「プログラミングの楽しさと仲間の存在が支えに」テックキャンプ卒業生が語る未経験から一人前のエンジニアになるまで
更新: 2021.07.26
2018年にTECH::EXPERTを受講し、営業職からエンジニアへのキャリチェンジを実現した貝塚秀雄(かいづかひでお)さん。
株式会社シンカに入社直後はわからないことだらけで焦りを感じたものの、エンジニアとしての経験を積んだことでプログラミング言語への理解や問題の切り分けの精度の向上から成長を実感していると語ります。
今回は、貝塚さんにエンジニアとして成長する秘訣や改めて思うTECH::EXPERTを受講したメリットについてお話を伺いました。
▼卒業生の成長を知りたいという方は、以下の貝塚さんのポートフォリオサイトをぜひご覧ください。
▼貝塚さんの以前のインタビュー記事はこちら
この記事の目次
カイクラを中心事業として展開するシンカ
—– 初めにシンカはどのような事業を行なっている企業なのか教えてください。
シンカは「カイクラ」というサービスを中心事業として展開しています。
電話番号に紐づく対応の履歴などのお客さまの情報を表示させ、スムーズなおもてなしの対応をサポートするサービスです。
—– それは便利なサービスですね。特に営業職の方などにはありがたいと思います。既存の顧客データやシステムとの連携も可能ですか?
はい、可能です。
カイクラには「WebAPIの実装」と「CSVファイルのアップロードによる対応」という2種類の受け口が用意されています。
それによって、さまざまな環境にある既存のシステムとの連携を実現しています。
出典元:「完全クラウド型CTI」カイクラ
—– 最近ではAIによる電話対応システムを導入している企業が増えているというニュースを見かけます。カイクラにもそのようなAIを利用した機能の実装予定はありますか?
カイクラのAIを利用した機能の実装には取り組んでいて、AIによる通話音声のテキスト化はすでにリリースされています。
まだリリースされていませんが、僕はAI分析を応用した新機能の開発に取り組んでいます。
貝塚さんのメインの業務はカイクラの開発
—– 貝塚さんはシンカでどのような業務を担当していますか?
僕の業務はカイクラの開発がメインです。
また、お客さまに「データがおかしくなった」などの問題が発生した際の調査・メンテナンス・保守運用の対応を行ったり、バグがあった場合に修正をしたりすることもあります。
—– 業務ではどのようなプログラミング言語を使っていますか?
サーバーサイドはPHPで、フロントエンドはJavaScriptです。新しいUIの開発でVue.jsも使っています。PHPはシンカに入ってからはじめて触りました。
TECH::EXPERTの受講時はJavaScriptに少し苦手意識がありましたが、仕事で使ううちにだんだん好きになってきて。最近特に興味があるプログラミング言語です。
—– TECH::EXPERTで身に付けたRubyの知識は、PHPを学ぶ上で役立ちましたか?
そうですね。if文やfor文などは共通ですし、プログラミングの流れも似ていますのでRubyの知識はPHPを学ぶ上でベースになりました。
「まじでわからない…」入社後に感じた焦り
—– シンカのエンジニアには未経験からスタートした方もいますか?
シンカで働いてるのは経験者のエンジニアばかりです。僕と一緒にTECH::EXPERTから入社した人以外には未経験者はいなくて、未経験者の採用は僕たちがはじめてでした。
—– 経験者しかいない環境で働くことに不安はありませんでしたか?
不安はあまりなく、入社前は「新しい言語学べる!よっしゃー!」と思っていました。
ただ、入社してみると「まじでわからない…どうしよう…」と焦りましたけど(笑)
「プログラミングが楽しい。使ってもらえるのがうれしい」がモチベーションに
—— それは大変でしたね…。どのようにその壁を乗り越えたのですか?
実務を通して少しずつ理解を深めたり、先輩に教えてもらったりしました。もちろん、自分でも危機感を持って勉強もしましたが。
1年くらい経って、ようやくエンジニアとしてモノになってきたかなと思いましたね。
—– どうやって仕事に対するモチベーションを維持しましたか?
やはり、プログラミング自体が楽しいと感じられたことが大きいです。そして、自分が作ったモノを人に使ってもらえることがうれしくて、モチベーションになっています。
さらに、技術が身に付けば今後のキャリアアップにつながると信じて仕事に取り組んでいます。
プログラミングへの理解の深まりと問題の切り分けで成長を実感
—— エンジニアとして成長を実感するのはどのような時ですか?
シンカではPHPのフレームワークを使わずに開発を行っています。難しいと感じることも多いですが、その分PHPによるプログラミングの細かい部分まで理解できるようになったと自分でも成長を実感しています。
あとは、問題の切り分けですね。バグがどこで発生しているのか、問題の原因はどこにあるのかといったことをすぐに判断できるようになりました。
—– 貝塚さんの今後の目標について教えてください。
フロントエンドが中心ですがサーバーサイドやインフラについても理解を深めて、エンジニアとしてもっとスキルアップしたいです。
エンジニアとしてのスキルを身に付けた上で、マーケティングやデザインについても学び、サービス全体を俯瞰して見れる人材に成長したいと思っています。
お客さまから作りたいモノの要望を伺った時に、すぐに解決策を提案できるようになりたいですね。
TECH::EXPERTで手に入れた「Google力」と「エンジニアの仲間」
—– 業務に取り組む中で、TECH::EXPERTで身に付けたことが役立っていると感じることはありますか?
「Google力」ですね。GoogleなどのWebサイトを利用して、求める情報に対する答えを調べる力が一番役に立っていると思います。
あとは、同じように未経験から活躍しているエンジニアの仲間ができたこともよかったです。
—– TECH::EXPERTの同期の方と会った時にはどのようなお話をされますか?
近況報告や新しい技術に関する情報交換などの仕事の話が中心です。どんな開発をしているのかやこれからのキャリアプランについても相談する時もあります。
社外の情報が収集できることはとても面白いですが、気兼ねせずに話せるだけでも存在として大きいです。話をしていると当たり前なのですが「みんな、めっちゃエンジニアやってるわ」と感じて刺激を受けますね(笑)
Linuxとコンピューターサイエンスは学んでおくべき
—– エンジニアとして経験を積んだことで、やっておけばよかった思うことは何かありますか?
Linuxとコンピューターサイエンスの勉強は、TECH::EXPERTに通いながらやっておくとよいと思います。
Linuxは仕事で触れる機会がとても多いですし、コンピューターサイエンスはプログラミングのベースとなるので、どちらも学んでおいて損はないです。
—– プログラミングのスキルがない状態では、Linuxやコンピューターサイエンスの学習には頭が回らないですね。エンジニアとしての経験を積んだ人だからできるアドバイスだと思います。
あとは、SNSを活用した情報収集もおすすめです。僕はTwitterでひさじゅさん・勝又健太さん・松田信介さん・毛呂淳一朗さんといったアカウントをフォローしています。Twitterのタイムラインを見て、勉強会などに参加することもあります。
IT業界はどんどん変わっていくので、エンジニアはずっと勉強が必要です。現場で経験を積み、Webや勉強会などで新しい技術へキャッチアップして、スキルアップを続けていくことが大切だと思います。
人生は一度きり。悩んでいるならエンジニアにチャレンジした方がいい
—– 未経験からエンジニアへの転職を検討している方にメッセージをお願いします。
エンジニアへの転職を検討している人の多くは、今の仕事を続けていくことに疑問を感じて悩んでいると思います。
僕は「悩む=今の仕事に満足していない」ということだと思っていて。
僕自身がエンジニアへの転職やTECH::EXPERTの受講を決断するのに時間がかかったので、悩む人の気持ちはよくわかります。
でも、人生は一度きりなのでチャレンジした方が絶対いいです。
TECH::EXPERTだけではなく無料でプログラミングを学べるUdemy・Progate・ドットインストールといったサービスもあり、始めるハードルは下がってきています。
エンジニアへの転職を悩んでいる暇があるならまずプログラミングをやってみるべきです。
—– 貝塚さん、本日はインタビューのご対応ありがとうございました!
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