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「お金より自由な時間が大切」車中泊で生活しながら働くスモールライフカップル

更新: 2021.11.05

みなさんは、自分らしい生き方ができていますか?

「やりたいことが見つからない」「やりたいことはあるけど挑戦するのが怖い」このように思い悩んでいる人もきっといるのではないでしょうか。

今回は車1台で仕事と暮らしを両立する「スモールライフ」を実践しているYouTuberカップル、だいごさん・もかさんにお話を聞きました。ふたりは旅好きが高じて、旅を仕事に変えました。

最近は、川が温泉になっている秘湯を訪れた動画が12万回以上再生される人気の高さ。

好きなことで暮らしていけるのはとてもうらやましい!と、いうことで、スモールライフや、ふたりの生き方、人生観を深堀っていきます。(写真提供:だいごさん・もかさん。一部オンライン取材中に撮影したものを使用しています)

せかたん/世界幸せ探検隊 プロフィール
日本各地および世界中を旅しながら、YouTubeInstagramTwitterFacebooknoteなどでローカルな旅の情報を発信をしている旅人カップル。だいごさん、もかさんは沖縄で知り合い、タイで偶然2度目の再会を果たしたことから意気投合し、交際をスタート。1年かけて世界一周をし、現在は日本国内で小さな暮らし「スモールライフ」を実践している。YouTubeチャンネルへの登録者は1万人を超える。

DIYした軽自動車が生活拠点「スモールライフは幸せを最大化する生き方」

おふたりが実践しているスモールライフとは何か、教えていただけますか。

だいごさん(以下、敬称略):スモールライフというのは直訳すると「小さな暮らし」のことで、ものを最小限にして幸せを最大化するという考えのことです。僕たちの場合は軽自動車を車中泊仕様にDIYして、そこを拠点に生活・睡眠・食事・移動とか全てを完結させています。

もかさん(以下、敬称略): DIYをすることで、家感のある車に仕上げています。床はフラットになるように木の台を作って、木の台の下に荷物を収納し、寝る時は台の上にマットを敷いています。

ー天井がすごくオシャレな木造りになっていて素敵ですね!車内のつくり、色々工夫をされているんですね。一方、やはりこの狭さなので、生活するのが辛いなと思うこともありますか?

だいご :正直寝る時に痛さはありますし、空間が狭いので、脚を伸ばしきって大の字では眠れません(笑)ただ僕たちけっこう身長が小さくて。もかちゃんが148センチで、僕が158センチなんで、なんとか車の後ろでも寝られています。

家の快適さには負けますけど、それを犠牲にしても自分たちの快適さやストレスフリーな生き方につながっているので、車を拠点にした生活に満足しています。

今の拠点はタントという軽自動車です。もかちゃんの地元の信頼できる自動車屋さんで中古車を手に入れました。なんと整備も含めて18万円なんです!ちなみにスモールライフを実践し始めて今7ヶ月半ほどになります。

もか:エリアは主に大阪、三重、奈良の関西3府県を回っています。お互いの家族がそこに住んでいるんです。7ヶ月半で1万キロ走りました。

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バックパックで世界一周し実感「ものは最低限あれば生活できる」

—スモールライフを始めようと思ったきっかけは何ですか?

だいご:僕たちはバックパックをそれぞれに背負い世界1周の旅をしてきました。その中で「ものは最低限あれば生活できる」と実感したことがひとつのきっかけです。

もかものがないことで心理的に自由になれる、身軽になれると感じたので、ものを持たずに小さく暮らすスモールライフを始めることにしました。

ーなぜ車での生活を選んだのかも気になります。自分も毎日がキャンプみたいな刺激的な生活に憧れます。

もか:きっかけは「究極のハピネスを求めて」という映画を見たことです。車をDIYして世界の絶景を求めて旅するカップルと愛犬の物語なんですが、苦難を共に乗り越えながら送る日々の中に幸せが詰まっているんだなと感じて。2人でやってみたいと思ったんです。

出典:Amazon

だいご:それと、2人がずっと世界を旅していて、本当に大切な家族たちとの時間を取れていなかった、というのもあります。自分たち自身の家族と向き合う時間とか、身近な友人たちとの距離を縮める時間をもっと作りたいな、と思ったんです。

もか:そもそもふたりが旅好きなので、変化する日常が刺激的でわくわくするというか、楽しいから車生活を選んだということもありますけど。

—食事はどうしているのかも気になります。車での生活ということは、外食が多かったりするんですか?

だいご:忙しくてできない時や、夜遅過ぎてできない時もありますが、なるべく自炊しようとしています。パンと卵を焼いて朝食を作ったり、時間に余裕があれば、ハンバーガーや、スキレットを使った料理など、ちょっとこだわって作るときもあります。

暮らしの中に不便を楽しむ「余白」を持てることも魅力

—スモールライフの魅力について聞かせて下さい。

だいご:好きな時に、好きな場所へ移動できるというのが1番の魅力ですね。他にも、パートナーとずっと一緒にいられることや、ものを最小限にすることで、無駄遣いが減らせるなどです。金銭的には移動費、交通費、駐車代、食費などを含めてだいたい月に8万円ほどでふたりで生活できてしまいます

もか:車での生活は不便なことも多いですが、暮らしの中に不便を楽しむ「余白」を持てることも魅力の1つだと感じています。余白とは心のゆとりのことで、ゆとりがあると自分たちが本当にやりたい事や本当に必要なもの、大切な人と関わる時間を作ることができます。

誰からも何の制限も受けないため、自分の素の気持ちで動け、選択できる自由というのがあるのはスモールライフの魅力と言えます。

だいご:でもじつは最大の欠点もあって……それは親に理解されないことです。

もか:スモールライフを始めたことは事後報告でした。相談というか、するよっていう話はしましたけど、親は働き方や住む場所、生活スタイルなど理解してくれませんね。

【1日の流れ】
午前
8:00 起床・5分間の瞑想
9:00 朝食
10:00 仕事開始
午後
12:00 昼食
13:00 仕事再開(夏の暑い日はカフェへ行く・涼しい時は木陰などに車を止めてDIYした机とキャンプ椅子に座ってノマドワーク)
17:00 買い物・料理
18:00 夕食
20:00 安い銭湯や共同浴場で入浴
23:00 車中泊スポットで就寝

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「パソコン1台、スマホ1つで仕事はできる」好きな旅をしながら働く

—親に理解されないのは辛いですね。働き方が多様化していますが、おふたりは今どのように働かれているんですか?

だいご:僕たちの場合はリモートワークでできる仕事を選んでやっています。今の時代は場所、時間に囚われずにネットさえつながれば、パソコン1台、スマホ1つで仕事ができますよね。

YouTuberとして広告収入を得たり、企業から商品紹介の案件を受けたり、それとは別で企業のPR動画の制作依頼というのも受けたりしています。

もか:私は動画制作はやらないんですが、ラジオやInstagramで発信をしたり、ブログを書いたりしています。発信することで収益化や案件獲得を目指しています。

だいご:それらを通して現在は月8〜10万円くらいの収入です。結構ギリギリだと思います。ちなみに企業のPR動画の案件を受けた際は、動画1本あたり1〜2万円ほど頂いて動画編集をしています。

—そうなんですね。正社員で安定した収入や、充実した福利厚生を受けられる働き方もあると思うんですが、なぜ今の働き方を選んだんですか?

もか:じつは、過去にはお互い会社勤めをしていたんです。今の時代、安心・安定なんて無いと認識しているので、正社員が一生安泰という考えを持つことの方がリスクではないか思っています。

大手企業で正社員として働く事がリスクという意味ではなく、正社員として働いていれば、生活に困らず、未来が約束されているという考えを持ち続けることがリスクだと感じるんです。

「ブラック企業でパワハラ」未来が見えなくなり、病んだ

ーなるほど。ちなみにふたりは過去にどういう仕事をしていたんですか?

もか:私は高校卒業後18歳で地元の小さな工場で2年半働いた後、ビューティサロンでメイク業務をやったり、居酒屋で働いたり、いろいろ転々としました。当時、仕事はけっこう勢いに任せていたところがありました。

そのせいか、自分の理想と現実とのギャップに苦しみ無力感を味わって、心が病んじゃったんです。

だいご:僕は専門学校を卒業後、営業会社に就職したんですが、そこが超ブラック会社だったんです。残業代は出ないし、上司からパワハラはあるしで、会社でもみくちゃにされました。

気合と根性で4年間は働いたんですけれど、何も未来が見えなくて病みかけて、それで退職しました。その後、介護の資格を取り、介護職員として転職をしました。

もか:こういった経験を踏まえて、自分たちはお金ではなく自由な時間を創り続けることを大切にしようと思いました

—ふたりとも紆余曲折があったんですね。今の働き方と生き方が1番しっくりくる理由が理解できた気がします。

もか:勤めていた時は、言われたことを淡々とやって安定した給料を毎月もらっていました。ですが、あの時の初任給をもらった喜びと、今自分たちで表現をしたことを収益化した時の喜びを比べると、断然今の喜びの方が大きいですね。

だいご:収入は少なくても、いくつもの収入源を少しずついろんなところから持つほうが、今の時代は大切なのではないかなとも感じています。

今は仕事も暮らしも同じ「生き方そのものがコンテンツ」

—仕事と暮らしを分けにくいと思うのですが、ふたりにとってのワークライフバランスについて教えてください。

だいご:僕たちはワークがライフであったり、ライフがワークであったりして、それぞれ別の単語として切り離したものではなくて、同一のものだという考え方を持っています。

それはYoutuberという職業柄というか、日常の生き方そのものをコンテンツにしながら、それを楽しんでもらった視聴者の方からの応援で収益が決まってきたりするので。

もか:私たちには仕事と休日の境目はないですね。

だいご:会社員のように、決められた仕事を決められた時間にこなすというのではなく、自分たちで仕事を生み出して、それを生きる糧にしていくというのが今の生き方です。僕らにとってワークライフバランスは仕事でもあり暮らしでもあるんです。

—ちなみに家事分担はどうしているんですか?

だいご:家事は基本的にはできる人がやるっていうゆるい感じで、どっちが料理担当とかは決めていないですね。

例えば僕が動画編集で忙しい時は、もかちゃんが料理して、もかちゃんがインスタ投稿文を考えている時は、僕が料理したり洗濯したりですね。どちらも働いているんで、家事をやるのは本当にどっちでもいいと思っています。

コロナ破局「自分の考えが話し合えるカップルは同じ方向を向いていける」

—新型コロナウイルスが流行し、コロナ破局が増えましたが、おふたりはコロナをどう乗り越えましたか?

だいご:そもそもコロナ破局というものは今まで蓄積されていたパートナー間の問題が、コロナというのをきっかけに表面化しただけなんじゃないかと僕達は捉えています。

僕たちはお風呂以外ほぼ24時間一緒に生活しているので、細かい気付きとか考え方をすり合わせできているんですね。「今元気ないけど、どうしたの?」のように、表情の細かい変化をくみとるようにしています。

もか:私もだいちゃんと同じような考え方を持っています。あとパートナーシップや人間関係を築く上で大切だと思っているのは、思い込みで決めつけたり「分かってくれるだろう」というスタンスでいたりするのは良くないということです。

自分の気持ちや本心で思っていることを言葉にして、その都度伝えることが必要だと思います。なぜなら、日常的に思っていることを伝えていたら、大きな問題が起きた時も話し合いやすくて、同じ方向を向いていけるんじゃないかなって思うからです。

だいご:破局という大きな爆発が起きる前に、小さな火の状態で消しておくことが大事ですね。なので僕たちはコロナが起きても、大きな変化はなかったです。細かい気付きや気持ちについて日々コミュニケーションを取ることが、大事なんじゃないかなと思っています。

もか:お互い、日常的に「ありがとう」「ごめん」「大好き」のような言葉を何度も言いますね。

—お互いの言葉を伝え合うことは大切なことですね。

「自分をまず知ること」それが自分らしい人生のスタート地点

ー今、コロナ渦で多くの方が自分を見つめ直す機会が増えています。自分らしい人生を手に入れるためにはどうしいたらよいと思いますか?

だいご:自分らしい人生って、まずは「自分がどういうものか」を見つけるところから始まるんじゃないかなって思います。例えば、僕が、背が低いということも自分をあらわす1つですよね。あとは、旅が好き、彼女とずっといるのが好き、動画編集や発信することが好き、というのも自分らしさになると思います。

分からないという人は旅に出るとか、いろんな人に会うとか、いろんな情報を自分から掴みにいくということをすると、少しずつですが自ずと自分というのが分かってくるのではないでしょうか。

もか:言いたいことを全部言われてしまいました(笑)自分らしい人生を手に入れるために、私の場合は自分自身と向き合いたくて旅に出ました。要は自分探し。

これからどうしたいか、どう生きていくか見つけたくて世界に旅に出てみようと思ったんです。予想外に旅の序盤にだいちゃんと出会って、1人旅ではなくいきなりふたり旅になるという展開になりました!

ーそれすごい出会いですよね!そんな運命的な出会い方をしてみたいです……

もか:カンボジアで告白されて、その時は最初「1人で旅に出て、自分とこれから向き合いたかったのにな……」と悩んだんですけど、ふと「もしかしたら、だいちゃんと本気で向き合うことで自分が見えるかも」と思ったんです。それで付き合ったんです。

目の前にいる人と本気で対話したりとか、本気で気持ちをぶつけたりとか、そうすることで私は自分が見えてきました。なのでさっきだいちゃんが言っていた自分を知るという前段階でも、目の前の人と本気で向き合ったり、目の前にあることや問題に本気で向き合ったりすれば、自分が鏡のように見えてくることもあると思います。

ーやりたいことがあればそれと向き合ってやってみるということですね。

もか:そうですね。自分が見えてきたら、やりたいことのために行動するだけかなと思います。

だいご:コロナとか災害などでストレスがたまったとしても、自分という軸さえしっかりあれば、動じないような生き方ができると思います。


おふたりの話を聞いていると、本当に自分のやりたいことや自分の気持ちに正直に生きているなと思いました。

取材中、ふと「幸せっていろいろな形があるな」と考えてしまいました。

お金があること、安定した職業に就いていることを幸せに感じる人もいれば、自分らしい生き方ができていることを幸せに感じる人もいます。

今回、失恋直後にインタビューをさせていただいたのですが、おふたりからとても前向きになれるメッセージをいただけました。

この記事を読んだ方が、自分の幸せについて考えるきっかけになればと思います。

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この記事を書いた人

Fujiwara
立教大学卒業後、神戸新聞社入社。2018年に退職し、写真家に転身。テックキャンプブログ編集者の傍ら作品作りに励んでいます。週刊文春に「東京オアシス」の写真、原稿を発表しています。

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