非エンジニアの方にとって、仕事の上でエンジニアとコミュニケーションをとるのはとても難しいですよね。
「プログラミングの知識があればさらに円滑に仕事が進むのに…」
そう考えてWebサービスなどを使い独学でRubyの基本文法を勉強してみたものの、結局仕事では思うように知識を活かせていない。
そのような悩みをお持ちではないでしょうか?
そこで、テックキャンプというプログラミングスクールで講師を務める筆者が、『独学でWebアプリケーションを開発するための書籍』を6冊ご紹介します。
実際に、スクールの受講生の方でも自身でアプリケーションを開発された方は、プログラミングの習得が圧倒的に早いです。
理由は以下の通りです。
- エラー解決などをすることで実践的な知識が身につく
- 書籍によって体系的な知識が身につく
- ネット上には記載されていない細かな情報も網羅されている
Ruby on Railsでの学習におすすめの書籍6選
Ruby on Railsの知識を身につけて、社内でさらに必要とされる人材になりましょう!それでは書籍をご紹介していきます!
Ruby on Rails 5アプリケーションプログラミング
まずはこちらの書籍でRuby on Rails の基本を学びましょう。
前半部分は初心者にもわかりやすく説明されているので、そちらを読みながら実際に手を動かしてみましょう。
後半部分はより専門的な内容になっているので、アプリケーションを作る上で辞書的な使い方をすると良いと思います。
本書のレベル
初心者向け
本書で学べる内容
MVCやフレームワークの説明、Railsを使用した簡単なWebアプリの作成
口コミ
Railsの機能が分かりやすくまとめられています。
今まで何冊かRails本を読みましたが、本書が最も読みやすかった。
機能が体系的にまとまっているので、実際のプログラミング中にも参照しやすい。
他の入門書でははしょられている事など(例えばルーティング情報を表示した際に出てくる.formatの意味など)も丁寧に記載されていて、Railsの理解が深まりました。
改訂4版 基礎 Ruby on Rails
Rubyを勉強したばかりの方にとっても取り組みやすくなっています。
自身のオリジナルアプリケーションを作り始める前に、本書でアプリケーション開発の流れをつかんでおくと良いでしょう。
本書のレベル
初心者向け
本書で学べる内容
Rubyの基礎文法、Railsを使用した簡単なWebアプリの作成
口コミ
Railsは難しい。諦めかけた時にたまたま書店で本書を見かけ、
上記の書籍より、ソースコードと解説が読みやすくて見やすかった。
そして内容が分りやすかったので即購入。
チュートリアル式で手順通りに進めてみたら、初めてサーバが立ち上がった。
例のRailsアプリケーション初期画面が出たときは「やった」と言ってしまった。
もう、感動です。
RailsによるアジャイルWebアプリケーション開発 第4版
解説がわかりやすいので、初心者の方でも挫折せずに読み進められるでしょう。
システムを利用可能な状態にするためのデプロイの方法や、正しい動作をするかを確かめるためのテストについても書かれているので、アプリケーションを作る上で必要な知識が身につきます。
値段もお手頃なので気軽に購入できますね。
本書のレベル
初心者向け
本書で学べる内容
Railsを使用した簡単なWebアプリの作成、デプロイ・テストの方法
口コミ
ruby on railsを学ぶのにいくつか本、webサイトを参考にしましたが
その中でもこの本は学びやすいです。
現在Ruby on Rails はバージョン4系が主で、この本自体はrails 3系を用いてますが
Ruby on Railsでアプリケーションを作る基礎としてはまだまだわかりやすく使いやすい本です。
dotinstallなどのwebサイトでRuby on Railsの基礎を学んだ後、ひとまずアプリケーションを作ってみたいという方には
この本が素早く学ぶのには適してます
パーフェクト Ruby on Rails
内容はより実践的になりますが、上記の3冊をこなしていれば理解することができるでしょう。
掲示板アプリの作り方と、その解説が詳しく書かれています。
解説の部分を読みながら、Railsの知識を体系立てて整理することができます。
本書のレベル
中級者向け
本書で学べる内容
Railsを使用したWebアプリの作成、Rails全体の知識
口コミ
とりあえずサンプルアプリを作り上げて動かせるようにする部分が5分の1くらい、残りが
系統立ててRailsの全体を説明してくれている部分です。
前者はネット上によく転がっているのですが、後者はネット上では細切れに散在しているので、
まとまってるということで初心者にはとても価値があると思います。
実践Ruby on Rails 4 現場のプロから学ぶ本格Webプログラミング
本書は今までご紹介してきた書籍の中で一番難易度が高いです。
実際に現場でRuby on Railsを使用している方にも役立つように書かれているので、内容はかなり実践的なものになります。
しかし、例題も豊富に含まれているので、時間のある方は是非取り組んでみましょう。
やり終えた時にはエンジニアと会話できるレベルまでRuby on Railsの知識が身についていることでしょう。
全てを網羅するのは時間と根気が必要なので、ご自身が作りたいアプリケーションに必要な部分のみを抜粋して学習するのもオススメです。
本書のレベル
上級者向け
本書で学べる内容
Railsを使用した企業向け顧客管理システム作成、DB処理の基本
口コミ
類書が何冊かありますが、目から鱗の良書とは正に本書のことだと実感します。
迷ったら本書を買う事をおすすめします。著者がRails専業で起業されている筋金入りのプロの方なので信頼感と説得力が抜群です。
一途にRails技術の本質を伝えたい、という気持ちがこもっています。私はフリーエンジニアを生業としているものですが、
実際にこの本を熟読して学んで技術を身につけて、
浅い経験ながらもRails関連のプロジェクトを受注でき、
食い扶持を得る事ができました。黒田さん、ありがとうございます。
この本であなたを知ってファンになりました。
オブジェクト指向でなぜつくるのか第2版
難しいオブジェクト指向がスラスラわかります。Ruby on Railsを学習の中で、苦手だと感じる人が多いオブジェクト指向の概念を一冊にまとめた本です。
Ruby on Railsはひと通り学習したけど、オブジェクト指向の考え方がいまいち理解しきれないという方にオススメです。
この書籍を学習し終えた頃には、クラス・カプセル化・ポリモーフィズム・継承など、オブジェクト指向の概念を理解できるでしょう。
本書のレベル
初心者向け
本書で学べる内容
オブジェクト指向の概念
口コミ
「どうやって」を教えようとする本はたくさんあるが、この本は「なぜ」を教えてくれる。
オブジェクト指向について、会社で若手と話をしていて、「どうやって」はそれなりに教えることができたが、そもそも「なぜ」そうしないといけないのか、といったところが曖昧であった。
この本は「もともとはプログラム言語の機能として生まれた」「その概念がシステム設計に応用されていった」という流れをわかりやすく教えてくれる。
引用元:オブジェクト指向でなぜつくるのか 第2版 Amazon
この記事もオススメ
独学でwebアプリケーションを開発した方の体験談
アプリケーション開発に役立つ書籍をご紹介してきましたが、一人でアプリケーションを開発するのは大変なこともあると思います。
その際には、実際に独学でアプリケーション開発をした方のブログ等が参考になることもあります。
webサービス(webアプリ)を1年独学で個人開発してきた僕の作り方
こちらのブログは、独学でRuby on Railsを使用してアプリケーション開発をしている方のブログ記事です。
企画構想をするところからデプロイまで書かれています。
初心者ならではの疑問にも触れてあるので、とても参考になります。
独学で頑張っている方の記事を見ると、きっとモチベーションも上がるはずです!
参考サイト:webサービス(webアプリ)を1年独学で個人開発してきた僕の作り方
技術共有&質問できるサイト5選
書籍だけを読んでもエラー解決などができない場合は、以下のような技術共有や質門ができるサイトを活用しましょう。
日本語のサイトよりも英語圏のサイトのほうが解決策が載っているケースが多くあります。
英語が苦手な方でもここまでカリキュラム学習に取り組んできた英語力があれば困ることはさほどありません。
以下は数あるサイトの一部をご紹介致します。
TechDRILL
プログラミングスクールのテックキャンプ プログラミング教養が提供する無料のプログラミング問題集です。
Ruby / Ruby on Rails / Javascript / Swift / HTML・CSSを勉強することができます。
Stackoverflow
出典元:Stack Overflow – Where Developers Learn, Share, & Build Careers
プログラミング技術に関するナレッジコミュニティです。日本語のサイトもありますが、英語のサイトのほうが記事が多いためオススメです。
実際のエラーで英語で解決策が示されている場合も多く、開発に必須のサイトです。
Teratail
出典元:Teratail
teratail(テラテイル)は、WEBエンジニア専用のQ&Aサイトです。作業中発生したバグを投稿すると、すばやく回答を得られます。
Qiita
出典元:Qiita
Qiitaは、プログラマのための技術情報共有サービスです。プログラミングに関するTips、ノウハウ、メモを簡単に記録 & 公開することができます。
Forkwell
出典元:Forkwell
エンジニア同士のコミュニケーションや、ネットワーキングを支援するソーシャルサービスです。
もし、ご自身で解決が難しいものがあればここでどんどん聞いてみるのも一つかもしれません。
さいごに
『独学でWebアプリケーションを開発するための書籍』を5冊ご紹介してきましたが、いかがでしたか?
非エンジニアの方でも、アプリケーションを一つ開発することができれば、確実にエンジニアの方とのコミュニケーションが円滑に進むようになります。
プログラミングの知識があるということで、エンジニアからの信頼度も上がることでしょう。
是非、ご紹介した書籍を参考に勉強をして、キャリアアップを目指してみてください。
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