臨場感のある体験ができると話題のVR。ゲームに興味がないから、あのごついゴーグルに抵抗があるからと避けてきた方も、体感型アプリの紹介などを見てだんだん「無視できない」存在になりつつあるでしょう。
また、スマホでも気軽にVRを体験できる方法も誕生するなど、VRは高価なゴーグルがなくても楽しめるものとなってきています。
いち早くVRを体験すれば、職場の同僚や友人、家族と驚きを共有できて話題が広がるでしょう。
この記事では、いちからVRを観る方法をお伝えするとともに、エキサイティングなVRの世界を体験できるアプリを紹介します。
この記事の目次
iPhoneでVRは観られるの?
iPhoneでVRは観られるのかご存知ですか?ここではiPhoneでVRをみる方法について詳しく解説いたします。
iPhone対応のVRヘッドセットとアプリが必要
AppStoreで「VR」と検索すると、それらしいアプリがたくさん出てきます。ただしVRを体験するには、Netflixアプリで映画を再生するようにはいきません。
そのままでアプリを開くと、ともすれば左右2分割画面で映像が流るだけということもあり得ます。
VRを観るためにはアプリと別に、VRヘッドセット(頭に装着するゴーグル型の装置)が必要になります。
スマホ用のVRヘッドセットは、ディスプレイに映し出されたVR用の映像を、左右の目の視差を利用して立体的に見せるためのものです。
よさそうなアプリを見つけたら、次はiPhone対応のVRヘッドセットを用意しましょう。
iPhone/Android共通のVRアプリが多数ある
VRアプリというと、PlayStation VRやOculus Rift、HTC Viveといったプラットフォームで豊富にリリースされているイメージがある方もいるのではないでしょうか。
しかし実はプラットフォームによって、アプリのクオリティに差はあれど、スマホで気軽に楽しむVRアプリも一大市場となっています。
iPhone/Android共通のVRアプリで楽しめるものもたくさんあり、まずはスマホでVRを試してみるのが王道でしょう。
iOSのVRアプリは無料のものも豊富
実は、iOSのVRアプリには無料で遊べるものも多くリリースされています。
無料だからといって決して質が劣るわけではなく、とくに初めてVRを体験する人にとっては十分すぎるほどのものばかりです。
テレビでの紹介で、ゴーグルを着けている人を客観的に見るだけでは絶対に想像できない驚きが待っています。
VRアプリは無料のアプリもあるので、つまりあとはVRヘッドセットを揃えるだけというわけです。
VRの体験は将来家族や友人とも共有可能に?
部屋にこもって没入して楽しむイメージがあるVR。
たしかにVRヘッドセットをかけた世界は完全にパーソナルなもので、鑑賞中はエキサイティングでも、VRヘッドセットをはずしてふと我に返ると、どこか虚しい思いが残るかもしれません。
しかし、VRは確実にソーシャルの方向へ向かっています。
Facebookは目下、VRアバターや家族や友達で体験を共有できるアプリを開発中ですし、ソーシャルプラットフォームとしてのVRを構想しています。
デザイナーのダニエル・ジェイムズ、マイケル・ブースが率いる新チームが、Oculus Rift専用の「ソーシャルアプリ」の開発に着手したことを発表した。アプリの詳細について語られることはなかったが、「大事なことはフェイスブックがVRに取り組んでいるということです」とザッカーバーグは言った。
近い将来、VRヘッドセットをつけてコミュニケーションをとるのが普通になるかもしれません。
無料VR アプリ(iPhone)オススメ5選
VRのおもしろさを堪能できるアプリは、無料のものもたくさんあります。今回はVR初心者に特にオススメのスタンダードアプリを中心に紹介します。
「プラネタリウムVR」
出典:iTunes プレビュー
VR×プラネタリウムとは、なんてナイスな組み合わせでしょう!
VRヘッドセットとiPhoneを装着して空を見上げれば、もうそこはプラネタリウムです。非VRの夜空鑑賞アプリと違って、iPhoneを手で持ちながら画面を観る必要はありません。
視野全体に広がる星空には、3000個以上の星と88種類の星座が映し出されています。星座の名称も表示できるので、キャンプなどの予習にも活用できます。
「VR Jump Tour」
出典:iTunes プレビュー
神戸や沖縄や阿曽など、日本各地の名所をジャンプで巡るアプリです。無料の体感型アプリとしてぜひ入れておきたいです。
しゃがんでからジャンプすると、高く浮遊して空からの景色が眺められます。周りを見渡して360度の絶景を楽しみましょう。
「NYT VR Virtual Reality Stories from the NYTimes」
出典:iTunes プレビュー
ニューヨークタイムズの配信するVRコンテンツで、世界のピックアップ映像がVRで鑑賞できます。
文化的なものからパフォーマンス、シリアスな映像までフレッシュでここにしかないコンテンツが充実しています。
まさに現地に行ったような体験ができて、VRの特徴が活きているアプリです。
「VR Roller Coaster」
出典:iTunes プレビュー
体験型アプリの定番といえば、これでしょう。VRアプリ1本目にインストールする方も多いのではないでしょうか。
テーマパークでのローラーコースターの落下体験がリビングにいながらできます。
VRにスリルを求める方にはオススメです。夢中になりすぎてVR酔いしないように注意しましょう。
「Google Arts & Culture」
出典:iTunes プレビュー
絵画、彫刻、民芸品、遺跡などの世界中のアート作品や文化物をVRで鑑賞できます。
iPhoneアプリをインストールしたら、バーチャルツアーの項目からめぼしいものを選んで鑑賞してみましょう。
作品に近づいて、リアルな美術館でも観ることができないディテールまで観られます。類似のアプリはVRがない時代にもありましたが、VRが出てきて臨場感がグッと増しました。
iPhone で楽しむVRゲームオススメ5選
VRの醍醐味は、ゲームの世界への没入でしょう。iPhoneでできるVRゲームには、スポーツから癒し、アクションやホラー、シューティングといったあらゆるタイトルがリリースされています。
VRをうまく使ったiPhone用VRゲームを紹介します。
「final Kick VR」
出典:iTunes プレビュー
まずはスポーツから。「final Kick VR」はVRでPKを決めるサッカーゲームです。
頭を傾けることで、蹴る方向をコントロールします。キーパー側もプレイできて、ワールドカップでの大舞台が体験できるでしょう。
「オルタナティブガールズ2」
出典:iTunes プレビュー
大変人気の高い美少女コマンドRPG。キュートな少女たちと学園内でコミュニケーションをとりながらストーリーが展開し、女学園生活に没入できます。
着せ替えやトレーニング、バトルといった要素がふんだんに盛り込まれ、立体感ある演出に夢中になるファン続出です。
「InMind VR」
出典:iTunes プレビュー
少し変わり種のVRゲームとしては「InMind VR」がおもしろいです。脳疾患をもつ患者の脳の中に入っていき、悪玉細胞を壊していくゲームです。
実際には肉眼で見られないリアルな神経細胞のなかに入っていくなど、ミクロな世界を体験できます。
「Tap Tap Fish – アビスリウム」
出典:iTunes プレビュー
水族館を作っていくシミュレーションゲーム「Tap Tap Fish – アビスリウム」は、海の生き物を鑑賞するだけでなく、岩をタップして新しい魚を作っていくゲーム性に富んだアプリです。
アプリ自体は、一般的なスマホアプリとして楽しめるものでありながら、VRモードに切り替えることで、海の中に潜ったような感覚を楽しめます。
隠し魚なども存在し、癒されながらゲームを楽しみましょう。
「VRスナイパーエリートアサシン無料激突」
出典:iTunes プレビュー
シューティングゲームの臨場感はVRが最高です。「VRスナイパーエリートアサシン無料激突」はヘリやジープに乗り込んで、敵を狙撃していくゲームです。
有料版もありますが、広告が気にならなければ無料版でも十分臨場感が体験できます。実際にぐるぐると辺りを見渡しながら、敵を見つけるドキドキはたまりません。
あらゆる方向から攻撃してくる敵に撃たれる前に見つけて仕留めましょう。
VRアプリ(iPhone)動画の3つの見つけ方
ここでは、VRアプリ(iPhone)動画の見つけ方について3つの方法をご紹介していきます。
YouTube公式の「バーチャルリアリティ」チャンネルを活用
出典:iTunes プレビュー
VRヘッドセットが用意できたら次はコンテンツです。
つい最近まで少ないといわれていたVRコンテンツも、気づけば選ぶのに苦労するほど豊富にリリースされています。
「バーチャルリアリティ」チャンネルは、360度動画などのVRコンテンツをiPhoneの公式YouTubeアプリから探せます。音響も3Dサラウンドになっているで、臨場感抜群です。
iOS版の「Google Cardboard」アプリを入れて楽しみましょう。VRヘッドセットなしで観ても、ジャイロセンサーに反応して景色が見渡せます。
「ハコスコストア」を活用
出典:iTunes プレビュー
360度動画を売ったり買ったりできる、「ハコスコストア」は、iOS版の「ハコスコアプリ」から利用できます。
アーティストのMVやVR映画、人気ユーザーの動画チャンネルなど、質の高いコンテンツが楽しめます。
2画面モードを使って「Google Cardboard」対応のVRヘッドセットからも視聴可能ですのでアクセスしてみましょう。
「360channel(サンロクマルチャンネル)」を活用
出典:iTunes プレビュー
「360channel」はドラマや映画、アイドルコンテンツなどが豊富です。専用のiPhoneアプリを入れて楽しみましょう。
簡易HMDモードをONにすると、iPhone・スマホ用VRヘッドセットで視聴可能です。
紹介した360度動画キュレーションプラットフォームは、どれも1画面モードであれば、VRヘッドセットなしでも確認できるので、未購入の方も一度覗いてみるといいでしょう。
ほかにもFacebookの公式グループ「Facebook 360」などもあり、もう360度動画に困らないですよね。
慣れてきたら専用カメラなどを使って、自身で360度動画を撮影するのもありじゃないでしょうか。
iPhoneでも使えるVRヘッドセット4選
ここからはiPhoneでも使えるVRヘッドセットを紹介します。いくつかの選択肢はありますが、手ごろな価格でiPhoneを装着したときの安定感があるものを選ぶのがオススメです。
HooToo VR メガネ HT-VR002
出典:Amazon.co.jp
3000円台で手に入れたいなら、HooToo VR メガネ HT-VR002がオススメです。
ヘッドマウントディスプレイ(HMD)のフィット感がよく、メガネをかけたままでも安定する造りになっています。
Homido Virtual reality
少し値は張っても広い視野角でVRを体験したいなら、Homido Virtual realityがベストチョイスでしょう。
103度を誇る視野角で圧倒的な没入感が得られます。
メガネは使用できませんが、近視用、遠視用などの専用レンズが付属しているので親切です。
Google Cardbord
出典:ハコスコ
ここからは、iphoneで使えるダンボールのVRゴーグルを紹介します。ダンボール製のVRゴーグルは、VR体験の敷居をグッと押し下げました。
安価で簡易的だからといって、VR体験までもが軽くなるわけではなく、本格的な没入感が得られるVRゴーグル・ダンボール版もあります。
VRゴーグル・ダンボール版といえば、Google Cardbordを思い浮かべる方も多いはず。
「Google Cardbord」はプロダクト名ではなくVRの規格のことです。
オープンソースなので、カラフルでおしゃれなものなど、さまざまなプロダクトが二次創作されていますし、仕様書を印刷して自作も可能です。
購入する場合でも1000円台からあり、コスパで選部とこれに決定でしょう。
ハコスコ
出典:ハコスコ
ハコスコは折りたたむことができ、造りもよくできているVRゴーグルで、いくつかのプロダクトがあります。
ダンボール以外のものもありますし、ダンボールのものでも1眼タイプと2眼タイプがあります。
1眼タイプは、VR酔いしにくいので、子供に体験させるならこちらを選ぶべきでしょう。
それだけなく、2眼タイプは幼いお子さんの場合は、斜視になるリスクがあります。そのため、Ouculus社は13歳未満の子どもの使用禁止をガイドラインに記載しています。
この点においても、子どもには1眼タイプをオススメします。
参考:VRは子どもの目には危険?!斜視になるリスクとは? | 目をゆる〜くマジメに考える 目ディア
スマホVRで一般的な2眼タイプでは、没入感が増します。
iPhoneに対応していないVR
ここでは、VRヘッドセットを購入する際に注意したい点を挙げておきます。
GearVR
VRヘッドセットには正式にはiPhoneに対応していないものもあり、魅力的なVRヘッドマウントディスプレイのGear VRも残念ながらそのひとつです。
Gear VRはGalaxy専用ですので、コンテンツやデザインが素敵だからといって間違えて購入しないように気を付けましょう。
VRゴーグルに対応していないアプリも
VRゴーグルによって微妙に映像を立体視する際の規格が違っているので、ゴーグルを購入したはいいものの、プレイしたいアプリに対応していないとことも起こり得ます。
専用プラットフォームは当然それぞれの規格がありますが、スマホ対応VRの規格では2眼で観るタイプの「Google Cardboard」系がメインストリームです。
ただし、昨年11月にGoogleから発表された「DayDream」という規格もこれから出てくることが予想されます(北米ではすでに専用ビューアが発売されています)。
VRヘッドセット1台目には「Google Cardboard」対応のものを購入すれば、間違いないでしょう。
まとめ
クオリティの高いVRコンテンツがこれほど急増していることに驚かれた方もいるのではないでしょうか。
今はまだ、Oculus RiftやHTC Viveといった専用デバイスのものに比べると、若干見劣りする感は否めないiPhoneでのVR体験ですが、スマホやOS自体がVRに最適なものへと進化していく方向性が見えてきています。
サムスンのGalaxyやGoogleのスマホPixel、OSのAndroid Nといったものがその兆しで、iPhoneもこれに追随することが予想されます。
さらにリアルで、現実を忘れてしまうほどの体験がやってくる前に、スマホ用VRヘッドセットで予行演習しておきましょう。
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