlines The Evolution of Virtual Reality – UploadVR
1990年代〜2000年代にかけて、VR技術を活用したゲーム機が出てきます。
任天堂の「バーチャル・ボーイ」を皮切りに、Microsoftの「Kinect」や、アーケードゲーム用の大型ゲーム機などを楽しむことができるようになりました。
このあたりから、VR技術の進化スピードは加速していきます。
2016年は「VR元年」
出典:This Infographic Outlines The Evolution of Virtual Reality – UploadVR
2010年以降、VRを体験できるさまざまなデバイスが登場してきました。
2011年には、Appleが「iPhone Virtual Reality Viewer」をリリース。
2014年には、段ボール製で誰もが気軽にVRを体験できる「Google CardBoard」がリリースされました。
そして2015年から2016年にかけて、Sumsungの「Gear VR」、Microsoftの「Hololens」が発売されたほか、「Oculus Rift」、「HTC Vive」、「PlayStation®VR」などさまざまなHMDが登場。
これにより、2016年は「VR元年」と言われるようになりました。
この記事のハッシュタグ
VRを学べるプログラミングスクール
VRを体験したら、エンジニアとしては自分の手でVRコンテンツを作ってみたいという意欲が出てくるかもしれません。
そんな方のために、VRを学べるスクールの情報をまとめましたので、参考にしてみてください。
VRプロフェッショナルアカデミー
こちらは、2017年4月に開校するVR専門の学校「VRプロフェッショナルアカデミー」。
転職・就職希望者を対象としており、企業からの奨学金支援システムがあるため、入学金や授業料は無料で受講することができるスクールです(出願料はあり)。
現場で活躍するプロが講師を務めるのが特徴のひとつ。
現在のところ、どのコースも満席となっているようなので、気になる方は次回の募集をチェックするようにしてみると良いでしょう。
デジタルハリウッド
出典:デジタルハリウッド
1年間かけてじっくり学ぶことができるのが、デジタルハリウッドの「本科CG/VFX専攻 ゲーム/VRコース」。
Unityを使ったゲーム開発や、プロ向けCGソフトMayaを使ったゲームビジュアルなどを学ぶことができます。
業界の第一線で活躍するクリエイターから学ぶことができるのが魅力。
就職サポートも行っており、本格的に学びたいという方にオススメのスクールです。
VRを学べるイベント・セミナーの探し方
出典:dots.
プログラミングスクールに通わず、独学で学びたいという方や、まずは勉強の方法を知ってみたいという方もいるでしょう。
そんな方には、dots.などでVRに関するイベントやセミナーを探して参加してみるのがおすすめです。
初心者向けの勉強会や、細かなテーマを設定したセミナーなどさまざまなものが開催されています。
まずはこういったものに参加して、それからスクールを検討してみるというのも良い方法です。
VRの最新情報を知る
VRの動向が気になるようになったら、最新の情報に触れられる媒体をのぞいてみると良いでしょう。
専門の雑誌やサイトなどをご紹介しますので、最新技術などが気になる方はぜひチェックしてみてください。
VR Watch
出典:VR Watch
インプレス社が運営しているVR Watchは、VRに関する最新情報を掲載しているメディアのひとつ。
VRを体験できるスポットの情報やVRに関する商品、開発に関する話など、VRの情報を幅広く知ることができます。
ほかにも、VRイベントカレンダーを公開しているVR InsideやMogura VRでも、さまざまな情報が公開されていますので、ぜひチェックしてみてください。
VRFREEK
出典:amazon
数は少ないですが、VR専門の雑誌もあります。
こちらの「VRFREEK」は、その数少ない専門誌のひとつ。
最新のVR情報や端末・アプリの紹介、制作方法に関する話など、かなり専門的な話も掲載されています。
付録として、簡単な作りのVRゴーグルがついていたこともあるので、専門情報が知りたい方だけでなく、VRがどんなものか知りたい、という初心者の方でも楽しめる雑誌となっています。
VR²
出典:amazon
こちらもVR専門のムック本「VR² 」。
2016年の秋に初めてvol.1が発刊されました。
最新コンテンツや、VR環境を構築する方法などが掲載されており、専門的な情報を探している方よりは、どちらかというと初心者の方に向いた内容になっています。
VR Inside
VRコンテンツの最新情報を知りたいなら、「VR Inside」のVRゲームレビューのページがおすすめです。
実際にゲームコンテンツを試した上での感想や評価が見られるほか、ゲームの種類別、端末別にコンテンツを検索できるようになっています。
自分が持っている端末にどのようなコンテンツがあるのか知りたい方などにオススメのページです。
VRの今後とは
出典:pixabay
「VR元年」と呼ばれた2016年。
飛躍的に発達してきたVR技術ですが、その進歩はまだまだこれからと言えるでしょう。
ディスプレイの性能はより向上し、グラフィックの解析度ももっと高くなっていくかもしれません。
センサーの精度も上がり、よりリアルな体験ができるようになる事も考えられます。
今までのHMDとは全く違ったハードウェアが出てくるようになるかもしれません。
それらの変化によって、体験できることも広がっていく可能性は十分に考えられます。
そのようにVR技術の進歩がこれからもどんどん進んでいく中で、エンジニアが活躍していく場も大きく広がっていくと言えるでしょう。
まとめ
イベントなどで気軽に体験できるようになったVR。
数年後には、もっと違った体験ができるようになるかもしれません。
VRに興味がある、開発に関わってみたいと思うなら、まずは週末の休みにイベントに行って体験してみてはいかがでしょうか?
はじめての転職、何から始めればいいか分からないなら
「そろそろ転職したいけれど、失敗はしたくない……」そんな方へ、テックキャンプでは読むだけでIT転職が有利になる限定資料を無料プレゼント中!
例えばこのような疑問はありませんか。
・未経験OKの求人へ応募するのは危ない?
・IT業界転職における“35歳限界説”は本当?
・手に職をつけて収入を安定させられる職種は?
資料では、転職でよくある疑問について丁寧に解説します。IT業界だけでなく、転職を考えている全ての方におすすめです。
「自分がIT業界に向いているかどうか」など、IT転職に興味がある方は無料カウンセリングにもお気軽にお申し込みください。