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営業職の新入社員にプログラミングは本当に必要か?2ヶ月に渡るIT研修を導入したゼンリンデータコムにきく

更新: 2020.10.05

TECH::CAMP(テックキャンプ)研修は、2020年3月2日に「テックキャンプ 法人研修サービス」に名称が変わりました。インタビュー記事内のサービス名は取材時の名称となっております。

プログラミングは新入社員にとって、ビジネスパーソンとして必須のスキルなのでしょうか。それとも営業やマネジメントをする分には、なくても十分なのでしょうか。

地図サイト「いつもNAVI」ブランドを主軸に、地図・ナビ関係のサービスを展開するゼンリンデータコムは新入社員を対象に、2ヶ月間のプログラミング研修を実施。エンジニアだけでなく、非エンジニアも2ヶ月間みっちりとテクノロジーを学びました。

ここまで本格的なプログラミング研修は、本当に新入社員に必要なのでしょうか。

非エンジニアであれば、短期間の学習でも十分ではないのでしょうか。

ゼンリンデータコムが、非エンジニアも対象にプログラミング研修を行った理由を聞いてきました。

<プロフィール>

写真左:株式会社ゼンリンデータコム 執行役員 榊原和典さん

中央:株式会社ゼンリンデータコム コーポレート本部 人事部 副部長 藤田綾子さん

右:株式会社ゼンリンゼータコム 取締役 執行役員 鈴木伸幸さん

営業の新入社員から「プログラミングをやりたい」と声が上がってきた

ーーゼンリンデータコムさんは、2ヶ月に及ぶプログラミング研修を非エンジニアの新入社員に行ったそうですね。「プログラミング研修をするのはエンジニアだけで十分だ」という声の方が、世の中では普通だと思うのですが……。

藤田:そうですよね。これまでもエンジニア職だけであれば、個別にプログラミング研修は既にやっていました。ですが、非エンジニアも含めた2ヶ月のプログラミング研修は初めての試みでした。大きなチャレンジでしたね。

鈴木実は「プログラミングをやりたい」という声は、営業に配属になった現場の社員から上がってきたんですよ。「営業として働く中でエンジニアと話す機会が多いので、やっぱり営業も技術のことをきちんと分かっていないといけない。そうした知識がないと会話が成立しない」という意見が出てきたので、「では研修をしよう」ということになりました。

ーーエンジニアと非エンジニアのコミュニケーションに難を感じる機会が、これまでもあったということですね。

榊原:ええ。またクライアントとのやりとりも同様ですね。いまのIT業界は「クライアントがITにとても詳しい」ということが多いんですよね。営業もITの知識がなくては、クライアントの話についていけなくなってしまいます。

だからこそ、教養としてプログラミングを学ぶことは非エンジニアにとって重要です。

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短期の研修ではなく、2ヶ月間みっちり非エンジニアにプログラミングを教えた理由

ーーなるほど。とはいえ2ヶ月の研修というのはかなり長期ですよね。数日〜1週間などの短期で最低限の知識だけ身につけたら、あとは業務の中で覚えていけばいいという考え方もあると思いますが。

榊原:いまの新卒はとても真面目なんですよね。普通に毎日仕事をしているだけでは、2年くらいで「このまま自分はこの会社で、この仕事をしていていいのだろうか」と不安を感じ始めるケースが多くて。私自身が新卒だった時と比べて、より「成長」や「スキルアップ」に皆、貪欲だと感じます。実際、プログラミング研修をやりたいという声も現場から上がってきたものでしたし。

成長やスキルアップを求めるのは良いことですし、成長したいと願う社員がいるならその声に答えるのも企業の役目だと感じるわけです。

そこでエンジニアだけでなく、非エンジニアにも本格的なプログラミング研修を受けてもらうことに決めました。

ーー営業として入社した社員が「プログラミング研修でプログラミングの面白さに気づいたのでエンジニアに転向したい」と言い出す可能性もありますよね。

榊原:そういう声も実際、これから上がってくると思います。そういうケースがあってもいいと思いますよ。

鈴木:ゼンリンデータコムは中途が多い会社でして、新卒で入社した社員の割合はまだ高くないんです。

ですから新卒には色々な業務にかかわる機会を与えたいですし、積極的に人事ローテーションしていきたいと考えています。様々な業務を体験し、将来は会社を背負って立つような人材に成長してほしいです。

その一環として「非エンジニア」にも、プログラミング研修を行いました。

藤田あとは所属長からの要望も、研修導入の決め手になりました。これまでは開発部門に配属になった新入社員は各部署ごとで個別にプログラミング研修をやっていたのですが、フォローにかなり手間がかかってしまい、リソースの面での課題がありました。

そこで人事部主導で、新入社員のプログラミングスキルを一定以上のレベルにまとめて引き上げることはできないだろうかと考え「研修をしよう」ということになりました。テックキャンプ研修は、研修スケジュールを柔軟に組むことができたので導入しやすくて、ありがたかったですね。

榊原:現場からすると、せっかく新卒で入社してくれた社員がすぐに研修でいなくなってしまったので残念だったかもしれないですね(笑)。みっちりと研修をやった分、同期の社員の絆が深まったと思いますよ。「新卒の同期」は人生でとても貴重な存在ですから、いい機会になったと思います。

藤田:人事部主導の研修だったので、新入社員と人事部の距離も近づきました。今後、仕事をしていく中で上長には相談しづらいことなども出てくると思うんです。そういう時に、新卒にとって人事部が相談しやすい相手になることができたら嬉しいです。

座学ではなく、企画からチーム開発まで実践的に行った

ーーエンジニアと非エンジニア、それぞれ何人研修を受講しましたか?

藤田:16年新卒、17年新卒も含めた21名が研修を受講し、そのうち理系ではない人が11名でした。21名のうち、開発に配属となったのが10名。開発以外に配属されたのが11名です。

ーープログラミング研修を受けた人のうちおよそ半数は非エンジニアだったのですね。エンジニア、非エンジニアの学生時代の専攻にはどのような傾向がありますか?

藤田:理系は情報系の学部出身者が中心ですね。数学、工学、物理などを専攻していた社員もいます。
文系は本当にバラバラです。

ーー研修はどのような流れで進みましたか?

藤田:テックキャンプの教室に新入社員が通い、おのおのカリキュラムを進める形でした。研修は「基礎」「応用」の二段階に分かれていて、応用カリキュラムは開発部門の社員のみが受講しました。

そして一通りカリキュラムを終えたら、非エンジニアとエンジニアで合同チームを組み、企画からサービス開発までを行いリリースしました。単なる座学とは異なり、カリキュラムを消化するだけでなく、企画やチーム開発を実践的にできたことが良かったです。

サービス開発の段階では「半日、テックキャンプ。半日は部署の仕事」というように、部署の仕事と並行しながら研修を進めました。

ーープログラミング言語はJavaとPHPが主だったとのことです。この2つの言語を研修の対象とした理由は何でしたか?

榊原:まず実務で多くのエンジニアが使うのが、PHPです。そのためPHPのカリキュラムは必須でした。

その上で、ゼンリンデータコムは地図の会社なので、地図データを読み込んで処理する部分はCやC++、Javaなど使います。

その中で最近では組み込み系でもAndroidアプリ開発でも使う機会が多くなっているJavaをやっておいた方がいいだろうと考えました。

研修が終わって「ああ、終わった」と気を抜いたら意味がない。継続的な学習が重要

ーー研修で感じた、新卒エンジニア・非エンジニアの成長とはどのようなものでしたか?

藤田:文系出身の社員は、プログラミングを「食わず嫌い」していたのだと分かりました。研修前は「本当にプログラミングが身につくのだろうか」と不安もあったようですが、始まってみれば皆、楽しそうでした。あとアンケートを取ると、同期とのつながりが強くなったことが嬉しいという声もありましたね。

鈴木:研修が進むと、新入社員の中でもおのずとリーダー的な役割の人物ができてくるんですよね。リーダーを決めたわけではないのですが。そうした人間関係の変化も面白いなと思いました。

榊原:本人たちにとって、貴重な学習の機会になったことは間違いないです。ただ、研修が終わったからといって「ああ、終わった」と気を抜いてしまうとあまり意味がないとも思います。研修で学んだ内容をもとに、自分で学びを深めていく努力は絶対に必要ですね。

ーー今後、非エンジニアにはプログラミングスキルを生かしたどのような働き方を期待していますか?

榊原:プログラミングスキルを自分の「引き出しの1つ」にしてほしいです。やはり先にも言ったように、いまのIT業界はクライアントのIT知識が深まっています。営業をする中では、営業担当者が直接先方のエンジニアと会話をする機会も多いです。

その際、先方とやり取りをするたびに「社内に持ち帰って検討します」という営業と、仮説でも構わないので「その要望でしたら、○○という技術を使うことで対応可能です」とその場で積極的に提案できる営業には大きな差があります。クライアントとしては当然、後者の営業に案件を依頼したくなりますよね。

鈴木:プログラミング経験がないと、最初はエンジニアがどれだけ凄い仕事をしているのか分からないものです。
ですから研修をきっかけに、開発へのリスペクトをしっかりと持って仕事をしてほしいですね。社内のエンジニアに対しても、クライアントに対しても同様です。

ーーエンジニアにはどんな働き方を期待していますか?

榊原:「自分で調べる」働き方ですね。やはりあくまで研修は、研修です。研修はプログラミングへの理解を深める機会としては良いものですが、そこで学んだ技術だけでは実務レベルにはまだ遠いのも事実です。研修で学んだことで満足せずに、自分でどんどん調べて技術を深めていってくれることを期待しています。

鈴木:「営業」を理解した働き方を期待してます。非エンジニアと研修をしたことで、それまでプログラミングしかやったことがなかった人でも企画や営業、チーム開発を体験することができました。営業とエンジニアが深い相互理解のもと、仕事を進めていくのが一番理想的だと思います。

ーープログラミング研修の導入を検討している企業担当者の方に、アドバイスがあれば教えてください。

榊原エンジニア採用に苦戦している企業には、研修の導入がおすすめです。研修を導入することでプログラミング経験がない社員を教育し、成長させることができます。

高いプログラミングスキルを持っている人材は採用の難易度が高いですし、大手企業が好待遇で採用するケースが多いです。中小企業やベンチャーにとっては難しい状況だと思います。だからこそ、こうした研修は意義が大きいと思います。

もちろん、研修は期間が限られていますし「純粋なスキルアップだけ」を望むなら歯がゆさを感じる時もあるかもしれません。

ですが研修という場があることで、新入社員にとっては「みんなでやる機会」になります。最初に入った会社の同期はやはり特別な仲間ですし、皆で一緒にやる分、挫折もしづらいです。こうしたつながりを強める機会としても、研修はおすすめです。

藤田:テックキャンプさんに研修をお願いしてよかったのは、柔軟に相談にのっていただけたことです。単に決まったカリキュラムをやるのではなく、こちらの要望を取り入れて研修内容をカスタマイズしていただけました。会社としては、本当に導入しやすかったですね。

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TECH::CAMP(テックキャンプ)研修は、2020年3月2日に「テックキャンプ 法人研修サービス」に名称が変わりました。インタビュー記事内のサービス名は取材時の名称となっております。

この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。

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