「就職・転職の面接で緊張しないためにはどうすれば良いのだろう」
あなたは現在こう考えていませんか。
この記事では、面接で緊張する主な原因と、面接前日や当日にできる緊張を和らげる方法を解説します。
この記事の目次
面接で緊張しない人はほとんどいない
前提として、面接で緊張しない人はほぼいません。
WebメディアのTIDが100人に行なったアンケートによると、全員が「面接時に緊張したことがある」と回答しました。
何度も繰り返し面接を受けるうちに慣れることもあるでしょうが、面接で全く緊張しない人はまずいないのです。
ですから面接で緊張するのは当たり前。緊張しても焦ったり不安になったりする必要はありません。
緊張する自分を受け入れる
緊張しているときに「緊張するな」「落ち着け」と考えてしまうと、余計に気持ちが焦ってしまいます。
そうではなく「面接で緊張はするものだ」と捉え、その中で少しでも気持ちを落ち着かせる方法を知っておきましょう。
緊張を和らげる具体的な方法は、記事の後半で詳述します。
面接で緊張してしまうおもな原因
まずは面接で緊張してしまう原因から知っておきましょう。ここでは主な5つの原因を解説します。
見られる側として意識しすぎている
面接は面接官と対峙する時間。ですから「見られている」ことを意識しすぎる人も多いです。
例えば、他の応募者と比べて「服装が浮いていないか」「みんな自分よりもっと若いかも」といったことも気になりがち。
こういった過剰な「見られている」意識が不安につながり、緊張感を高めてしまいます。
よく思われたいと思いすぎている
面接で「落ちてもいい」と思える人は少数派でしょう。
ほとんどの人が、「選考をパスしたい」と感じながら面接を受けているはず。
ですから「よく思われたい」という考えに陥りがちなのです。自分をよく見せようと思えば思うほど、「失敗できない」という心理が働き、緊張してしまいます。
過去の失敗がトラウマになっている
あなたには、トラウマになるような失敗経験がありませんか。
・大勢の人前での発表で、頭が真っ白になってしまった
・会社の人たちがいるのに、上司から大声で叱責された
このような経験がきっかけで、面接でも「もう失敗して恥ずかしい思いをしたくない」と、過度な緊張感を生み出している可能性があります。
面接の準備ができていない
面接の準備が十分にできていないのも、緊張の原因になります。
想定質問やそれに対する回答が準備できていないと、「一体何を聞かれるのだろうか」「うまく答えられるだろうか」という不安な気持ちにつながってしまいます。
面接官が威圧的
企業の中には、威圧的な面接、いわゆる「圧迫面接」を行うところもあります。例えば以下のような内容です。
・面接者の回答に対し、否定的な発言をする
・「なぜそう思うのか」「どうしてそう考えるのか」と質問責めにする
このような態度を取られると言いたいことが言えず、「答えても否定されるかも」「次は何を聞かれるのか」と緊張する要因になります。
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面接の前日からできる緊張しない方法
ここで3つの方法を紹介しましょう。
質問と回答を洗い出す
面接の想定質問と、それに対する回答を洗い出しておきましょう。面接は履歴書や職務経歴書を元に話が進みます。まずはそれらのコピーを元に、想定質問と回答を準備。
その際、必ず押さえておくべき内容は以下になります。
・自己PR
・志望動機(転職の動機)
・趣味や特技
・キャリアプラン
・働く条件(収入・残業・休日)
これらについては、以下の記事も参考にしてください。
転職に役立つ面接対策!質問項目や基本マナーを理解して成功に近づこう本番を想定した反復練習をする
質問と回答を洗い出したら、面接本番を想定した練習をしましょう。実際に「面接官役」がいるのが理想的です。家族や友人に相談してみましょう。
練習の結果を第三者にフィードバックしてもらい、口調や声の大きさ、話を進め方などを見直し、ブラッシュアップさせていきましょう。
関連記事:転職に役立つ面接対策!質問項目や基本マナーを理解して成功に近づこう
マッサージで身体をほぐす
面接前日にマッサージをして体をほぐし、緊張感を和らげましょう。
マッサージを人にやってもらうのもいいですが、もっともおすすめなのは自分でできるようにしておくこと。
例えば以下のようなマッサージは、前日だけでなく、面接当日もできるもの。前日に色々試し、「これはいいな」と思ったものを、当日面接会場への移動中や待ち時間に行うのもおすすめです。
・人差し指・中指・薬指の3本で、鎖骨を内側から外側へ流すようになぞる
・人差し指と中指で耳を挟むように手を置き、指先でこめかみや耳裏を円を描くようにもむ
・指の腹で目尻から目の下がわを通って目頭→目の上がわを通って目尻までなぞり、仕上げにこめかみを押す
目を閉じて深く呼吸しながら行うと、よりリフレッシュできるでしょう。
面接当日にできる緊張しない方法
面接当日は、以下の3つの方法で緊張を和らげましょう。
発声練習をしておく
そのような事態を避けるためには、発声練習で緊張をほぐすのがおすすめです。面接会場に出発する前に、以下のような手順で行いましょう。
発声練習の方法
・肩の力を抜きリラックス
・腹式呼吸を意識する(息を吸ったときにお腹が膨らみ、吐いたときにお腹が凹む)
・口を閉じた状態で息を口から吐いて唇をブルブルと震わせる
・好きなメロディーをハミングする(口を閉じて行う)
・想定質問の回答を大きく口を動かしながらゆっくり練習する(表情筋を刺激するように)
想定質問の回答で発声練習する際は、声の強弱や緩急に気をつけるとなお良いです。例えば3メートル先の人に聞かせる話し方と、隣にいる人に聞かせる話し方を交互にしてみてください。
そうすると、実際に面接官に話す際も、アピールしたい部分を大きめに発したり、スピードの緩急をつけたりしやすくなるでしょう。
深呼吸をする
面接直前は、深呼吸で気持ちを落ち着けましょう。このとき意識するのは「吐く息」。鼻から吸って口から吐く方法がやりやすいです。
深呼吸する際は、腹式呼吸を意識しましょう。そして、「息を吸う長さの2倍の長さで吐く」のを目安にすると良いです。
例えば、「鼻から4秒で息を吸い、口から8秒かけて吐く」といった具合です。
余裕を持って会場に到着しておく
面接会場に余裕を持って到着すると、以下のようなメリットがあります。
・身だしなみを整える時間がある
・トイレなどを直前までに済ませられる
・緊張を和らげる深呼吸やマッサージをする時間を持てる
おすすめは、面接会場付近には30分程度早めに到着しておき、近くのカフェなどで10分前くらいまで過ごして気持ちを落ち着かせること。あたたかい飲み物で一息つくのも良いでしょう。
手のツボを押す
・神門(シンモン):手首の横ジワがあるラインの、小指側にあるツボ
・合谷(ゴウコク):手の甲の親指と人差し指の付け根の間にあるツボ
神門は、まず左手首のツボから親指を使って押し、次に右手首のツボを押しましょう。強く押しすぎず、「少し痛い」「痛気持ちいい」くらいの強さにします。
合谷は、親指を使って強めに刺激しましょう。押しながら周辺をもむような感覚で行います。
面接で緊張しないためには心理的な要素も大切
就職・転職面接での緊張を和らげるための方法を解説しました。
面接当日だけでなく前日までに行えるものもあるため、今日からさっそく実践しましょう。
また、面接で緊張するのは心理的な要素も関わっています。
「面接で緊張しないための心理的なコツとは?頭が真っ白になった時の対策も紹介」で解説していますので、合わせて参考にしてください。
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