「デザインスキルは、自分の想いを表現できるコミュニケーションツールです。」ラブグラフ取締役村田さんに聞く、ITスキル保有の魅力。
更新: 2020.07.16
5月21日(土)開催の、第1回「TECH::LADY HOLIDAY」。
1人目のゲストは、「サービスを成功させるのには想いが大切でそんな想いを持っている代表の想いを形にするお手伝いをしたいと思い、現会社にジョインしました」というとても素敵な考えと行動力をお持ちのラブグラフ取締役CCO村田あつみさん。
今回そんな彼女に、ラブグラフへの想いから、デザイナーとしての行動の源泉、そして当日に向けてのメッセージをお伺いいたしました。
プロフィール 村田あつみさん
1991年生まれ東京在住。大学時代初期からWebデザイナーとして企業に勤め、「美学生図鑑」などのヒットメディアのデザイン・コーディングを長期に渡り担当。
卒業後、リクルートホールディングスにIT人材として新卒入社。現在は、在学中に立ち上げたフォト撮影サービス「Lovegraph(ラブグラフ)」の取締役CCOであり、同時に同サービスのWebマーケティング、デザイン、開発に至るまででマルチにこなす女性Webディベロッパー。
TECH::LADY HOLIDAY第1回目ゲスト。
この記事の目次
サービスへの強い想いこそが、サービスを成功させる最大の要因
──取締役を勤められているラブグラフはどんなサービスなのですか?
ラブグラフはカップルや家族のデートにカメラマンが同行して自分たちでは残せない自分たちだけの想い出を写真に残す、フォト撮影サービスです。
自然な笑顔や好きな人の前でしか見せない表情を 写真やイラストのようなカタチにすることで やっぱりこの人と一緒にいて良かったなと、 少しでも幸せに感じる瞬間を増やしたいと思っています。
そんなかけがえのない愛(Love)を写真(Photograph)に残して 世界中、一人ひとりの幸せな瞬間を増やすことがラブグラフの願いです。
──なにが決め手でラブグラフにフルコミットしようと考えられたのですか?
ラブグラフは、私にとって本当に好きなサービスだと思えたからです。私は過去にサービスを立ち上げ、失敗したことがあります。
プロダクトとしては完璧だったのになぜか成功しなかった。私はその要因を「そのサービスへの想いのなさ」だと分析しています。
この便利な時代に、Webサイト1つ作ることなんてとても簡単です。だからこそ、こういう時代にサービスを成功させるのに重要なものは「想い」なのだと思っています。
そんな強い「想い」を持っている代表駒下に出会い、彼の「想い」に共感し、それを実現していきたいと思い、リクルートを辞めてラブグラフへのフルコミットをを決めました。
デザインスキル習得のために何度も失敗し、その度に何度も立ち上がってきた
──ところであつみちゃんはなにがきっかけでwebデザイナーになろうと考えたのですか?
もともとはデザインに興味があったものの、漠然と「私は専門学校生じゃないしデザイナーを目指すのは厳しいよなぁ」と諦めていました。
そんな中とある会社でデザイナーの求人を発見しました。そこでインターンとして働き始めたことがデザイナーとしてのキャリアの始まりでした。
──そこから順風満帆にデザイナーのキャリアを歩んできたのですか?
まったくです。まず、インターン先に入った直後に、上司から厳しいフィードバックを受けました。端的に言うと、「アートとデザインは違うものだ」ということにその時に初めて気づかされました。
今までは、文化祭のポスターなどを自分の感性でつくって、それを正しいと思っていた。しかし「デザインはアートや自己主張じゃなくて、相手に何かを伝えるためにある手段だよ」と言われ、両者は相容れないものなのだと気づきました。
──その後どんな葛藤があったのですか?
正直その場ではとても悔しくとても落ち込みました。しばらくは、自分のアウトプットの何が良くて何が悪いのかもわからなくなりました。
引き出しをつくるために、とにかくがむしゃらになってたくさんググりながら場数をこなしました。大学のサークルを集めたサイト、次にインタビューサイトのデザイナーや、美男美女スナップサイト。
就活、ファッション、インターン、教育・・・と様々な領域のサービスにがむしゃらに関わりました。
とにかくたくさんのプロダクトづくりに携わり、誰よりも失敗し、でも根気強くデザインと向き合ってきた過程が、現在の私を構成していると思っています。
デザインスキルは、自分の想いをかたちで表現できるコミュニケーションツール
──デザイナーの職業はどういう魅力があるのですか?
私は話すのが下手なので、コミュニケーションの手段として、いつも作って見せることばかりしてきたんです。
伝えたい世界をちゃんと伝えたいと思っていて、でもそれを口頭で伝えることは得意でない分、それをビジュアルで表現して生きてきました。
自分は、過程は見せずに、結果と行動で示すことを意識して生きてきました。それに、黙ってる分、いろいろ思っていることはあるし負けず嫌いで。その表現をする手段としてWebデザインはとてもわたしに合っています。
──今の仕事をしていなかったらどんな表現方法を選択していたと思いますか?
デザイナーになっていなかったなんて、今となっては考えられないですね!
でもものづくりがすきなので、Webデザインじゃないとしても、パン屋さんとパティシエとかなにか作る仕事をしていたと思います。
あといいと思ったものを広めるのもすきです。だから自分がいいと思うなにかをマーケティングする立場になっていたのかなとも思います!
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自分のやりたいことをかたちにしないことが、最大のリスク
──最後に21日のTECH::LADY HOLIDAYご参加者検討中の方へのメッセージをお願いいたします。
私は、1度しかない人生、やりたいことがあるのに動かないことこそが大きなリスクだと思っています。
ITスキルを身につければ、自分が思っていることを形にし、多くの人にそれを伝えることができます。5月21日のTECH::LADY HOLIDAY当日はこういったお話をできればと思っております。
想いをかたちにすることに興味があるみなさまにお会いできるの楽しみにしております。
村田さん、貴重なお話ありがとうございました。
5月21日(土)11:00〜13:30、dots.渋谷にて、テクノロジーを活かして活躍している女性ゲストをお呼びしたランチトークセッションイベント「TECH::LADY HOLIDAY」の第1回イベントを開催いたします。
当イベントのゲストとして、村田あつみさんもご参加くださいますので、ぜひみなさまご参加ください。
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