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グラフィックデザイナーの年収は?Webデザイナーとどっちが稼げる?徹底解説

更新: 2021.02.10

クリエーター系といわれる一連の職業に「デザイナー」があります。

ご存知の通り、同じ「デザイナー」の名称が付く職業でも、歴史のあるファッションデザイナーやインテリアデザイナー、現代ならではのゲームデザイナーやWebデザイナーまで、それぞれ専門分野や活躍するフィールドも多種多様であり、当然仕事内容も異なります。

ここでは、デザイナー関連職種の一つである、グラフィックデザイナーにスポットを当ててみましょう。

「グラフィックデザイナーになりたいけど年収はどうだろうか?」と考えたことはありませんか?
グラフィックデザイナーの仕事内容や将来性も気になるところでしょう。

また「Webデザイナーにも興味あるけどグラフィックデザイナーとの違いは?」と考えている人もいるのではないでしょうか。
この記事では、グラフィックデザイナーの年収や求められるスキル、更にはWebデザイナーへの転職の可能性を解説します。

グラフィックデザイナーとは

グラフィックデザイナーの定義

では、改めてグラフィックデザイナーについて見てみましょう。

具体的には、雑誌の広告やポスター、チラシ、商品パッケージなど、主に印刷物のデザインをすることがグラフィックデザイナーの仕事です。

グラフィックデザイナーが企業で働く場合、広告代理店や広告制作会社、企業の宣伝部などに所属することがほとんどですが、実力のある人は企業から独立するケースも多く、グラフィックデザイナーはフリーランスとして働く人も多いです。

画家とグラフィックデザイナーの違い

画家は自身の感性のままに美を創造したり、自由に表現することを目的とします。いわゆるアートの世界です。

しかし、グラフィックデザイナーはクライアントの意向を汲み取り、企画内容やコンセプト、ターゲットに沿ったデザインを制作することが目的となります。

また、グラフィックデザインの制作現場では効率性や制作工程を重視し、それぞれの専門家が作業を分業することが一般的です。

一つの案件でイラストレーターやコピーライターたちとチームを組んで制作に取り組むケースも多くあります。

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グラフィックデザイナーの平均年収

では、ここではグラフィックデザイナーの年収を見てみましょう。

雇用形態による違い

会社員のグラフィックデザイナー

求人情報・転職サイトDODA(デューダ)調査による「平均年収ランキング2017」によると、会社勤務のグラフィックデザイナーの平均年収は332万円です。

グラフィックデザイナーの年収は、クリエイティブ職種全体の平均年収380万円よりやや低めと言えます。

フリーランスのグラフィックデザイナー

グラフィックデザイナーの正確データはないため、フリーランス全般の年収を見てみます。

クラウドソーシングサービスのランサーズの調査によると、フリーランス全般の平均年収は300~400万円です。この中には本業の他の副業として働いている人もいる様です。

企業に勤めながらフリーランスの仕事をするダブルワーカーは、本業収入と合わせた年収は高くなる傾向にあります。

本業で身につけたスキルを副業でアウトプットできるので効率的にスキルアップできると言えます。

自由業型の専業フリーランスでは年収200万円未満の割合が高く、企業勤務型の年収の約4割という結果になっています。

自由業型の専業フリーランスの場合、業界の中で突出するスキルがない限り、高い年収を維持し続けるのは難しいと言えるでしょう。

企業の規模による違い

では、賃金構造基本統計調査から算出された、企業規模別の給与額を見てみましょう。

・社員数100人未満の企業は約377.8万円、社員数1,000人未満の企業は約401.3万円

・社員数1,000人以上の企業になると約528.7万円と上記との金額差が拡大

大手の広告代理店や出版社には、年収1000万円を超える人もいるデザイナーがいる為、社員数1,000人以上の企業の給与額を引き上げていると考えられます。

一般的に、フリーランスは経費に加えて年金・健康保険も全額自己負担なので、同じ年収の会社員よりも手取り収入が少なくなることは明らかです。

フリーランス志望の人は、収入だけではなく支出も計算に入れる必要があることを肝に銘じておきましょう。

年齢による違い

では、年齢によるグラフィックデザイナーの年収の違いを見てみましょう。

年代別の平均年収をみると、20代は288万円、30代は357万円、40代は386万円となっています。他職種で見られるような、年齢に応じた年収の伸びは見られません。

これは、グラフィックデザイナーを含むクリエイティブ系の職種は、勤続年数と比例して昇給しづらく、年齢を重ねていけば自動的に年収が上がっていくということはではない、と言えます。

年収をアップさせる方法

勤務年数に応じた昇給の傾向が見られないグラフィックデザイナーですが、年収をアップさせるにはどうしたらよいのでしょうか?

経験を積みスキルアップする

実力主義のクリエイティブ業界において、年収を上げるには、何よりもまず経験と実績を積みスキルを上げることが重要になります。

一定以上の実力がついたと判断されれば、社内での評価も上がり、結果的に昇給や昇進につながるのでしょう。

一般的に、昇給における評価軸や昇給幅は企業によって異なります。昇給の伸びが緩やかな企業では、どれだけ実力をつけても年収を大幅に上げることは難しいと言えます。

そんな場合は転職や独立も検討してみると良いかもしれません。

ただ、自分の望む条件で転職、独立が可能になるのは、スキルが身についていればこそです。

退職を決める前には、周囲に相談したり、それまでの実績を整理するなど、自身のスキルを客観的に判断した上で転職活動に取り掛かりましょう。

転職する

会社の給料や待遇に不満があるのなら、転職を検討するのも良いでしょう。転職活動を通じて、自らの市場価値を知ることができるのも大きなメリットです。

転職先次第では、業務量もあまり変わらず大幅に年収が上がるケースもあり、待遇の良い環境で働けるようになるかもしれません。

グラフィックデザイナーから他分野のデザイナーにキャリアチェンジできる場合もあるでしょう。

例えば、Webデザイナーはグラフィックデザイナーの経験を直接活かすことが可能なのです。

Webデザイナーは、Webサイトのデザインを行う仕事です。色使いや文字の配置など、グラフィックデザインで身につけたスキルは大いに活かされる触手と言えるでしょう。

また、HTMLやCSSなどのマークアップ言語は、システム系のプログラミング言語より学びやすいという特徴があります。HTMLやCSSを学んでおくと、自身のWebサイトを作ったりすることもできるようになります。

グラフィックデザイナーとしてのデザインスキルに加えて、一定のマークアップのスキルを習得していれば、未経験者でも転職活動は非常に有利になります。

また、フリーランスの場合でも、一定のプログラミングスキルがあれば、ホームページ制作などの委託案件も受注しやすくなるでしょう。

Webデザイナーを目指すのであれば、転職サポート付きのスクールもあります。キャリアアドバイザーが転職の相談や面接対策などを行ってくれます。

独立してフリーランスとなる

では、独立してフリーランスとして年収を上げるにはどうしたら良いでしょうか。

フリーランスは、会社員と異なり、自身の成果が収入に直結することは言うまでもありません。裏を返せば、売上から経費などを差し引いた報酬がそのまま自分の収入となるのです。

経験や実力があるグラフィックデザイナーは、年収1000万円を超えることもあるでしょう。

しかし、フリーランスの場合、仕事が取れず収入が安定しないリスクもあることも十分に認識しておかなければなりません。

フリーランスを志望するなら、会社員時代から仕事を通して人脈を広げておくのが非常に大切です。また、同じフリーランスとのネットワークに参加し、同業者と情報交換したり、相談し合える様な関係性を築くことが重要になります。

副業をする

2018年は「副業元年」といわれており、メディアでも関連の話題がしばしば出ています。

2017年12月17日、経団連が副業、兼業を容認するように各企業に促す方針に転換することを発表しました。これまで、多くの会社で副業が禁止されていましたが、これがきっかけでかなりの会社が副業容認の方向に舵を切ることが想定されます。

ただ、人によってスキルや経歴は異なり、だれでも副業ができるというものではありません。

では、グラフィックデザイナーの場合、副業はしやすいのでしょうか?

昨今は、クラウドソーシングも盛んになってきています。クラウドワークスや、ランサーズなどを通して、クラウドソーシングで応募している案件に参画したり、土日のみのバイトを活用すれば、グラフィックデザイナーのスキルを活かし収入を得つつ、本業との両立も十分可能でしょう。

副業は単純に収入が増えるだけでなく、そこでの様々な経験を積むことでスキルアップも期待できます。

しかし、多くの会社では就業規則で副業を禁じています。会社が副業を認めているかは確認が必要です。

副業をきっかけにネットワークや受注チャネルを広げ、フリーランスとして独立するというケースも多く見受けられます。

デザインスキルをアップさせる方法

グラフィックデザイナーで必要なスキルをアップさせるにはどのような方法があるのでしょうか。

大量にインプットする

デザインはセンスはもちろん、知識も重要です。

デザインには原則やセオリーがあり、それらをしっかり学ぶことが上達の近道です。デザインに関する書籍を読むなどして、理論や知識を積極的にインプットしましょう。

美術展などへ足を運ぶなど、普段から芸術や良いデザインのものに触れる機会を持つのも大切です。

熟練者の真似をする

オリジナルの制作物を作るばかりではなく、優れたデザインを真似してみることもスキルアップには重要です。

もちろん納品する制作物はオリジナリティがあるものでなければいけませんが、優れたデザインを模倣し、分析することでノウハウを身につけることができます。

有名なデザイナーの作品を真似して再現してみるのがおすすめです。

時間管理を徹底する

ダラダラと無駄に時間をかけて作業していては、疲労や眠気によって効率低下につながります。

自身に制約を作ることで集中力を高め、効率化を図りましょう。例えば、目の前の業務の期限を自分で早めに設定し、その結果空いた時間を理論や知識のインプットの活動や模写など、自身のスキルアップの為にあてましょう。

キャリアアップの例

グラフィックデザイナーはデザインの制作工程の中心であり、ある程度経験を積むと、デザインの制作だけでなく進捗を管理したり、デザイナーをマネジメントする立場に就くことになります。

ここでは、グラフィックデザイナーのキャリアアップの例を紹介します。

チーフデザイナー

デザインの仕事はチーム単位で作業を分担して行うことが多い傾向にあります。

グラフィックデザイナーとしての経験を積み、実力をつけると、チームをまとめるリーダーのポジションに就くことがあります。

具体的には、仕事の割り振りや進捗の管理、部下の育成などを担当します。一般的には、5~6年程度のキャリアが必要な場合が多いようです。

アートディレクター

アートディレクターは、企画全体をまとめる役割です。

案件ごとにデザイナー以外のポジション(コピーライター、カメラマン)を含めたチームを統括します。

スケジュールの管理や納期の調整、クライアントとの制作費の交渉やコスト管理なども重要な役割になります。デザインのスキルはもちろん、様々な制作経験とマネジメント能力も求められます。

アートディレクターは、7~10年程度のキャリアが必要な場合が多いようです。想定年収は先述した平均年収より高く、400~700万円が相場ですが、大手企業であれば1000万円を超えるケースもあります。

アートディレクターは、リーダーシップやマネジメント能力が求められます。普段の業務から周囲の人とのコミュニケーションを取る、時間管理やコストの意識を持つなどして業務に取り組みましょう。

Webデザイナーへのキャリアチェンジ

こここでは、グラフィックデザイナーからWebデザイナーへのキャリアチェンジについて見てみましょう。

Webデザイナーとは

Webデザイナーは、企業や個人などのクライアントから依頼されたWebサイトのデザインを担当します。

クライアントの意図通りのサイトを作るために、全体の構成を考えたり、デザインの構築を行うことが主な仕事です。

デザインの構築は主に、HTML、CSSなどのマークアップ言語、JavaScriptなどのプログラミング言語を使用します。

Webデザイナーの平均年収

Webデザイナーの平均年収(2017年)は360万円です。

クリエイティブ職種の平均年収380万円よりやや低めですが、グラフィックデザイナーより高いという結果になっています。

年代別の平均年収を見てみましょう。20代は321万円、30代は386万円、40代は440万円となっています。前述のグラフィックデザイナーより年齢を重ねるごとの昇給幅がかなり大きいことがわかります。

つまり、Webデザイナーはグラフィックデザイナーよりも、高い収入を得やすいと言えるのです。

WebデザイナーとWebエンジニアの違いについては以下の記事を御覧ください。

グラフィックデザイナーがWebデザインをする時の注意点

広告などのグラフィックデザイナーから、Webデザイナーにキャリアチェンジする道もあります。

ここでは、グラフィックデザイナーがWebデザインを始めた時に戸惑いやすいポイントを解説します。

端末のシェア率を意識する

あらかじめ決まっている紙媒体と異なり、Webサイトは閲覧端末によって文字サイズやレイアウトが変わります。

これまではPCからの閲覧が主流でしたが、最近はスマートフォンが年々増加しており、シェア率が高くなっています。

総務省が2018年5月25日に発表した「通信利用動向調査」によると、どの世代でもパソコンよりも携帯端末でインターネット閲覧しているという調査結果が出ています。

なるべく多くの人が見やすいレイアウトになるように、閲覧側の端末のシェアを意識しましょう。

ただ全ての端末に最適化するのは難しいので(利用者が独自に端末の設定を変更するケースも多い)、Webデザインは、テキストでデザイン性を上げるというよりも、情報をよりよく伝えるためのデザインを作り上げるという意識が大事です。

文字は画像ではなくテキストで出力する

Webデザインは基本的にパソコンで行います。

そのため、パソコンの画面上では画像は大きく表示されるため、作業画面を基準に作ってしまいやすいが、スマートフォンで見た時に画像が小さく表示され見づらいということも多いのです。

テキストを画像で表示すると、フォントやレイアウトが端末に左右されないというメリットはあるが、そもそも文字が見にくくなってしまっては意味がありません。

画像にするのはバナーやメニューボタンなど、短文で表現できるものに限定するように意識しましょう。

基本となる色はWebセーフカラーから選ぶ

出典:webセーフカラー

Webセーフカラーとは、すべての環境で同じように表現できる色のことです。ブラウザや OS の種類に関係なく、Web ページで常に表示できる 216 の色があります。

Web セーフカラーを使って画像を作成した場合、Web ブラウザで表示する限り、色合いが常に正確に表示されます。

また、Webデザインには、例えばリンクを張ったテキストは青色で表示するなどの暗黙のルールがあります。

基本スタンスとして、ユーザーの使いやすさを意識した色使いをしましょう。

画像の容量に注意する

Webページでは、容量が大きいと表示に時間がかかったり、通信費がかかったりとデメリットがも多くなります。

サイトの読み込み速度はGoogleのSEO(検索エンジン最適化)に影響しますので、サイトの画像はできるだけ容量を減らして使うことをおすすめします。

まとめ

収入面でいうと、結論としては、グラフィックデザイナーよりWebデザイナーの方がより高い収入を得やすい傾向にあります。

デザイナーは作品を仕上げ、世の中から評価されたときには達成感を味わえる仕事です。

また、スキルが評価、収入に結びつくというクリエイティブ職ならではの魅力もあります。一方で、フリーランスは収入面での懸念点などもあります。

どんな職種、職業でも言えることですが、仕事のやりがいも重要であると同時に、同時に豊かな生活を送るには年収を上げることも重要になってきます。

年収アップのために、グラフィックデザイナーからWebデザイナーへの転職を想定して行動を起こしてみること、そのことは将来性を考慮しても決して無駄ではないと言えるでしょう。

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