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転職を繰り返したプログラマーが、土日にプログラミングを再習得!圧倒的成長を遂げ、キャリア再起動に成功

更新: 2021.07.26

TECH::EXPERT(テックエキスパート)は「テックキャンプ エンジニア転職」という名称に変わりました。インタビューの一部は取材時の旧名称を残しています。また、テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトでご確認ください。

「本当に自分がやりたい仕事は何だろう」
「自分に足りていないスキルは何だろう」

そんな悩みと直面し、先が見えないような辛い思いをしていませんか?

TECH::EXPERT卒業生の鈴木寛人さんは、大学時代に公務員試験の勉強を突如中断。留学に旅立ち、帰国後は就活をせずに卒業。ギリギリで飛び込んだIT企業のソーシャルゲーム部門もしばらくして退職したという波乱万丈なキャリアの持ち主です。

2017年、鈴木さんは「エンジニアとして、自分のキャリアを再スタートしたい」とTECH::EXPERTを受講。当時在籍していたIT企業でC#プログラマーとして仕事を続けながら、半年かけてRubyのプログラミングを再習得。転職続きのキャリアに区切りをつけ、再出発を果たしました。

プログラマーとしての実務経験を持ちながら、スクールでプログラミングを学び直した理由は一体何だったのでしょうか。
鈴木さんに話を聞いてみました!

<鈴木寛人(すずきひろと)さん プロフィール>

1992年生まれ。5年半在籍した新潟大学経済学部卒業後、契約社員として ユナイテッド株式会社に入社。ソーシャルゲーム運営に携わる。

半年後の2017年5月、システム開発会社にて正社員のプログラマーとして入社。7月よりTECH::EXPERTの週末集中コースを受講し、起きている時間の全てをプログラミングに捧げた。

2018年2月よりアクシスモーション株式会社にてwebエンジニアとして入社。詳しいプロフィールはこちら

「今後どうしよう・・・」先が見えない中、大学5年で得た内定

――鈴木さんは仕事を続けながら、週末のみTECH::EXPERTを受講。C#プログラマーから、Rubyエンジニアに転向されました。まず前職の仕事内容をお教えください。

医療系パッケージシステムの開発を担当していました。使用言語はC#です。

――前職の医療系システム企業に入社したきっかけを教えてください。

大元をたどると、大学6年生まで遡ります。「大学6年生」というワードで察しがつくかもしれないですが、僕のキャリアには色々なことがありました(笑)

当時は地方の国立大学に通っていたのですが、大学6年になっても全く就職活動をしていなかったんです。

大学3年の頃は、公務員試験を受けるつもりだったのですが「本当に自分がなりたいのは、公務員ではない」と気づき、2ヶ月で学習をやめました。

2014年には3ヶ月間、アメリカに語学留学に行きました。ただ「語学留学」というのは、あくまで表向きです。実際にはアメリカからブラジルに渡って、その年に開催されたサッカーW杯を観戦していました。

帰国後は大学5年生として大学の交換留学制度でもう一度海外に行きました。帰国後は大学院を受験しました。ところが、僕は大学院入試に落ちたんです。

大学6年の9月に卒業式を迎えたのですが、もちろん就職活動はしていませんでした。今後どうしよう・・・と先が見えない中、契約社員として採用をいただいたのが前々職のIT企業でした。僕は同社でアシスタントディレクターをしました。

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入社後、すぐに直面した壁「ITスキルがあまりにも無い自分が嫌だった」

当時の僕の働き方は、正直に言って「自分がしてほしいことを、全部エンジニアに放り投げる」という感じでした。プログラミングの知識がないので、1つの機能を作るのにどれくらい時間がかかるのかよく分かっていなかったんです。

ITスキルがあまりにも無い自分が嫌で、企画から開発まできちんと担当できるようになりたいと始めたのがプログラミングでした。

最初は独学で、paizaラーニングというウェブサイトのPython3入門カリキュラムをやっていました。数字を1から10まで並べる程度の、本当に簡単なプログラミングです。

それでも独学をしていくうちに、paizaを介してとある医療系システムの開発企業の方と面談する機会を頂きました。結果的に、その企業に入社したという流れです。

――前職で使用していたC#は、入社後に覚えたのですか?

そうです。入社してから3ヶ月はC#の入門書を読みながら、ひたすら自習していましたね。

C#プログラマーがRubyエンジニアに転身。独学せず、スクールに通った理由とは

――TECH::EXPERTの受講を決めたきっかけを教えてください。

「インターネットに繋がったサービスを作りたい」というのが、一番大きな動機でした。

前職で開発していた医療系パッケージシステムは、ローカル環境で動作させるものでした。クラウド環境との連動も特にありません。

つまりプログラミングスキルを得るには良い環境でしたが、Web系の知識を得るには不十分だったんです。

その点、TECH::EXPERTは本格的なWebアプリケーション開発が学べますし、転職サポートもしっかりしています。なおかつ週末集中コースに通えば、仕事と学習を両立させることもできます。

エンジニアとしての自分の成長スピードを速めるには、ベストな選択だと感じたのでTECH::EXPERTに申し込みました。

――プログラマーとしての実務経験があれば、独学でスキルをつけることもできたと思います。そうした選択をしなかったのは何故ですか?

独学をすることも考えましたし、実際、TECH::EXPERTに申し込む前にある程度はやりました。ところがある箇所で躓きました。エラーがどうしても解決できず、先に進めなくなったんです。

自分なりに原因を探りエラーメッセージを元にGoogleで検索し、Qiitaの記事も読みました。

ただ当時の僕には、Qiitaの記事は難しかったですね・・・。C#のプログラミング経験があるとはいえ、Webの知識があるわけではなかったので。何が書いてあるのかよく分からない箇所が多かったんです。

そこで僕は「たかが1つのエラーで貴重な時間を無駄にするくらいなら、スクールに通おう。自分で解決できないエラーは、メンター(講師)に解決策を聞こう」と考えを切り替えたんです。

1人では解決できないエラーも、メンター(講師)に聞くと5分で解決することがあります。この学習効率の差は大きいです。いまでも「自分の選択は間違っていなかった」と思っていますね。

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プログラマーがTECH::EXPERTに通い、再発見したプログラミングの楽しさとは

――TECH::EXPERTで具体的に何を学んだのか、教えてください。

Ruby on Railsを使った、Webサービス開発の手法を学びました。僕が通ったのは週末集中コースで、受講期間は半年間でした。仕事を続けながら学習できたので、金銭的にも精神的にも助かりましたね。

――Ruby on Railsを学んだ率直な感想を教えてください。

楽しいですね!

僕が前職で使っていたC# というプログラミング言語は、C言語をベースとしているだけあってお堅い言語なんです。
コードを書く際、ものすごく厳格に文法を守らなくてはいけません。

一方、Rubyは直感的にコードが書ける言語です。文法が分かりやすいですし、実行結果もすぐ確認できます。書いていて楽しいんですよね。
こうした感覚はC#のコーディングにはなかったものなので「Rubyってすごい言語だなあ」「こんなにプログラミングって楽しいんだ!」と素直に思いました。

――他の言語を既に習得していたことは、TECH::EXPERTでの学習に役立ちましたか?

役立ちましたね。プログラミングの概念や考え方は受講前の段階である程度分かっていたので、ゼロから学ぶよりは学習効率が良かったと思います。

――すると鈴木さんは同期の受講生の中でも、かなりカリキュラムの進みが早い方だったのでは?

いえ、そんなことは無いです。むしろカリキュラムは丁寧に、ゆっくりと時間をかけて進めていました。

プログラマーとしての実務経験こそあっても、Web系の知識は未経験者と変わらないレベルでした。なので、自分に足りていないと感じる知識を1個1個補足していくような感覚でカリキュラムをやりました。

――なるほど。

想定より早くカリキュラムが終わった日はプログラミングに関連した本を自分で買い、空いた時間を読書に充てたりもしました。

僕はサーバーサイドのプログラミングが大好きなんです。逆にフロントエンドは、それほど得意では無いです。ネットワーク技術にものすごく興味があり、TCP/IP・ネットワーク技術に関する本を、時間が空いたら読み漁っていました。

最終課題ではAirbnbのクローンサイトを開発。有名サイトの裏側を自分で作る面白さ

――TECH::EXPERTの最終課題では、既存サービスのクローンサイトを作成します。鈴木さんはどういうサイトを開発しましたか?

Airbnbのクローンを開発しました。

先ほど「フロントエンドが得意ではない」と言いましたが、Airbnbの開発でも苦戦したポイントはやはり見た目の部分でした・・・(笑)

Airbnb自体は、留学期間中に何回か利用したことがありました。実際に自分が使っていたサービスの裏側を開発できるというのは、新鮮でしたね。

「人材版のUber」の採用担当者に誘われ、入社を決意!具体的に転職活動はどう進めた?

画像出典:アクシスモーション株式会社 コーポレートサイト

――内定先の詳細を教えてください。

アクシスモーション株式会社にエンジニアとして入社します。

アクシスモーションは次世代型のパートタイムワークの実現を目指し、これまで難しいとされてきた労働時間が短いパートタイマーと企業のマッチングに挑戦しています。

地域密着度が高く、人の流れを変えるようなサービスを作っているという意味ではアクシスモーションは「人材版のUber」だと僕は思います。

――企業選びの軸はどういうものでしたか?

1番重視していたのは、社風です。

社風が自分に合い、かつエンジニアとして技術を高められる会社に入りたいと考えていました。

――アクシスモーション株式会社への入社の決め手は何でしたか?

アクシスモーションからは、転職活動を本格的に始めてから、かなり早い段階で内定をいただきました。

実は内定を頂いた直後、一旦お返事を保留させてもらいました。他にも面接を受けている企業があり、中にはとても魅力的な会社もありました。すぐに「入社します」とお答えできる状況では無かったんです。

仕事を続けながらTECH::EXPERTを受講していたので「焦って転職先を決める必要は無い」とも考えていました。

最終的にアクシスモーションへの入社を決めた理由は「人」ですね。経営陣や社員の方々に、熱意を持ってお声掛けいただいたことが大きかったです。

会社の環境も自分に合っていると思いました。一部の企業ではエンジニアとして就職しても、プランナーと同様にビジネスアイデアや企画の提出が求められることがあります。

僕はまだまだエンジニアとして初心者ですし、企画に携わるよりはまず開発に集中できる環境に身を置いた方がいいと考えていました。

そうした環境がアクシスモーションにはあったので「この会社で働こう」と決心しました。

――仕事を続けながら、転職活動をする場合、面接のスケジューリングはどうやってするのですか?

普通に退社後、選考先の会社に移動して面接を受けていました。

前職は18時が定時で、残業はありませんでした。内定を頂いたアクシスモーションには19時から面接をセットしていただいたので、選考はスムーズでした。特にスケジュールの面で困ったことは無かったですね。

TECH::EXPERTに通ったことで、真の意味で「エンジニアというキャリアのスタートラインに立てた」

――この半年間は、鈴木さんにとってキャリアについて徹底的に考え抜いた時間だったのではないですか?

本当にその通りです。受講が終わり、転職が決まったいま、やっと「エンジニア」というキャリアのスタートラインに立てた気がしてます。

TECH::EXPERTの週末集中コースを受けたことで、本当に人生が変わりました。純粋に「ここに来てよかったな」と思いますね。

転職実績の豊富さは伊達ではなく、キャリアサポートは本当に充実していましたし、一緒に学べる仲間がいるというのも大きかったです。

TECH::EXPERTには専用のSlackのチャンネルがあるのですが、他の受講生がSlackでオンラインになっていたり、積極的に発言しているのを見ると「こいつには負けていられない!」という気持ちになります。自然と、良い競争意識が生まれるんです。

――今後、作ってみたいサービスはありますか?

地方の学生が、キャリアに対する感性や考え方を養えるようなWebサービスを作ってみたいです。

僕自身、地方の高校に通い、地方の大学を出た1人です。こうした経歴の学生の就職先は、普通だと地方銀行か役所くらいしか考えられないのが現実です。

ですが、全ての地方の学生が地方銀行に就職したいと考えているわけは無いですよね。

皆、もっと「自分が本当にやりたいことはなんだろう・・・」「自分は将来、どんな仕事をしたいのだろう」と真剣に悩んでもいいはずです。

そういう問いと向き合わずに親や先生の助言をただ素直に受け入れて、高校を出て、大学を出て、就職する。それでは人生の視野は広がりませんし、30代や40代になってから「やりたいこと」を見つけてもほぼ手遅れですよね。

――そうですね。

例えば、高校の頃からエンジニアになると決めていれば、間違いなく文理選択で理系に進みますよね。

そうした具合に人生の早い段階で夢を明確にし、そこから逆算して学ぶ内容を決めるというのは大事だと思うんです。

残念ながら、こういうキャリアの考え方は地方の学生にとって一般的では無いです。自分で自分の可能性を狭めている人が多い気がするんです。だからこそサービスを立ち上げ、一石を投じたいですね。

――TECH::EXPERTの受講を検討している方に、アドバイスをお願いします。

「TECH::EXPERTを受講すべきだろうか・・・」と悩むくらいなら、早く申し込んだ方が良いです!

悩む時間が無駄ですし、受講費用をペイできるだけの価値がここにはあります。

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この記事を書いた人

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音楽ライターとしてエイベックス、ビクター、トイズファクトリー等に所属するアーティストの取材を担当。2016年に開催された『Bjork Digital』の取材経験から、VR×音楽に関心を抱く。2017年よりテクノロジーに関するライティングを開始し、テックキャンプ ブログにジョイン。猫とウサギを飼っています。

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