これからは個で立てるスキルが必要!彼女が大企業を辞めてエンジニアを目指すわけ
更新: 2020.04.01
エンジニアを目指し、新卒で入社した大手保険会社を辞めた山本さん。
安定した仕事を手放してまで、彼女がエンジニアを目指すわけとは?山本さんにお話を伺いました。
プロフィール 山本恵美(やまもと えみ)さん
立教大学経済学部卒業。新卒で大手損害保険会社に入社。エンジニアになろうと思い立ち、新卒で入社した大手保険会社を退社。
現在はエンジニアになるため日々勉強中。
自分自身には、何のスキルも無いことに気づいた
ーー前職はどのような仕事をされていたのですか?
自動車保険の、保険金支払いを担当する部署に勤務していました。新卒で入社して、約2年間勤めました。
ーーなぜ仕事を辞めたのですか?
安定した大手企業で仕事をしていましたが、自分自身には何のスキルもないことに気づきました。前職は、福利厚生も整っていて不満があったわけではありません。
しかし、結婚や出産などプライベートの環境の変化によって退職せざるを得ない状況になったときに、今の自分では転職することが難しいと感じていました。
また、もっとやりがいを持って仕事をしたいという気持ちもありました。大きい会社は業務が細分化されているので、自分のやりがいが見つけられずに、モチベーションが下がってしまう時もあったんです。
会社ではなく「自分に何が出来るのか」を考えたときに、技術をスキルとして身につける挑戦がしたいと思い、会社を辞めることを決意しました。
自分にとって、その技術をスキルとして身につける挑戦というのが、プログラミングを学んでエンジニアになる、ということでした。
ーー会社を辞めてエンジニアを目指すことに対して、周りの人の反応はどうでしたか?
そもそも、エンジニア?プログラミング??といった人が多かったですね。エンジニアは激務とか高度な専門職というイメージがあるので、エンジニアを目指すために会社を辞める、というのは中々理解はされなかったと思います。
大学の友人などは、新しい挑戦をすることを応援してくれています。「会社辞めてまで挑戦するのはヤバイ!」とか言われることもありますけど(笑)
家族は、内心は会社を辞めることはもったいないと感じているとは思いますが、本人の自由にするのが一番と応援してくれていますね。
環境や会社にとらわれずに働ける仕事が、「エンジニア」だと思った
ーーどうしてエンジニアという仕事に興味を持ったのでしょうか?
理由は3つあります。
1つ目の理由は、年齢・環境・働く場所に左右されないところに魅力を感じたためです。エンジニアなら、結婚や出産などプライベートで環境の変化があっても、環境や会社にとらわれず働ける。
また、いつか海外で働きたいという夢もあり、プログラミングスキルは国が変わっても汎用性が高いため、魅力的に感じました。
2つ目の理由は、将来性があるということです。
WEB、人工知能、ロボット、、とこれからプログラミング能力の必要性は高まるばかりです。医療、経理などのスキルは、医者レベルの高度専門職でない限り、今後機械に置き換わる可能性が高い。
それらのスキルよりも、今後確実に需要の高まるであろうプログラミングスキルに魅力を感じました。
3つ目は、元々理系で数学が大好きで、適正があると思ったんです。
新卒入社した会社で働いてみて、自分は幅広く経験を積むよりは、専門性のある仕事を突き詰める方が合っていると感じました。
答えのないものを、クリエイティブな能力で発展させていくことはニガテかもしれません。一方、論理的に考えたり、細かい作業をずっと続けていくことは好きなので、エンジニアという仕事が向いていると思いました。
ーーテックキャンプ受講の理由を教えてください
最初は自分で本を買ったり、ネットで調べてプログラミングを勉強していました。
しかし、分からない単語を調べても、また分からない単語が出てくる、それをまた調べるの繰り返して、全く身につきませんでしたね。テックキャンプは、分からないときにすぐ人に聞ける環境と、質の高い教材が揃っているので受講しました。
仕事で何をしたいのか、というポジティブな価値観に変わった
ーー実際にプログラミングを学んでみて、何か変わったことはありますか?
プログラミングは、とにかく面白くて楽しいです。少しずつ理解してコードが書けるようになっていくことに、達成感を感じています。
最初は、自分のキャリアのためと思って勉強を始めましたが、今は純粋にプログラミングが楽しいのでやっていますね。以前までは、仕事はやらなきゃいけないものと感じていたのですが、今は仕事で何をしたいのか、というポジティブな価値観に変わりました。
また、キャリアのためと思ってエンジニアを目指し始めた最初の頃は、「本当にこの道でよいのか?」と不安もありました。
しかし、テックキャンプに通って勉強してみて、「プログラミングが楽しい!」と感じてからは、会社を辞めることに対しての不安も少なくなりましたね。楽しいなら、こっちの道にしよう、と決断することが出来ました。
ーー今後は、エンジニアとして、どういった仕事をしたいと考えていますか?
女性のエンジニアは少ないので、女性の感覚を活かせたら良いなと思っています。コードを書く以外にも、女性の目線を活かしてどういったものを作るか、というところまで考えられるようになっていきたいです。
また、人工知能にも興味があるので、もっと勉強をして、そういった知識も実務に反映していきたいと考えています。
ーー同じように、自分のキャリアプランについて悩む女性に向けて、メッセージをお願いします。
まずは、自分の興味のあることに思い切って挑戦してみるというのも、一つの選択肢だと思います。一緒に頑張りましょう!
山本さん、本日は貴重なお話ありがとうございました。
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