自衛官からエンジニアに!10週間の挑戦で内定を掴み取った僕の場合
更新: 2021.07.26
メーカーで海外営業職に従事したのち、陸上自衛官に。
さらに世界一周を成し遂げるなど、特異な経歴を持つ石川さん。
そんな彼が次に目指したのはエンジニアでした。
海外で働きたいとの思いで希望した会社に入社し、順風満帆だった石川さんがエンジニアになるまでには、どのような経緯があったのでしょうか。エンジニアの魅力と、これから担うべき責任。
石川さんが目指すエンジニア像についてお話を伺いました。<プロフィール>
石川 晋さん
明治大学経営学部卒業。
水晶デバイス世界シェアトップクラスのメーカーで2年間海外営業職に従事したのち、陸上自衛官になり、2016年3月に退職。
2016年12月からTECH EXPERTを受講し、17年3月にデジタルポスト株式会社に入社。
この記事の目次
IT化が進む世界の真ん中を担うエンジニアになりたい
出典:photo AC
ーー前職の仕事内容を教えてください
とにかく早く海外に駐在できる会社で働きたかったため、2年目には海外出張ができる水晶デバイスのメーカーで、海外営業職を担当していました。
業務内容は、海外のお客様にメールや電話で新商品の提案等をすることです。
仕事では、海外の方とコミュニケーションをとることがほとんどだったので、日本の文化や歴史について聞かれることも多かったです。
しかし、改めて聞かれるとうまく答えることができませんでした。
さらに、東日本大震災の時期が就職活動と重なっていたため、結局被災地に行けなかったこともあり、日本についてもっと知るために、自衛隊に入ることを決意しました。
ーーエンジニアへの転職を決意したきっかけを教えてください。
前職はどちらも古い体質の会社だったため、新しい考え方をしている環境に身を置きたいという気持ちがありました。
そう考えると、IT系やベンチャー企業がいいのではないかと思うようになりました。
そして、それらの企業での主役はエンジニアだと思ったことから、エンジニアになろうと決めました。
また、TECH EXPERT1期生の渡辺さんという方も自衛隊出身だったため、エンジニアに興味を持ったという理由もあります。
ーー自衛官を退職し、世界一周に行かれたそうですが、どのような経緯があったのでしょうか?
自衛官になって2年目で怪我をしてしまい、退職することにしました。
ちょうどお金もたまっていたので一度しっかり海外を見てみようと思い、半年間一度も
日本に戻らずに世界一周旅行をしました。
ーー世界一周をしたことも、エンジニアになることに影響していますか?
海外旅行は大学時代にも何度か行ったことがありました。
しかし、去年世界一周をしてみると、以前あった場所に券売機がなくなっていたり、チケットの予約がネットで完結できたり、無人化や自動化が進んでいることを強く実感しました。
また、途上国でも、多くの人がスマホを持っている光景を目の当たりにしました。
そういった経験から、世界のIT化が急速に進んでいることを改めて感じ、今後そのような世界の中心となる仕事をするんだという自覚も芽生えました。
トライ&エラーの繰り返しでプログラミングの楽しさを知る
出典:photo AC
ーー受講前の心境はいかがでしたか?
プログラミングの経験はゼロだったので、自分にできるのかと不安もありましたが、友人がテックキャンプの1ヶ月コースを受けていたこともあり、受講を決めました。
最初はもちろん苦手意識がありました。
しかし、スタートから2週間でテストがあり、受からないとEXPERTコースに入れないため、とにかく受かりたい一心で、苦手や不安を感じる余裕もなかったです。
ーー受講中の学習の仕方や印象深いカリキュラムを教えてください。
日曜日は教室に行かなくてもいいのですが、休みの日も無駄にせずに取り組もうと思い、毎日教室に通っていました。
※テックキャンプの最新の受講プランは公式サイトをご確認ください。
印象深いカリキュラムは、やはり最終課題です。
それまではカリキュラム通りにこなしていきますが、最終課題は、自分でチャートを作って進捗計画を立てて行います。
そのため、自分で主体的に取り組むことができ、楽しかったですし、良いカリキュラムだと思いました。
ーーメンターの対応はどうでしたか?
わからないことがあるとすぐに返事をくれたり、ヒントをくれて、うまく正解に導いてくれたり、とてもいい対応をしていただきました。
ーー受講中に自分の中に変化はありましたか?
最初はエラーばかりでメンターに頼ってばかりいましたが、徐々に自分で解くことの嬉しさを知りました。今はエラーが出ても道筋を立ててトライアンドエラーを繰り返し、自分で解決ができるようになりました。
海外事業にも携わるエンジニアを目指して
出典:photo AC
ーー受講中、特に転職活動を見据えて取り組んだことはありますか?
エンジニアになることが第一の目標なので、最終課題までしっかりやりきったことがまず一つです。
また、エンジニアはまず「成果」の世界だと思っています。
そのため、企業の求めるレベルの成果物を作れるように努力しました。
入社試験には技術的な試験はありませんでしたが、成果物も評価の一部だったとのことで、受講中から成果物へのこだわりをしっかりと持っていてよかったと思います。
ーーデジタルポスト社の魅力や入社を決めた理由を教えてください。
会社自体にはエンジニアが少ないですが、その分幅広い業務に携われる点が魅力的だと思いました。
僕の面接を担当してくれた方はエンジニアで、転職活動中にも様々な質問に誠実に答えてくださいました。
入社後はその方に一対一で仕事を教えていただき、引き継ぐ予定なので、入社前に一緒に働く方と関わりを持てたことで、安心感もありました。
また、デジタルポスト社は、ネット上からハガキを作って印刷・郵送まで行うなど、アナログであった「郵便」とITを結びつけるサービスを行っています。
前職がアナログな会社だったため、ネットで完結しないサービスを提供している点が自分に合っていると思いました。
さらに、最終面接は社長に行っていただき、その時に、今後は世界を視野に入れた事業も展開していきたいとのお話を伺いました。
前職では海外営業職に就いており、自分の強みを生かすこともできそうだと思ったため、面接の中でより志望度が高まりました。
ーー入社後はどのように活躍していきたいですか?
サーバーサイドエンジニアとして業務にあたるので、まずは仕事を任される、信頼されるエンジニアになりたいです。
IT業界で働くのは初めての経験なので、実務を積んで戦力になりたいと思っています。
今は開発環境がRailsなのですが、スマホアプリを作るならSwift、人工知能ならPythonと、まだまだ学んでみたい言語がたくさんあるので、仕事をして技術を身につけつつ、さらに学びを深めていきたいです。
また、海外事業も今後展開されれば、積極的に戦力になれるようにしたいです。
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投げ出さないことでプログラミングは楽しくなる
出典:photo AC
ーーどのような方がエンジニアに向いていると思われますか?
何事も投げ出さず、粘り強さを持っている人だと思います。
受講中は、1つのエラーを修正するのに3日くらいかかったこともありました。
気づいてみると些細なエラーでしたが、投げ出さないで粘ったことで、解決する自信にもつながりました。
また、好奇心があることも重要です。
プログラミングの情報はネット上でも探すことができ、コードをコピーするだけで動くものもたくさんあります。
最初はコードを丸写しするところから始めて、「できた!」を繰り返していくと、いつのまにか知識もたまっていくので、好奇心を持って、気軽にプログラミングを始めてほしいです。
ーー未経験の方や受講を考えている方へのメッセージをお願いします。
たとえプログラミングが向いていたとしても、絶対に一度はつまづきます。
しかし、それを乗り越えると楽になり、同時に成長も感じられるので、一度やると決めたらやり通して欲しいです。
ーー石川さん、本日は貴重なお話ありがとうございました。
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