IT系企業の広報ってどんな仕事内容？メルカリ広報に聞いてみた

更新: 2021.09.14

TECH::NOTEは、これまでエンジニアを目指す方向けの記事をたくさん公開してきました。

しかしテックキャンプではプログラミング以外のビジネススキルも学べます。エンジニアではない方のキャリアプランも気になるよね、ということで「非エンジニアのキャリア戦略」というテーマでインタビューをしていこうと思います！

今回は株式会社メルカリで広報を担当している石川真弓さんにお話を伺いました。

この記事の目次

1 メルカリ広報チームの業務内容
2 転職先をメルカリに決めた理由
3 広報をやるために最低限必要なスキル
4 自社サービスへのスタンス
5 編集後記

メルカリ広報チームの業務内容

—— これまでの経歴を教えてください。

新卒でWeb制作会社に入社、当時のWeb制作に関する全てを行いました。

2008年にシックス・アパート株式会社に転職し、マーケティング担当として、主にWebマーケティングからソーシャルメディアの活用、オウンドメディアの立ち上げ、イベントの開催などを経験しました。

退社後、夫婦で3ヶ月の世界一周の旅行に出た後、2013年に株式会社ロフトワークに広報として入社し、自社や自社が運営するFabCafeの広報業務、また多岐にわたるクライアントのコミュニケーションプラン支援などを行いました。

そして2018年3月から現職のメルカリにて勤務しています。

メルカリオフィスのイベントスペースでユーザーと交流中。コミュニケーション能力大事。

—— 広報の業務内容は多岐に渡ると思いますが、主な業務内容は何でしょうか？

現在メルカリの広報チームは、主に「株式会社メルカリ」の企業広報全般を担当するコーポレートPR、そしてフリマアプリ「メルカリ」を担当するプロダクトPRがあるのですが、私はプロダクトPRチームに所属しています。

プロダクトPRチームのミッションは、メルカリの様々な機能や生み出してきた価値、ユニークなお客さまのストーリー、社会に与えた影響等を、広く世の中に伝え、メルカリの”ファン”を増やしていくこと。

その中で、私はコミュニティ構築を通して、お客さまとの関係性を深めて、ユニークなお客さまのストーリーを発掘して世に発信していくことをメインに活動しています。

—— 広報職希望で入社されたのでしょうか？それとも配属ですか？

広報チームを希望して入社しました。

メルカリユーザーの中でも「ママ」を中心に開催された座談会。皆さん真剣に独自のメルカリノウハウをメモ書き中

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転職先をメルカリに決めた理由

—— メルカリに入社を決めた1番大きな理由は？

もともとメルカリは活用していて、自分のiPhoneのトップ画面にアプリアイコンを置くほどよく使っていました。

また、日本で圧倒的なシェアを誇りつつグローバルテックカンパニーとして世界に挑戦していることにも強く興味を持っていました。日本のスタートアップの中でも、最もイノベーションとグローバルに近い企業だと思っていたからです。

—— 広報で楽しいことは何ですか？

届けたいストーリーを届けたい層に届けた事ができたときでしょうか。

先日メルカリが好きなお客さまを200人ご招待したミートアップ「Mercari FANS MEETUP」を開催しました。その中で、7歳の男の子に登壇してもらって、彼がメルカリを使い試行錯誤しながら売買をしているという話を語ってもらいました。その話をBuzzfeedが記事にしてくださって、結果、たくさんの方に読まれたんです。7歳の男の子のメルカリストーリーを世に届けることができました。

PR（Public Relations）の定義を広義に解釈すると、“関係構築”になります。私の担当するコミュニティ領域では、メディアとのリレーションだけでなく、メルカリのお客さまとも良好な関係性を築いていく必要があります。そこから、世の中に対してポジティブな情報を発信してもらえるような仕組みをつくっていきたいと思っています。

メルカリはイベントで配布されるノベルティが豪華なことで有名になりつつあります。ノベルティ制作を担当するのはCulture&Communications（総務）という部署だそう。